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KODAMA'S (NEW) WORLD

自分を愛するものを愛したとて何の褒美を得よう。 取税人さえもそれ位はするではないか。 あなた方の兄弟にだけ挨拶したとて、何の格別のことをしたのか。 異教徒さえもそれ位はするではないか。

---イエス、マタイ福音書5:46-7


昨日 / 明日 / 2013年6月 / 最新 / はてな

この日の出来事


21/Jun/2013 (Saturday/samedi/Sonnabend)

某会議二日目

今日も少し早めに目覚める。シャワーを浴びてからホテルのレストランで朝食。 初めてゆっくり食べる。

某会議二日目。真面目に聞く。早起きして眠かったため、お昼は抜いてホテル でシエスタ。

午後の部も真面目に聞く。結局、二日間いちども質問せず。いかん。

会議終了後、某先生らとしばらく散歩。学期終了の週とのことで、正装した学 生があちこちにいて、ミルクやビールを頭からかけられている学生たちもいた。 天気もよく、町全体がいかにも陽気な感じだった。

夕方、ホテルで一服してからスーツに着替えてセントクロスでディナー。社交 は苦手だが何とか無事に終了。昨日と同じでワインその他をよく飲んでしまう。

夜中にホテルに戻ってくる。荷物は明日まとめることにして、もう寝よう。会 議についてはいろいろ考えるところがあったが、それについては飛行機で考え をまとめることにしよう。


21/Jun/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

報告の準備、英文校正原稿など

定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食、朝刊。

娘を保育園に送り、本三駅前の某喫茶店で某報告の準備。まだ腰が引けていて 思ったほど進まず。

駅前でオムツを買ってから研究室へ。お昼は某氏とコンビニの弁当を集会室で。

午後、いろいろ雑用。昼下がりに某英文校正原稿が戻ってきたので、それを見 る作業など。

夕方、プールで30分ほど泳ぐ。それから帰宅。

夜、夕食。ワイン。

夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。DaylineというGTD系アプリを入れてみた のでそれをいじる作業など。

去年はこの時期イタリアに行ったんだった。あれはよい旅だった。


21/Jun/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

二時間ほど寝てから、早朝に起きる。シリアル、新聞、シャワー。

急いで荷物をまとめて出発。電車を乗り継いで成田へ。京成スカイライナーで は少し寝る。

空港でチェックインした後、少し買い物をしてから搭乗口へ。いくつか雑用を 済ませて搭乗。エコノミー席の一番前になる。個人用のモニタが付いていない ようだ。

訂正。アリタリア航空には、ちゃんと個人用のモニタが付いていた。

離陸してからしばらく死んだように寝る。

トイレに立ったらその間に食事のトレーが配り出されており、ずいぶん待たさ れることに。食事は結構おいしい。

それにしても、いつになったら飛行機内で、普通にネットが使えるようになる のか。以前は衛星を使ってやっていたようだが、どうしても乗り越えられない 障害があるんだろうか。

しばらく週アスを読んでから、先日購入したRPGを4時間ぐらい延々とやる。こ ういうスリルのあるゲームをすると、トイレが近くなるようで、頻尿と疑われ るくらい何度も席を立った。

きりのいいところで中断して、力尽きて寝る。

ローマ空港で乗り換えの時間を利用して、SIMカードを入手する。WILLCOMの携 帯を見せながら相談すると、イタリアではGalaxy IIという素晴らしいAndroid 携帯があってと憐れがられる。香港系の3(tre.it)にした。電話は繋がらず、 とりあえずネットだけ。一日100MB使えて、一ヶ月で8ユーロ(1000円くらい)。 アクセスポイントはtre.itで、ユーザ名、パスワードはブランク。自分の端末 では、電話の方にもSIMが差してないと動かないので、とりあえずイギリスで 入手したSIMをダミーでいれておいた。iPadでずっとゲームをしていたせいで、 もうすぐバッテリが切れる。機内でゲームをしていたら、イギリス人学生らし い男性にゲームの名前を訊かれた。

お金も下ろせたし、これでなんとかやっていけそうだ。そろそろピサに移動。 なんかルッカでは音楽祭がやっているようで、今日はジェームズ・ブラントが 来ているようだ。そう言えば、10年前もヴァン・ モリソンが来ていたな。時間が間に合えば見に行こう。(これは間違い。ジェー ムズ・ブラントは 7月にくるようだ。)

