日々のことなど
2024年7月31日(水)
すでに8月の予定は埋め尽くされている...。
2024年7月29日(月)
ある特定の学問領域を学んだ学者が番組に出演して自分の専門領域外の問題に関してあれこれコメントしたり、あまり関係のない「博士号」でいかがわしい商品を売ろうとする広告が消えないことを考えると、こうした誤解が完全に消えたわけでもないのかもしれない。さすがにこれほど極端な誤解はーー正当にもーーいまはなくなったと思うけど。(「不具」という表現は原文のまま。)
あなた方は博士と云うと諸事万端人間いっさい天地宇宙の事を皆知っているように思うかも知れないが全くその反対で、実は不具の不具の最も不具な発達を遂げたものが博士になるのです。…内情を御話すれば博士の研究の多くは針の先きで井戸を掘るような仕事をするのです。深いことは深い。掘抜きだから深いことは深いが、いかんせん面積が非常に狭い。それを世間ではすべての方面に深い研究を積んだもの、全体の知識が万遍なく行き渡っていると誤解して信用をおきすぎるのです。
ーー夏目漱石, 「道楽と職業」(1911年)
2024年7月27日(土)
作られた、華やかな世界よりも、そうした世界とは全く無縁な個人が、悩み、時に逃げ出しながらも、真摯に人生に向き合う姿の方にはるかに魅力を感じる。もちろん両者を区分することは容易ではない。しかしだからこそ、前者が後者にどのような影響を与えるのかは気にならざるを得ない。
2024年7月23日(火)
自分の人生を生きていないという感覚はかなり昔からもっている。しかし、ある程度は適応できてしまう自分の特性や周囲の状況もあり、あまり深刻に捉えることはなかった。それでも年を経るごとに――色々な出来事もあり――この思いが徐々に頭をもたげてきている。このまま続いたときに、どこかで限界を迎えたりするのだろうか。
2024年7月21日(日)
土曜は倦怠感がひどくて臥せっていた。今日は少し復活。疲れが出やすい時期なので気を付けないとな。
2024年7月17日(水)
合理的に議論することは本当に難しい。
2024年7月16日(火)
芸術は、さまざまな形で順位づけがされるし、誇示・排除・攻撃をする手段として使われることもある。しかし芸術それ自体のうちにこうした要素が含まれているわけではない。多様な芸術は、いわゆる「悪」と呼ばれるものを描くものも含めて、平和的かつ創造的に共存することができる。そして芸術を生み出す人間もーーはるかに困難ではあってもーー同じ可能性をもつ。
2024年7月13日(土)
倫理(学)を、読者が自分の体験を振り返りながら、学び、考え、伝えられるようになる...そのための、分かりやすく整理された(少し大袈裟に言えば体系的な)本を構想中。個人的に、「伝える」にはこだわりたい。「伝える」には、日常の会話から教育まで、かなり広い場面が含まれている。
2024年7月12日(金)
怒涛の一週間を何とか生き抜いた。(8月前半まで講義は続くけど。)忙しさにかまけて対応を放置してきた色々に取り組みはじめる。
2024年7月10日(水)
GangwayのHappy ever after (1992) は、全体の質の高さという点で人生で聴いてきたアルバムトップ10に入る。(現在ではもはや「アルバム」みたいな概念があまり意味をもたないのかもしれないが。)
2024年7月7日(日)
音声を吹き込み、別講義の準備を進めていたら、もう一つ動画を作成する講義が残っていたことに気づいた。教育は大切だしやりがいもあるけど、量が多すぎるな。
2024年7月6日(土)
一日かけてオムニバス講義の資料を作り終える。ハードだ...。これに音声を吹き込めば、あと一つ、あと一つ...。
2024年7月5日(金)
来週は近年稀に見る激務...と書いたところで、水曜にも同じこと書いているのに気づいた。追い詰められているなぁ...。
2024年7月3日(水)
編著書の改訂版原稿を全て出版社に送り終えた。さすがに色々としんどいのでちょっと休みたい。しかし今日・明日の頑張りが来週の激務を乗り越えるための鍵になる...ということでもう少し頑張ろう。