世界保健機関との共同研究をはじめます

世界保健機関との共同研究が始まります。

地域の社会環境を整備することで介護予防活動を進めてきた、をはじめとする日本の先進事例・研究事例の要因分析を行い、高齢化が喫緊の課題となっている世界各国へのメッセージは何かを探ります。

近藤尚己も参画する日本老年学的評価研究(JAGES)の取り組みを分析します。

「WHO神戸センターと国立長寿医療研究センターは、1年間の共同研究「日本におけるユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)と健康な高齢化を推進するための評価、研究、知見の活用に関する研究」を開始する運びとなりました。今回の共同研究では、それぞれの自治体の調査で得られた科学的知見を実際の政策へと結びつける先進的な取り組みとしてJAGES(Japan Gerontological Evaluation Study,日本老年学的評価研究)プロジェクトに着目し、どのような調査研究が求められ、どのように政策につなげていくことが有効かを詳細に検討していきます。」

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BuzzFeedインタビュー掲載されました:受動喫煙と格差について

受動喫煙防止法が健康格差縮小に与える効果について、BUZZFEEDからインタビューを受け、昨日記事が掲載されました。

例え自分で吸わなくても 低収入、低学歴の人ほど危険な受動喫煙

報道・論文:要介護のリスクを予測するモデルを開発

千葉大学の辻大士さん(特任助教)が中心になりまとめてくれました。各メディアで報道されています。

研究班プレスリリース:「要支援・要介護リスク評価尺度」の開発 10問で要支援・要介護リスクを点数化

NHKより「近い将来、高齢者がどの程度、介護や支援が必要な状態になるリスクがあるかを予測する10項目のチェックリストを国立長寿医療研究センターなどの研究グループが開発しました。
チェックリストを開発したのは国立長寿医療研究センター老年学評価研究部の近藤克則部長などの研究グループです。
研究グループは平成23年に65歳以上の高齢者7万2000人余りを対象に行われた日常生活や身体の状況に関する25項目の調査への回答と、その後の4年間に、どのような人が新たに要介護や要支援の認定を受けたかを分析しました。
その上で要介護や要支援の認定と統計学的に関連がみられたバスや電車で1人で外出しているかや、15分続けて歩いているかなど、10項目を抽出し、4年以内に介護や支援が必要になるリスクが、どの程度あるのかを予測するチェックリストを開発しました。
チェックリストの10項目には、要介護や要支援との関連性の強さに応じて点数がつけられていて、合計の点数によってリスクを予測することができます。
近藤部長は「このチェックリストで、今のままでは危ないと思われた人は生活を見直し、出歩いたり、活発な生活を心がけたりする、きっかけにしてほしい」と話しています。」

毎日新聞:要介護リスク 10の質問で…千葉大など7万人調査で確認

研究成果報道:坂道が多い地域は糖尿病が少ない

東京医科歯科大学の藤原武男教授を筆頭著者とする論文が発表され、各メディアで取り上げられました。

プレスリリース原稿:地域の坂の傾斜が1.5度上がると コントロール不良の糖尿病リスク18%低下

これまでに以下のメディアで報道されました。

糖尿病予防には坂道歩きが効果的? TBS NEWS

news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3048166.html
坂道が多い町に住むことで糖尿病を予防できるかもしれない、そんな研究成果を東京医科歯科大学などの研究チームがまとめました。 東京医科 … 自然と筋力をつけるような都市計画が有効かもしれない」(東京医科歯科大学 藤原武男 教授).

ゆるやかな坂道歩行で“糖尿病リスク低下”|日テレNEWS24

www.news24.jp/articles/2017/05/08/07360897.html
東京医科歯科大学の藤原武男教授らのグループは、愛知県の高齢者約8900人のデータをもとに、地域の坂道と住人の糖尿病リスクの関連を調査。その結果、坂道の平均傾斜が1.48度上がると症状が比較的重い糖尿病になるリスク …

