第24回日本臨床モニター学会総会

第24回日本臨床モニター学会総会

日本学術会議

日本臨床モニター学会 会長挨拶

 日本臨床モニター学会(Japan Association for Clinical Monitoring: JACM)は, 医療現場でのモニター開発と普及, 臨床モニターを通じた医療の安全性と質の向上を目的として1990年に発足して以来、35年を迎える歴史ある学術団体となっております。
このたび, 第37回日本臨床モニター学会総会会長にご推挙いだき, 2026年4月11日(土)12日(日)の2日間、奈良市にある日航ホテル奈良にて本会を開催させていただくこととなりました。このような機会を与えていただいたことは大変光栄なことと存じており、関係者の方々に深く感謝申し上げます。
 本学会では、大会テーマを「Clinical Monitoring & Sustainability」とさせて頂きました。医師の働き方改革や多職種連携が進む中、非侵襲的・非接触・自動化されたモニタリングシステムと統合されたデータによる未来予測、データに基づいた遠隔診療など次世代のモニタリングシステムに移行することは現在の医療体制の継続には必須の要件になっています。医師と多職種による良好なチーム医療に加えて、進化した医療機器や情報機器、データサイエンスとの協働が求められています。本学会では, 多種多様な臨床モニターに関する最新の知識を高めると同時に, モニターそのものの魅力と可能性について熱い議論できればと考えております。
 本学会は様々な専門領域の医師, 歯科医師, 薬剤師, 看護師, 臨床工学技士, 研究者, 企業関係者等, 職種を超えた情報交換の場になればと期待しております。臨床におけるモニターの新知見のご発表などに加えて、企業の皆様による新技術のご発表なども歓迎いたします。
 歴史ある奈良の地で、未来を夢見れるひと時になればと思います。多くの皆様にご参加いただければと思います。ご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。

謹白

第37回日本臨床モニター学会総会

会長 川口 昌彦

(奈良県立医科大学麻酔科学教室 教授)