昼下がりに無事にローマからピサに入り、そこから電車でルッカに行った。飛 行機から見るイタリアの海岸線は美しかった。太陽が眩しい。

ルッカのB&Bを何とか見つけて、入口が閉まっているので隣の文房具屋のおじ いさんに電話してもらったところ、予約は聞いていません、本日はもう部屋は 一杯ですと言われてあせる。メールのやりとりが手元にあったので、お互い下 手な英語で話していると、思い出しました部屋はありますのですぐ人を遣りま す、とのこと。まもなく中年男性が来て、タブルの部屋に案内してくれた。ふ う。

夜、食べ物を求めて近くを徘徊する。サマータイムなのか、9時頃でもまだ日 暮れという感じ。テイクアウト出来るピザ屋でビールとマルゲリータを頼み、 店の外で食べる。近くの席では若い恋人がテーブルの上で抱き合って音を立て てキスしており、文化の相対性について考えさせられる。

帰宅してからシャワーを浴び、力尽きて寝る。明日は発表の準備をしないと。


21/Jun/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

朝、少し遅めに起きる。シャワー、シリアル。

定時出勤。途中で出勤途中の某氏に会う。午前中は雑用。

お昼、歯医者へ。ちょっとお金がかかるらしい。 弁当を買って教室のコモンルームで昼食。

午後、いろいろ雑用。 昼下がり、某書籍部に行って一冊本を返品する。 ついでに週アスを買ってしまう。

夕方、某ガイダンスの手伝い。それから某氏らと打ち合わせなど。 研究室に戻ってまた雑用。

夜、白山の某ハンバーガー屋で夕食。 代金を払って出ようと思ったら、また財布を研究室に忘れてきたことに気付く。 これで1週間で3度目。謝って白山駅前のATMでお金を払って戻ってくる。 くれぐれも気をつけよう。

一度研究室に戻り、財布を取ってから、今度は巣鴨に行き、 つい漫画喫茶でchill outしてしまう。いかん。

真夜中に帰宅して新聞など。家賃も支払う。もう寝よう。

メモ。なるべく括弧のない文章を書くこと。 括弧は筆者としては詳しく書けて便利だが、 読者としては思考の流れを止めてしまう。 ついでに、なるべく注も減らすこと。


21/Jun/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

昨晩は、某妻と一緒に『トゥームレーダー』を観てから寝た。 観るのは二回目。夜中からお昼ごろまで大雨が降る。

朝、遅めに起きてシリアル、朝刊。 お昼ごろ、DynabookのHDDがやはり死んでしまう。

昼下がりまで勉強して、夕方に有楽町に行き、某大型電器屋で内蔵HDD等を購入。 帰宅してDynabookを解剖して古いHDDを取り出し、新しいものを移植。 無事に動き出す。

夕食後、ubuntuを入れたりする作業。それと平行して、明日の勉強会の準備と、 ミニッツジムなど。汗をかいたのでシャワー。


21/Jun/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

夏至。

朝、ゴミを出してから少し二度寝。シャワー、朝食、朝刊。 寝不足気味なので、某妻を見送ってからまた少し寝る。

メモ。欠点を減らそう。 ケアレスミスしやすいので注意。スケジュール管理も怠らないこと。 仕事が増えてくると心に余裕がなくなるのも、なんとかしないといけない。 心を落ち着ける術を学ぶこと。

真夜中

お昼すぎから大学で某Bentham研。今日は参加者が少なかったが、勉強になった。

夕方、喫茶店でみなで一服してから雨の中帰宅。コーヒー豆が切れていたので、 買ってくる。東ティモールとコスタリカ・コープリベルタ。

それから夕食。夕ごはんを食べるかどうか知らせていなかったため、某妻に叱られる。 すみません。赤ワインを少し。

夕食後、しばらく寝たあと、某妻と映画(『スター・ウォーズ Episode 1』)などを見て、 少しリラックスする。もう寝よう。


21/Jun/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

いつも通り起きて、ゴミ出し、シャワー、朝食。 スーツを着て地下鉄で定時出勤。

しかし、夏のスーツというのは本当に暑いな。 ネクタイをしていると熱中症で死ぬかもしれないので、 週末にクールビズなシャツを買いに行こう。

昼下がり

午前中は雑用。お昼は某ランチョンセミナー。 米国大統領生命倫理評議会の議事録を少し読む。

お昼すぎから某雑用(課題研究の説明資料作成)。 まともな業績がなくて落ち込む。英文で論文を書かねば。

`Diseased kidney transplants'(病気腎移植)と言おうとすると、 どうしても「ディズニー」「ディズニード」とトチってしまう。 明らかに病気舌(病気脳?)だ。

