日本家庭医療学会マーク 日本家庭医療学会
HOME学術集会・教育集会学会認定研修プログラムの認定について学会について会誌『家庭医療』会報会員ページ関連リンク
学術集会・教育集会
HOME学術集会・教育集会その他の教育集会など > 第2回 家庭医療後期研修プログラム構築のためのワークショップ(2005.11.19〜20)

開催しました

その他の教育集会など

日本家庭医療学会主催
第2回 家庭医療後期研修プログラム構築のためのワークショップ

TOPページ 記録(テープ起こし)版
11月19日
記録(テープ起こし)版
11月20日

◆ 期日 : 平成17年11月19日(土)〜20日(日)
◆ 場所 : 都道府県会館(東京永田町)
◆ 対象者 : 日本家庭医療学会理事(旧運営委員)、若手家庭医部会、現在家庭医療後
期研修プログラムを運営している指導者、または将来立ち上げを計画している指導者
(学会員に限る*)
*非学会員の方は当日入会手続きをしていただけます。

記録(テープ起こし)版

11月20日(日)午後

Saulzt教授講演

葛西 ただ今のSaulzt先生のお話について質問などございませんか。今日のディスカッションやこれからのディスカッションにも重要なテーマがいっぱい入っていたと思いますので。英語でも日本語でもかまいません。
本村 Thank you for your excellent lecture. I have a question. What is the deference between comunity based primary care and population based primary care?
ポピュレイションベイスドという考え方は重要と思う。
コミュニティーベイスドとポピュレイションベイスドの違いに関してイメージは沸くが、日本語でどう表すか教えていただきたい。
葛西 ポピュレーション●●というと、健康である人もふくめた一般の人口ですよね。特にその中でもさきほどSaultz先生が強調していたのは、その中でどのぐらいの有病率なのか、発生率なのかというデータに基づいて診療していくということで。さらにそこでいろいろなリポートを使うとか、地域の診断をしていくとかが含まれると、コミュニティ●●プライマリ・ケアという言葉になっていくと思います。ただ言葉としてコミュニティ●●とポピュレィティ●●はどう違うのかは、そんなに気にしなくてもいいと思います。
本村 まあ、昨日のキャッチフレーズの話じゃないですけど、英語でポピュレーションベイスドはわかりやすくていいなと思うのですが、一般の人に伝えるときにどういった言葉がいいかなと。
葛西 どなたか意見ありませんか。日本語の問題なので。
〇〇 それはキャッチフレーズに、ということでしょうか。
本村 いえ、そうではなくて。共有する概念として日本語で説明を書いていくとしたら。
宮崎 別にポピュレーションという言葉にこだわらなくてもよくて、コミュニティであるとか、キャッチフレーズだったら「あなたのまち」とか「地域」でもいいし、コミュニティだけでもいいと思います。ポピュレーションということが今回重要性を持ってくるというよりは、キャッチフレーズだったら「まち」でいいと思います。
〇〇 今日これから検討するプログラムの評価ということですが。プログラムの評価とは、ひとつは紙でこういうことをやっていますってことで出来るんですが、実際は中に入ってどういうことをやっているのか調べるという手間のかかる作業だと。そういうところまでやらないと実のある検証にならないんじゃないかと。
〇〇 山田会長と私が、昨年訪れてこのRRCに参加してきましたが、ここではプログラムのサイトを二人組で訪問していくのです。それではレポートに基づいて大事なところを見てくるというサイトビジットについて聞いてみましょうか。
Sault先生  
〇〇 (要約)もうひとつは願いというか。がっちり評価をしてゼロがだめだということも大事かもしれないが、こんなふうにしたら改善するっていう方式でやっていなかないと、本当の意味でのサービス●●。作るっていうことが、ここの目標なのでたぶんそういうことをされているとは思うんですけど、評価も最初のうちは充分ではないかもしれないけれど、こういうふうにすればいいという評価になれば、もっと広がるんじゃないかなと。
葛西 Sault先生のいわれたところは非常に大事なことで、これも昨年私が見てきたところではRRCが判定的に●●アセスメントという意味で「もうだめだ」というよりは、もう少しフォーマティブな方法で判定を。たとえば一番いい評価というのは5年間アグリゼーションが続けられてもいいという。その途中で1年後や2年後にもう一度やるから、そのときにここを改善するようにといった形のことをしているんですね。実際のところを聞いてみたいと思います。
