このページは米国労働省障害者雇用政策オフィスの支援により運営されているものです(契約番号:#J-9-M-2-0022)。 本ページの内容は契約者の意見であり、アメリカ労働省の意見を反映しているわけではありません。

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コンピュータ用代替入力機器:
考えられる問題点

作成:Beth Loy, Ph.D. and Linda Carter Batiste, J. D.

はじめに

コンピュータの操作に支障がある場合があります。従来、コンピュータの操作には標準的なマウス(ポイントとクリックをする)とQWERTYキーボード(左上部分のキー配列からこう呼ぶ)が利用されてきました 。標準的なキーボードは、両手の10本の指を使ってタイプすることを前提としています; 音声入力装置は、手や指がまったく動かせない人をはじめとして、さまざまな障害を持った利用者に対応可能です。 震え、痙縮、失調症、視覚障害、麻痺発作、しびれ、認知機能の減退などがある場合は、代替入力装置が有効かもしれません。

代替コンピュータ入力機器は多くの形態とサイズがあり、多様な制限に対応することができます。 使用者の動きをコンピュータのマウスポインタの動きに直接対応させるような、「古くからの」キーボードやマウスを利用可能な代替入力機器に取り替えます。 代替入力装置を使えば、使用者は足や頭、目、口、呼吸、親指または指一本といった様々の方法でコンピュータを操ることができます。 動きで使用する入力機器や、神経や筋肉信号、脳活動や心のエネルギーで操るものもあります。

以下は、四肢に障害のある人が利用することの多いコンピュータの代替入力機器のリストです(完全なものではありません)。 さらに情報が必要な場合はJob Accommodation Networkまで直接お問い合わせください。 JANには、認知障害や知覚障害患者への環境整備専用に設計された代替機器の情報もあります。

ソフトウェア | 手と脚の使用 | 音声の使用|
頭の使用 | 呼吸と口の使用 | 目の使用 | 足の使用 | 環境制御ユニット

ソフトウェア

ソフトウェアプログラムにより、代替入力機器を使用している人を支援することができます。一部のソフトウェアは実際にコンピュータのオペレーティング・システムに組み込まれています。 マイクロソフトのWindowsなどのオペレーティング・システムにはスティッキー・キー (Sticky Keys) のようにアクセシビリティオプションがあり、Shift、Ctrl、Altキーなどのモディファイア・キーを押すことでで他のキーが押されるまでモディファイア・キーをアクティブにしておくことができます。あなたのオペレーティング・システムの特徴についての追加情報については、そのオペレーティング・システムのホームページやヘルプをご覧ください。

オンスクリーンキーボードは、キーボードエミュレータとも呼ばれ、スクリーンに仮想キーボードを表示するものです。 使用者は1つの入力装置を使ってデータを「タイプ」することができます。 マイクロソフトWindowsの最新バージョン2つには、標準的な機能を備えたオンスクリーンキーボードがバンドルされています。 より拡張された能力をもつオンスクリーンキーボードプログラムがいくつかの会社から販売されています。オンスクリーンキーボードの追加情報については以下をご覧ください: Alt63.htm

《オンスクリーンキーボード 75%》

単語予測ソフトウェアは一般的に後に続くと予測される単語を表示するものです。 単語完成ソフトウェアはある単語の最初のいくつかの文字をタイプするだけでその単語の例を表示します。 マクロソフトウェアは少ないキー入力からでも複数のステップからなる作業を行えるようにするものです。 これらのソフトウェアの機能は1つにパッケージングされていることもあります。 追加情報については、以下を参照してください:LD46.htm

モールス信号ソフトウェアは軍事用の修正モールス信号を元にしたものです。ドットとダッシュを組み合わせてキーボード上の全ての文字を表す信号を作ります。 モールス信号ソフトウェアはフリーウェアまたはスイッチ等の入力機器のバンドルとして提供されています。 追加情報については、Yahoo!等の検索エンジンを使ってモールス信号フリーウェアを見つけてください。

以下のページではコンピュータ代替入力機器について述べています: 手と指の使用、音声の使用、頭の使用、呼吸と口の使用、目の使用、足の使用。 これは完全なリストではありません。 具体的な情報についてはJANに直接お問い合わせください。


手と指の使用

手と指で使用できる代替入力機器は、代替/人間工学的、小型、拡張、片手キーボードです; スイッチ; 手書き、タッチスクリーン、ペンシステム; スキャナ; 《製品に関する情報については、JANで検索可能なオンライン・環境整備資源を閲覧されたい(www.jan.wvu.edu/soar)

