/ こだまの(旧)世界 / 読み物 / こだま美術館 / ゲソダイ哲学リンク集 / weakly news / web diaries / このサイトの検索 / indexにもどる

KODAMA'S (NEW) WORLD

ものごとを解釈するのよりは、解釈を解釈するほうが大忙しだ。 そして、ほかの主題についてよりも、本について書かれた本のほうが多い。 われわれは、おたがいに註釈をつけあうことばかりしている。
注釈書はひしめくほどあるが、著書のほうはまったく払底している。

---モンテーニュ『エセー』


昨日 / 明日 / 2013年6月 / 最新 / はてな

この日の出来事


17/Jun/2013 (Tuesday/mardi/Dienstag)

某講義、某オンライン研究会など

定時起床。昨晩は暑かったせいかあまりよく眠れず。髭剃り、ゴミ出し、朝食、 朝刊。

朝、娘を保育園に送ってから大学へ。午前中から講義の準備。お昼前に中央購 買部に買い出しに。一階でおみやげも購入。

昼下がり、某講義。直接・間接功利主義とヘアの二層理論のあたり。もっと勉 強しないと。

夕方から某オンライン研究会。某報告の予行をさせてもらう。いろいろコメン トをもらった。感謝。

夜、少し遅めに帰宅。夕食。新聞。

夜中、娘とシャワー。食器を洗ってから娘の寝かしつけ。なかなか寝ない。

真夜中、ちょっと雑用。明日は早いので、荷物をまとめたら寝よう。忘れもの をしないように注意。


17/Jun/2012 (Sunday/dimanche/Sonntag)

娘と留守番、某オンライン研究会

少し遅めに起床。シリアル、朝刊。

終日、娘の世話。お昼すぎに少し寝て、夕方には少し娘を近くの公園に連れて いったぐらい。

夕方、某妻が帰ってきて、夕食。

夜、娘の散髪を手伝い、風呂に入れる。娘は昨日から少し風邪気味。某妻も風 邪気味で、昨日やっと病院に行った。包囲網が狭まってきているので、わたし も時間の問題か。

夜中、某オンライン研究会。

真夜中、少しワインを飲む。今週末はほぼ外に出なかった。明日からまたがん ばろう。


17/Jun/2011 (Friday/vedredi/Freitag)

真夜中

朝、少し遅めに起きる。朝食、髭剃り、朝刊。

雨の中、地下鉄で出勤。午前中は某論文を完成させて先方に送る作業。 送ったあとに、一箇所間違いに気付く。お約束。 それから一部の人に内祝いを手渡しする作業。

お昼をコンビニで買って食べ、少しサンデル先生の勉強をしたあと、 駒場に移動。途中、お腹の調子が悪くて難儀する。

夕方から某サンデルゼミ。同性婚の是非と法と道徳の関係について、 自分が面倒を見た学生たちが報告。ディスカッションもそれなりに盛り上がり、 うまく行ったようだ。一安心。

それから帰宅して夕食、夕刊。夜中、死んだように仮眠。 そのあと某娘を風呂に入れる。

真夜中、明日の講義の準備をしようと思ったが、 疲れてほとんど何もする気にならず。明日早起きしてがんばるか…。


17/Jun/2010 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

朝、少し遅めに起きる。洗濯、シャワー、シリアル。

定時出勤。午前中はやっぱり雑用。

お昼、コンビニで弁当を買ってから、某ランチョンセミナー。 シンガーのNYTの論説や「最小不幸社会」について。

お昼すぎ、某大学の卒論生と面談。研究者志望のようなので、 研究者は大変ですよ、と言っておく。 しかし、自分が研究者になっているんだから、あまり説得力はないよな。 いや、経験している人が言うんだから、ミル的にはそれでいいのか。 でも、他の仕事は経験してないしな。どんな仕事も大変は大変だろう。

