研究タイトル
看護と医療の情報を可視化して共有化する「患者ポータル」の構築と質評価
平成26-28年度 科学研究費補助金 基盤研究(B)課題番号:26293449
研究者の紹介
研究代表者 | 佐藤 政枝 | 埼玉県立大学保健医療福祉学部 | 看護師・保健師 |
研究分担者 | 東 ますみ | 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科 | 看護師・保健師 |
小西 美和子 | 兵庫県立大学看護学部 | 看護師 | |
川口 孝泰 | 筑波大学大学院医学医療系 | 看護師 | |
力宗 幸男 | 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科 | ||
新村 洋未 | 埼玉県立大学保健医療福祉学部 | 看護師 | |
前山 さやか | 埼玉県立大学保健医療福祉学部 | 看護師 | |
新井 麻紀子 | 埼玉県立大学保健医療福祉学部 | 看護師 | |
研究協力者 | 増原 建作 | 増原クリニック | 医師 |
中川 法一 | 増原クリニック | 理学療法士 | |
嶋田 寿子 | 増原クリニック | 看護師 | |
池田 美千子 | 増原クリニック | 看護師 | |
田篭 慶一 | 増原クリニック | 理学療法士 | |
生友 尚志 | 増原クリニック | 理学療法士 | |
三浦 なみ香 | 増原クリニック | 理学療法士 |
研究の背景
人工股関節全置換術の後には、股関節の痛みが緩和されて動きもよくなることから、多くの人が高い満足感を得ていることが知られています。しかし、人工関節にも寿命があります。したがって、間違った使い方をして過度な負担をかけてしまうと、当然のことながら、手術後の早い段階で再置換手術(入れ換え)が必要になってしまいます。
人工股関節を少しでも長持ちさせるためには、関節の脱臼や摩耗・摩滅、感染症などを予防し、人工関節と上手に付き合っていくための工夫が必要になります。そして、その工夫は決して一様ではなく、個々人によって様々なのです。
人工股関節と上手に付き合うためには、身体や体調をご自身でケアできる能力(セルフケア能力)を持つてること、そして、必要な時にはいつでも、専門家からの適切なサポートを得られることが、とても重要になります。
研究の目的
股関節の病気によって人工股関節全置換術を受けられた方が、合併症や再手術を予防しながら、健康な生活を送ることができるように、看護の専門的な視点からサポートすることを目的としています。
これまでの研究成果や臨床での専門的な知識をもとに、人工股関節全置換術後の生活に役立つ情報を発信するとともに、健康やQOL(生活の質)について、みなさんと共に考えていきたいと思っています。