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こだまの世界

2002年8月中旬号

"Thank God I'm an atheist!"

---Luis Bunuel

People show their moral worth by working hard and getting rich, and countries show it via their economic growth. Those who fail [to] do so because they are lazy or immoral. This New American Order erects economic neoliberalism into a moral and political philosophy via a kind of revived social Darwinism.

---Mike Bygrave, `Where have all the protesters gone?',
in the Guardian Weekly, August 1-7 2002, p. 22.


主な話題


11/Aug/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

起きる。ラジオ番組(Brian AdamsがBonnie Raittについて語るBBC Radio 2の番組) を聴き逃した。英国では夜8時からだが、日本では朝4時からだもんなあ。

真夜中

今日はお昼は自由ヶ丘の某台湾喫茶店で食事(C+)。 ちょっと女主人から中国語を教えてもらう。

それから蒲田に戻り、某ユニクロで少し自分探しの旅をしたあと、 本屋で一冊本を買う。

そのあと喫茶店で新聞を読み、夜は蒲田の駅ビルで中華料理(C+)。 腹一杯食べる。最近中華ばっかりだ。ニンニク臭いはず。

下宿に戻ってきてから洗濯。屋上に上ると、 遠くの空で雷が光っていた。

本日付の産経の社説でまた「ピル冊子」の話が論じられている。 興味のある人はどうぞ。 ついでに書いておくと 「エイズや性感染症を予防するためには、ピルでなくコンドームが有効だ」 と社説で論じてあるが、これは冊子にも書いてあった(22頁)。 また、「性器に関する興味本位的な内容が含まれてい」るという主張は、 「からだと心のお悩み相談室」というセクションでの「ペニスがちっちゃい」 「包茎みたいだけど…」などのQ&Aが問題になっているようだ(28-9頁)。 読んでみたかぎり、しっかりしたアドヴァイスをしているし、 興味本位的な記述とはとても思えないが。 さらに詳しくはこないだのニューズレターの論文を参照のこと。

机に向かっている時間…2.0hr
今日の勉強時間…1.5hr
マルクス係数…14.1


12/Aug/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

亀井静香『死刑廃止論』について

やはり亀井静香の死刑廃止論も若干批判しておくべきだろう。

主張1「人の命や自然環境を大事にしない社会は、健全な社会ではない」

国家権力が死刑囚を抵抗できない状態にして--言葉は悪いですが-- 手足をしばって絞め殺すなんてことは、あってはならないと思います。 人の命を大事にしない国家というのは、絶対に健全ではないと思います。 (8頁)

「国家は人の命を大事にすべきである。したがって、 死刑は許されるべきではない」という主張。 問題は、「国家が人の命を大事にする」というのが、 必然的に死刑廃止を意味するのかどうかということ。 死刑存置論者も「わたしたちだって、国家が人の命を大事にす べきだと思っている」と論じ、「しかし、だからこそ、 国家は(応報あるいは一般予防の観点から)死刑を行なうべきのだ」 と主張することができる。 国家が個人の自由を大事にすることと、 国家が犯罪者の自由を奪うことが矛盾しないのと同様に、 国家が人の命を大事にすることと、 国家が犯罪者の死刑を行なうことは、必ずしも矛盾しない。

主張2「死刑に犯罪抑止力はない」

これは「暴力的なゲームをすると暴力的になる」 と同じぐらい是非が決めがたい問題。 死刑が存続されている日本や米国が、 そうでないヨーロッパ諸国に比べて凶悪犯罪の数が少ないわけではないから、 死刑には抑止力はないという主張は、 犯罪数と刑罰の間の因果関係を単純化しすぎている。 日本や米国における犯罪数が多いのは何か別の要因があり(不況だとか、 警官の数が少ないとか、検挙率が低いとか)、 死刑を廃止したらさらに犯罪数が上昇するという可能性も必ずしも 否定できない。いずれにせよ、この論点で決定的な廃止論、 あるいは存置論を行なうことは難しい。

