靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

『太素』の笑い

『干禄字書』には「咲𥬇 上通下正」とある。竹に従い犬に従う字が正字らしい。仁和寺本の『太素』には両方が見える。ただし,他にも笑に丿と一点を増画した字も見えるし,さらにそれに口旁を添えた字も見える。
すると翻字入力するものは,どこまでを保存しようかと頭を悩ませる。はたから見れば笑ってしまうような悩みでしょうがね。

犬に従うについて,朱駿声が本義は「犬が人に狎れる声」であると説明するのにも,笑ってしまいます。

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