昼下がり、某先生らと打ち合わせ。それからやっとお昼。 夕方もいろいろ雑用。少し寝袋。

夜、ジムで筋トレ。それから某院生二名と白山のイタ飯屋へ。 いろいろ話す。白山で別れて歩いて帰宅。シャワー。

夜中、二階の勉強部屋で少し勉強。そろそろ新聞を読んで寝よう。

昨日は隠れて生きていたが、今日は人に会う日だったようだ。


17/Jun/2009 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

朝、定時起床。シャワー、朝食。

定時出勤。午前中は雑用。

お昼すぎから2時間ほど某会議。前半の書記を務める。 疲労して、終わってから少し寝袋。

夕方、真面目に某勉強。少しself-esteemが上がる。

夜、ジムで久しぶりに筋トレ。それから千石でコーヒー豆を買って帰宅。

夕食。某妻は無事に某ブツを提出できたようで、憑き物が落ちた顔をしている。 夕食後、新聞を読んでから食器を洗う。

夜中、某政治哲学の勉強をするはずが、ついubuntuで遊んでしまう。ばがっ。


17/Jun/2008 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

朝、定時起床。シャワー、朝食。

終日雑用。

夜、某飲み会。泡盛。夜中に帰宅。


17/Jun/2007 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

午前中に起きる。 お昼は巣鴨に行く途中にある某寿司屋で某妻と。うまい。

それから某区立図書館に行って本を借りたあと、 散歩日和だったこともあり、某妻と一緒に白山まで散歩。 白山神社のあじさい祭りを見てくる。 屋台も出ており地元感があふれていた。

そのあと、白山下の某輸入文房具屋で名刺入れを購入。 こないだの某アド街でもやっていた某洋菓子屋でカヌレを買い、 某ベーグル屋で新聞を読んで一休みしてから帰宅。よく歩いた。

真夜中

夕方、二階の和室で一睡したあと(梅雨なのに湿度も低く、 気温も昼寝にちょうど良い季節)、ワインを飲みながら新聞を読み、 某妻と夕食。キアンティは少し冷した方がおいしく飲める。

夜は二階で読書。某現代用語の推敲作業をしようかと思ったが、 月曜日にすることにした。 なるべく仕事と趣味を分離させるようにしよう。

真夜中2

いろいろ本を読むつもりがあまり読めず。また明日からがんばろう。


17/Jun/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

寝不足だが定時出勤。午前中は、院生との文献講読。

真夜中

今日のこと。

真夜中2

コンピュータの設定をいじりながら、 『すべては愛のために』、『ANTS』、 ガーナ対チェコ戦(2-0)を見てしまう。

今日のニュース


17/Jun/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

遅起き。さっさと大学に行かねば。

大学生のための本の探し方、おもしろい。 今は大体OPACで調べられると思うが、教室が所有している本は一般に 貸してくれないというのは、某本郷大学(の文学部)でも同じようだ。

昼下がり

某氏と昼食。朝遅くにシリアルを食べたせいか、 ご飯にまったく手をつけられず。顰蹙。

少し遅刻して(これも顰蹙)、某面接。 「生命倫理学研究者」を養成するカリキュラムについて、 そろそろ真剣に考える必要がある。

夕方

某氏と連れだって久しぶりに法学部の図書室に行き、論文をコピー。

蒸し暑い。

あ、新聞を読んで、たまっている切り抜きもやらないと。いろいろ雑用が。

真夜中

夕方、水泳(600メートル)とバドミントン。 バドミントン中に転げ回ったときにちょっと腰を痛める (バドミントンで転げ回る人も珍しい)。

そのあと、同僚や学生らと居酒屋で夕食。歓談。 遅くなったので真っ直ぐ帰宅しようと思ったが、 ついつい重力の魔に負けてマンガ喫茶へ。 閉店まぎわまでいて、タバコ臭くなって帰宅する。

帰ってから某翻訳の添削。この仕事もあともう一息で終わる。

さて、明日は早起きできるようにがんばろう。


17/Jun/2004 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

夜明け前

昨日は朝から大学。

かつて自分が引用したロールズの『正義論』の一節の該当個所が見当らず、 一時間以上探す。人生を無駄に使ってしまった。 当たりまえだが、引用は必ず明示的に典拠を残しておくこと。

