再生医療に関する基礎資料
2006年の動き
2006年12月24日 | 「受精卵使わずES細胞 国内で成功例相次ぐ」『朝日新聞』 |
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2006年12月14日 | 国立成育医療センター研究所によって申請されていたヒトES細胞の作製計画が、文部科学省の委員会によって承認される。 「文科省専門委、ヒトES細胞作製計画を承認」『読売新聞』 |
2006年12月10日 | 東京慈恵会医科大と自治医大の研究チームが、ラットの胎児の体内にヒトの骨髄液由来の幹細胞を埋め込み、ヒトの腎臓の一部(糸球体と
尿細管)を作ることに世界で初めて成功する。 「ヒト腎臓再生:ラット体内で成功 世界初、幹細胞から--慈恵・自治医大チーム」『毎日新聞』 |
2006年12月6日 | オーストラリア下院が、胚性幹細胞(ES細胞)研究のためのヒトクローン胚培養禁止を解除する法案を、賛成82、反対62の賛成多数
で可決する。 「オー ストラリア下院、ES細胞研究の制限解除を可決」『CNN』 |
2006年11月7日 | アメリカ中間選挙と同時に行われた、ミズーリ州のES細胞の研究に関する住民投票で、推進派が小差で勝利する。 「ES細胞研究推進派が勝利…住民投票でも保守敗北」『読売新聞』 |
2006年11月5日 | 病気や事故で傷ついた体を補う再生医療に使った時に拒絶反応が起きにくい「万能細胞」を、京都大再生医科学研究所の多田高助教授らの
グループがマウスの細胞で作ることに成功する。 「拒絶反応減る万能細胞 余分な染色体除去 京大助教授ら」『朝日新聞』 マウスのES細胞から作り出した肝細胞を袋状のものに組み込んで体内に埋め込む「人工肝臓」を、岡山大大学院医歯薬学総合研究科の小林直哉助手らのグルー プが開発する。 「ES細胞から人工肝臓、マウス実験で成功 岡山大助手ら」『朝日新聞』 |
2006年9月20日 | 近畿大と三重大の研究チームが、カニクイザルの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から、精子の初期段階の生殖細胞を作成することに成功
する。 「生命科学:サルES細胞から生殖細胞作成 近畿大・三重大」『毎日新聞』 |
2006年8月26日 | 「人クローン胚の研究目的の作成・利用のあり方について(中間取りまとめ)」に関するご意見を聴く会が開催さ
れる。 「クローン胚研究「当面着手せず」…京大再生研」『読売新聞』 「ヒトクローン胚:京大研「研究実施せず」」『毎日新聞』 |
2006年8月24日 | アドバンスト・セル・テクノロジー社の研究者が、初期胚から取った細胞1個を使い、ES細胞をつくる手法の開発に成功する。
Letterの一部はこちら。 「受精卵を壊さずES細胞 米企業開発、初期胚から培養」『朝日新聞』 |
2006年8月23日 | 「万能細胞/功をあせらずに正攻法で」『神戸新聞』「社説」 |
2006年8月19日 | 「新万能細胞 成果と倫理の冷静な分析を」『毎日新聞』「社説」 |
2006年8月12日 | 「[再生医療]『倫理に触れない』万能細胞の登場」『読売新聞』「社説」 |
2006年8月10日 | 体細胞だけからES細胞を作り出すことに、京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らがマウスで成功する。 ●論文要旨 ●科学技術振興機構によるプレス・リリース 「万能幹細胞:卵子や胚使わず作成…マウスで成功 京大」『毎日新聞』 「皮膚から「万能細胞」 拒絶ない移植に道」『読売新聞』 「[解説]皮膚から「万能細胞」」『読売新聞』 「皮膚から万能細胞 京都大教授ら、マウスで成功」『朝日新聞』 |
2006年8月4日 | 受精卵や中絶胎児の細胞を用いる再生医療について、「積極的に進めてほしい」と考える人が2割程度であることが、国立成育医療セン
ター研究所の絵野沢伸移
植・外科研究部室長が行ったアンケートで明らかになる。 「ES細胞使った再生医療 「積極推進」2割根強い慎重論」『読売新聞』 |
