国際発達ケア:エンパワメント科学研究室 筑波大学 エンパワメント科学研究室スケジュール

ごあいさつ

安梅勅江現代社会において最も大切にしたいもの、それは共生の感覚ではないでしょうか。
国際発達ケア研究室では、エンパワメントを科学する研究を行っています。

エンパワメント(湧活)とは、人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させることです。誰もが持っている限りない可能性を前提に、その力を最大限に発揮できるような環境を整える方法を科学します。
一方ケアとは、生活者の視点で、その人の本来持っている力を育むサポートを意味します。ケア領域にエンパワメント技術を活用して、よりよいケアの実現を図るのが「エンパワメントのケア科学」です。
「エンパワメントのケア科学」は、ともに認めあい、ともに支えあい、知のエネルギーを共有しながら、世界中すべての人々のウエルビーイングに通じる研究を目指します。まさに、共生のための基盤づくりに向けた科学的な根拠を生み出す研究室です。

当研究室の特徴は、先見性、国際性、学際性です。
最先端のケア科学を「極める」研究技術と、それを社会に「活かす」還元技術を融合した「ケア科学リーダーシップ」育成を目標にしています。

各国のさまざまな領域の研究者、教育者、実践者、そして当事者が集い、長期にわたるコホート研究や当事者の声を生かすグループインタビュー法等の質的研究を縦横に活用しながら、多彩な研究を展開しています。

エンパワメントは縁パワメント。
皆さんとすてきなご縁のいただけますことを楽しみにしています。

安 梅 勅 江
Prof. Tokie Anme, Ph.D.

プロフィール

専門領域 生涯発達ケア、地域ケア、国際保健福祉マネジメント、エンパワメント科学
学 位 保健学博士
学会活動 International Systems and Empowerment Sciences for Lifespan Development(国際保健福祉システム学会) 会長
日本保健福祉学会 会長
ワシントン大学子どもアセスメント インストラクター

略歴

  • 1984年 東京大学医学部保健学科卒業
  • 1989年 東京大学医学系研究科大学院博士課程修了
  • 1989年 厚生省国立身体障害者リハビリテーション研究所
  • 1992年 米国社会サービス研究所客員研究員
  • 1993年 厚生省併任
  • 1995年 東京大学医学部講師併任
  • 1999年 イリノイ大学客員研究員
  • 2001年 浜松医科大学教授
  • 2006年 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
  • 2006年 ヨンショピング大学客員教授

所属学会

  • International Systems and Empowerment Sciences for Lifespan Development
  • International Mind, Brain, and Education
  • International Union for Health Promotion and Education
  • Gerontological Society of America
  • International Home Care Association
  • Society for Research in Child Development
  • International Learning, Teaching and Educational Leadership
  • Nursing Child Assessment Satellite Training Association
  • 日本保健福祉学会
  • 日本公衆衛生学会
  • 日本社会福祉学会
  • 日本看護科学学会
  • 日本小児保健学会