再生医療に関する基礎資料

2008年の動き


2008年11月18日 ES細胞を使う研究について、国の総合科学技術会議生命倫理専門調査会が、指針を見直して手続きを簡素化してもいいとの結論をまとめる。
生命倫理専門調査会「ES指針における手続等の見直しについて
ヒトES細胞:研究、国の審査省略へ」『毎日新聞』
2008年10月17日 人間のES細胞やiPS細胞などから精子や卵子を作製する研究について、文部科学省の専門委員会が基本的に認める方針で合意する。
「iPS細胞から生殖細胞」解禁…文科省専門委」『読売新聞』
2008年10月10日 ウイルスを使わずにiPS細胞を作り出すことに、京都大の山中伸弥教授らがマウス実験で成功する。
ウイルス使わずiPS細胞 山中教授ら、マウスで作製」『朝日新聞』
iPS細胞:山中教授、ウイルス使わず作成 発がんリスク低減」『毎日新聞』
ウイルス使わず「安全iPS細胞」…山中教授ら成功」『読売新聞』
2008年9月26日 がん化する恐れをなくしたiPS細胞を作ることに、米ハーバード大の研究チームがマウスで成功する。
iPS細胞がん回避 米ハーバード大チームが作製に成功」『朝日新聞』
2008年9月5日 米科学アカデミーがヒト胚から作るES細胞の研究指針を改訂する。(プレス・リリース
ヒトや霊長類の胚へ導入禁止=iPS細胞、研究指針に盛り込む-米科学アカデミー」『時事通信』
2008年8月31日 iPS細胞を利用して、マウスの体内で膵臓を作製することに、東京大医科学研究所の中内啓光教授らが成功する。
iPS細胞 ネズミの膵臓作製」『読売新聞』
2008年8月27日 日本生殖再生医学会が、iPS細胞に関する倫理委員会を設けることを決める。
iPS細胞の倫理委設置へ、年内にも提言」『読売新聞』
2008年8月26日 ES細胞を効率よく遺伝子操作する技術を、三谷幸之介埼玉医大教授らが開発する。(プレス・リリース
ヒトES細胞:遺伝子組み込み、新技術開発 成功率50倍に--京大・埼玉医大チーム」『毎日新聞』
ES細胞の遺伝子操作改良 iPS細胞への応用も」『産経新聞』
2008年8月21日 抜歯した親知らずの細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに、産業技術総合研究所などが成功する。(プレス・リリース
iPS細胞:親知らずから作成…産総研など」『毎日新聞』
「親知らず」からiPS細胞作製 バンク構想に弾み」『朝日新聞』
親知らずから iPS細胞」『読売新聞』
2008年8月6日 20種類の遺伝性疾患を持つ患者の細胞からiPS細胞を作ることに、米ハーバード大などの研究チームが成功する。(論文要旨 | プレス・リリース
2008年8月1日 筋委縮性側索硬化症の患者の細胞を用いiPS細胞を作製することに、米ハーバード大学のケビン・エッガン博士らのチームが成功する。(論文要旨
難病患者から万能細胞作製…米大学チーム」『読売新聞』
iPS細胞:ALS患者から作成 病気解明に期待--米研究チーム」『毎日新聞』
2008年7月25日 京都大の山中伸弥教授が開発したiPS細胞に近い細胞を、山中教授とは異なるウイルスを使って作ることに、産業技術総合研究所の中西真人研究ラボ長らが成功する。
がん化しにくい「安全なiPS細胞」に道…産総研」『読売新聞』
2008年6月8日 ES細胞から心筋細胞を作る効率を10~20倍に高めるたんぱく質を、千葉大の小室一成教授(循環器内科)らが発見する。(論文要旨
「ES細胞から心筋」高効率化…10倍~20倍に」『読売新聞』
2008年5月11日 2個の遺伝子と化学物質を体細胞に加えることでiPS細胞を作製できることが、米スクリプス研究所のシェン・ディン准教授らの研究で分かる。
遺伝子なしiPS細胞、化学物質で代用…安全性向上に期待」『読売新聞』
2008年1月27日-3月9日 万能細胞 iPSの奇跡」『読売新聞』
(1)分化さかのぼる遺伝子発見
(2)相次ぐ成果 情報共有へ (2月3日)
(番外編)山中伸弥教授に聞く (2月10日)
(3)倫理面に考慮 ルール作り (2月17日)
(4)ES研究 重要性増す (2月24日)
(5)再生医療 普及へバンク (3月9日)