竹村 先ほどSaultz先生からお伺いしたお話では、RRC以外にもうひとつ機構があるようです。RRCの方は、認定か非認定しかないんだけど、RAPと呼ばれるAAFPのなかに組織されているもうひとつの団体は、プログラムの視察の後、よい点と改善すべき点を勧告するらしいのです。このあたりのお話を先生にしてもらいましょうか。
Saultz先生  
葛西 (要約)いま、お話があったように実際にRRC自身も判定的な評価をすることもあるけれど、1年や2年の期間のあいだに改善する機会を与えることもあります。ほかの機構のプログラム改善のサポートもしている。プログラムのひとつだけがよくて、そこを卒業した人だけが認定されてもしようがないのでて、アメリカの数多くのプログラムが改善されていくようにしている、ということですね。
〇〇 英語力がなくて聞き取れなかったのですが、地域でうまく研修できないこと。お産とか骨折とか心筋梗塞などの管理をどういうふうにするのか、がうまく聞き取れなくて。
葛西 スライドの25枚目のことですね。これは、家庭医療センターの中での研修だけだとおきる回数が少なく研修が不十分なので、参加によるトレーニングをするとか、他に行ってトレーニングをするべきだということですね。
〇〇 「べきだ」ということですね。わかりました。
Saultz先生  
竹村 (要約)家庭医がなんでもやればいいのですけれど、研修期間が決まっているので、お産のときなど産婦人科の方でも研修することも多いようです。内科や小児科、一般外科などにローテーションすることによって内科、小児科、外科の言葉や文化的なこともよくわかって、かえってよい場合もある。コンサルテーションによってよいコラボレーションができる点で、あながちローテーションは悪いことじゃないのではないかとおっしゃっております。
葛西 それではここで、ちょっと休憩を入れたいと思います。あとSaultz先生のお話のつづき。グループ討議もしたいと思います。(34.00)
                ― 休 憩 ―
竹村 スケジュール案内
山田 昨日のSaultz先生のお話は、おおむねアメリカの現状―家庭医療というものがかならずしも国民にしっかりと受け入れられておらず、家庭医という言葉でさえ充分な理解が得られていない。継続性ということが重要だと人からみられていない。要するに家庭医がなぜ家庭医として存在し続けなきゃいけないかというアメリカの現状を聞いて、僕らも愕然としたというか、もう確立しているのかな思っていたら、まだ国民の利益にあわせてどんどん変化しようと努力している姿に非常に感銘を受けました。
今日のお話も、家庭医が国民の医療ニーズに沿いながら、質の高い医療を提供するプロバイダーとして機能している現実をお聞きして大変勉強になりました。
僕らが今やろうとしていることも同質なことです。専門医療がこまかく分化していってやりたいという分野が限られてしまって、その合間で救われない人たちがいる。特に地域の病院などでお医者さんが不足している、全般的な病棟管理ができる医師が少なくなっています。きつい仕事だけが取り残されて。そこにも家庭医の役割があるんじゃないかなというのが、私の印象です。
そういったところで、今回家庭医療学会として後期研修プログラムを作らなくちゃいけないし、あるいは認定医を作らなくちゃいけない。初年度のの初期臨床研修は来年の3月いっぱいで終わる。その世代の人たちに後期研修プログラムを提供しなくちゃいけないという差し迫った状況です。もうすでに家庭医療というタイトルをつけて「家庭医療後期研修プログラム」というものを立ち上げよう、あるいは立ち上げたいと思っている人たちがここに集まっていらっしゃるし、それ以外にもおられるわけですね。そういった動きと学会の動きとをどうリンクしてそれの質を高めていくというか、それもなにも学会やいろんなセンターの利害を調整するためじゃなくて、たまたま家庭医療学会という立場で、国民の医療ニーズに沿うような形の後期研修プログラムを作るというポジションにあるわけで、そこのところを意識してどうやったらいいかというのが現状なんですね。
で、今日お話いただいたのは、アメリカでの取り組みということで、アメリカではそういうふうにプログラム認定をして、評価をして、そのうえにまた認定試験というものがあるというお話でした。その中に今度は、プログラムを作ることをサポートする講座とか、あるいはプログラムディレクターの会だとかあるいは認定医の会だとかさまざまな組織が出来上がっています。今まで一切なかったのです。専門医評価機構はあるのですが、これは充分プログラム評価をしているとはいえない。実際にプログラム評価や国民の期待に応える機能をしている医療の評価団体としてはまだないといっても過言ではないと僕は思います。
