靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

抵,及也

巻27邪伝
是故虚耶之中人也,始於皮膚,皮膚緩則腠理開,從毛髮入,入則柩深,深則毛髮立泝然,皮膚痛。
楊上善注:皮膚緩者,皮膚為耶所中,无力不能収,故緩也。人毛髮中虚,故耶從虚中入也。柩,久也。耶氣逆入,久深腠理之時,振寒也。

「柩」(厳密には原鈔は手偏)について,杏雨書屋蔵の真本には鼇頭に「丁礼反,久也」の抄校者による朱書が有り,『玉篇』に「觝,丁礼切,觸也,或作抵」と見えるから、抄校者はこの字が「抵」であることを知っていたと考えられる。これはすでに昨年, 2006年の10月 5日にBLOG「太素を読む会」に書き込んでいます。その時,「久也」については「及也」の誤りではないかと言っておきました。今頃になって,抄者が「久」と「及」を書き間違えたのではないかという例を見つけました。

巻2壽限
黄帝曰:人之夭壽各不同,或夭,或壽,或卒死,或病久,願聞其道。
楊上善注:問有四意:夭、壽、卒死、病久。
この揚注の「病久」を原鈔では,どうも「病及」と書いているみたいです。

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