「神のごとき公平さ」というものはない。ましてや人間のこと、 だれにも、好き嫌いやエコヒイキがあるのだ。 いけないのは、「好き嫌い」や「エコヒイキ」そのものではなく、 「ある」のに自覚がなかったり、ないふりをすることなのだ。
---轡田隆史、『「考える力」をつける本2』
"People want me to tell them how bad my life is, as if it has something to do with my music. You don't have to be beat every day to sing with feeling."
---Joss Stone
師走。長かった一年も、あと一ヶ月。
ひさしぶりに風呂に入る。 いや、毎日シャワーは浴びてますが。
日記の整理。明らかに逃避している。 がんばれ、プロメテウス。
う〜ん、ぜんぜん書けてない…。やばい。
なんとか起きる。今日も雨模様の空。
朝食。パンとコーヒーとブロッコリ。 洗濯もしたので干してから大学に行こう。 大学では午前中に雑用を終わらせて、 徹夜してでも論文を書かねば。
バスと電車を乗り継いで、お昼前に大学に来る。 やっと雑用が終わったので、お昼を食べたら論文を書こう。
お昼は、今日から値上りした某弁当屋の鮭弁当。 米不作と牛肉の値上がりのせいだそうだ。
関西圏に続き、 東京でもビッグイシューが販売されることになったそうだ。 まず新宿西口のあたりで試験的に販売されるらしい。定価200円で、 110円は販売員のホームレスの人のものになるという仕組み。 新宿にはあんまり行かないが、見かけたら買うことにしよう。
「どうもまだイラクは戦争状態のようだな。 ブシュが戦争終結を宣言していたが、 あれは間違いだろう」
「テロが散発的に起きていることになってますけど、 たしかに平和な状況とは言えなさそうですね。 自衛隊はどうすべきなんでしょう」
「そりゃ、国際社会の手前もあるし、送らないわけにはいかないだろう。 国益か自衛隊員の命かどちらが大切か、 なんて議論がメディアでなされているようだが、 もっと大きな視野で見れば、 イタリア人やアメリカ人の兵士の命を犠牲にして自衛隊員の命を守るのが 正しいのかどうか、という問題だろう」
「しかし、この戦争には大義はないから、 自衛隊を送る必要はないという人もいるんじゃないですか」
「しかし、もう日本はこの戦争に片足以上突っこんでるわけだから、 ここでお金は払うけど日本人が犠牲になると困るので送りませんというわけには いかんだろう。外務省の役人も行ってるのに、 それを守る人間が行かないというのはおかしい」
「しかし、法律が…」
「ええい、そんな悪法はさっさと改正して、ちゃんと部隊を派遣できるようにしろ」
「たしかにそうですね。 今回の外務省の役人の死によって、慎重論も出ているようですが、 日本の世論を変えるきっかけになるかもしれません」
「ひょっとするともう何人か死なないと世論は動きださんかもしれんがな」
「話は変わりますが、言葉の問題というのは本当に戦争において顕著になりますね。 『占領軍』か『解放軍』かというのはもうあまり取りざたされませんが、 『テロ活動』か『解放運動』かというのはまだ問題になっていますね」
「そうだな。テロリストと言えば、問答無用に悪で、 ゴキブリのように徹底的に殲滅されるべき人々ということになるが、 解放運動と言えば圧政に対する正当な反抗ということになるからな」
「心配なのは、テロリストというレッテルに慣れることによって、 人々が『なぜ一部のイラク人は「解放軍」に対して反抗しているのだろう』 という疑問を抱かなくなることです。何かゴキブリのような悪しき存在が、 無目的に人々を殺戮しているという風に理解すると、本当にマニ教か何かの 善悪二元論になってしまいますからね」
「そう。しかも、『「解放軍」に抵抗している人々にもそれなりの理由があるはずだ』 と言うと、『きっ、きみはテロリストに味方する気か。け、けしからん、 非国民だ。アカだ、KGBのまわし者だろうっ』と決めつけられて抑圧されることに なりかねん。『テロリスト』のように道徳的にoverloadされた言葉は できれば使うべきではないだろう」
