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日本の医療・教育・産業領域に貢献する 日本医療心理学会

学会活動ACTIVITIES

日本医療心理学会 設立趣旨


医療の発展に伴い,かつては難しい病とされた疾患の生命予後も飛躍的に改善されつつあります.しかしその一方で,高度先進医療に伴う患者の負担やストレスの増加,医療体制や医療制度がもたらすさまざまな患者の戸惑いや苦悩,医療者-患者間のコミュニケーションの障害によって生じる医療の質の低下やトラブル,チーム医療のチームコンサルティングにはたす心理行動科学的理論への期待,慢性疾患管理にはたす心理行動科学的な支援の重要性,療養後の社会復帰や復学支援へのニーズ,疾病予防や健康増進にはたすストレスマネジメントやヘルスプロモーションの重要性など,いずれの点においても医療とその周辺が抱える重要なテーマにおいて,心理学への期待が高まっています.

また,公認心理師国家資格の実現を目前とし,今後ますます上記のようなニーズが高まるであろうことが予想され,医療およびその周辺領域で働く心理職は確実に増加することになります.このような状況において,医療現場で働く心理職の専門性および資質の向上は重要かつ急務であり,さらにはそれらを通して,チーム医療を基盤とした認知行動アプローチの普及行うことは,日本の医療の質の向上に資する重要なテーマだと考えます.

そこで,この度上記の理想と理念に基づき「日本医療心理学会」を設立することといたしました.

本学会の会員の活動と相互の連携を通して,身体医療および精神医療における医療心理学に関する基礎研究から臨床実践に至る最新の知見を学際的に国内外に発信していける学会にしたいと考えています.

皆様に本学会の趣旨をご賛同いただき,ご支援を賜りますれば幸いです.何卒よろしくお願い申し上げます.

 

日本医療心理学会

理事長 鈴木伸一

本学会の構成と活動





■学会は医療心理学という根幹の下に,4つのブランチから構成される.


■各ブランチでは,それぞれの領域における重要テーマについて議論するとともに,それぞれの領域で働く心理職に必要とされる研修体制や社会インフラ整備,関連諸団体との連携,行政機関への働きかけなどを,学会役員会と連携しながら積極的に行っていく.

■年次大会や研修会等は,各ブランチ主体の企画と学会全体の企画を融合させる内容になるよう工夫する

■会員の相互の情報交換をねらいとしたメーリングリストを,学会全体と各ブランチごとに構築し,日常的な議論を活性化する.



Japanese Association of Medical Psychology

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TEL 042-797-8934