真夜中

夕方から某講義。医療資源の配分について、前半はオレ、後半は同僚の某氏。 オレの方はスライド数が少なかったこともあり、早目に終わったが、 某氏はオレの作ったスライドで講義しなければならず、たいへんそうだった。 講義は全体的にはつつがなく終わる。

そのあと、某氏の慰労もこめて、少し飲む。ビールと日本酒。 終電で帰ってくる。

思うに、レベルの低い授業をしても満足している先生も困るが、 レベルを高く設定しすぎて、どんな授業をしても落ち込む先生も困る。 中庸が大切だ。


21/Jun/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼前

定時出勤。朝は某勉強会。

先の論文、医学系以外の人には入手しにくいだろうということで、 出版社に転載許可をもらい、PDFで某サイトに掲載することになった。 協力していただいたスタッフの方々に感謝。

夕方

お昼は同僚の某氏とサブウェイで。 それから研究室に戻ってきていくつか論文を流し読みする。 ダーウォルによるスキャンロンの解説論文(Philosophy & Public Affairs, 2006) は勉強になったが、 それでもまだスキャンロンはとっつきにくい。 同じPPAのElizabeth Andersonによる `Recent Thinking about Sexual Harassment: A Review Essay' (June 2006 - Vol. 34 Issue 3 Page ii-312)もおもしろそうだ。 そのうち読んでみよう。

ベンタムの勉強をしなければ。

真夜中

夜、看護倫理について来客の某氏と相談。おみやげをもらう。

疲れていたので、早目に帰宅。夜はカレーなど。

夜中、ラーメンが食べたくなる。しかし、明日の夜まで我慢することにしよう。

今日のニュース


21/Jun/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

昨夜は寝る前にパスカルを読んでも今一つだったので (パスカルを読んで気晴らしするのは飽きた)、 ギリシア史を少し読んで寝る。 もう少し早寝早起きしなければ。

そういえば、万歩計は無事リヨン駅に着き、 現在はローマ。テルミナ駅からラテラノへ(行った記憶がない)。

2002年、公衆無線LANを初体験している。 そういえば、ライブドアが近々参入するそうだ。

夜中

お昼は某氏と食事。

昼下がりから夕方まで某ミーティング。夏期集中コースの相談。

雑用をしたあと、某丼屋で夕食。それから某スタバで新聞。 平日は10時までやっているので、ときどき利用しよう。

帰宅していろいろ。勉強しないと。

真夜中

いろいろ。

真夜中2

某同僚のテキスト原稿にコメントする作業。たいへん。

引用について

メモ。引用を主役にしてはならない。

引用を用いるのは、(1)相手を批判するときに、実際の言葉を引く場合、 (2)自分の立場を支持する著名人による言葉や有名なセリフがある場合、 の二つが代表的なものとして考えられる。

この(2)の場合に、 横着して自分の立場を自分の言葉でしっかり述べることなく、 有名な言葉を引いて事足れりとする文章を目にする。 しかし、引用がその傍証となるべき「地の文」がないと、 読む側には引用の意図がわからないことが多く、 また単に「引用のための引用」のように見えて厭味にもなりかねない。

モンテーニュのように博覧強記ならば厭味を通り越して感嘆の声も上がるだろうが、 そうでない人は、(2)の場合の引用は必要以上に使うべきでない。 また、使う場合には、まず自分の立場を自分の言葉で述べる必要がある。

また、どうせ引用するならB級の研究者やわけのわからないセリフではなく、 超一流の思想家の格言や、無名でもはっとさせるような名セリフを引用すべきである。 引用の仕方で知識やセンスが問われるため、不用意に引用すべきではない。 自戒をこめて。