食後で眠いので、散歩がてら雨のなか傘を差して総合図書館に行く。 が、図書館カードの入った財布を忘れて来たことに気付き、すごすご戻ってくる。 歩いている途中、 《「財布を忘れて、愉快なサザエさん」というのがあるが、 もちろんサザエさんは不愉快なわけで、 愉快なのはそのまわりの人間だけだ》などと考えていたら不思議と愉快になる。
暗くなるのが早い。
目が疲れている。早く大きなモニタを使うようにせねば。
ちょっと仮眠する。
勉強中。
再び図書館へ。総合図書館をまともに利用するのは今回が初めて。 本がたくさんあって感激する。 とくに、堅い表紙の岩波文庫が並んでいるところがいい。 バーコードが付いている本に関しては自分で借りられるのもいい。 もっと図書館を利用するようにしようと誓ってから退館する。
徹夜することを考えて閉店まぎわの購買部で買い込みをする。 なんだか学生時代に 戻ったみたいだな。
メモ。某弁当屋のフライ物を食べると、油がよほど悪いのか、 食べたあと6時間ほど経ってもまだ気持ちが悪い。 今後はあそこのフライ物はかならず残すようにしよう。
勉強勉強。
一休み。購買部で買ってきた弁当をレンジで温めて食べる。
勉強。まだ終わっていないが、やっぱり帰ることにした。 早く近くに引越してこないと。
やっと帰宅。夜中の電車はよっぱらいが多くてかなわん。
台風が来ているらしく、風が強い。少し飛ばされる。
早寝早起き。台風が去ったのか、今日は体育祭ができそうなぐらいの晴天。
シャワー。もう行かねば。
「イラクにいた二人の外務省員が死んだのは本当に気の毒で、 新聞を読んでも目頭が熱くなるのを抑えられません」
「私もだ。遺族も気の毒でならん。 しかし、彼らを英雄に仕立てあげ、 殺那的な感情に流されて世論が動くことがあってはならんだろう。 どうも産経新聞を見ていると、そういう煽動的な記事が多いように見えるが、 われわれは大局を見て行動しなければならん。 二人の命は尊いが、 それによって残されたわれわれが間違った方向に舵を切るようなことになっては 二人も浮かばれんだろう」
「あれ、今日はいやに反戦的論調ですね」
「重要な決断をするときには、 いろいろな視点から冷静に考えることが大事だ、と言ってるだけだ。 君も踊らされんようにせいぜい気をつけたまえ」
勉強会の一時間ほど前に大学へ。えらいぞ、プロメテウス。
午前中からお昼すぎまで、某勉強会。発表を一つ。
お昼をみなと集会室で食べたあと、 さらに某テキストについての相談。夕方まで続く。 さきほどやっと解放された。つかれた。
某本屋から大量に本が届いたので、ちょっと見てみる。 山のような納品票も届く。今から計算するが、 これはすでに手持ちの科研費の額を超えているのでは…。
はっくしゅん。あれ、やばい、風邪引いたかな…。
眠い。しかし、〆切が。
福岡の地区内55世帯中54世帯が「田中」さん (asahi.com)。 最後の一世帯の名前が気になる。仲間はずれにされてないんだろうか。 それにしても、こうなると苗字が用を足さなくなってしまうので、 一部の人は苗字を変更した方がいいんじゃないかと思う。 郵便配達人もたいへんだろう。
どうも30分ほど意識を失っていたようだ。ソファが欲しい。
勉強中。しばらくまともな文章を書いてないので書けない。 う〜ん、う〜ん。
ひさしぶりにインスタントラーメン。
そういえば、来年2月にノラ・ジョーンズの二枚目のアルバムが発売されると アマゾンから知らせが来た。
ラーメンを食べていると、ボジョレヌーボー試飲会に誘われてしまい、 アルコールが入ってしまう。どうしよう。
とりあえず帰宅。つかれた。
早寝早起き。
大学を休んで勉強したいところだが、体温を計ってもあいにく平熱なので、 とりあえず行くことにする。
と思ったが、やっぱり休んで原稿を書こう。
OEDをインストール。どうもちょっと不安定のようだ。 Cobuildの新しいバージョンのCD-ROMもインストール。
あ、やっとネットにつなげるようになった。
お昼はよく寝てしまい、夕方から論文を書き始める。 ネットにつながってない方が捗る気がするが、 しかし理由がわからずにつながっていないと 色々コンピュータをいじってしまい、時間が無駄になる気もする。
それはともかく、ようやく調子が出てきたのでとにかく書け。
まだ書いてる。
昨日は昼もラーメン、夜もラーメン(とエビ・シウマイ)。
You'll have to learn, just like me. / And that's the hardest way. / Ooh La La...