中度の糖尿病、軽い坂で抑制?=傾斜1.5度で18%減-医科歯科大など …

medical.jiji.com/news/6353
地域の坂の傾きが約1.5度上がると、住民が中等度の糖尿病になるリスクが18%低下するとの調査結果を、東京医科歯科大などの研究チームが8日、発表した。同大の藤原武男教授(公衆衛生学)は「日常的に坂を歩くことで、運動と同じ …

<糖尿病>坂道の街はリスク減、無意識に運動増 研究発表 – BIGLOBE …

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0509/mai_170509_0672847377.html
緩やかな坂がある地域の高齢者は平らな地域に比べ、重い糖尿病になるリスクが減るという研究結果を東京医科歯科大学などのグループがまとめた。国際的な学術 … ただ、急な坂だと逆に外出を控えたりするため、傾斜が高いほど効果があるかは分かっていない。藤原教授は「高齢者が気づかぬうちに糖尿病のリスクが減るよう、坂道を配置した町づくりができたら」と話している。【小島正美】 …. TBS 5月8日(月)20時33分. 坂道が多い …

朝日新聞のコラム欄にコメントしました:(1分で知る)たばこ:6 喫煙率、学歴により差:朝日新聞デジタル

朝日新聞のコラム:(1分で知る)たばこ:6 喫煙率、学歴により差:朝日新聞デジタルで、大阪国際がんセンターの田淵貴大氏と執筆した論文が紹介され、私のコメントが掲載されました。

 

ウェブ版記事はこちら:http://www.asahi.com/articles/DA3S12929206.html

厚生労働省による2010年の国民生活基礎調査をもとに調べたところ、学歴の違いで喫煙率に差がつき、特に若年者ほど格差が大きいことがわかりました。

喫煙行動にはニコチン中毒症という病気が関係しています。中学生や高校生がタバコに手を出さないようにたばこ販売やたばこのメディアでの描出規制等の環境対策を進めていく必要があります。

受動喫煙防止のための飲食店での禁煙やたばこの価格の値上げはいずれも効果があることが科学的証明されている方法であり、日本も実施すべき対策です。

日経goodayのインタビューが記事になりました:働く人のストレスについて

日経goodayの「男のストレス事情」というコーナーでインタビュー記事を掲載していただきました。

第1回 「孤立」はたばこと同じくらい体に悪い?
第2回 男が女より短命なのは、「交流ベタ」が原因?
第3回は近日リリース予定とのことです。

よろしくればご笑覧ください。
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/021000005/021700013/?ST=bodycare

紹介されました:日経プラスワン「笑う門には福来る」

1月7日づけの日経プラスワン(週末に発行される日経新聞の生活情報誌)で、本教室の笑いと健康についての研究内容が紹介されました。

オンライン版はこちら:http://style.nikkei.com/article/DGXKZO11379610W7A100C1W13001?channel=DF140920160919

「健康の自己責任論は不毛 公衆衛生の立場から」読売新聞医療記事「ヨミドクター」に寄稿しました。

「健康の自己責任論は不毛 公衆衛生の立場から」というタイトルの意見文をヨミドクターに寄稿しました。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161012-OYTET50031/

BS11報道番組「INsideOUT」に出演しました。

10月11日午後8時59分からの番組 報道ライブINsideOUTに出演しました。11日から2週間、youtubeで無料配信されます。

ビデオリンク先:https://www.youtube.com/watch?v=tOEg_XpsW1A

以下、番組ウェブサイトより(http://www.bs11.jp/news/5840/

10月11日(火)
「『健康格差』って何? こんなに違う医療機会」
ゲスト:近藤 尚己(東京大学大学院准教授、医師)、市田 行信(株式会社 政策基礎研究所 代表取締役)

豊かで幸福な人生を送るために必要なのは、まず「健康」であること。しかし、その健康が、貧困によって格差が生じることがわかってきた。
世界保健機関=WTOは、2008年に「社会的不遇の程度と密接に関係した健康格差が存在する」と報告。国内の調査では、貧困である妊婦の方が糖尿病などと診断される割合が高く、胎児に深刻な影響を与える。
また、地域によっても「健康格差」が生じる。沿岸部の塩分過多地域とそれ以外では平均寿命が違うなどだ。

経済力、地域、家族構成などの違いで生じる「健康格差」の実態について迫る。