昼下がり

お昼前に起きて、某海鮮丼屋で食事をしてから大学へ。


17/Jun/2003 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

Philosophers' MagazineのIssue 23が来る。 動物論の特集。リチャード・ライダーのpainismの議論は一貫性がまったくなく、 気違いだと思う。苦痛は主観的なものであるがゆえに効用の個人間比較は 不可能であり、したがってシンガーのように快苦の総和最大化(足し算) はできないと言いつつ、 行為の不正さは「最も被害を受けた主体の苦痛」によって決めるべきだという。 (`I believe that the experience of different individuals cannot meaningfully be added up... Pain is an experience. It is subjective. Unless I can directly experience the pains of others it makes no sense to add their sufferings to mine.' (42))

しかし、苦痛は主観的なものなのに、どうやってそれを決めるのか。 さらに、個人間のトレードオフ(Yの苦痛を和らげるためにXに苦痛を科す)は 正当化されると書いてあるが、 これも苦痛の主観性を主張するなら不可能だろう。 さらに動物の苦痛も同様に考慮すべきだと言うのだからあきれる。 (`X amount of suffering in a dog is as important as X amount of suffering in a rat or a rat catcher.' (42)) なんで誰も間違いを指摘してあげないのだろう。

「ライダーが日本語は読めないことをいいことに、強気に出てるな、君は」

「いや、これははなはだしく誤った議論に見えるからちょっと頭に来てるんですよ。 本人の前でも言いますよ。それともぼくが何か勘違いしてるんでしょうか」

「う〜ん」

遅寝早起き。眠さ8ぐらいだったが、テレビをつけてなんとか起きる。

外はくもり。また草抜きをしないと、庭が大変なことになりつつある。

職員採用試験で非喫煙者を優遇 神奈川・大和(朝日)。 これはちょっとまずい気がする。 喫煙者が他人に危害を加えないかたちで喫煙することができると仮定するなら、 当人の嗜好によって職業差別するのはおかしい。 とくに私企業ではなく市の職員の採用だったらなおさらだ。

大和市のウェブサイト

お昼

某スタバで新聞。最近、 勉強のために英語のクロスワードをやるようにしているが、 産経のやつもなかなか手強いし、ガーディアン・ウィークリーのものは ほとんど歯が立たない。修業が必要だ。

昼下がり

ファーストキッチンでお昼を食べたあと、 某大学に来る。暑い。眠い。

夕方

まだ大学。

キース・ホリオーク他の『アナロジーの力』を読む。おもしろい。 J・J・トムソンの例も(intuition pumpの一つとして)挙がっているが、 考察が今ひとつ足りない気がする。 もっとよく考えてみよう。 う〜ん、認知科学もおもしろいなあ。

真夜中

夕方、自由ヶ丘に戻ってきてしばらくスタバで勉強したあと、 夜に渋谷で某友人らと会って喫茶店ですこし話す。 それから帰宅。つかれた。

真夜中2

駒沢公園のそばにある某大学にコピーさせてもらいたい本があるので、 明日ちょっと行って貸してもらえるか訊いてみよう。 大岡山にある大学にもあるようだが、研究室所有のようで面倒。 駒場にもあるようだが、これも附属以外のところにありそう。


17/Jun/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

ひさしぶりに日記の整理をする。 ずいぶん時間がかかった。

真夜中2 (午前)

そうめん、豆腐。そうめん、うまいのでおかわりを作ってしまう。 なんぼでも食べられる。あれ、「なんぼ」は大阪弁か。

BBモバイルに登録。京都には一軒もないけど :) 無線LANを買おう。

ゴミを出しそこねる。

喫茶店に行って勉強しよう。

「父親の愛情度は必ずしも、子供と接する時間に比例しない。 父親がいなくても子供は母親の言うことを聞き、母親をてこずらせたときには、 父に帰ってからしかられるという週間をふだんからつけておく必要がある。 それが一家の大黒柱としての父親の威厳であり、存在感というものであろう。

「家庭教育への支援策を検討する文部科学省の懇談会はこの三月、 企業戦士としての父親像を批判し、企業側に父親が子育てに参加 できるよう環境整備を求めた。「父親を早く帰宅させてほしい」 と言いたいようだが、ちょっと違うのではないか。 仕事に打ち込む父親の姿を子供が知ることも大切である。 むしろ、それに誇りをもたせるような家庭教育が必要だろう。