You and I have memories. / Longer than the road that stretches out ahead...
あ、知らないうちにカウンタが10万を超えてる。感謝。 半分くらいはロボットのような気がするので、ロボットにも感謝。 Domo arigato mr roboto...
あれ、書き終わらない。やばいな。
う〜ん、結論を書けば終わりなんだが、もう頭が回らない。 体も冷えてきたし、ちょっと寝よう。
起きた。
一応某論文を書き上げた。 結論がいいかげんなのでもう一度よく考え直す必要があるが。
とりあえず大学に行かなくては。明日の授業の準備もしないと。
「今回は難産でほんとに苦労しました。 しかも予定日を二ヶ月以上過ぎてしまうし…。 かなり産みの苦しみを味わいました。 良心のとがめという内的なプレッシャーもさることながら、 外部からも『早く産め、産まないと承知しないぞコノヤロー』 という圧力もありましたし」
「それは婉曲的に言うなら圧力じゃなくて産婆術の一種だろ」
「そうでしたそうでした。心暖かい産婆術です。 とにかくいつもいつも難産なのでたいへんです。 いつになったら産むのに慣れることやら…」
「難産の割にはいつも赤子が小さめだな。 いずれにしろ、 もうすぐD論という大きい赤子を産まなくちゃならないので、 せいぜい覚悟を決めておくことだな」
なんとか大学へ来る。遅めの昼食を食べる。
今日の産経の記事によると、貯金をする習慣は小二までに身につけないと、 手遅れになるそうだ。 そういわれると、もう手遅れかと挫けそうになるが、とにかく貯金するしかない。
明日の予習を始めようとしているところ。
なんだかんだ言って、今年はかなり多産な年なのかもしれない。 仕事の質は置いておくとして。
研究室で明日の予習中。昔一度発表をしたものなので、ずいぶんと楽。 がんばって勉強していた昔のオレに感謝。
思ったより予習に時間がかかってしまった。そろそろ帰る予定。 ビデオちゃんと取れてるかな…
帰宅。『白い巨塔』は今日も遅れて始まったようで、 ビデオは途中までしか取れていなかった。 …。…。 45周年記念ドラマぐらい、定刻通り始めろよなっ、と心の中で絶叫し、 そのあと少し泣く。
「上の記述はウソです。念のため」
「通報しますた」
今朝も自宅でネットにつながらなかった。最近、調子が悪いときが多い。
南大沢に行くはずだったが、精神的なブロックがあり、行けず。
(寝坊とも言う)
かわりに本郷に来る。来る途中に銀行に寄ると、 こないだのオーストラリアの出張費が振り込まれていた。 ちょっと足が出ている気もするが、 勉強になったし楽しんだのでよしとしよう。
BBCラジオを聴いていたら、ひさしぶりにケイト・ブッシュの「嵐ヶ丘」を聴く。 このメロディといいこの歌詞といい、やっぱりぶっとんでるなあ。
今日の産経新聞の社説の一つは、「情報能力: 現代版の「明石元二郎」を」 という題名で、今回のイラクにおける外交官の死の遠因となったのは、 国際的な舞台における日本の情報収集能力の貧弱さだとし、 日露戦争当時に活躍した明石元二郎のような情報収集のプロを 育てる必要があると主張している。 たしかに情報収集は重要だと思うのだが、 そこで説明されている明石元二郎というのがどういう人物かと言うと:
日露戦争の最中、明石陸軍大佐は地下の革命運動家、 [すなわち]レーニンの一派にふんだんに資金提供するなど数々の謀略工作を 行い、当時のロシアの首都ペテルブルグで要人暗殺や工場のサボタージュを 頻発させた。これによりロシア軍の東方展開に歯止めをかけ、 対露戦争の勝利に貢献しただけでなく、 1917年に帝政打倒のロシア革命を誘発した。
(産経本日付2面)
とある。テロリズムの定義についてここで論じる気はないが、 この一文を読むと、明石元二郎がやってたことって、 テロリストに対する資金提供じゃないのか、と思ってしまう。