2006年7月29日 | 「クローン公聴会:研究者から慎重な意見が相次ぐ 大阪市で」『毎日新聞』 |
2006年7月25日 | 「ヒトクローン胚 生命倫理を問い直す機会に」『毎日新聞』「社説」 |
2006年7月22日 | 「ヒトクローン胚研究=科学環境部・永山悦子」『毎日新聞』「土曜解説」 |
2006年7月19日 | ブッシュ米大統領が、前日に議会を通過したES細胞の研究推進法案に対し、就任以来初の拒否権を行使する。会見の内容はこちらから。米国下院向け大統領教書(日本語訳全文) 「ES細胞研究法案が廃案」『読売新聞』 「ES細胞:米大統領、初の拒否権 研究費拡大法案に」『毎日新聞』 |
2006年7月18日 | 米上院が、ES細胞研究への連邦資金支出を拡大する法案を賛成63票、反対37票の賛成多数で可決する。法案原文はこちらから。 「ES細胞:米上院、研究への資金支出拡大 法案を可決」『毎日新聞』 「ES細胞研究への助成 米大統領、初の拒否権発動へ」『朝日新聞』 |
2006年7月14日 | 京都大再生医科学研究所が、ヒトクローン胚を使った再生医療研究を当面の間、見送ることを明らかにする。 「京大研、ヒトクローン胚の再生医療研究を当面見送り」『読売新聞』 「ヒトクローン胚研究見送り 技術上、困難 京大再生研」『京都新聞』 |
2006年6月26日 | 「ヒトクローン/一つ一つの基本を大切に」『神戸新聞』「社説」 |
2006年6月23日 | 「ヒトクローン胚 困難超え再生医療の道を」『産経新聞』「主張」(後半) |
2006年6月22日 | マウスの体細胞が持つ4種類の遺伝子を特殊なウイルスを使って活性化させ、さまざまな細胞に分化する胚性幹細胞(ES細胞)に似た万
能性を持たせること
に、京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授らのグループが世界で初めて成功する。 「体細胞を“万能”化 京大、卵子使わず世界初」『共同通信』 |
2006年6月21日 | 受精卵を壊さずに、ES細胞を約30%という高い確率で取り出す手法を、米コーネル大(ニューヨーク州)の竹内巧・助教授らのチーム
がマウスで開発する。 「ES細胞:受精卵壊さずに高確率で取り出す 米大学チーム」『毎日新聞』 |
2006年6月20日 | 文部科学省の生命倫理・安全部会の作業部会が、クローン胚作りに必要な卵子の入手方法や、研究機関の条件を定めた報告書案をまとめ
た。報告書案はこちらから入手可能。 「クローン胚の研究の解禁に向け、卵子入手に厳格条件」『読売新聞』 「クローン胚:卵子の入手、機関条件を規定 文科省の部会」『毎日新聞』 米ジョンズホプキンス大の研究チームが、脊髄がまひしたラットにES細胞から分化させた神経細胞を移植し、運動能力を回復させることに成功したと発表す る。 「ES細胞:ラット実験でまひ回復 ALS治療に可能性--米大チーム」『毎日新聞』 |
2006年6月19日 | 脊髄などの中枢神経系が損傷して、約1週間後に損傷部位に集まる細胞「アストログリア」に、神経細胞の損傷拡大を防ぐ働きのあること
を慶応大医学部の岡野
栄之教授や中村雅也講師らがマウスを使った実験で突き止める。(慶
応大学によるプレスリリース)。
。 「脊髄損傷の拡大抑える細胞の働きを解明」『読売新聞』 「神経の修復促す細胞確認 慶大教授ら」『朝日新聞』 |
2006年6月8日 | 国立成育医療センターの倫理審査委員会が、ヒトES細胞の作製計画を了承する。倫理委員会のページはこちら。
「ヒトES細胞作製、成育医療センター倫理審査委が了承」『読売新聞』 |
2006年6月7日 | ハーバード大が、人間のクローン胚を使った胚性幹細胞(ES細胞)の作製を承認したと発表する。ハーバード大によるプレス・リリース
はこちら。 「ハーバード大、ヒトES細胞の作製承認…資金独自調達」『読売新聞』 「ヒトクローン胚:ハーバード大が研究着手 全面禁止に反旗」『毎日新聞』 「ハーバード大、ヒトのES細胞研究に着手」『朝日新聞』 |