21/Jun/2004 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

弁当屋で弁当を買ってから帰宅。

新聞。レーガンの葬式後、ブッシュ大統領の支持率が4%上がったそうだ。 共和党は今ごろ、ブッシュ・シニアの葬式の準備もしているかもしれない。

というのは冗談なので、CIAに密告しないように。

そう考えると、 マイケル・ムーアの映画の上映も、大統領選に影響をもたらすかもしれないな。 どこかの映画館で暴動の一つでも起こるんじゃないだろうか。

昨夜も寝苦しくて夜明け前に一度起きたが、冷房を26度に設定して、 扇風機をつけて寝たらよく眠ることができた。 しかし、あまり風に当たると調子が悪くなるので気をつけよう。

台風6号。関東には直撃しないようだ。

真夜中

朝から大学。午前中は知らない間に終わっていた。 お昼は某氏と魚定食屋へ。鰹ウニ丼。

生協の購買部で新しいコンピュータを購入したあと、 いったん帰宅してスーツに着替える。 昼下がりから某倫理委員会の傍聴。眠かったがたいへん勉強になる。

それが終わってから某ロールズ勉強会へ 大遅刻して出席。これも勉強になる。

それからジム。夕食を食べずに行ったので、貧血気味になる。 そろそろプロテインでも摂取すべきか。

夜、某氏らと居酒屋で歓談。台風はどうも去ってしまったようだ。

買ったコンピュータはdynabook SS (SX/210LNLW)。 スペックはここ。 外付けのDVD-ROMドライブとOffice Professional Edition 2003が付いてきた。 とにかく軽いのが特徴。軽すぎてプラスティックのおもちゃみたいだ。 これからいろいろインストールする予定。

まだいろいろ入れんといかんな。

「諸学の女王だって? やめてよ、そんながらじゃないわよアタシは。 そりゃ、若かったころはそんな風に呼ばれていい気になってたときもあったけど。 そうねえ、今のアタシは母親のようなものよ。 だから、 みんな内心では誇りに思ってるけど、人前に出すときには恥ずかしく感じるのね」


21/Jun/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

まだ風邪気味。軽い頭痛と鼻水が止まらず。だるい。熱はないようだが。

駒沢の某香港料理屋で食事をしてから本郷へ向かう。 永田町駅を歩くと赤坂見附駅に出る。 が、本郷に行くときは、 半蔵門線から丸の内線に乗り換えるのは大手町の方が速いようだ。

夕方

本郷での某学会。超満員。遅れていったので、地べたに座って聴くことに。 文学者や哲学者や科学者やホスピスケアの方が発表していたが、 「新しい死のかたち」というのであれば、 生物学者とか最先端の医療を研究するような人も連れてくるべきだったのでは。 今ひとつ実りのある議論にならず。

体調すぐれず。というか悪化。

シンポ終了後、本郷を出て、渋谷へ。 アジアン家庭料理を食べる。辛いものを食べたら鼻が通った。 が、まだ頭が痛い。

それから帰宅。

真夜中

朝食がないので、ちょっとマルエツに買物に行く。

今日届いた古本。


21/Jun/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

カミュをパラパラ読む。パスカルの葦にしても、 シシュポスの「すべてよし」にしても、 何が英雄的なのかわからない。 ただの強がりではないか。 自分の運命の苛酷さ、 不条理さを笑いとばせるのは人間の偉大なところなのかもしれないが、 しかしその笑いは長くは続かない。 「不条理なるがゆえにわれ信ず」という態度は単なる怠惰だ。 飛躍するな。理解に努めろ。

「そんなこと言ってるようでは君はまだまだ実存主義がわかっておらんよ」

通勤時の混雑した電車に乗って渋谷へ。 渋谷でBBMobileの使えるマクドに来てみたが、つながらない。 設定がまずいのかな。

朝2

シンガー。

しかし、戦士は「本物の王」につかえているとき--これは自己をこえた大義につかえるということだが--には、 実によくやる。 彼の肉体は働きものの召使になる。 それは、寒さ、暑さ、苦痛、打ち身、切傷、飢え、睡眠不足、 ありとあらゆる困難に耐えるために必要なのだ。 たいてい肉体はよくこたえてくれる。 戦士の気力をもった者は、 長時間倦むことなく働き、 必要なことをやりとげることができる。 脚注をあますところなくつけて博士号をとり、 いやな上司にも耐えることができる。 ラルフ・ネイダーのように質素に暮らし、 T・S・エリオットのようにたった一つの裸電球の下で何年間も執筆することができる。 聖フランシス、あるいはマザー・テレサのように排泄物や汚物を際限なく片づけ続け、 サハロフのように蔑み、嘲笑、亡命にも耐えることができる。 無情な手が安楽をむさぼる赤ん坊を連れ去り、 大人の戦士がその体に宿る。