代替キーボードは人間工学的キーボードとも呼ばれ、様々な障害を持つ人に使用されていますが、特にキーボードを使用するときに頻繁に痛みや疲労を感じている人に有効です。 代替キーボードには多くのサイズと形のものが用意されています: キーボードを分離して使用したり、体型に合わせて利用できます。 傾きなどを含めて、個人の好みに合わせてタイピングのしやすい位置に調節することができます。代替キーボードに関する追加情報については以下をご覧ください: Alt64.htm

《キーボード 66%》

代替マウスは、「従来の」クリックとポイントによるマウスのバリエーションです。代替マウスは、一般に精密動作障害、手の震え、物をつかむ動作の障害などを持つ人への環境整備を支援するように設計されています。 たとえば、関節炎、手根管症候群、手の負傷などで従来のマウスを利用することができない人であっても、トラックパッド、トラックボール、ジョイスティックなどの機器を利用すれば、効率的なカーソル操作が可能になることがあります。 代替マウスの追加情報については以下をご覧ください:Alt65.htm

【手掌マウス】

拡張キーボードは通常平で滑らかで、大きいキーがついています(1インチ以上) ;大部分はマイラーカバーがあり、防水加工がされています。 拡張キーボードに関する追加情報については以下をご覧ください:
Alt66.htm

《キーボード 66%》

ペンタブレットシステム、手書き入力システム、タッチスクリーンを使えば、直接ペンからスクリーンへの入力、指先からのスクリーン制御などでコンピュータを使用することができます。 これらの代替入力機器についての追加情報は、以下をご覧ください: Alt67.htm

【ペンタブレット】

小型キーボードは、「従来の」QWERTYキーボードに比べてコンパクトです。 プラスチックのカバーに覆われたものが一般的です。 キーとキーの間隔が狭いため操作が容易で、鍵盤の押下に対する感度も非常に高くなっています。小型キーボードに関する追加情報については以下をご覧ください:

Alt68.htm

《キーボード 66%》

片手用キーボードとソフトウェアは、片方の手が不自由または欠損している人が、効率よく「片手で」コンピュータにデータを入力するのを助けることができます。 片手用キーボードとソフトウェアについての追加情報については以下をご覧ください: One22.htm

《片手用キーボード 75%》

光学的文字認識(OCR)と呼ばれるスキャナーは、視覚障害を持つ人が、印刷された文字をスキャンして、合成音声で読み上げたりコンピュータに保存したりできるようにする技術です。 OCRについての追加情報は以下をご覧ください: Sol382.htm

コンピュータ用スイッチは、他のコンピュータ用入力機器と同様に、コンピュータにプラグを差し込んで利用し、通常のキーボード、マウス、オンスクリーンキーボードから、ワンクリックでフルアクセスできます。 ソフトウェアによっては、イラスト、アイコン、英数文字などを使ってメニューの検索やアプリケーションの起動ができるものもあります。 スイッチは身体のどの部分からでも利用できます。 コンピュータ用スイッチの追加情報については以下をご覧ください: Alt69.htm

スイッチ

テンキーパッドは通常のキーボードとテンキーを分けたもので数値をレイアウトしたものです。 こうしたキーパッドは小さくて持ち運びやすく、デスクトップまたはラップトップのコンピュータの右側でも左側でも使用することができます。 テンキーパッドの追加情報については以下をご覧ください: 70.htm

【10キーパッド】

音声の使用

音声認識技術は声によってコンピュータの機能を操作したり、データを入力したりできるようにするものです。 音声認識ソフトウェアは、「トレーニング」を積むことで使用者のコマンド("開く"、"登録"、"閉じる"など)を認識します この技術にはいくつかのコンポーネントがあります: 入力音声の雑音除去、音声認識エンジン、辞書、アプリケーションインターフェイス、初歩的な自然言語処理など、いくつかの技術の組み合わせから成ります。 もっとも一般的な音声認識システムはキーボード代替タイプで、音声で直接コンピュータを操作できるものです。音声認識の追加情報についてはAlt62.htmの、「音声認識:「考えられる問題点」をご覧ください。


頭の使用

頭を使った代替入力機器の使用については以下をご覧ください: Alt71.htm

呼吸と口の使用

呼吸と口を使った代替入力機器の使用については以下をご覧ください: Sol527.htm

目の使用

目を使った代替入力機器の使用については以下をご覧ください: Alt73.htm/

足の使用

足を使った代替入力機器の使用については以下をご覧ください: Alt74.htm

環境制御ユニット

環境制御装置(environmental control units(ECUs))を利用すれば、照明や電気器具などのスイッチを操作したり、空調を調整したり、自動式スイッチを操作したり、コンピュータを利用したりできます。 付属機能として、AV機器、電動ベッド、その他リモコンなども操作可能です。 リモコン、音声認識、タイマーなどで作動させるものが一般的です。 環境制御ユニットの追加情報については以下をご覧ください: Sol264.htm

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