2006年6月6日 | クローン胚からの胚性幹細胞(ES細胞)研究について、文部科学省の作業部会が大もとになる卵子の提供条件などを盛り込んだ指針案を
固める。 「クローン胚、建物外へ持ち出し禁止…改定案固まる」『読売新聞』 「ヒトクローン胚:研究解禁に向け、報告書のたたき台作成」『毎日新聞』 「人クローンES細胞指針固まる 卵子提供条件など」『朝日新聞』 動物由来の培養成分を使わずに、ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から高い効率で神経細胞を作り出すことに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神 戸市)と京都府立医科大の研究グループが世界で初めて成功する。理化学研究所によるプレス・リリースはこちら。 「ヒトES細胞:羊膜使い神経細胞に パーキンソン治療に道」『毎日新聞』 「ヒトES細胞から神経細胞 理研と京都府立医大」『朝日新聞』 |
2006年5月20日 | 文部科学省が、研究用の国産ヒトES細胞の海外への輸出を条件付きで容認する方針を決める。 「研究用ヒトES細胞、「国産」輸出解禁へ」『読売新聞』 「ヒトES細胞:条件付き輸出認可へ 分配機関設置も--文科省専門委」『毎日新聞』 |
2006年5月18日 | 文部科学省の作業部会が、ヒトクローン胚の輸出入を認めないことで合意する。 「ヒトクローン胚:輸出入は認めず 文科省部会が合意」『毎日新聞』 「ヒトクローン胚の輸出入禁止…文科省が方針」『読売新聞』 「人クローンES研究、サルの実績前提」『朝日新聞』 |
2006年5月12 | 韓国の胚性幹細胞(ES細胞)論文捏造に絡み、黄禹錫(ファン・ウソク)・前ソウル大教授らが研究費を流用したり不法に実験用卵子の
提供を受けたりしたと
される事件で、韓国検察当局が黄前教授や研究チームなどの6人を業務上横領や詐欺、生命倫理法違反などの罪でソウル中央地裁に在宅起訴する。 「ES細胞論文捏造の黄教授ら6人、在宅起訴 韓国」『朝日新聞』 「細胞培養し移植、視力回復 旭川医大で再生医療」『共同通信』 |
2006年5月9日 | 旭川
医科大学が、
患者自身の健常な目の角膜の細胞を培養してシートを作り、障害のある目に移植、視力の回復に成功したと発表する。 「細胞培養し移植、視力回復 旭川医大で再生医療」『共同通信』 |
2006年5月8日 | 心筋梗塞を起こした場所に、脂肪から取った幹細胞を培養して作成した薄いシートを張って機能を回復させることに、国立
循環器病センター(大阪府吹田市)などのチームがラットを使った実験で成功する。 「幹細胞シートで心機能回復=張るだけ、ラットで成功-循環器病センター」『時事通信』 |
2006年4月30日 | マウスのES細胞から脳や脊髄の神経細胞を創出することに、東北大学先進
医工学研究機構の加藤英政・助教授(幹細胞生物学)らのグループが成功する。機構による発表 「マウスES細胞から神経細胞生成 東北大グループ」『河北新報』 |
2006年4月25日 | マウスの精巣から取り出した精子幹細胞(GS細胞)を使い、特定の遺伝子が働かないようにした遺伝子組み換えマウスの作成に京都大学
の篠原隆司教授(生殖
生物学)らの研究グループが成功する。京都大学による発表 「京大 遺伝子組み換えマウス 精子幹細胞から作る」『産経新聞』 |
2006年4月14日 | ヒトクローン胚の研究利用に関する指針作りをしている文部科学省科学技術・学術審議会の作業部会が、研究レベルが上がってヒトクロー
ン胚研究が具体化した
段階で、例外的に患者の家族らボランティアからの提供を認める方針を固める。 「ヒトクローン胚:研究用卵子、自発的提供は容認--科技・学術審作業部会」『毎日新聞』 「研究用の卵子提供禁止を緩和へ 文科省部会」『朝日新聞』 「文科省部会、ヒトクローン胚の指針」『日本経済新聞』 「クローン胚作製へ卵子提供…将来の容認条件、文科省が検討へ」『読売新聞』 |
2006年4月10日 | 「週のはじめに考える 真理の探究者であれ」『東京新聞』 |