---ロバート・ブライ (シンガーの『私たちはどう生きるべきか』325頁から)

「さて、きみにとっての大義は何か」

「いや、それがよくわからないんです。いままでがむしゃらに生きてきたんで、 そんなことはあんまり考えなかったんです」

「しかし、きみは最近立ち止まる機会が多くなり、 すこし内省的になってきた」

「そうです」

「そして自分がなぜ研究をするのかについて疑問を抱くようになってきた。 疑問を抱くということは、動機の力が弱まっているということだ」

「そうです。このままでは、 上の人々のような寝食を忘れた生き方はできそうにありません。 しかし、ぼくにも何か大義が見つかるんでしょうか。 あるいは、ぼくやその他の大勢の怠惰な人間には、 そのような大義は見つけることはできないんでしょうか」

「シンガーの言うように、自分の内面に目を向けるのではなく、 世界に目を向け、そこにある多くの問題について頭を悩ませるのだ。 解決すべき問題は国内にも国外にもあふれるほどある。 やるべきことはいくらでもあるのだ。 マクドで本を読んでる場合じゃない」

「じゃあスタバに行きます」

「スタバで本を読んでる場合でもないのだ」

「はあ、そうですか。本を読むことも大切なんですけどね。 けど、ほんとに、人生の目的って何なんでしょうね」

「それは見つけるんじゃなくて、作るものだ。アンガージュマンだ。 コミットメントだ。政治参加しろ。 G8サミットの開催都市に行ってアンチ・グローバライゼーションの運動に身を投じろ」

「そういうのがいいんですかね…」

朝3

あ、マクドを出ようとして気付いたが、入口の付近でしかつながらないようだ。 禁煙席ではダメだということだ。

朝4

マクドを出て、ちょっと歩いたところにある某スタバに来てみる。 ここは店のどこでもネットに接続できるようだ。快適。 ちょっと室温が高いが、そのくらいの方が長居できそう。

3Mbpsぐらい出てる。速い。今後はスタバで生活しよう。 合わせて、「児玉さるとるし」に名前を変更しよう。 「る」は小さめにすばやく発音すること。

お昼

ネットで新聞を読む。

お昼すぎ

まだ某スタバ。昼ごはんも食べる。サンドイッチ。

さらにシンガー。しかし、もうちょっと読みつかれた。他の勉強しよう。

昼下がり

新聞。 そういえば、昨日はじめてフェアトレードのお店に入った。

hot pre-emption (< hot pursuitから)
お返し戦術のように「やられたらやりかえす」ではなく、 「やられる前にやる」という戦略。 ブッシュはテロの時代においては冷戦時代の抑止や封じこめ戦略は 通用しないと述べ、テロリストは先手を打って片付ける必要があることを 強調(see BBC News)。 イスラエルの対パレスチナ戦にも同じロジックが適用可能とされる。 しかし、インドの対パキスタン戦においては、 この戦略で行くと核兵器の使用によって双方が大打撃を被る可能性があるので、 まだ旧来のお返し戦術が取られているとされる。pre-emptive action.

昼下がり2

「先進国の女性が子供を産まなくて困っています。 キャリアのために出産を30台後半にあとまわしにすると、 生殖援助技術を使って産もうと思っても産めなくなっていたりします。 日本の女性が一生涯に産む子供の平均が1.33になりました。 政府はさまざまな援助をすることで国民が子供を産むようにしようとしています。 しかし、なかなか出生率は上がりそうにありません。 どうすべきなんでしょうか」

「女性を職場から追放したらどうだ。セクハラもなくなって一石二鳥じゃないか」

「そんな、タリバン政権じゃあるまいし」

「じゃあ、もう女性に子供を産んでもらうことはある程度あきらめて、 外国人をどんどん労働力として受け入れるしかなかろう」

「それも一手ですけど、日本人がいなくなっちゃうじゃないですか。 われわれは文化としては残っても、人種としては滅びちゃんうんですか?」

「それでもいいんじゃないか。日本の国際化が促進されてさ。 それに、どうしても生みたい人は生むだろうし。 外国人を代理母として安く雇うという手もあるんじゃないか。 女性は働いたままで、夫の精子と卵子だけ提供してさ。 乳母も外国人労働者を雇う」