「最近は優しくて物分かりのよい父親がもてはやされているが、 それはかえって子供の将来を損なうことになりかねない。 父親はもっと恐い存在であらねばならない。父性は強さと厳しさ、 母性は温かさと優しさが必要だといわれる。 家庭教育では、父性と母性のバランスが大切だが、 今は父性の教育力の回復が一層求められている」(産経6月16日社説)。

ジェンダーによる役割分担を肯定している文章。 この旧来の仕方で子供がちゃんと育ってきたという仮定があるようだが、 それはホントか。

お昼前

朝食、シャワー。げ、もうお昼前。勉強勉強。

お昼

某スタバ。ニューギニアピーベリー。にがうす。今いち。

昼下がり

アクセルロッド、ざっと読み終わる。8章の理論の応用がおもしろい。 政・官の協調(なれあい)関係を作らせない方法、 最後の最後の裏切りを減らす方法など、考えさせられる点が多々ある。 繰り返し読むべき名著だ。

昼下がり2

某サンジェルマンデプレ。マクドで食事を買って、シンガーを読む。 寒くてあまり長居できない。

夕方

ちょっと某研究室に来て、『週刊アスキー』を読んでみたり。 ここは暑すぎず寒すぎず、快適。

夕方2

文学部新館の中庭のベンチに座って、シンガーを読んでみたり。 さまよいながら勉強。これも生活の実験。

夕方3

附属図書館でレポートの採点。おもしろいがたいへん。一向に終わらない。

「具体例を用いてわかりやすく説明せよ」と課題を出したら、 けっこうみなちゃんと具体例を挙げてうまく説明しているが、 中にはただ単に「例えば甲と乙」という風に名前を挙げて 済ましている学生もいる。それでは不十分。

前に座っている人はドイツ語の辞書片手にヘーゲルの精神現象学を勉強している…。

閉店まぎわの某ルネで無線LANのアクセスポイントとカード、 およびCD-RWを購入したあと、 ふたたび某スタバでレポートの採点を続け、それから買物をして下宿へ。

CD-RWはすぐに動いたが、無線LANの方は苦心のすえ、やっとつながる。 たいへん。

机に向かっている時間…5.5hr
今日の勉強時間…5hr
マルクス係数…56.8


17/Jun/2001 (Sunday/dimanche/Sonntag)

[専門の勉強: 6時間?]

真夜中

ふう、やっと3100語くらい。なんとか今日中に第一稿を書きあげて、 月曜日からは現代政治哲学のエッセイを書きはじめるつもり (まだ全然準備してないが)。 無理でもがんばれ。


17/Jun/2000 (Saturday/samedi/Sonnabend)

今日のニュース

雨です。
「アメアメフレフレ母ちゃんが、夜なべをして手袋編んでくれた」 という歌を口ずさみたくなるような天気です。
BMOR読書会をしました。
バトラーです。 快楽説のパラドックスのあたりを読みました。
BMOR読書会のまとめをしました。
さっさとやるに限ります。
編集後記

編集後記

今日のDAILY YOMIURIの記事を読んでいると、変な記事があったので訳してみました。

*「ゲイ」の犬を殺した罪で有罪判決

家の犬がゲイだと思い、犬を殴って致命傷を負わせた罪で起訴されていた男が、 動物虐待の罪で有罪を宣告された。
58才の某は、最高一年の懲役刑を言い渡される可能性がある。
証人によれば、某は彼の妻の去勢されたオスのプードル・ヨークシャーテリアが、 家で飼っているもう一匹のオスのジャックラッセルテリアに繰り返し性行為を 行なおうとするのに腹を立てた。
「彼はその犬がホモ犬だと思ったんで、腹を立てたんだ」 と保安官の某は述べた。
検察官によると、某は掃除機のプラスチックの棒の部分で犬の頭を殴り、 犬を木に向かって投げつけた。犬は昏睡状態に陥り、安楽死させられた。
某は犬を偶然殴ったのだと言い張った。

(変な記事を読むのが好きな編集者G)


06/17/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

昨日は夜に某所でキムチ鍋を食べてから帰宅。 『一二の三四郎2』5巻〜6巻。やっぱりおもしろい。

下宿に戻って『言語論のランドマーク』を読み始めたが、 そのうち力尽きて寝てしまった。

朝10時ごろに起きて大学へ。ゴミ出し忘れる。

大学に来る前に古本屋めぐり。某所と某所で見かけた洋書を購入。

大学に来ると、某くんから、 昨日のフランス語の勉強についてのメイルが来ていた。 というわけで訂正訂正。


Car leur ae, & leur oe, ne se prononcent plus que comme vn e. Mais elles se retiennent encore dans le Grec, par ceux qui prononcent bien.

