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二分脊椎症を持つ人のための環境整備案 |
二分脊椎症
二分脊椎症は最も頻繁に起こる永久的出生異常である。 アメリカ合衆国では新生児1,000人につき一人が影響を受ける。 妊娠1ヶ月時に脊椎が適切に閉じないことからくる異常である。 重篤なケースでは、脊髄が背中から突き出て、皮膚または厚い膜で覆われる。 出典: http://www.sbaa.org/html/sbaa_facts.html
二分脊椎症の人のための環境整備案:
腸管及び/または膀胱障害: 二分脊椎症の人は、柔軟な勤務体制、勤務日一日を通じて頻繁なトイレ休憩、トイレの近くにワークステーションを移動すること、自宅勤務から恩恵を受けることができる。
持ち上げ作業: 状況によって持ち上げ作業の困難に対する環境整備は異なります。 持ち上げ用の機器を導入するか、持ち上げ作業の無い職種に配置転換するといった環境整備が考えられます。
腕及び足の使用障害: 職場を歩き回る必要がある場合は車いすや電動スクーターによる環境整備が可能です。 調節可能な事務用・工業用の座席によって座ったまま作業できる環境をつくることも効果的です。 建物へのアクセスについては、利用しやすい駐車場、スロープ, 階段リフト、車いすリフト、エレベーターが役に立つ。 適切な避難方法を整備しておくとよいでしょう。
オフィス機器の操作: 二分脊椎症を持つ人は、ブラインドの操作、電話の利用、キーボードの使用などが困難なことがあります。 手動式のブラインドをリモコン式のブラインドに変更することで支援が可能です。 大きなボタンの電話や音声起動データベースを利用することも電話使用に効果的です。 音声認識, 入力機器の変更, 片手用キーボード, 拡大キーボードやミニチュアキーボードが標準キーボードの代わりとして用いられます。 ページめくりと書見台を利用して、書類作業やファイリングを支援することができ、書字補助具と握り補助具によって長時間物を握ることを避けることがます。 特定のファイリングの調整も効果的かもしれません。
視力低下: 二分脊椎症を持つ人は、視覚障害を起こすことがあります。 視覚障害のための環境整備情報についてはSOARの視覚障害の概説か「視覚障害を持つ人のための環境整備案」を参照してください。
車いすの使用: 二分脊椎症の人の中で車いすを使用する人もいるが、その機能制限および環境整備は様々である。 車いす使用者のための環境整備情報についてはSOARの「車いす使用者に対する環境整備」か「車いすを使用してる事務職員のための職場環境整備案」を参照してください。
環境整備は個別対応を基本に検討します。 あなたが追加情報を必要か、または情報について議論したい場合は
ここでの情報についてはJAN(1-800-526-7234(V/TTY)までお問い合わせください。
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