「そんな代理母業を大々的にやったら非倫理的だと非難されますよ」

「とにかく、いずれにせよ、 男性も女性も子供を産みたくて仕方ないようにしないとな。 しかし、みんな精神年齢が低いので、 20代では子供を産もうという気にならないんだな。 まだまだ遊びたいと思ってるから。 やっぱりムリじゃないの、解決は。先進国の病だよ」

「コンドーム生産会社が、 すべてのコンドームに穴を開けるという手もありますかね」

「そんなの一時的な手段でしかないだろうが」

「そですね。すいません、つまらないアイディアで」

昼下がり3

某スタバ、2時すぎからまた混みだす。

夕方

ようやくベンタムの勉強に着手。文献を調べないとなあ。

BBmobile、30分おきぐらいにパスワード確認がなされるのが ちょっとうっとうしい。その度にtelnetが落ちてしまうので。

机に向かっている時間…6hr
今日の勉強時間…3hr
マルクス係数…18.8


21/Jun/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

[インターネット: 2時間 新聞: 1時間 専門の勉強: 5時間]

真夜中 (午前)

昨夜はだらだらと過ごしてしまい、ほとんど勉強できなかった。

さきほど、寮の地下にある洗濯機を回しているあいだにすこし勉強した。 洗濯室のように、ほかに何もすることがない場所だったら本をどんどん読めるのに。 ホテルを借りて缶詰状態で仕事をする人の気持がよくわかる。 犯罪をして刑務所に3年ぐらい入れられたら、博士論文が書けるかもしれない。

「あ、冗談ですのでくれぐれも本気にしないように」

昼下がり

お昼まで寝てしまう。

朝日の社説 (「ホームレス――やり直せる社会に」)。 なんだなんだ、「だれもがやり直せる社会にするために、 安全ネットを張り直したいものだ」という結論は。 書いていることはもっともだが、文章全体に、 バスで老人に席を譲るのを勧めるのと同じ程度の熱意しかこもっていない。 ホームレス救済法の成立は、 「今年の冬に間に合うよう、党派を超えて、 できるだけ早い成立をめざしてほしい」 というような希望を表明するだけではすまない、 もっと切迫した話ではないのか。

「また、何を熱くなってるんだか」

日経の社説 (「抜本改善必要な研究投資」)。 科学技術白書によれば、 日本は研究に莫大に投資している割には他の先進国と比べて 成果が上がっていないとのこと。 もうちょっと効率的な研究費配分を主張している。

「結果が恐いので哲学や倫理学に関しては白書を作成しないでほしいものですね」

「『研究費の配分的正義』というのはおもしろいテーマかもしれんな。 来年もし学振が当たったら、『学振制度はロールズ流の配分的正義に反する』 とかいう論文を書いてみたらどうだ。がはははは」

「いや、当たらなかったら書きます、それ」


21/Jun/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

今日のニュース

3コマ目の応用倫理学の授業に出ました。
テレビの「やらせ」についての倫理学的考察でした。
4コマ目のヘーゲルの授業に出ました。
動物には自己意識がないというような話でした。 寝不足だったので、授業の途中に意識も自己意識も吹っ飛びました。
通販でノートパソコンを注文しました。
このページを使って 2時間近く調べた結果、某IBM社の某ノートを買うことにしました。 銀行振込は心配なので、代金引換にします。

06/21/99 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

疲労回復のために某ソファで少し寝る。背中が痛い。


一般相対論の勉強中。

ところで、 中学生のときに、「重力ってなんで生じるんだろう」 と疑問に思ったことがあったが、 その問いをちゃんと考え抜くか抜かないかが、 おれとアインシュタインの差なのかもしれない:-p


某古本屋に行って買物。コンビニでも買物。


真夜中、下宿に戻る。 明け方に寝て、お昼前に起きる。 風呂に入り洗濯をして、 急いで大学に。

ヘーゲルの授業に出たあと、 文閲に行ってカントの『嘘論文』の原文を探す。 すると、探し方が悪いのか、いくら探しても、 プロシア・アカデミー版の亀の子文字のテキストしか見つからない。 亀の子文字をOCRで読むわけにもいかないから、 直接打込むことにした。

(カント情報求む。 K・Vorlaender編の第6巻が文学部内にあることを知ってる人は、 どうぞメイルしてください。)

