靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

告白

落ち込むたびに、くどくどいっているから、いまさらなんだけれど、わたしの臨床のうでなんて、まったくたいしたことない。だから臨床風景を見たい、なんてのは、鄭重に拒否している。臨床の見学を拒否してみえたのは、井上先生だってそうだけど、それは患者のプライバシーを配慮してのことだったり、あるいは臨床は真剣勝負なんだ、ふざけるな、気楽に言うな、ということだったりしたんだと思う。だから、仲間内をモデルにしての実技供覧はやってみえた。
で、今、わたしは未だに臨床の指針をもとめてジタバタやっている。だから、その線で『素問』『霊枢』の解読を試みているんだけれど、こぢんまりとした読書会での様子は、ほとんどがワカラン!の連発です。迷信的な説明に素直であれば楽だけど、拒否すると泥沼です。でも、たまにはコウジャナイカくらいのことは有る。すると後から、試みた人が、たまには、センセイ!イヤ、アレハイイヨ!ヨクキクヨ!なんて言ってくれることが有る。わたし自身は、そううまくはいかないのに、悔しい、けど、うれしい。

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