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研究責任者よりご挨拶

研究責任者よりご挨拶

 本調査のアンケートは患者様が亡くなられてから3カ月~1年程度のご家族に送付しております。いまだ深い悲しみの中にいらっしゃる方が多い時期に突然にアンケートをお送りする失礼をお許しください。この時期に調査をする目的は、提供された医療を適切に評価するためには、あまり時間が経過して記憶が不確かになるのを避けるためです。 このアンケートへのご協力は任意ですので、回答が難しい方は表紙の「回答しません」という欄に○をつけてご返送いただければ幸いです。また回答中におつらい気持ちになられた方はそこで回答を中止するか、質問を飛ばしていただいても構いません。未返送の方には1回のみアンケートを再送付させていただいております。 本調査は個人情報保護の観点からアンケートは各施設から発送しておりますが、回収と集計は独立した事務局にて行っております。回答された個人を同定できないように配慮し、集計結果と自由回答を各施設に通知し、各施設における緩和ケアの質の改善に役立てたいと思っております。 ご家族の方には受けた医療に対して改善が必要だとお考えの方もいらっしゃると思います。そのような方は施設からこのようなアンケートが行ったことを快く思わないかもしれません。私ども医療者も全ての患者さんに満足の行く医療が提供できていない事実を認識しております。全ての方に満足の行く医療を提供することは簡単ではありませんが、本調査にはこのようなアンケートを通してご家族の声を聞き、明日からの医療に生かしていきたいと考えている施設が参加しております。わが国の緩和ケアの質の維持・向上のため、是非みなさまの声をお聞かせいただければ幸甚です。

宮下 光令

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