「日本人としての気持ち」などと簡単にいう人ほど、 しばしばご当人の独善的な価値観を他人に押しつけていることが多い。 現実には、いろいろな日本人がいるのである。
朝日新聞社説、2001年8月4日
Kissing is great exercise for the face; a passionate kiss uses 34 facial muscles and can burn up to 150 calories (if you kiss for ten minutes).
`The secret life of your lips',
in The Daily Mail, 06/Aug/2001."People like to do three things on the Web: check stocks, check e-mail and check porn."
---Gregory Clayman,
president of videosecrets.com
昨日は友人のフラットの掃除をしていたら一日が過ぎてしまった。 荷物をまとめ、深夜に寮に戻ってくる。
今朝は早起き。これから試験まで心を入れかえて真剣に勉強する。 あれ、心って入れかえれるのか。
昨夜は、帰国前の某友人に誘われてMamma Miaを観る。 ABBAのヒット曲をちりばめた非常に人気のあるミュージカルなので、 払い戻し切符を買うために2時間以上待つ。
一番高いチケットを購入し、ストールのかなり良い席に座って鑑賞。 内容は今ひとつだったが、音楽は十分楽しめた。 劇場では若者よりも中年婦人がノリノリだった様子。B-。
図書館で借りていた本に返却請求が出ていることに二週間ほど気づかず、 昨日急いで返しに行く。罰金を若干払う。
今朝は早起きして、帰国する某友人を近くの駅まで見送る。さて、勉強勉強。
哲学・倫理学用語集のフォームのところに、
[18/Jun/2001追記: 「説明してほしい理由」のところに、 「レポートの〆切が明日で困っています。助けてください」 と書いてくる人がときどきいますが、大いに同情はするものの、 こちらも忙しいので対応できないことが多いです。あしからず]
と書いたのに、あいかわらず、
(term) デカルト
(comment) レポートで、思想家、あるいはことがらをひとつ取り上げ、 現代に積極的な意義があると思われる点について論評しなければならないんです。 なので、この理由にそった内容を教えていただけるととてもうれしいです。 出来ればメールで明日にでも送っていただけるとありがたいのですが。
というようなメールが来る。 しかし、上の注意書きを書き足したところ、 だんだん手がこんできて、今日はこんなメールが来た。
(term) 「医療倫理における功利主義的発想とその問題点」 「遺伝子本質主義をめぐる倫理的問題」
(comment) 以上のことについて、どういうことなのか? また、あなたのこれらに対する意見、考え方を教えて下さい。 「サバイバル・ロッタリー」「クローン」 ということを交えて説明をいただければと思います。
「レポートの〆切が明日で困っています」と正直に書かれると、 自分もむかし困った経験があるので少しは同情するものの、 こういう小手先のごまかしを使ったものを読むと発狂しそうになる。 万死に値する。し、死ね。
しかし、 自分もとくにメールにおいては他人に対する尊敬が欠けていることが しばしばあるような気がするので、よくよく気をつけよう。 やっぱりカントやアリサ・フランクリンが言うように「リスペクト」だよな。
法社会学関係でマルクスをすこし勉強。興奮する。
ウェーバー。あまり興奮しないが、 彼が反マルクス主義者であったことを理解した。
早起き。
オーストリアにある研究所の最新の研究によると、 世界の人口は2070年にピークをむかえ(90億人)、 2100年ごろには減少に向かう(84億人)そうだ。 アフリカはエイズや戦争の問題がありながらも、 人口は増えつづけるとのこと。 予想が外れた。
日記の整理をする。
メイルのチェックをしに、ちょっと図書館に来る。
早いもので、今日で日本を出てからちょうど一年が経過したようだ。 もうすこししたら帰る予定。 あ、航空券を買わねば。