2006年4月8日 | 「ヒト幹細胞」を使った臨床研究に関する厚生労働省の指針案について、日本再生医療学会が、指針の一
部緩和などを求める見解を発表する。 「ヒト幹細胞:日本再生医療学会、使用緩和を求める」『毎日新聞』 |
2006年4月7日 | 文部科学省科学技術・学術審議会「生殖補助医療研究専門委員会」が、人の卵子を使った研究の指針づくりに向けた厚生労働省厚生科学審議会との合
同委員会で、韓国国家生命倫理審議委員会がまとめた調査結果を報告する。 「ES論文偽造「弱者が卵子提供」 韓国の調査報告」『朝日新聞』 |
2006年4月4日 | 先天的な病気で機能に障害のある膀胱から、正常な細胞を取り出して培養し、膀胱を再生して患者7人に移植することに、米ウェイクフォ
レスト大などの研究
チームが成功する。 「患者の細胞から膀胱再生、米で7人に移植成功」『読売新聞』 |
2006年4月3日 | 韓国のKBSテレビが、ES細胞捏造事件を捜査している検察当局が、黄禹錫・元ソウル大教授は事件が表面化する昨年10月までES細
胞捏造の事実を知ら
ず、ヒトクローン胚からつくったES細胞の存在を信じていたとの暫定的な結論を出したと報じる。
「黄元教授は捏造知らず 韓国検察が暫定結論と報道」『共同通信』 |
2006年4月3日 | さまざまな細胞に分化できる「間葉系幹細胞」を用いて、厚みのある心筋のような組織を再生することに、国立循環器病センターの研究
グループなどがラットを使った実験で初めて成功する。要旨はこちら。 「再生:間葉系幹細胞を用いて心筋様組織 心臓治療に朗報」『毎日新聞』 「幹細胞培養、壊死した心臓を再生…ラットの実験で成功」『読売新聞』 「幹細胞の膜で心筋梗塞治療 ネズミで実験成功」『朝日新聞』 |
2006年3月8日 | 初のクローン犬とされるスナッピーについて、英科学誌ネイチャーが「この成果が事実であると裏付けられた」とするソウル大調査委員会
の検証結果を掲載す
る。 ネイチャーの記事 「ES細胞ねつ造:黄教授のクローン犬は本物 ネイチャー誌」『毎日新聞』 「ソウル大のクローン犬は「本物」 米研究者らが検証」『朝日新聞』 |
2006年3月7日 | 抜歯したヒトの親知らずから採取した細胞を培養し、骨、肝臓、神経の細胞に分化させることに産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と
大阪大が成功する。 産業技術総合研究所によるプレスリリース 「再生医療:親知らずから肝臓や神経に 産技総研など成功」『毎日新聞』 「親知らずから“幹細胞”」『読売新聞』 |
2006年3月6日 | ヒトクローン胚研究の指針作りを進めている文部科学省が、研究チーム内の女性や研究者の親族の女性から卵子提供を受けるのを禁止する
方針を固める。 「ヒトクローン胚研究、女性研究者からの卵子提供を禁止」『読売新聞』 |
2006年3月3日 | 岡山大大学院医歯薬学総合研究科の小林直哉助手らが、ES細胞から肝細胞をつくることに国内で初めて成功する。 「ヒトES細胞 肝細胞に分化 岡山大、国内初成功」『西日本新聞』 「ES細胞:肝細胞づくりに成功、岡山大で国内初」『毎日新聞』 |
2006年3月2日 | ソウル検察当局が、黄教授と腹心とされるキム・ソンジョン研究員を含む4人を事情聴取する。 「ソウル中央地検、論文ねつ造で黄教授を聴取」『読売新聞』 「ES細胞捏造事件、黄教授を任意聴取 韓国検察」『朝日新聞』 「ES細胞:論文ねつ造 韓国検察、黄教授から事情聴取」『毎日新聞』 「ES 論文ねつ造の黄教授を事情聴取 韓国検察」『CNN.com』 |
2006年2月28日 | 総合科学技術会議(議長・小泉首相)が、大学や研究機関に研究不正の内部告発窓口の設置や調査、処分の規定作りを求めることを決め
る。配布資料等はこちら。 「科学技術会議、不正対処のルール制定を大学などに要請」『読売新聞』 |
2006年2月27日 | 日米欧や韓国など14カ国の科学者や倫理学者らが参加する有識者団体が、ES細胞の研究を国際協力で進めるため、計19項目の指針をまとめる。 「ES細胞:14カ国の科学者ら、研究に指針 科学誌に確認強化要求も」『毎日新聞』3月1日 |
