股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ、身体の中で最も大きい関節です。
股関節は関節液に満たされています。また、関節の周囲を強い靭帯で取り囲まれています。そのため、股関節は人間の約5倍もの重さがかかる荷重関節でありながら、安定性に優れ、最も摩擦しにくく脱臼しにくいという優れた特性をもっているのです。
股関節の働きは、私たちの活動や運動に常に関係しています。そして、股関節の働きには、周囲の筋肉が関係しています。股関節は、球状の関節で3次元に自由に動かすことが可能です。
寛骨臼(臼蓋)は、球状の大腿骨頭を支える受け皿のような骨盤側の“くぼみ”(寛骨臼の一部)です。