昨夜ロンドンでリアルIRA(サッカーチームではない、念のため)による 爆弾爆発騒ぎがあったようだ。
あれ、日本の犯罪検挙率って19%しかないのか。 英国の最新の白書では24%と聞いていたのでちょっと驚く。
ただし、日本の今年の犯罪件数は260万件と予想されているのに対し、 日本の半分の人口しかない英国の犯罪件数は520万件(2000年3月から2001年3月) だそうだから、日本はまだまだ安全なのだろう。
「いや、犯罪の総数だけじゃなく、 その内訳とかも比べないとわかんないんじゃないの」
産経の社説 (「主張 嫌韓感情をあおるだけだ」平成13年(2001)8月3日[金] 先勝)。 韓国がロシアの許可を得て北方領土周辺でのサンマ漁を開始したことについて、 産経は政府の態度が手ぬるいと嘆いている。
しかし、「日本国民にとって北方四島の返還は悲願である」 というのはどのていど正しい主張なのだろうか。 「日本国民にとってワールドカップ優勝は悲願である」 という主張の方がまだもっともらしく聞こえる気が…。
そもそも悲願とはどういう意味かと思って辞書を調べると、 「全力を傾けて果たそうとする悲壮な願い」とある。 とすると、日本国民にとって北方四島の返還は 「全力を傾けて果たそうとする悲壮な願い」であることになるが、 おれを含め、まわりの人間はすべてこの主張の反証例である気がする。
A: 「きっ、きさまっ。きさまっ。 おまえにとって北方領土の返還が悲願じゃないだと。 こっ、ここっ、この売国奴め。あ、アカ野郎っ。 おまえはもはや日本国民ではないっ」
B: 「あ、『日本国民にとって北方四島の返還は悲願である』というのは、 日本国民についての分析判断で、 北方四島の返還を悲願しない人は日本国民じゃないんですね。なるほど」
C: 「いやいや、あなた、そんなささいな一文にこだわっていないで、 ちゃんと内容を考える必要があるんじゃないですか。 この社説の内容は「日本国民にとって北方四島の返還は悲願である」 という主張ではなく、主権の侵害は許すべきではない、という主張でしょう。 日本と韓国の歴史的関係がどうあれ、領土領海の侵害とみなされるならば、 それなりの対応を取るべきでしょう」
D: 「しかし、ロシアと韓国が日本抜きに漁業協定を結んだということは、 両国とも『北方四島は日本のものではない』という態度を明らかにした ということでしょう。ということは、 日本と両国は事実関係で意見を異にしているわけで、 日本政府が『主権の侵害だ』などとわめいてもしかたないんじゃないですか。 それこそハーグ国際裁判所にでも持ちこんで調定してもらうべき じゃないんでしょうか」
E: 「くれてやれくれてやれ、島の四つや五つ」
A: 「きっ、ききっ、きさまっ」
アメリカン・リアリズム。裁判所の判決過程をよくよく研究すると、 三段論法を用いて規則を適用しているなんていうのは真っ赤なウソで、 規則としての法だけでなく、 裁判官の性格や社会の風潮などいろいろな要素が判決に影響している。 そこで、判決を正確に予想するためには「紙上の規則paper rules」(いわゆる法) だけでなく、「本当の規則real rules」(裁判官や陪審員の心理分析など)を 研究する必要がある。 これが規則懐疑主義の立場。 事実懐疑主義はさらに進んで、 判決は事実がどう出るかによって大きく左右されるから、 確実な予想をすることはほとんどできない、裁判なんて水物だとする。
スカンジナビアン・リアリズム。よくわからんが、 分析命題と検証可能な事実命題しか認めない論理実証主義の影響から 形而上学的思考(とくに自然法思想)を排斥し、 社会における「事実としての法」の研究を進めた。 また、これも論理実証主義の影響から、 法の規範性をハートのように行動指針として説明するのではなく、 法が人々におよぼす心理的影響に還元して説明した。 主要な思想家はヘーゲルストレーム(Hagerstrom)、オリヴェクローナ、 アルフ・ロス。
このようなホットミルクの表面にできた皮のような表層的な理解では とても刃が立たないので、 試験ではリアリズム関係の問題は避けるべし(たぶん出ないと思うけど)。
歴史法学を勉強しているうちに寝てしまう。