そういったところで、一番国民に近いところの医療を支える人たちをこの先、我々の下の世代がより高い医療を受けるために10年後に完成形になるんじゃないかなあというぐらいのつもりで、これからこの組織を作ろうということなんですね。ですから、これから認定をしたところで、とても認定をされるような素晴らしいプログラムがすぐに出来るとはとても思えないですよね。この4月から始めようとしたって無理なことですし、その先に認定試験をやろうと思ったってまだまだ充分な認定ができるとは思えないですよね。
ですからこれから作り上げていかなくちゃいけないってことを認識してほしいのと、初期臨床研修必修化がはじまって期せずしてすべての医学生がスーパーローテートしてその上にジェネラルなところを積み重ねればいいという、家庭医療にとっては追い風な部分もある。それを意識して家庭医療の後期研修プログラムを作っていきたい。
ま、これは学会の方から去年からだしていることで、初期研修が終わってから3年間のプログラムを考えて、その上に家庭医療認定医でも名称は何でもいいのですけど作ろうと。認定に関しては先ほどのお話でもあるように、非常にセンティブな問題で、現状ではポリティカルな側面だとかがあって、認定にとって有利な面にならないとこういったことは動いていかないんで、おそらくこの認定試験というのは今論じるよりも、我々は新卒の人でスーパーローテートの終わった人たちの後期研修に絞って考えてほしいということを意識してください。
で、アメリカの例をまねると、RRCという評価機関があるのですが、日本にはなにもありません。ま、これはおそらく専門医評価機構というか、これがまともに機能すればアメリカの機関のような働きを担ってくると。日本でも家庭医療学会が率先してプログラム評価については今やっていこうと。この母体を日本家庭医療学会が提供していこうとしているのです。ただ認定試験については、これはもう3学会で共通してやっていこうといこうことですね。それをやるためには、単にストレートなパスだけを作るんじゃなくて、他の診療科の人や既に診療実績のある人たちに、再研修のことだけをお約束してこういった称号を過渡的な経過処置として与えていくことを考える、などといった全体像を考えているところですね。ですから今のところ、認定評価もすべてこれからの工程表の中で枠組みを作っていこうと考えています。なにもアメリカのシステムを追随すればそのまま作れるってわけじゃありませんし、今の日本の状況をよく認識して、目指すところは国民ニーズに沿った若いお医者さんたちをスペシャリスト以外にジェネラリスト―それは総合診療医であったり、プライマリ・ケアであったり、家庭医であったり―とにかくジェネラルな方向を指向してくれるお医者さんを育てるきっかけを家庭医療学会として提案できればいいいかなということを説明しておきたいと思います。
アメリカをモデルにしてやらなければいけないかというと、決してそうではなくて、やはり日本の現状とを調整しながらすすめていきたいということを意識して考えていただければいいと思います。
だいたい前もお話しましたが、繰り返してお話させていただきました。
竹村 ありがとうございました。
  では、今から3つのグループに分けます。ひとつ目のグループは診療所で家庭医療プログラムをしたいな、もしくはしているという人。2つ目が病院で家庭医療プログラムをしたいな、もしくはしているという人。3番目が大学で家庭医療プログラムをしたいな、もしくはしているという人です。
  よろしいでしょうか。基本的には、議論していただくことは、プログラムの内容について。たとえば、どんな場所で研修したらいいか。どんな指導医がいたらいいか。何ができるか等です。また、どんな病気、どんな人を対象になど、どういうプログラムがいいか、プログラムの内容について議論してくださっても結構です。

グループ討議の結果発表
〇 診療所班
 いろいろと議論はあったのですが、要するに研修プログラムをしようというときに、初期研修でどうしても足りていないという領域をまず特定して、その中で自分の診療所でできることと外に委託した方がいいものを分けた方がいいんじゃないかなと話していました。
 昨日、山田先生が出してくださった7項目のうち、2番から7番の領域というものは診療所で提唱できるんじゃないかなと。1番の中でもつとめて特に診療所でというなら慢性疾患をふくめた外来ですね。外来研修というのは十分に今の研修ではできていない方が多いと思うんです。外来診療をただやるんじゃなくて、きちんとできるということを目標にしなければいけない。山田先生の話の2番、3番の項目を取り入れながら外来をやるというところが結構重要だったり。なんとなくではなく、きちんとやることが大事なんだと。
