この度、第38回日本ストレス学会学術総会を、2022年11月26日(土)〜27日(日)の2日間にわたり、WEB開催させていただくにあたり、ご挨拶をさせていただきます。
当初は、コロナ禍も落ち着き本学の東京赤坂キャンパスに皆様をお迎えし、上記日程にて通常開催を想定しておりましたが、7月に入ってからの想定外の感染症の再拡大の影響も踏まえ、慎重に検討しました結果、同日程にてWEB配信で開催することに致しました。
さて、今年のメインテーマは「Well-beingのストレス科学」と致しました。Well-beingという言葉は「幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態」と理解されておりますが、この状態を社会において実現するためには医学、公衆衛生学、工学、心理学、社会学、経済学、文学など様々な学問の結集、融合と創造的変革が必要と考えます。本大会においては、これらを背景としてストレス科学の観点からこのWell-beingにメスを入れたいと思いこのテーマと致しました。
プログラムをご覧いただくと分かりますように、本学術総会には専門を異にする様々な先生方にご登壇いただきます。それぞれの視点からWell-beingについて活発に議論いただき、参加者の皆様には学会を楽しんでいただけることを願います。また、今回の学会開催に当たっては、学会オンラインサイトをプラットフォームとし、ライブ配信とその録画のオンデマンド配信を組み合わせて実施いたします。ディスカッションを伴うシンポジウムなどはリアルタイムでの配信を主体に行いますが、会期終了後に本学術総会のオンデマンド配信を12月末頃まで行う予定です。会期終了後も講演動画などの学術総会コンテンツを楽しんでいただけますと幸いです。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
令和4年7月吉日
第38回日本ストレス学会学術総会
大会長 中田 光紀
(国際医療福祉大学大学院医学研究科公衆衛生学専攻 教授)