最近の西ヨーロッパにおいてさかんな合法化運動といえば、 ゲイカップルの結婚とマリファナの所持だ。 先日ドイツでもゲイカップルの結婚が法的に認められ、 主要な西ヨーロッパ諸国の中ではイタリアと英国だけが まだゲイカップルの結婚を認めていないという状況になったようだ。
各国のマリファナ喫煙の合法化(あるいは非犯罪化)の事情は以下の通り。 思っていたより合法化している国は少ない。
(The Guardian, 03/Aug/2001より)
英国ではブレア首相は強硬な反対派のようだが、 メディアでは非犯罪化の声が大きく、 政府も某委員会が非犯罪化を検討中のほか、 南ロンドンのランベスで実験的にマリファナ喫煙者に 警官が口頭注意を与えるだけという措置を取っている。
主要な議論は、マリファナはタバコよりも依存性が小さい、 「マリファナはハードドラッグへの橋渡しになる」という議論は根拠がない、 合法化して政府が質のよいマリファナを販売すれば、 税収にもなるし地下組織も根絶できて一石二鳥、 警察はマリファナ所持の摘発よりも他の深刻な犯罪の防止に時間を費すべきだ、など。
午前中は新聞。ガーディアンはだんだん退屈になってきたので、 これからしばらく他の新聞を買うことにする。 今日はインディペンデント。
お昼ごろに少し図書館に行ってメイルの処理をしたあと、 古本屋とスーパーに寄ってから寮に戻ってくる。
歴史法学。ダーウィンの進化論とロマン主義を背景に、 法の歴史的発展と国家ごとの法の特殊性を強調。 英国のヘンリー・メインは法の歴史的発展を六段階に分け、 法の歴史的、人類学的、社会学的研究の先駆者となった。 プロシアのフォン・サヴィニーは法を民族精神(Volksgeist)の発現と捉え、 漸進的な改革しか不可能であるからナポレオン法典の輸入はできないと主張した。
メインの議論はコールバーグの道徳発展の議論と同じようにうさんくさい。 いや、たしかに実験によって検証できるという意味では有意義なんだろうけど。
サヴィニーの民族精神の議論は言語とのアナロジーで法の発展を捉えているようだが、 言語や道徳はともかく、 法が民族精神(国民性)の発現だというのは法と道徳を混同した主張のように思える。 ナショナリズム、民族主義、保守主義に通じる危険な説だと思うが、 日本で民法典論争があったときにも用いられたのだろうか。要研究。 (いやしかし、植民地主義に対する反論にもなるな)
某韓国人に誘われ、ひさしぶりにスクワッシュをする。 上手な人とやると、 相手の心理を読んだり、戦略を考えたりする訓練が必要であることを痛感する。 将棋とか麻雀するときにもそういうことを考えないと上手くなれない。
「いや、そういう高級なことを考えていないで、 まず相手のサーブを空振りせずに返すとか、 自分の思った方向にボールを打つとか練習した方がいいんじゃないの」
「また厭味なことを。 しかし、戦略を立てるってなんか「ずるい」「卑怯だ」という 心理的連想があって抵抗があるんですよね。 規則内で相手を出しぬくことは正当な手段だから、 不合理な連想だとは思うんですけど」
「中高生のときにちゃんとスポーツをやらなかったから フェアプレイの精神が理解できてないんだよな、きみは。 正々堂々と試合をするというのは、 魔球を投げてはいけないとか、 面を打つと見せかけて胴を打つのがいけないということではないだろう」
「いや、魔球はだめなんじゃないですか。 とくにボールが地中に消えたりするのは」
「例えばの話だってば」
人類学的法学。未開社会における法を研究することは、 自民族中心主義(ethnocentrism)の問題が大きく係わってきて難しいという話。 たとえば、西洋の法概念を用いて未開社会のあり方を研究し、 「(たとえば裁判所にあたるものが存在しないので)この未開社会には法は存在しない」 と述べることが正当かとか、 未開社会で用いられている概念を翻訳すべきかどうかとかいう問題がある。
「法とは何か」とか「法と道徳の区別」について考えたりするための 思考の糧になりそうなのでおもしろい研究だとは思うが、 こうした研究からメインのように普遍的な法の発展段階を唱えたりするのは 難しいようだ。
テレビでやっていたパンクの歴史番組に見入ってしまう。 クラッシュの『ロンドン・コーリング』が聞きたくなる。 ストラングラーズ、アンダートーンズなども要チェック。
