名古屋大学医学部保健学科
理学療法学専攻

鈴木重行研究室
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痛み班

【研究紹介】
現在、痛みの領域では慢性痛の解明が急がれており、脊髄内の分子生物学的検討あるいはfMRIによる画像変化などが多く報告され、中枢神経系の可塑的変化のメカニズムが徐々に明らかにされつつあります。しかしながら、理学療法の対象となる運動器の痛みは、触刺激によって痛みが誘発されるアロディニアの病態を呈することは稀で、大部分は理学療法により症状の改善とともに痛みの程度も変化する末梢の侵害受容器活動によるものと考えられます。したがって、当研究室では末梢の何らかの病態によって引き起こされる侵害受容性疼痛に焦点を当て、病態モデルの作成、ならびに理学療法を想定した各種介入効果の検討を行っています。さらに、今後は培養細胞を利用した介入効果のメカニズムの検討を行っていく予定です。


【目的】
動物を用いて痛みモデルを作製し、その病態を行動学的・組織学的・生化学的に検証する。さらに運動介入を行なうことで運動の効果を検証する。


【研究テーマ】


ストレッチング班

【研究紹介】
臨床では関節可動域運動としてストレッチングが行なわれています。しかしながら、ストレッチングの効果について、まだまだ不明な点が多くあります。ストレッチングを最も効果的に発揮させる強度、持続時間、頻度などの要素は、対象となる筋および結合組織の機能的な状態により変化すると考えられます。これらを臨床研究としてエビデンスの構築を図ると共に、培養細胞を利用したストレッチングの効果についても検討していく予定です。また、非特異的な慢性腰痛ではストレッチングとともにエアロビクスが推奨されています。理学療法ではこれまで、機能低下を引き起こしている箇所に注目して治療が行われていましたが、今後は全身運動の効果についても臨床研究を推進していく予定です。


【目的】
様々な評価指標から、最適なストレッチング条件を検証する。さらに病態に対するストレッチング効果を検証する。


【研究テーマ】

繰り返しの伸張性収縮後の運動パフォーマンス低下に対するストレッチング効果

ストレッチング強度の違いが他動的トルク、可動性、筋力に与える影響

スタティックストレッチングが各指標に及ぼす効果の持続時間について



培養細胞班

【研究紹介】

【目的】

【研究テーマ】


DM班

【研究紹介】
運動は糖尿病の基本治療の1つとされていますが、術後や寝たきりの患者は運動を十分に行なうことができません。このようなケースに対し、運動の代替手段として、骨格筋電気刺激が糖代謝を改善させる可能性があることから、本研究室では、インスリン抵抗性モデルラットへの骨格筋電気刺激が糖代謝に及ぼす影響を検討しています。


【目的】
インスリン抵抗性モデルラットへの骨格筋電気刺激が糖代謝に及ぼす効果を検討する。

【研究テーマ】
骨格筋経皮的電気刺激がラットのインスリン感受性に及ぼす影響


腹圧性尿失禁班

【研究紹介】
尿失禁の中でも、腹圧性尿失禁は理学療法により改善することがエビデンスとして認められています。研究室では名古屋大学の関連病院の協力を得て、腹圧性尿失禁に対する理学療法の効果について検討しています。保健学科内に設置されていますfMRIを利用し、理学療法効果のエビデンスを構築していく予定です。


【目的】
腹圧性尿失禁に対する骨盤底筋体操、バイオフィードバック療法の治療効果について検討する。


【研究テーマ】

腹圧性尿失禁に対する家庭用トレーニング機器を併用したバイオフィードバック療法効果の検討


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