主張3「常にある冤罪の可能性」

「裁判所は検事のとる供述調書を公判廷における被告人の供述よりも優先する可 能性があり、被告人は往々にして取り調べ中は精神状態がまともでないため、 供述調書をもとに判断すると冤罪の可能性が出てくる」という主張。 問題は、この供述調書優先の司法制度を所与のものと考えて 死刑制度の廃止を訴えることもできるが、 この司法制度の改善を訴えることもできるということ。 問題がわかっているのなら、なぜそちらの改善を主張しないで、 死刑の廃止を訴えるためにその問題を所与の事実として取り扱うのか。 また、死刑の冤罪については以前も論じたように「取り返しのつかない」 には意味があいまいなところがあり(ある意味では死刑以外の犯罪における 冤罪も「取り返しがつかない」)、 加えて、今話題になっている附属池田の事件のように、 明らかな証拠のある犯罪に対する死刑も、 あるケースには冤罪の可能性があるがゆえに行なうべきでないというのは、 あるドライバーは酔っぱらいだからという理由で、 安全運転しているドライバーと酔っぱらいのドライバーを一緒くたに運転禁止 にしろというような議論である。

主張4「死刑の冤罪は、何万分の一の確率だから、社会防衛のためには許され る」という発想は、日本の現在の世相を反映した不健全な考え方だ。

しかし、毎日死傷者が出ている自動車交通(正確な数は忘れた) については何と言うべきか。 声に出して言う人はいないが、「自動車事故は、何万分の一の確率だから、 自動車交通は社会の運営のためには許される」としか言えないのではないだろ うか。亀井氏は、この答も日本あるいは自動車を使う世界の国々の退廃した 世相を示していると主張するだろうか。

主な主張はこのぐらいで、特に新しい論点はない。しかし、 世論に対して立法家はどのように対応すべきかという論点は、 ベンタムの民主主義論の議論にも生かせそうだ。 これについてはいずれまた。

追記: 日本の死刑存置の世論が死刑存置の理由にならないというのならば、 世界の死刑廃止の潮流がいかに大きくとも、 それは死刑廃止の理由にはならない、と亀井氏はちゃんと言うべきだ (ただし、日本人は米国の猿真似をしている云々と書いているから、 あまり日本市民の意見を尊重する気持ちはないようだけど…)。 日本の死刑存置論者が国内の世論の支持を大きな根拠にできないのであれば、 死刑廃止論者も国際世論を錦の御旗として議論すべきではない。

真夜中2 (午前)

ちょっと買物をしにコンビニへ。菓子パンや水を買う。

お昼前

さっき起きる。パン、ヨーグルト、野菜ジュース。

お昼すぎ

ちょっと某勉強。

昼下がりから7時間もマンガ図書館に居てしまった…。 『サラリーマン金太郎』11巻から26巻まで(読むのが遅い)。 いろいろ考えさせられる。

お昼は安い寿司、夜はサブウェイ。 これから勉強する予定っ。

真夜中

ネットで新聞を読んだり。

机に向かっている時間…11.5hr
今日の勉強時間…2.5hr
マルクス係数…6.8


13/Aug/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

たまっている新聞を読んでいる。

真夜中2 (午前)

さらに新聞。

お昼前

朝起きる。ヨーグルト、パン。シャワー。

駅まで歩いてくると、すでに汗でだくだく。今日も暑い。

お昼前2

某東大のそばのスタバにて。

ちょっと用事で天下の東大に来てみた(京大は天上にある--ロバのための注)。 ここに来るのははじめてかと思ったが、 1999年に一度来ているようだ。 そのわりには駅から降りてしばらく迷ってしまったが (警官に尋ねた)。 春日通りではなく、本郷通りを突き進むこと。

昼下がり

某東大文学部図書室布文館にて。

お昼、某氏に構内を案内していただく。 安田講堂の地下にある防空壕のような食堂:)でお昼をご一緒したあと、 書籍部に連れていってもらう。受付の人に尋ねると、 登録手続をすれば科研費で本を購入することは可能だと言われる。 さっそく手続をしておいた。 明日から本が買えるとのこと。これで一安心だ。

そのあと総合図書館に案内してもらう。閲覧はできるが、 学振の研究員でも東大に在籍していないと書庫には入れないと言われる。 不寛容だ人民民主主義だと叫びたいのをぐっとこらえる。 某氏に聞くと、元東大教員に対しても制限が厳しくなりつつあるとのこと。 東大も右傾化しているようだ。

