日本尿路結石症学会

日本尿路結石症学会理事長のご挨拶

日本尿路結石症学会理事長 市川 智彦
日本尿路結石症学会理事長
市川 智彦

平成28年7月に役員改選がありましたが、引き続き日本尿路結石症学会理事長を務めさせていただく事になりました千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学の市川智彦でございます。歴代の理事長の先生方が創設し発展させてこられた本学会を、さらに発展させ次の世代にバトンタッチできるよう、引き続き全力で任務にあたらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

我が国における尿路結石症の全国疫学調査は1965年から約10年に1回実施されてきました。2005年からは日本尿路結石症学会が中心となって行っております。2015年全国疫学調査の解析も進んでおりますが、ご多忙のなか臨床データをご提供くださいました会員の先生方に心から御礼申し上げます。前回と同様に一次解析について論文化した後、二次解析の論文化を行う予定としています。10年に1度の重要な学術的事業となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2016 年7 月19 日(火)~22 日(金)、幕張メッセ国際会議場において第13回国際尿路結石症学会(13th International Symposium on Urolithiasis, ISU)を日本尿路結石症学会第26回学術集会と合同で開催いたしました。ISUは4 年に1 度開催されてきましたが、日本で開催されるのはこれが初めてとなりました。参加者は国内外29ヶ国から400名にのぼり、無事盛会のうちに終了することができました。日本への誘致にご尽力された歴代の先生方、開催準備に携われた先生方、ご講演やご出席された先生方、多方面からご支援を頂戴しました会員の先生方にこの場を借りまして心から御礼申し上げます。プログラムの詳細はhttp://www.congre.co.jp/isu2016/common/files/program.pdfに掲載されていますので、ご覧いただければ幸いです。

本学会の正会員数は現在400名ほどになっています。若手の研究奨励や尿路結石症に関連する各種事業の実施には経済的基盤が重要となります。内視鏡の細径化をはじめ尿路結石症の治療はめざましい進歩を遂げており、その裾野は広がっています。さらに会員数を増やし、本学会の使命である尿路結石に関連する基礎的ならびに臨床的研究を通じて、国民の健康と社会の発展に積極的に貢献していきたいと思います。会員の先生方におかれましては、本学会の趣旨をご理解頂き、引き続きご指導ならびにご支援を頂戴いたしたく、よろしくお願い申し上げます。

平成28年7月
日本尿路結石症学会理事長 市川智彦

・日本尿路結石症学会理事長のご挨拶(平成26年8月版)

概要紹介

▲ ページの先頭へ