このparは受動態におけるbyにあたるものらしい。ceux quiは that whichではなく、those whoの方だった。勉強勉強。

「なぜなら、ラテン語のaeやoeは、eのようにしか発音されないからである。 しかし、ギリシア語では、それらは、 きちんと発音する人々によってまだ (encore) 保持されている (se retenir)」。

ou` il faut remarquer que ces deux dernieres ne sont pas des triphthongues, comme quelques-vns ont voulu dire, parce que eu, & au, ne valent dans le son qu'vne simple voyelle, non pas deux.

dans le sonを訳し忘れていた。これはカッコに入れて考えるようだ。

「ただし、 ここで注意しなければならないのは、これらのうち最後の二つは、 三重母音でないことである (ある人はそう言おうとしたのだが)。 なぜなら、euやauは、音の上では、 二つではなく一つの単純な母音にしか相当(valoir)しないからである」。

勉強になりました。感謝感謝。


夕方

文閲でしばらく自習。久しぶりに机につっぷして寝る:-) 書庫に入ってカント本を一冊借りる。

中央食堂で弁当を買い、某所で食事。昨日のバイト代ももらう。 感謝。

それからBMOR読書会。ロック。


大学生のための本の探し方

さて、k君は、某論文にのっていたカントの『嘘論文』の英訳(注) を大学の図書館で見つけようと思い立ちました。 ハイテクなk君は、まずインターネットエ○スプローラーを使って、 大学の図書館のホームページを見つけ、 蔵書検索をしてみます。

注: L.W. Beck ed., Critique of practical reason, and other writings in moral philosophy, Garland Publishing Company, 1976.

しかし、この本は見つかりません。 そうするとこの大学にはこの本はないのでしょうか?

いや、そんなことはないはずだ、とk君はつぶやきます。 k君は粘着質なのです。そう簡単にはあきらめません。

k君は、オンラインの蔵書検索が完全でないことを知っています(注)。 そこで次に彼は、文学部図書館に足を運び、 検索カードで調べることにしました。

注: 詳しくは、 蔵書検索のサイトの「収録範囲」というところを参照してみましょう。

しかし、やはりここにもありませんでした。k君は途方に暮れました。 やはりこの本はこの大学にはないのでしょうか?

とほほ、とk君があきらめて部屋に戻ってきたところ、 図書検索の達人のh君がいました。 k君がこれまでの経緯を話すと、 h君は、附属図書館の検索カードを調べれば、 全学(大学全体)の蔵書を調べることができる、 と教えてくれました(注)。希望はまだあったのです。

注: ただし、最近の本はもうカード化されておらず、 コンピュータでしか調べることができない。

k君は附属図書館に急ぎました。 そして検索カードを調べると…。

あった! ありました! ついに苦労が報われるときがきたのです。 k君の頬に一筋の涙が流れ落ちました。

しかし、喜びもつかのま、問題の本がどこにあるのかと見てみると、 「教養部」。教養部といえば、今の総○人間学部のことです。 あそこは他学部の学生に本を貸さないことで有名…。

いや、そんなのはうわさに過ぎない、 本気で勉強したい人にはきっと本を貸してくれるはずだ、 とk君は考え、自転車に乗って旧教養図書館に行きました(注)。

注: 総○人間学部は若い人々が大勢いるので注意しましょう。

図書館の二階にある一室で再び検索カードを調べます。 というのは、ここのカードには、本の所在がより詳しく書かれているからです。 しばらくしてk君が見つけたカードには、「212/657 哲学」と書いてありました。