社研にも案内してもらったが、ここは閲覧室が狭いので勉強できそうにない。

某氏とはそこで別れ、文学部に行ってみる。 研究会の情報でも教えてもらおうかと思って倫理学研究室に行ってみたが、 当分のあいだ閉室の様子。 どこぞの研究室のように院生みんながカギをもらっているわけではないらしい。

文学部の図書室は雑誌と図書で二つに分かれており、 その両方に行ってみる。学振の特別研究員はカードさえ見せれば入れる。 なかなかの特権身分だな:) ただし、ここにはあまり倫理の本はない。 おそらく研究室の方にたくさん置いてあるのだろう。

というわけで、本も買えるし勉強するのにも都合がよさそうなので、 これからはなるべく毎日来ることにしよう。 図書館のお世話になろう。

夕方

30分ほど机につっぷして爆睡する。

夕方2

文学部図書室でロックの『寛容書簡』を読んでいると5時に閉室してしまったので、 総合図書館に流れてくる。しばらく新聞を読む。 それにしても『新聞ダイジェスト』っていいよな。 ガーディアンのthe editorのように、 もうちょっとユーモアがあってもいいと思うが。 某研究室でも買えばいいのに。 児玉研究室ができたらかならず講読すべし。

総合図書館は夏は7時までやっているようだ。 ただし、9月1日までは本棚整理のために和書の閲覧はできない。 二階にLANにつなげるところがあったので、 短いLANケーブルを購買部で買ってきて試したところ、 外部に接続するためにはパスワードが必要とのこと。けち。 東大では無線LANの実験を現在大々的に行なっている様子。

ウルフとヒッティンガーの『岐路に立つ自由主義』を読んでいたら総合図書館も 閉館の時刻になり、追い出される。ベンタムの功利主義による自由主義や 民主主義の基礎づけが優れているというためには、ロールズやドゥウォーキンの 理論を批判できるようにならなければならない。たいへん。

営団の回数券を買う。ちゃんと毎日東大に通うことにしよう。

夜2

JRの回数券も買う。JRは発着駅が指定されているようだ。

電車がいやに空いていると思ったら、お盆休みだからなのだろう。 新聞を読む。

蒲田駅前の電気屋で、昨夜壊した電球の代わりと、 これまた昨日壊れたイヤホンの代わりを買う。 どうしてもカレーが食べたくなったので、駅前のカレー屋に入る。 店内のBGMがノラ・ジョーンズなので驚いた。 店内全面禁煙なのもあっぱれだ。また来よう:)

夜3

なるほど、この店はオーガニックな店らしい。 健康に関する新聞の切り抜きが壁一面に貼ってある。 トイレにもハンドタオルがないが、資源節約のためと断り書きがある。 しかし、辛いものを食べると顔から滝のように汗をしたたらせるオレとしては、 節約のためとはいえテーブルの上に紙ナプキンがないのはちょっとつらい。 まあハンカチを使えばいいのだが。そうするか。

カレーはC+。そこそこ。

夜4

某イトーヨーカドーで買物をしてから帰宅。洗濯。

げ、イアホン、ウォークマン用のコードが短いやつを買ってしまった。つかん。

真夜中

先日聞き損ねたボニー・レイットの番組を聴く。 おもしろい。彼女は民主党にけっこうコミットしているようだ。

机に向かっている時間…8.0hr
今日の勉強時間…2.75hr
マルクス係数…11.8


14/Aug/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

新聞。

起きて生ゴミを出す。パン、牛乳。シャワー。

さて、今日も大学へ行こう。

朝2

大学へ。電車はやはりかなり空いていたようだ。

午前中は、新聞を読んで英語の勉強をし、 某ニューズレター用に新聞記事のまとめをすること。

お昼前

1時間ほど爆睡する。図書館の机に座るとどうしてこんなに眠くなるんだろうか。

お昼前2

さらに30分ほど寝てしまう。どうなってるんだ。

昼下がり

2時間英語の勉強。

真夜中

昼下がり、安田講堂下の生協で食事をしたあと、 書籍部に行き、本を買う。

夕方、自由ヶ丘に行きインド料理屋でカレー(C+)。腹一杯食べる。 喫茶店でしばらく勉強してから蒲田に戻ってくる。

机に向かっている時間…8.0hr
今日の勉強時間…4.5hr
マルクス係数…31.6


15/Aug/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

まだ新聞を読んでいる。今日中に終わって、次の仕事をすること。

真夜中2 (午前)