2006年2月22日 | 厚生科学審議会の専門委員会(委員長・中畑龍俊京都大教授)が、血液や骨髄、皮膚などに含まれる人の体性幹細
胞を利用して、傷んだ臓器や組織を修復する再生医療を臨床研究として人体に試みる際の初の指針案をまとめる。 「幹細胞利用の再生医療指針案まとめる…厚生科学審」『読売新聞』 |
2006年2月20日 | 「研究論文*不正防止対策を急いで」『北海道新聞』「社説」 |
2006年2月18日 | 大阪府立大と滋賀医大の研究チームが、さまざまな臓器や組織になる胚(はい)性幹細胞(ES細胞)とほぼ同じ能力を持つ、イヌの
「ES様細胞」を作ること
に成功する。 「イヌのES様細胞作製、大阪府立大などのチームが成功」『読売新聞』 |
2006年2月14日 | 黄教授のES細胞研究論文ねつ造事件で、米ピッツバーグ大の倫理委員会が、問題論文の共著者だったジェラルド・シャッテン同大教授の
ねつ造への関与はな
かったとの調査結果を発表する。 「ES細胞論文ねつ造:共著者だった米の教授は関与なし」『毎日新聞』2月11日 |
2006年2月9日 | ソウル大学が、クローン技術を使ったES細胞研究の論文捏造事件に関連し、黄教授ら論文の共同執筆者の教授7人全員について、教授職
を解くと明らかにす
る。 「ES細胞:黄教授論文ねつ造 黄教授ら7人全員解職--ソウル大」『毎日新聞』2月10日 |
2006年1月28日 | 「論文捏造疑惑/気概持ち不正防止に臨め」『神戸新聞』「社説」 |
2006年1月26日 | 黄禹錫教授の論文ねつ造問題で、黄教授の研究チームが100人以上の女性から卵巣の提供を受け、研究用に使用していたことが分かる。 「黄教授、100人以上の卵巣を使用…韓国政府が調査」『読売新聞』 |
2006年1月25日 | 黄教授によるねつ造事件を捜査しているソウル中央地検・特別捜査チームが、「黄教授チームが作ったという体細胞クローンES細胞は存
在しないことが判明し
た」と伝える。 「【論文ねつ造】検察「ES細胞はやはり存在しなかった」」『朝鮮日報』 「検察「ES細胞はない」」『中央日報』 「理系白書’06:第1部・迫るアジア ノーベル賞/上 冷めぬ韓国の受賞熱」『毎日新聞』 |
2006年1月20日 | ソウル中央地検特別捜査チームが独自に幹細胞の調査を進める。 「【論文ねつ造】検察、独自に幹細胞を検証」『朝鮮日報』 「検察、黄教授チームの実験ノートを入手」『中央日報』 ソウル大学が、04,05年のサイエンス論文ねつ造にかかわったとされるソウル大教授ら7人への懲戒措置に乗り出す。 「黄教授、ソウル大碩座教授職を解任」『中央日報』 |
2006年1月19日 | 再生医療の信頼性や安全性の評価方法の開発に、東京大学疾患生命工学センターな
どのグループが乗り出す。 「再生医療の評価法確立に着手 文科省研究費で東大など」『朝日新聞』 |
2006年1月18日 | 厚生労働省の作業班が、再生医療を臨床研究として試みる際の指針案をまとめる。 「「幹細胞」利用の再生医療研究に厚労省が指針案」『読売新聞』1月19日 |
2006年1月17日 | 「[解説]ES細胞研究の国内指針」『読売新聞』 文部科学省が、研究用のヒトクローン胚指針について検討している作業部会の審議記録から、黄教授の共同研究者を招いて昨年7 月に行った意見聴取結果を事実上削除することを決める。 「韓国研究者の意見を削除 ES細胞ねつ造で文科省」『共同通信』 |
2006年1月16日 | 「闘論:クローン胚からES細胞 中辻憲夫氏/勝木元也氏」『毎日新聞』 黄禹錫による研究論文ねつ造事件でソウル地検が研究員7人に対する参考人聴取に着手する。 「ES細胞:黄教授論文ねつ造 研究員から聴取--ソウル地検」『毎日新聞』 |
2006年1月15日 | 「ES細胞の捏造」『神奈川新聞』「社説」 |
2006年1月14日 | 「ひと:最相葉月さん=クローン技術応用に問題提起を続ける」『毎日新聞』 |