約2時間かかって打ち込んだあと、気晴らしにルネに行って買物。

それから、『嘘論文』の原文と英訳と日本語訳を対訳形式にする作業をする。 (英訳は某君が、 日本語訳は3回生の某君が、それぞれ電子テキスト化してくれた)


今日やったこと


06/21/98(Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

ひどい雨。ここまで来るのにずぶぬれになってしまった。

今日は明け方から昼下がりまで爆睡し(病気)、 起きてから食事(コーンフレーク)、入浴、洗濯、 また食事(某先輩に教わったあぶたま丼に挑戦)。 冷蔵庫の中でレモンがカビてるのを発見。直ちに総括する。 時期が時期だけに、買ったものはどんどん消費していかないと危なそうだ。 O157も恐いし。

こないだは、皮をむいていない玉葱に小さな虫が湧いていて怖かった。 それもすぐに総括。

ちょっと言語学の勉強。


バンドの練習。部室は西部内の、古い長家のような木造の建物の中にあるので、 雨漏りがひどい。ギターを弾いていると感電死するんじゃなかろうか。

先日読んだSFの感想


ロウビンスの『言語学史』を読書中。 う。オノマトペとかランガージュとか出てきていきなりわからん。 いつかどっかで聞いたか読んだかした気もするが…。 あ、オノマトペは擬音語(擬声語)のことか。 ランガージュはソシュール先生が登場するまで待つか。

古代ギリシアやヘレニズム世界では、 言語論(言語の起源、単語とそれが指すものとの対応) においても自然(ピュシス)か人為(ノモス)か、という議論があったそうだ。 また、アナロギア(規則性、合則性)対アノマリア(不規則性)の論争 (「言語は規則的か、不規則的か」および 「言語は規則的にして行くべきか、不規則のままであるべきか」) というのもあったそうだ。興味深い。

プラトンが最初に文をオノマ(名詞的要素)とレーマ(動詞的要素)に分割。 日頃から文(命題)に強い関心を抱いているアリストテレスが、 この分類を発展させる。プラトン先生偉いなあ。 その後、ストア派の人々がさらに精密な分類を行なう。

しかし、 アレクサンドリア学派(アリスタルコス、ディオニュシオス・トラクス、 アポロニオス・デュスコロスら) の文法学がストア派のそれにとって代わって優勢になる。 ううむ。栄枯盛衰。 このディオニュシオス・トラクスの著した(とされる) 『テクネー・グランマティケー』(『文法術』)という本は、 後代に圧倒的な影響を及ぼしたすごい本だったらしい。 八つの品詞(語類: 名詞、動詞、分詞、冠詞、代名詞、前置詞、副詞、接続詞) の分類法を確立。 これが以後ラテン語や近代ヨーロッパ語の文法に大枠として引き継がれていく。 (この分類では形容詞は名詞の一部となっている)


06/21/97(Sat)

・真夜中・

・夜ごはんを食べながら、本宮ひろしの『雲にのる』を読む。それにしても、 昔の人は天国とか地獄とかよく考えついたものだよなぁ。それでまたその天国 やら地獄やらの内容がやたらと詳しいの。あきれるくらい。昔の人はよっぽど ひまだったんでしょうねぇ。おっと、今の哲学者も同じようなことをしてるか も知れないか。


・ううむ、熊本大学の倫理学科ではベンタムの演習をしているらしい。うらや ましい。

(ちなみに熊本大学の人達も「ベンサム」ではなく「ベンタム」と呼んでいる ようである)


・早朝・

・すさまじい直射日光によって否応もなく起こされる。暑いってば。


・とっても天気が良いので少し散歩をして来る。


・朝・

・外に出てついに夏が来たことを知る。があああっ。


・昼過ぎ・

・ロック読書会終わり。やっと第一巻の第二章を読み終わった。

・んで、これからバンドの練習。今日は貸スタジオに入っての練習である。


・夕方・

・バンドの練習終わり。メンバーの一人が2時間の練習に1時間15分遅刻して来 る。彼の神経はぼくにはほとんど信じがたいが、まあ、ぼくの基準で計って怒っ ても仕方ないとも思う。

(それとも、「ぼくならそんなことはしない」という理由で人を怒るのは正し いのだろうか?)

・では帰る。げっ、雨が降って来た。(夕立ちでした--ほんとに夏!)


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Fri Aug 23 21:46:31 JST 2013