北海道で花火の破片が落ちてきて怪我をするという事件があったようだ。 最近、毎年花火関係の事故が起きてるようだが、前からだろうか。 あるいは、花火大会が全国で流行っているからなのか。

お昼すぎ

お昼前に起きる。燃えないゴミを出せず。トースト、ヨーグルト。

新聞を読み、 某ニューズレター用の記事を書く。 今回も少ない。

  1. カリフォルニア州で自動車排気ガス制限法が成立
  2. 中国、一人っ子政策の緩和へ

昼下がり

シャワーを浴びる。

夕方

駅前商店街の喫茶店で二時間読書。昨日買った杉田聡の 『男権主義的セクシュアリティ』。 自由主義にとってはポルノと売春の問題が重要であることを改めて認識。

真夜中

夕方、すこしマンガ図書館に行ったあと(週刊現代と週刊ポストを読む。 前者の方が少しマシ)、寿司を食べる。

夜、多摩川で花火があったので屋上から眺める。なかなかよかった。

机に向かっている時間…7.0hr
今日の勉強時間…5.75hr
マルクス係数…59.0


16/Aug/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

先日買った本。

う〜ん、読むべき本(正確には、すでに読んでいてしかるべき本)が無限にあるな…。

お昼前

やっと起きる。トースト、バナナ、ヨーグルト、野菜生活。

さて、シャワーを浴びたら大学に行かねば。

お昼すぎ

某大学に行こうと思ったが、めんどうになって駅前の喫茶店に入ってしまう。 月曜日に行くことにしよう。

オレも神の見えざる手に導かれているんだろうか。 好き勝手に研究(=自己利益の追求)をしていれば、 知らず知らずのうちに社会に貢献できるんだろうか。 社会に貢献しようと思って研究すると、 かえって有害な存在になってしまうんだろうか。

昼下がり

まだ喫茶店。寒いのでホットのコーヒーを飲む。

どうでもいいが、 となりのオバさんがエ○バの証人のパンフレットを机に広げて線を引き出した。 寛容寛容 :)

夕方

喫茶店が寒いのと幼児が泣いてうるさいのとで、マンガ図書館に移動(言い訳)。 『週刊宝島』、『サラリーマン金太郎』27〜30巻を読む。 最後は失速していてつまらない。

机に向かっている時間…7.5hr
今日の勉強時間…6.0hr
マルクス係数…60.0


17/Aug/2002 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

昨日は夕方から千石に行って中国映画を観た。 夕食はマクドで。

ラヴ・ソング

マギー・チャン、レオン・ライ主演の香港映画。 監督は『君さえいれば』のピーター・チャン (『君さえいれば』はいつかテレビで見たと思うが、日記の記録に残っていない)。

物語: 中国(大陸)から香港にやってきた男女が恋に落ちるが、 男には婚約者がいたため、二人は一度別れ、 それぞれ別々の生活を送る。 しかし、お互いのことを忘れられない二人は、 一度は離れ離れになりながらも、 紆余曲折のすえに再会を果たすことになる…。

品のよい恋愛物。品がよいと思うのは、 明るい映像、軽妙な音楽、しゃれたユーモアのためのようだ。 主人公も脇役もみな演技がうまい (主人公の男性よりも、マフィアの男の方が人間としてできていたと思う)。 ただし、ちょっと長いのがつらい。