さて、マルクスマルクス。
マルクス法学。法は支配階級が労働者階級を抑圧する手段で、 労働者が支配権を握った暁には消滅する。 マルクス・レーニン主義においては、 法(と政府)は革命を進め労働者を教育し反革命分子を粛正するために 当分必要とされる。
あと10年早く生まれていたらパンクになっていただろうとつねづね思っていたが、
あと20年早く生まれていたらマルクス主義者になっていたかもしれない。
朝起きる。
タリバン(イスラム原理主義集団)が支配するアフガニスタンは、 コーランの教えに厳密に基づいた生活が強制されている。 以下は主な禁止事項。(The Independent magazine 04/Aug/2001から)
外国人ジャーナリストができないこと:
アフガニスタン人男女ができないこと:
アフガニスタン人男性ができないこと:
アフガニスタン人女性ができないこと:
昨日はお昼すぎまでフェミニスト法学を勉強。 フェミニスト法学とは、 要するに、マルクスにおいては搾取する階級はブルジョワで 搾取される階級はプロレタリアートだったのが、 それぞれ男性と女性に入れかわり、 法は男性が女性を支配するための装置だ、というもの。 ただし、 搾取されているという意識を高めた女性たちが女性革命が起こし、 みんなが女性になって平等になる、 というマルクス主義的な筋書きはない。
昼下がりにカムデンタウンに行きしばらくぶらぶらしたあと、 夕方からこないだ行った某スペイン料理屋で 某イタリア人の誕生日ディナーを開く。 デファクト幹事だったが、 勉強が心配なので一次会で退散する。 しかし夜は疲れて勉強できず。
今日は、 夜に某バングラデシュ人と一緒に試験勉強することになっていたので、 朝からハートの勉強。 某教授に論文の草稿をメイルで送ることになっていたが、 まだぜんぜんできていないので、 かわりに「明日送ります。ごめんなさい」というメイルを送ってしまう。 反省。
今日はデイリーメイルを買ってみた。 デイリーメイルは労働者階級向けのタブロイドと普通の新聞の中間的な新聞と 理解していたが、国際記事がまったくないので愕然とする。 けっこうおもしろいが、これでは困るので、 あとでインテリゲンチャらしくインディペンデントを購入。
夜、某バングラデシュ人と一緒に勉強。ハートの準備をして行ったら、 「ドゥウォーキンのRight AnswerとSemantic Stingについて教えてくれ」 と言われる。「ハートじゃなかったのか。 しかも『教えてくれ』とは何だ、これは勉強会ではないのか」 という気がしたが、まあわかる範囲で答えておく。 しかし、とくにRight Answerテーゼは今一つよくわからない。 なるべくならドゥウォーキンは避けたいところだが、 法哲学を勉強するからには避けるべきではなかろう。
あ〜、もう試験まで一週間しかない。遊んでいる場合ではない。
「日本で財産といえば、土地にとどめをさしてきた」(毎日社説2001年08月06日) という表現があるように、「とどめを刺す」と は「あとで息を吹き返さないように息の根をとめる」 という意味の他に、「それにまさるものがない」という意味があります。
一つの表現に「殺す」という意味と「一番だ」 という意味が同居しているのは何か不思議な感じがしますが、 日本語はそもそも論理的な言語ではないので、 合理的な解釈を求めてはいけません。
練習問題: 例をもとに各自[…]に適切な名前を入れよ。
例: 「生命倫理学の大家といえば、[某名誉教授]にとどめをさす」
あれ、読売の社説(8月6日付・読売社説(1))の 「広島、長崎以降、核兵器使用による犠牲者は出ていない」 という発言は正しいのかな。 あまり詳しくないが、第五福竜丸事件なんかはどうなるんだろう。
早起き。ベンタムがマルクス主義者であることを発見する。 いや、もちろん革命は主張しないが、 階級対立とか、法は支配者が被支配者を搾取する道具だとか、 そこらへん。ちなみにハートもベンタムとマルクスの比較をしている。
Alain De BottonがBBC2のラジオにゲスト出演している。弁舌たくみだ。
一日ベンタムの勉強をするが、某教授に草稿(の一部)を送れず。 情けない。しかし、寮に戻って法哲学の勉強をせねば。