「哲学か…」とk君はつぶやきました。 k君は、h君とさきほど話したとき、 彼が「『哲学』の本はまず借りれませんよ」 と言っていたのを思い出したのです。 しかしk君は、だめで元々と思い、 図書館の人にこの本を借りれますか、 と尋ねてみることにしました。

図書館の人に尋ねてみると、 彼は「図書目録新旧対応表」のようなものを持ってきて、 この本が、現在は某先生の研究室にあることを突き止めてくれました。 そしてこう言います。 「数週間かかると思いますが、それでもよろしいですか? また万一先生がお使いの場合は、借りれないこともありますが」

一説によれば、この手続きを踏むと、 まず借り出せることはないんだそうです。 しかし、さいわいk君は某先生と一応の面識があったので、 「いや、では直接頼むことにします」と言って図書館を後にしました。

そこで次にk君は、某先生の研究室を尋ねてみることにしました。 一般に、研究室で研究する先生はいないものだ、と言われていますが、 今回もやはり先生はいらっしゃいませんでした。 しかし、本のありかは突きとめたので、また来ればいいじゃないか、 とk君は自分を慰めました。

すると、帰り際に道端で偶然、某先生に会うことができました。 k君は内なる神に感謝して、某先生に話しかけました。 本を貸してくださいと頼むと、某先生は鷹揚に承諾してくれました。 そして、今度の火曜日にでも取りに来なさい、と言われました。

というわけで、k君は無事本を手に入れることができそうです。 みなさんも、あきらめずに本を探してみましょう。 きっと誰かが隠しもっているはずです:-)


倫理学入門読書会(「功利性と善」その2)に出る。 何(快、選好、 利益)を最大化するかという議論を終えて、 次に、最大化の計算に伴なう問題として 「個人間の効用比較の不可能性」と、 「非人称性impersonality」(各人[の功利性]を等しく扱うこと) の問題が扱われた。 この論文を読むのは二度目なので、 全体の構造が以前よりクリアに見える気がする。 勉強勉強。

Utilitarianism and beyondや、 Utilitarianism for and againstなど、 早急に読まねばならないと思う。しかし時間が。時間が。


今日やったこと


06/17/98(Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

昨日はあれからみなでお寿司を食べに行った。 おれもたくさん魚を食べてしまった。 野菜の神様、ごめんなさい。 ま、とにかくごちそうさま。

そのあと下宿に戻って、 筒井康隆の本を一冊読み終えたあと、 今日のお昼過ぎまで爆睡。 よくもまあそんなにも寝れるもんだ。

起きてから洗濯、お昼ごはん(スパゲティ)、そうじ、 入浴など。喫茶店に寄ってから研究室へ。


06/17/97(Tues)

・朝・

・またまた学生部について書いたことについて批判 のメイルが来た。

・次は社会人の方からで、曰く、「学生運動を市民革命になぞらえるのはおこ がましい。なぜなら市民はそれまで人権を持っていなかったが、学生は持って いるではないか。おまえら恵まれてるんだからばかなことやってないでしっか り勉強しなさい。母より」

(注:これは本人の言葉ではなく、あくまでこだまの言葉で書かれています)

・ぼくらの方が17世紀のイギリス市民や18世紀のアメリカ・フランス市民より も恵まれていて、多くの権利を持っていることは確かです。が、それにしても この大学内の政治体制はほとんど王制というか、僭主制というか独裁制という か…、いやそこまでひどくないんですけどね。たぶん。

・ま、後で又書きます。


・昼・

・二コマ目終わり。

・倫理学研究室にて学生部の話に花が咲く。政治的急進化進む。


・夕方・

・授業終わり。難しい話が続いたので頭痛がぶり返す。

・これから、い○ださん歓迎会をするらしい。こだまも行くらしい。


・夜・

・いせ○さん歓迎会終わり。教授・助教授にご馳走になりました。ごちそうさ までしたっ。

・4級や、おおた○大学な方(以後5級と書くことにするか)もいらしており、久 しぶりに楽しい飲み会でした。(ぼくは飲んでないけど)

(何人かはさらに二次会に行ったらしい)


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Sat Aug 10 22:41:54 JST 2013