靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

占夢

『三国志』蜀書・魏延伝
延夢頭上生角,以問占夢趙直,直詐延曰:「夫麒麟有角而不用,此不戰而賊欲自破之象也.」退而告人曰:「角之為字,刀下用也;頭上用刀,其凶甚矣.」

これによってみれば,「角」字の上部は「刀」,下部は「用」と認識されていたことになる。ところが古来の実際の例を探ってみると,下部はほとんど「用」であるが,上部が「刀」の例はついに見つからない。はて?と思って,『説文解字』をひもといてみると,小篆は右のようでした。だから漢字字体の規範化はむずかしい。

Comments

Comment Form