見ていて胸が痛くなるような恋愛映画ではないと思うが、 きれいな映像だし、そこそこ幸せになれる内容なので、 見て損はない。C++。

お昼前

朝、燃えるゴミを出してから二度寝。よく寝た。トースト、バナナ、ヨーグルト、 野菜生活。

お昼

シャワー浴びる。

昼下がり

喫茶店で『心の習慣』を読み出す。非常におもしろい。 社会学系の本をもっと読まねばと反省。

メモ: 自由主義的な政治哲学が「善に対する正の優越」を唱えて 「善き生」や「善の構想」について論じるのを放棄した結果、 善き生についての主観的、 相対主義的な見解が蔓延し、 人々は自分の生き方を正当化する語彙を失なってしまった。 倫理学は政治哲学を真似ていないで、「善き生」 のあり方について真剣に議論すべきである。

真夜中

夜、某母親と一緒に蒲田の某中華料理屋で食事。 そのあとちょっと自由ヶ丘に行き、喫茶店ですこし勉強。 二子玉川のあたりで花火があったらしく、 帰りは電車がずいぶん混んでいた。 夜、すこし雨が降る。

机に向かっている時間…4.25hr
今日の勉強時間…2.75hr
マルクス係数…22.2


18/Aug/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

しばらく勉強。某翻訳の手直し。面倒。

お昼前

電話で起こされる。バナナ、野菜ジュース。

真夜中

今日はつかれていたので半日部屋で寝ていた。お昼はサブウェイ、 夜は自由ヶ丘に行き、てんぷら屋でウナギ(C+)。 さっきもまた寝てしまった。勉強しなければ。

台風が来ている模様。

真夜中2

某翻訳の見直し。ようやく終わりそう。

机に向かっている時間…4.5hr
今日の勉強時間…3.5hr
マルクス係数…34.0


19/Aug/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

某翻訳、一応脱稿。次はウィリアムズか。

そうめん。

真夜中2 (午前)

いかん、部屋にあるパイプ椅子に長く座っていると腰をやってしまいそうだ。

お昼すぎ

よく寝てしまう。

昼下がり

トースト、シャワー。

昼下がり2

駅前の某喫茶店に来て、新聞。ラテン・アメリカの経済事情、 台湾の「一辺一国」の話、EUの自転車事情、日本のダイエット事情、 コンゴの内戦事情など。もっと勉強しなければ。

夕方

ウィリアムズの勉強。さっさとまとめを作ろう。

夕方、2時間半ほどマンガ喫茶に行き、『龍』第1巻から第5巻まで読む。 そのあと、某氏とお会いし、某中華料理屋で食事。密談。 そのあと駅前の喫茶店に行き、さらに密談。

本屋をしばらく散策してから下宿に戻ってくる。明日は散髪に行くこと。

真夜中

ひさしぶりに日記の整理をする。 もっと勉強しなければ。

公募研究資金の配分的正義に関する読売の社説。 もっともです。がんばります。

机に向かっている時間…8.75hr
今日の勉強時間…2.75hr
マルクス係数…10.8


20/Aug/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼

起きる。シャワー。ヨーグルト。

真夜中

お昼は二子玉川駅構内のそば屋で。安くてうまい(B-)。 夕方、再び千石へ行き、香港映画を観る。 そのあと、巣鴨で夕食。イタリアン。F。 下宿に戻ってくるとパタンと寝てしまう。

玻璃の城

1997年の元日、ロンドンで香港人のカップルが交通事故で死亡。 男の息子と女の娘が遺体を確認に来たところ、 死んだ二人は不倫の関係であることがわかり、 彼らが所有していた香港の家を処分するために息子と娘は香港に行き、 そこで親の恋物語を辿るうちに、彼ら自身も恋に落ちてしまう、という内容。

英語の題は『ガラスの街』というもので、香港のことを指しているようだ (「城」も「街」を指すそうだ)。 ニューヨークから香港に初めてきた男の息子は、 すっかりアメリカナイズされているので、 はじめは香港や香港人を嫌っていたが、 香港の女性と香港の歴史を知るにつれて、 香港を受けいれるようになる。 最後は香港の中国返還のシーンで終わる、ノスタルジックな作品。 監督のメイベル・チャンは古き良き香港をフィルムに残しておきたかったそうだが、 そういう感じの、愛情を持って美しい香港を写した映画だと思う。 映像も音楽も演技もそこそこいいが、 ラブ・ストーリーがありきたりなので、C+。

机に向かっている時間…8.0hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Mon Sep 02 00:51:59 LMT 2002