おそらく、社説の論者は「レーニンたちがやっていたのとはテロとは違う。 圧政に対する抵抗運動で、明石氏は抵抗運動を側面から援助していたのだ」 と主張するんじゃないかと思うが、 それは「勝てば官軍」的発想で、 レーニンたちがやってたことは確かに無差別テロではないものの、 民主的手段ではなく暴力に訴える種類の政府転覆活動で、 現在イラクで起こっていることと大した違いはない (それに今回の外交官も計画的に暗殺された可能性が指摘されているので、 要人の暗殺と言うべきかもしれない)。
(たぶん社説の論者は、 帝政ロシアとフセイン政権を同じようなものとして考えているから、 帝政ロシアの要人の暗殺が正当化されると暗に前提しているのだろう。 しかし、フセイン政権が不正だからといって、 その要人を殺害しようとするイラク人活動家たちを、 日本の「すぐれた」諜報員が手伝っていたことが明らかになったら、 われわれはどう考えるだろうか。 情報収集能力が優れているといってほめるだろうか)
というわけで、 日本は情報収集能力を強化するという主張には賛成するものの、 政府転覆を狙って要人の暗殺活動を行なっていたレーニンたちに 金と情報を提供していた日本の諜報員をほめるというのは、 アルカイーダか何かをほめるようなもので、あまり適切ではないと思うのだが、 どうだろうか。
お昼は某弁当屋の弁当。野菜を食べてないのでサラダも買う。
眠い。
さて、そろそろ神田に行かねば。
昼下がり、歩いて本郷から神田へ。 少し迷ったが、無事授業の前に着く。 ブラックバーン。予習が足りなかったので、 来週までにもう少し勉強すること。
晩餐にも参加。インドカレーとワインと歓談。
それから帰宅。つかれたのでさっさと寝よう。
遅寝遅起き。
某研究会に顔を出すべきか、大学に行って勉強すべきか、 はたまた散髪、クリーニング、買物を済ませるべきか…。
(なぜ一日を有効に使うためにもっと早起きができないのか)
帰宅。結局遅刻して神田に行き、某研究会に出席。勉強になる。 なぜか疲れていたので、ソーシャライズする気にもならず、懇親会はパス。
腹が減っていたので帰宅前に某モスに入って食べる。 が、新聞を読みながら食べていると、 店員がオレの回りのテーブルを洗剤の入ったスプレーを 使って掃除し始めたので、とっとと出て帰ってくる。 何か言うべきだったか。 あそこには二度と行かないと堅く誓う。
今日の産経新聞はいろいろおもしろい記事があるので、箇条書きでメモ。
某氏に借りっぱなしになっているビートルズのDVDを少し見る。
若かったころ、今よりもずっと若かったころ
助けなんて誰からもまったく必要なかった
けどそんな日々はもう去って、そんなに自信がなくなった
だから心を入れかえて、扉を開くことにしたんだ
ねえ助けてよ、落ちこんでるんだ
ありがたいんだ、そばにいてくれると
地に足が着くよう手伝ってくれないかい
お願いだから、助けてよ
--from The Beatles' `Help'
昔買った『エリン・ブロコヴィッチ』を、 つい最後まで観てしまう。この映画はよくできてておもしろいなあ。B+。 あれ、最初に観たときはC+をつけてる。 たしかに山場らしい山場はないが、一度は観る価値があると思う。
ん、映画を観たら元気が出てきた。がんばろう。
一口に哲学研究といっても、いろいろ作業があるわけで、 人の思想をうまく説明するのが得意な人もいれば、 人の思想を批判するのが得意な人もいる。 口で説明するのが得意な人がいれば、 文章の方がずっとおもしろい人もいる。 研究会をまとめるのが得意な人もいれば、 研究会を破壊するのが得意な人もいる。 こういったからといって、 これ以上の分業を勧めるわけではなく、 自分の長所と短所を良く知って、良いところは伸ばし、 悪いところは直していかなければならないと思う。