勉強をすべきだが、ついつい新聞を読んでしまう。
また産経が次のように述べている。
そもそも、首相の靖国参拝は国内問題である。 首相は外国のことよりも、 戦死した日本人とその遺族のことを第一に考えるべきであった。 外交問題化を恐れるあまり、 靖国参拝を見送り続けた中曽根内閣以降の歴代内閣の対応は腰が引けていたといえる。
「主張 信念もとに哀悼の誠を」(平成13年 (2001) 8月 7日[火] 大安)
しかし、ある問題が「国内問題」かどうかは、どうやって決まるのか。 クジラや歴史の教科書問題も「国内問題」なのか。 日本の首相がA級戦犯を含めた太平洋戦争の戦死者が祀られた靖国を 参拝することによって苦痛を感じ非難の声明する中国人、韓国人がいるのに、 単に「それは国内問題だから」という理由から無視することはできない。
また、「罪を憎んで人を憎まず」とか「死者を悼む純粋な気持ちで祈るだけ」 という主張はもっともらしいが、一国の首相が公式に参拝するというのは 政治的行為であるから(すくなくとも外国からはそのように映る)、 「純粋に祈る」だけでなく死者の行為を是認したものと受けとられる。 これは、 たとえばブッシュがオクラホマ・ボマーのジョン・マクヴェイの墓に 「純粋な気持ちで」墓参りしたらどのように映るかを考えればわかるはず。
(以前にも同じようなことを書いた)
8月8日付・読売社説(2) ([渇水対策]「地道な節水の努力を続けたい」 )について。 読売は以下のように節水に対する市民の非合理的態度を批判している。
今年の水資源白書が紹介している国民意識調査結果によると、 「昼間しか水が出ない給水制限が数日続く」ことに対して、 40%が「一回も経験したくない」と答え、 10%が「一生に一回ならがまんできる」と回答している。
一方、日常生活で「節水していない」「特に気にとめていない」 という回答が三分の一を占めた。 これではあまりに身勝手ということになるだろう。
しかし、われわれが身勝手なことは、環境温暖化を憂いながらも 外では自動車に乗り家では冷房をがんがんかけるという行為からも明らかである。
「一人ひとりが工夫を凝らし、 心掛けることで節約される水の量は相当な量になるはずだ」 「節水に勝る水不足対策はないということを、いま一度心に留めたい」 という主張は殊勝だが、 個人の短期的な利益と社会全体の利益が一致しない典型例である環境問題においては、 このような主張だけでは不十分である。
給水制限をする、水道代を上げる(ただしこの方法は貧しい家庭が損をする)、 一定量以上の水道を使った家庭には罰金的措置を課す、 などの方策を取るべきだ。
判例法について勉強する。先例拘束力の原則(stare decisis)とか、 制定法の解釈の問題とか。この手の問題はたぶん答えないと思う。
民主主義についても勉強。これは適当に答えられそうなので、準備しよう。
というわけで、こないだのやつを 多少訂正して、試験前に次の準備をしておくことにする。
このぐらいは答えられるようにしておかないと、 ヤマが外れるおそれがある。フェミニズムはあまり答えたくないが、 ほぼ確実に出そうなので、準備をすべきだろう。
あ。ふ、ふるえてきた。
夜明けごろに寝て朝起きる。 だんだん睡眠時間が短かくなってきた。
一日勉強(はかどらず)。 昼下がりに某教授に会い、すこし話す。 修論の話をするはずだったが、 ぜんぜん進んでなかったので雑談で終わってしまう。深く反省。
今日は英国南部で大雨、竜巻、雹。 ロンドンの一部でも洪水があったようだ。 昨日は濡れずにすんだが、今日はかなり降られた。
今日の朝、ロンドンのオックスフォード通りのあたりで発砲騒ぎがあったようだ。 イスラエルのテルアビブ市ではまた自爆テロ。 パレスティナ人に対する報復措置はほとんど不可避のようだ。
夜、ついついテレビでBritain's Brainiest Kid (「英国で一番賢い子供」) というクイズ番組を見てしまう。問題のレベルが悪いのか、 24人の競争者の多くはほとんど質問に答えられずに脱落していき、 非常に気の毒だった。優勝者も最終決戦の6つの質問のうち、 3問に答えられただけで、ぜんぜん賢く見えなかった。