 あとは家庭医的なものの見方とか、患者さんとの関係が違うとかいうあたりは、やはりある程度の年数をかけて付き合わなければいけないので、うちの班の中では2年間診療所、1年間病院というパターンで組んで、という話をしてました。
 あと特殊性として産業医、検診、予防接種、学校医、保健福祉、健康教育。こういった領域はなかなか病院の研修ではできない。ただ自分の診療所で全部まかなえているとは限らない。こういった領域を診療所研修の枠でしてほしいと学会として出して、たとえばうちの診療所ではこの単元はやってないんだよな、というところはどうやってそのコマを埋めるかを考えてもらう形で提案したらいいかな、という意見がありました。
 7番の生涯教育のやり方について。自分がどういうふうにして専門医のやりとりの中から知識を得ていくかといったプロセスをみてもらうというのも大事なんじゃないかと。
 あと、病院や外部に頼んだ方がいいんじゃないかというような領域として、皮膚科や整形外科のニーズがかなり高いので、その部分をコアなところはきっちり短期間で集中して学んでもらった方がいいんじゃないかと。さらに、緩和ケアの主に医学的な側面の部分で、薬の使い方をきちんとできるようになる知識を身につけてもらう。急性期や重症の患者さんに出会うということで、たとえば一般内科病棟で半年間診るとか、管理●●も含めたちょっと重そうな人もやっておき、残りの半年間で専門科、外来研修をその病院でしっかりやっておき、あと診療所で受けるという仕組みはどうかなと。以上です。
 追加です。これは石橋先生が考えておられることですが。週に1回、地域の病院でオープンシステムが使えるところに行く。自分の診療所に来ている期間だけど、地域の病院に行って患者さんに精力的にかかわってもらう。行ったり来たりをすることで、家庭医の診療所だけでなく病棟にかかわりあっていくのもひとつのアイデアじゃないかなと。行ったときについでに当直でもして、当直代でも出してもらうとか。
〇〇 3次救急と書いてありますが、どちらかというと1次、2次救急の方が大事なんじゃないかと思うのですが。
〇〇 それは3次救急も含めた1次救急、2次救急ということですが、どうしても診療所の決定に固定してしまうと、重症の患者さんに出会う機会が少なくなる。でも出会う確立は結構あるので、そこに対応するためにある程度の重さまでの救急の経験を要求した方がいいんじゃないかということです。救急車で運び込まれるようなレベルの患者さんの救急もふくめて1次から3次まで、みたいな部分を病院の研修の方に期待したいなという意見がありました。その時期に経験しておかないと、それから先自分がかかわるというのはしなくなると思うので、ということです。
〇〇 それは救急医療の光と影をちゃんと知っておいてほしいと。何かが突然おこったときに、その後どうなるかというイメージが分かって救急医療をするならいい。その方が家庭医療には必要だと思います。そういうことをふくめて先ほどの「言葉がわかる」「雰囲気がわかる」という意味で、「そのことができる」ということが必要だ。
〇 病院 1
 まず、研修を始める最初の最初に、研修医のニーズをはかることが重要じゃないかと。それはどこの施設でも共通することでしょうが、10年後の未来のビジョンはどうか、ということをはっきりさせた上でそれなりの●●を組み立てていくことが必要でしょうし、個別に対応していくレキシビリティも重要ではないかと。
 また、それぞれの施設間の内容の差ということもでてくると思います。それは施設でできること、できないことっていうことも病院によって大きく違いがあると思います。
 それから初期研修2年間での必修科の中で決して均一化された研修医ができてきているわけではなくて、それぞれがデコボコな研修医ができています。それはシステムだけの問題ではないでしょうが、そうしたことに対しても対応していくということ。内容の差を埋めていくということも重要じゃないかと。
 次に、他科ローテというのは、病院独自のものというか病院内でできること、もしくは病院外にローテーションに出すということもあるでしょうが、他科ローテの問題もでてくるだろうと。それは他のレジデントとの兼ね合いということなんですが。家庭医療プログラム以外にもそれぞれの外科研修や内科研修のレジデントもいるわけで、そうしたレジデント同士の兼ね合いや、場合によっては初期研修の2年間の研修も回ってきますので、そのあたりで各科ごとに扱いが困ったりしないかと考えます。