2006年1月13日 | 「ES細胞捏造 対岸の火事ですますな」『中国新聞』「社説」 「ES 細胞捏造 科学への信頼おとしめた 」『徳島新聞』「社説」 韓国の国家生命倫理委員会が会議を開き、「卵子売買」など黄教授と関連した倫理問題について協議する。 「【論文ねつ造】生命倫理委、卵子売買の倫理問題結論へ」『朝鮮日報』 「【論文ねつ造】卵子提供女性のうち15-20%の人に後遺症」『朝鮮日報』 「ES細胞:黄教授論文ねつ造 強引に卵子集め 金銭授受、黄教授が直接関与」『毎日新聞』 |
2006年1月12日 | 「ES細胞捏造 倫理をマヒさせたのは」『東京新聞』「社説」 「ES細胞捏造 世界に与えた深いきず」『朝日新聞』「社説」 「【ES細胞捏造】科学への信頼を汚した」『南日本新聞』「社説」(二つ目) 「【ES細胞捏造】人ごとで済ませては」『高知新聞』「社説」 「韓国ES細胞捏造 科学者の裏切り行為許せない」『宮崎日日新聞』「社説」 |
2006年1月11日 | 「クローズアップ2006:ES細胞ねつ造 論文審査、検証なく」『毎日新聞』 「ES細胞ねつ造 技術と倫理の足元を固めよ」『毎日新聞』「社説」 「「最高科学者」の無残な失墜」『日本経済新聞』「社説」 「ES細胞捏造 科学研究への信頼揺るがす」『熊本日日新聞』「社説」 「ES細胞研究捏造・チェック機能を強化せよ」『琉球新報』「社説」 「ES細胞捏造*韓国だけの話ではない」『北海道新聞』「社説」 「ES細胞捏造/科学史に大汚点を残した」『神戸新聞』「社説」 「ES細胞論文捏造 科学研究の不正防止策を急げ」『愛媛新聞』「社説」 黄教授がソウル市内で記者会見し「データに虚偽があったのは事実であり、すべての責任を取る」と述べて国民に謝罪をする。 「ES細胞:黄教授論文ねつ造 ソウル地検、研究室など捜索--黄教授、会見し謝罪」『毎日新聞』 |
2006年1月10日 | ES細胞研究をめぐる疑惑を検証しているソウル大調査委員会が最終調査結果を発表する。ソウル大学による発表(英語) 「ES細胞:黄教授論文ねつ造 「作成」全部ねつ造、04年論文も--ソウル大最終調査」『毎日新聞』 「解説:ES細胞ねつ造 患者の願い裏切り 先端科学の信頼失墜」『毎日新聞』 「ES 細胞論文は全て捏造 ソウル大最終報告」『CNN』 「「ES細胞論文すべて捏造」 ソウル大調査委が最終報告」『朝日新聞』 「ES細胞論文捏造 検察、国の研究費使途めぐり捜査へ」『朝日新聞』 「ヒトES細胞すべてねつ造、ソウル大が最終調査結果」『読売新聞』 「ソウル大、2004年論文もねつ造と結論」『中央日報』 「「論文はうそ」で、クローン胚研究自体への逆風も/裏切られた患者の希望」『東奥日報』 国内で唯一、人間の胚性幹細胞(ES細胞)を作製している京都大再生医科学研究所が、ES細胞のもとになる受精卵(胚)の提供を増やすため、初めて民間の 不妊治療クリニックを提供施設に追加する方針を決める。 「ES細胞増産、受精卵提供施設に不妊クリニック追加」『読売新聞』 米科学誌サイエンスが、黄禹錫(ファン・ウソク)教授らのチームによる世界初の人クローン胚(はい)からの胚性幹細胞(ES細胞)作製など、2004年と 昨年に同誌に掲載された二つの論文を削除すると発表する。 「米科学誌サイエンス、黄教授の2論文削除」『読売新聞』 |
2006年1月8日 | 「ねつ造=青野由利」『毎日新聞』「発信箱」 |
2006年1月7日 | 国立成育医療センター研究
所に
よるヒト胚性幹細胞樹立に関する記事。 「ES細胞:国立成育センターが作成、研究機関に分配計画」『毎日新聞』 |
2006年1月4日 | ソウル大の黄禹錫教授の捏造問題で、米科学誌サイエンスが、昨年同誌に掲載された論文の撤回に関して、25人の著者全員から同意を得
たことを明らかにす
る。 「ES細胞、全著者が論文撤回に同意 米サイエンス誌発表」『朝日新聞』 |
2006年1月1日 | 有害な病原体が潜んでいる恐れがあるマウスなどの動物成分を全く使わずに人間の胚性幹細胞(ES細胞)を新たに培養することに、
ジェームズ・トムソン米
ウィスコンシン大教授らのチームが初めて成功する。 「動物成分ゼロのES細胞 米が成功、医療応用へ前進」『共同通信』 |