日々のことなど

インデックスfacebook

2017年3月26日(日)

朝から査読の仕事。午後は大学で哲学カフェのミーティング。夜までかかってなんとか査読報告書をまとめる。自分が書いたものに対する修正要求も当然やってくるので、色々と準備しないとな。

授業ページを来年度のものに更新。今年度少なめにした関係から、来年度は多い。しかもまだほとんど準備ができていない。すでに敗北の予感…。

2017年3月24日(金)

数年越しで取り組んできた共編著にようやくお目にかかる。ふむふむ、なかなかよいぢゃありませんか…と感慨に浸っていたら、なんと、自分の執筆箇所に誤植を発見。「バランスの味方」と書くべきところを「バランスの見方」と…。いやまてまて、実は「見方」でもけっこういけるんじゃないかと10分ほど悪戦苦闘したが、無理だった。 これはもう改訂版を出すしかないな。

2017年3月23日(木)

一昨日から感染性胃腸炎にやられ、ようやく復帰。本調子ではなかったが、学位記授与式に頑張って出席。(しかし、食べ物が出る祝賀会は欠席。)卒業生たちの清々しい顔を見ていると、教育という仕事に携われることの喜びを感じずにはおれない。いかん、こうやってまた自分を追い詰めることになるんだ。バランスが大事。バランスが大事。

2017年3月9日(木)

一日かけて、改正された「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の本文、ガイダンス、Q&Aに目を通す。正直に言えば、もはや言葉だけでは伝えられないほどの複雑さだ。どれほどの病院が、こんな複雑なものに対応できるのだろうか。遵守状況がさらに悪化することは間違いない。今後、法律などができるとして、それによってこの複雑さは解消するのだろうか。

2017年3月8日(水)

午前中は理研横浜で、ヒトゲノム研究の実地調査。どれだけお役に立てたかは分からないが、通常入口の審査しかしない自分にとって、研究実施の状況を見られたのは有益だった。

行きのタクシーの中で、運転手の方から、沖縄出身者と地元(?)住民との軋轢の歴史を伺った。鶴見の高校に三年間通ったけど、そんなこと考えてもみなかったな。(考えなかったから沖縄の大学に行けたほどに、当時の自分は未熟だっただろうか。)しかし二十数年ぶりに覗いた母校は、ずいぶん老朽化が進んでいた。

2017年3月4日(土)

午後からNPOの企画「看護の倫理をふりかえる」。いろいろと現場のお話しをうかがえて勉強になった。もっと頻繁に開催してもよいかもしれないな。

2017年3月2日(木)

いやもうほんと、くったくただぁ…。

彼らは博士号を持っていてたいがいの人間は持っていないために、自分たちは知的で重要な人物だと考える傾向がある。つねにとは言えないが、多くの場合、博士号はある主題に関する卓越した知識を意味する。しかし、学位が示しているのはそれだけなのに、残念ながら、学位をもった多くの人間が、その学位は専門よりもっと広い分野をカヴァーすると考える。——ロバート・B・パーカー, 『沈黙』, 早川書房, 1999年, 154頁.