 また、研修については、期間ではなく、それぞれについて到達目標というものを設定して、研修医の評価を、能力を把握したうえで研修をしていくことが重要ではないかと。その気になれば●●をしていくという考えもあります。
 最後には家庭医として最低限必要な部分を各分野ごとに明文化することが必要で、それは他科ローテをするにあたっては、各科にきちんと示しているという重要性にもつながってくるので、これはとても必要なことではないかと。
〇〇 初期研修の終わった後も各施設によって提示できていないところや足りないところがあって、後期研修のプログラムにしても施設によって研修がよくできるところとできないところなどバラツキがかなりあって。その中で全部標準化しようというのは、かなり大きな問題がでてくるんじゃないかと。個別化や研修医の個別性というものを考えるとバラツキがでてくるので、期間やセッティングなどを決めてしまうと無理が生じてきてしまうんじゃないかと。ですから、しっかりと必要な能力ということを明確にして、その能力を獲得するためにどこでどんな研修をどのくらい受けるかということを各施設で決める方がいいのではないかという意見がありました。
〇 病院 2
 どんな理想図が考えられるかということで、病院と指導医について話し合いました。
 まず病院としてはシニアレジデントを研修として受け入れる理解があるということが最低条件であろうと。単なる労働力として考えるのではなくて、研修に理解がある。
 このほかの要素としては、他科のローテッドが必要じゃないかと。整形外科や小児科、産婦人科が必要であると。ただこれは外来ができればいいんじゃないかということで、整形外科や小児科は外来ができる。小児科については小児救急センターで夜の救急を学ぶというのもいいんじゃないかと。救急外来の研修については救急車の数や診療数など、数がきちんと明記されるべきじゃないかと。あとやはり、精神科もやるにこしたことはない。精神科は家庭医療科でも教えられるという話もあるのですが、精神科が何をやっていて、そこに送るべき疾患とそうじゃない疾患との違いなど、見識をはっきりさせるためにもあると望ましいと。このあたりはelectiveであり、すべてが必修項目ではないので、必ず研修すべき項目かその周辺のものなのかはっきりさせればいいのではないかと。
 診療所については、最低限、家庭医療学会が認定している指導医セミナーに参加したことがあることが望ましい。家庭医であること。期間としては1年以上続けるということ。診療所としては整形外科や小児科の診療所があれば、そこで研修してもいいんじゃないかと。
 そして、どんな指導医が必要かということですが。まず家庭医療のプログラムの責任者が、ハーフデイバックなどを行って全体を把握することが最低限必要だと。小児科と家庭医療の先生がどんな指導医であるべきか議論のあるところだと思いますが、初期研修の中で多くの指導医が指導医セミナーに参加しておりますので、そんな指導医であれば最低限の線はクリアしていると。
 ポイントなのは、その人たちが認定されているかどうかは必ずしも必要ではなくて、ある程度理解があって、家庭医が何をするのかということを分かっていればいいいと。つまり、プログラムの中で「整形外科にいけばこういうことを教えてもらえました」とか、「初期研修とはここが違いますよ」ということを明記すればそう動いてくれるんじゃないかと話し合いました。診療所については認定指導医と家庭医が必要であるというふうに思いました。
〇 大学グループ
 このグループでは、大学で家庭医のコースを持つことについても含めて話し合いました。
 共通した意見として、大学の大きな部分としてコーディネートの役割がある。そして、大学内でできることとできないことがあって、その両方が必要だと。
 じゃあ大学でできること、大学でやるといいなということは、外来について深くじっくりと教えてもらえる。そして、教育に関われる部分、リサーチの部分。それから、ネットワークがあるってこと。これは各科専門科が一通りそろっているということや、関連病院や関連施設があり、そちらに対してある程度こちらの希望を伝えられるという部分があるんじゃないかなという意見です。そして、卒前教育に関われる。モノ(教材)やヒトが存在しているということです。
 そんな中で形としてはきちんと出てこなかったんですけれど、必要なもの、できることとしては、診療所または継続性を発揮できる小規模病院での研修の部分が必要であると考えて、その期間についていろいろと出たんですが、最低でも6ヶ月、理想は1年という形がだいたいのところでした。
 それから病棟研修がやはり必要であるという意見も存在しまして、ただこの病棟研修というのは各科専門科を回るというものではなくて総合的な機能をもった主治医としての機能―「ごちゃまぜ病棟」という言葉も出たんですけれど―そういうものを扱えるような研修が必要であるということ。