忘れないようにメモ。 コロンビア大学のThomas Poggeは「トマス・ポギ」と発音するようだ。 某氏に教えていただいた次のラジオ番組を参照せよ。
少し勉強。もう寝よう。
お昼すぎに起き、某香港料理屋で昼食。 そのあと駒沢公園を散歩する。
某マルエツと近くのスーパーでたくさん買物をしてから帰宅。勉強しよう。
さっそく勉強中。 仕事をするには、コンピュータの前に向かったらすぐにファイルを 開いてしまうといいようだ。いや、「仕事」と呼ばず、「愛の労働」と呼ぶべきか。
首が痛い。
人の意見を批判するさいの婉曲的表現。 「臓器提供の義務化に関するあなたの意見には、若干の違和感を感じました」 のように使う。 その内実は、 「あなたの意見は間違っており、わたしはまったく賛成しませんが、 あなたと仲が悪くなるのはいやなので、はっきりとは言いません」 という意味である。
意見の違いを、「衝突」とは捉えず、「ずれ」と捉えるところが、 なんとも和を重んじる日本的な表現だと思うがどうか。 日本人的には、文明も衝突するのではなく、 ずれがあるだけである。 「イラクでの無差別テロには、若干違和感を感じました」。
勉強中。
メモ。「公共性とか公共という言葉はよくわからないので、社会性とか社会的とか いう言葉を使った方がいいんじゃないか」という意見があるようだ。 定義の問題なので、それでもかまわないのだが、あえて言うと、 「個人と社会」という対立軸は、「私的と公的」という対立軸とは微妙に違う。 私的な利益というのは社会化(「社会的に構築」)されているかもしれないが、 それでも公共的とは言えないということはありうる。 まあ、こういう大きな言葉はなるべく使わないか、 使うにしてもちゃんと定義して使いたい。
晩ごはん。ひさしぶりにご飯を炊く。買ってきた鍋、その他。 例によって食べすぎる。
そういえば、皮のクリーニングを初めて出したが、 二週間近くかかるそうだ。それまで着る服がない。 と、凍死か…。
風呂に入ったあと、さらに勉強。つかれたが、明日の準備をもうすこしやらねば。
う、インスタントコーヒーが濃すぎた…。
やっと勉強会の準備が終わった、と思えば、もうこんな時間。
寝なければ。
なんとか起きた。行かねば。
大学へ。ヴァン・モリソンの`Brown Eyed Girl'と`Here Comes the Night'は 気分が高揚する効用がある。
言い訳だと思うが、現在のアカデミズムにおける引用明示文化(脚注を付けて 誰のどの論文から引用しているかとか、着想を得ているかを明示すること)が、 研究者の独創性を奪っているのではないかと考えたり。福沢諭吉の時代には みな自由に「〜と言っている人がいる」で済んでいたから西洋思想を血肉化 できたのではなかったか(と、考証なしでいいかげんなことを言ってみるテスト)。
ま、今は当時と違って、 溢れる情報(論文・本その他)をどう裁くかというところに腕の見せどころが あるのだろう。あれ、これも誰かが言ってたか。
お昼前から3時間、ベンタム研究会。某原稿も批判してもらい、 勉強になる。
それから某氏と韓国料理屋へ。今戻ってきたところ。つかれて動けない。
一瞬寝ると、某来客。雑談をする。
さて、勉強しなければ。
今日届いた本をざっと読んでいると夜になってしまう。 Robert VeatchのTransplantation Ethics (2000)は 臓器移植についての多面的な哲学的考察を行なった本なので、 某学会の発表前に読んでおくべきだった。
勉強中。今日中に某原稿を仕上げる予定。
「保障」と「保証」は意味が似ているのでいつもどちらを使うべきか 迷ってしまうのだが、安全を「守る」という意味では保障を、 安全を「請け負う(何かあれば責任を取る)」という意味では保証を使えば よいようだ。
