脩之取美
- 医経
- by shenquzhai
- 2008/05/09
黄帝内經太素卷第二 順養
さらにもう一つ,『老子』五十四章に,以下のような文言が有る。
治彼與治此,治小與治大,治國與治家,未有逆而能治者也,夫唯順而已矣。『黄帝内経太素校注』も『黄帝内経太素新校正』も,「脩之取美」の「脩」を「循」に作るが,原鈔では「脩」なのか「循」なのかよく分からない。本来,右下が月であるか目であるかで判別できるはずであるが,抄者の書き癖でハネが強いので紛らわしいことが有る。また右上の部分も「脩」のほうが「循」より一画多い。傍らにウと書いてあるようで,抄者はシウ,つまり「脩」のつもりであった可能性が高い。いずれをとっても,ここは「脩」のようである。
楊上善注云:人之與己、彼此、小大、家國八者,守之取全,脩之取美,須順道德陰陽物理,故順之者吉,逆之者凶,斯乃天之道。
さらにもう一つ,『老子』五十四章に,以下のような文言が有る。
脩之身,其乃德真;脩之家,其德有餘;脩之鄉,其德乃長;脩之於國,其德乃豐;脩之於天下,其德乃普。如何。
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