インストール関連

RおよびRStudioのインストールに関連する話題をまとめていきます。

ダウンロード・インストール

Rのダウンロード

  1. CRANのMirrorsを開く。
  2. 最寄りのMirror(The Institute of Statistical Mathematics, Tokyo)を選択する。
  3. 「Download R for Windows」のリンクをクリック
  4. 「base」のリンクをクリック
  5. 「Download R x.x.x for Windows」のリンクをクリック

初めてダウンロードするときは、最新版を選べばよいでしょう。アップデートに関しては、いくつか注意点がありますので、別の記事にまとめます。CRANではRtooolsなどもダウンロードすることになる(かもしれない)ので、必ず覚えておきましょう。

RStudioのダウンロード

  1. RStudioのダウンロードページから、自分の環境にあったものを選択してダウンロードする。

デスクトップ版とサーバ版がありますが、特に環境に依存するような解析をしないのであれば、デスクトップ版がお手軽となっています。他の人にも同じ環境を提供するような場合は、サーバ版の方が向いているかもしれません。

インストール

RもRStudioも特に複雑な設定はしなくてよいので、インストーラーの指示に従っていきましょう。

注意点:RやRStudioのインストール時では手遅れな場合も多いのですが、Windowsをセットアップするときに、ユーザーネームを「半角英数」で「スペースを使わないもの」にしておいた方がよいでしょう。これはRやRStudioに限った話ではなく、海外で開発されたソフトを使うとき全般の注意です。しかし、これが徹底されず、Rの利用を諦めた人も多くいたので、ここで注意点としてあげておきます。回避方法としては、三中先生が公開している「Windows環境で「R」を導入するための絶対確実な方法」が一番確実だと思います。

最初の起動

RStudioもインストールした場合、Rだけを単体で起動することはほとんどありません。RStudioを起動すればよいでしょう。終了方法も、特に普通のWindowsのソフトウェアと変わらないので、普通に「閉じる」ボタンで閉じてください。

ワークスペースの保存を聞いてきますが、ほとんどの場合、保存しなくてよいです。すでに読み込んだ環境をすべて保存したい場合のみ保存しましょう。

ホームディレクトリの決定

環境変数R_USERを決定することで、Rの設定ファイルを保存する場所を決めることができます。この作業を行わない場合は、ドキュメントが自動的にホームディレクトリとされます。Windows 10での設定を以下に記載します。

  1. Rの設定ファイルを置いておくフォルダを作成
  2. 適当なフォルダを開き、PCを右クリックしプロパティを選択
  3. システムの詳細設定をクリック
  4. 環境変数をクリック
  5. ユーザーの環境変数に「新規」で「R_USER」を作成
  6. 値に「1」で作ったフォルダを指定する。

自分の環境ではドキュメントで問題がないので、現在は指定していません。しかし、時々、この情報が必要になるので、メモとして残しておきます。

アップデート

RとRStudioのアップデートの方法は異なります。

Rのアップデート

  1. 古いRのアンインストール
  2. 新しいRのインストール

Rは複数のバージョンが混在可能となっているので、一度古いバージョンをアンインストールしてから新しいRをインストールした方が、後々に混乱が少なくなります。ただし、バージョンアップによっては、挙動が変わるので、アップデートするタイミングはしっかりと自分で判断した方がよいでしょう。

Rのバージョンアップの種類

メジャーバージョンアップ
RのバージョンをR x.y.zとした場合、xやyが変わった時をメジャーバージョンアップと呼ぶ。
マイナーバージョンアップ
RのバージョンをR x.y.zとした場合、zが変わった場合は、マイナーバージョンアップと呼ぶ。

上記、メジャーバージョンアップの時は、変更点が大きいので、リリースノートをよく見て、問題がない場合にすぐにアップデートしてください。不安なときは、メジャーバージョンアップの時は、次のマイナーバージョンアップまで一度アップデートを保留しておくとトラブルが少なくなります。またメジャーバージョンアップの場合は、パッケージをインストールするフォルダも変更になるため、パッケージのアップデートにも注意が必要となります。

マイナーバージョンアップの場合は、大きな変更よりもバグフィックスなどの方が多いので、できるだけ早くアップデートするようにするとよいでしょう。

RStudioのアップデート

  1. 新しいバージョンを上書きインストールすればよい。