そういえば、 こないだ「不要」と「不用」にも意味に微妙な違いがあることがあることを知った (対義語はそれぞれ必要、入用だから、前者は必要でない、 後者は用をなさない、役に立たないということだそうだ --うまく使いこなす自信はないが)。 漢字も勉強しないとなあ。
閉店まぎわの購買部で買物したあと、 さらに勉強するが、ちょっと寝てしまう。 夜ごはんは午前中に某弁当屋で買ったのり弁当を温めて食べた。
さ、勉強勉強。
一応原稿が完成した。明日フロッピーに入れて発送しよう。
帰宅。するとまもなく日付が変わる。風邪を引かないうちにとっとと寝よう。
遅寝遅起き。やばい、行かねば…。
お昼すぎに大学。 すぐに某テキストについてのミーティングが2時間ほど。 それから夜までお役人と相談。 だんだん独法化の実態がわかるようになってきた。
忙しくて昼食を抜いてしまったので、 夜はひとまずカップヌードル。 あとでもう少しまともなものを食べよう。
ネットで京都のホテルを予約する。すでにほとんど予約が埋まっていたので、 早目に予約しておいてよかった。えらいぞ、プロメテウス。
今日はつかれた。帰るか。
帰宅。よっぽど疲れていたらしく、最近にしてはめずらしく電車の中で 寝てしまった(めったに寝ないのは、乗り換えが多いからだろう)。
帰ってきて、もずくとブロッコリを食べる。魚を食べないといかん。
風呂に入る。湯ざめしないうちに寝よう。
ふと、慰めを得られる哲学書が読みたくなる。 何を読むべきか。聖書か、キケロか、ニーチェか。
遅寝早起き。昨夜は結局、聖書やニーチェを読んでから寝た気がする。
さて、行かねば。
大学に行く前に銀行に立ち寄り、 しばらくほっておいた左京区の住民税(!)や国民年金を支払う。 これで今後は自分で税金その他を払う必要はなくなったはず。 あとは学会費か。
そんなことをしていると、朝の勉強会にまた遅刻してしまう。 まずいまずい。
なんかすんごい眠い。どうしたんだろう。
某氏といろいろ相談。
レイチェルズの翻訳、訳は読みやすいが、 原文と違い、こまめに段落を変えているのがうっとうしい。 学生はこの方が読みやすいかもしれないが、 段落の頭の部分に注目するクセがついているので、 ひんぱんに段落を変えられると困る。 この「段落はなんでもいいから適当なところで切り、なるべく短くする」 という新聞・雑誌的な発想はなんとかならないのかと思う。 せめて大学生には段落の意味をちゃんと教えてほしい。
しかし、古い哲学書などの猛烈に長い段落を見ると、 いささかげっそりするときもあるので、 「段落についての日本的な発想」がほんとにダメなのか、 よく考えてみる必要があるな。
睡眠不足と食事不足が重なったのか(朝から何も食べてなかった)、 なんだかめまいがしたので、書籍部の上の食堂に行ってお昼を食べてくる。 2時すぎに行ったのだが、ガラガラなのでびっくりした。 食べるとだいぶ調子が良くなる。
ついでに生協にも加入しておく。 すぐに組合員証を発行してくれる。 厚紙のものでプリミティブだが、 早いにこしたことはない。 レシートをためておくとあとで2%還元してくれるという 不思議なシステムについても教えてもらう。 TUOカードもさっさと作り直そう。
さて、引越しの方も真剣に考えなければ。
ちょっと居眠りする。 よく寝たおかげで、かなり復活したようだ。シエスタ万歳。
そういえば、昨日オジー・オズボーンがバイク事故で全治二ヶ月の 重傷を負ったそうだ(Ananova)。 昨日BBCラジオに出ていたアリス・クーパーは、 「あいつにバイクに乗らせることがそもそもの間違いだ」 と言って笑っていた。
〆切をとうに過ぎている翻訳を再開する。 それにしても、 オレがファッションについて論じている本の翻訳を分担するというのは、 カテゴリーミステイクとか、遂行矛盾とかそういう言葉が当てはまりそうな、 奇妙な事態だと思う。
まだ研究室。mewのmew-from-listがうまく動かずに無駄に時間をつぶす。
研究室に残って、明日のミーティングの準備。が、終わらず。