 それから、先ほども出ましたが、じっくり外来教育を受けるということ。
 それから他科研修のコーディネートの役割がある。ここで出た意見としては、内科ブロックは必須ではないかという意見と、「ごちゃまぜ病棟」の方の機能が非常にうまくいけば内科ブロックとして回らなくてもいいのかな、という両方の意見が出ました。
北西 「ごちゃまぜ病棟」と内科ブロックの違いを説明してください。
〇〇 内科専門医に教わる内科病棟が必要かどうかという議論になったわけですが、総合内科的なものとか、総合的医療、特に臓器別とか専門科別もしくは内科専門医に教わる部分がない部分という感じだったんですけれど。なんでも来る入院病棟といったらいいのでしょうか。
〇〇 すべての話し合いにおいて大学内でこれができて外でできるってことは、外来教育のところはだいたいみんな大学内でできるっていう意見でした。
それ以外のところは、施設ごとにかなり差があるのではということで、コース自体を大学内にもっているか、もしくはもっていない場合もあるので、それは施設の特性で決まるのではないかということでした。
北西 外での研修を「最低で6ヶ月、理想は1年」というふうに出ていますが、診療所グループでは「2年はいるんじゃないの」という話になったわけですが、大学病院では大学内で2年は必要だということですか。
〇〇 ひとつ出た意見として。この家庭医のコースは●●が終わった時点で家庭医として継続性の意味を分かって実践できるレベルに達するということであって、この単元の中での継続性には限界があるんじゃないかという意見もでました。長ければいいという意見も当然なんだけれど、プログラムを作るうえで、最低基準はどれぐらいかというところで話がでました。
〇〇 大学と診療所以外にないわけじゃないので、診療所に半年いながら機械的に大学に2年半ではなくて。我々の意見としては、病棟をもっていても大学は最大1年、病棟のないところは3ヶ月でもいいんじゃないかと。つまり外へ行ったり他科のローテーションを全部合わせてって意味です。
北西? 出ている期間の「理想は1年」?
〇〇 「診療所における研修」という意味です。
〇〇 「外来教育は大学においてもある程度でもできるんじゃないか」ということですが、僕は大学だと病院によって違うと思うんですよ。結構特殊な傾向の患者さんが外来でも多いようなケースもあると思います。そのへんのところ、何か意見は?
〇〇 外来に限ったことではないんですが、今までに実践としてでていた話としては、「じゃあこの患者さんが自分の診療所にいたらどうするのか」というところまで議論をもっていけるんじゃないかという、まあもっていってるところもあると思うんですが。
〇〇 もちろん診療所や病院でいろんな場で経験することは必要だと思います。ただ頭痛を診たらどう考えるかとか、もちろん大学の患者さんは偏ってますけれど、それをひとつひとつ掘り下げることで、いわば総合診療のクリンシクルといいますか、コアみたいな部分をそれを通して教えるという意味です。それはやっぱりどこか、ただ必要なパートを回るだけではなくて、コアを学ぶ期間はいるだろうと。そういった意味で大学は時間的余裕が少ないことで、かえって●●におよぶと。そういう意味です。
宮崎 さっきの「6ヶ月と1年」の話なんですけど、さっき話にでたハーフデイバックが十分なのか、もしくはたとえば北海道ではハーフデイバックなんかやってられないという話になった場合に、ハーフデイバックなのか診療所にどっぷりとつかるのかっていうのは「or」の話で、これだけなきゃいけないというわけではなくて、たとえば診療所にどっぷりつかる期間がどれぐらい必要なのかという議論の中で「半年、いや1年はいなくちゃ」というミニマムとしての話があって、あとは外の病院に●●って話もあって、そういう…。
竹村 最後に全体を通してのご意見がありましたら。
〇〇 平野先生がさっき言った評価のところで、日本人は評価に慣れていないというか評価がくるといったら、みんな甘えてできないんで。やっぱりそれがうまく回るような組織を作らなくてはいけないと。やはり日本の文化の背景があるので、日本にちゃんと根付くようなところでやってほしいなと思います。優秀な日本の企業で日本人に対して行われている評価をうまく活用して、うまく回るようなシステムを作ってもらったらいいと思います。
最近聞いた言葉で、「企業の寿命は30年」だと。それはどういうことかというと、どんな大手でも努力をしないと30年経ったらつぶれてしまう。ということでいうと、医療も当然寿命があるわけで、今のシステムでそのままいくと20年後にはうまく回らないということで、常に見返すシステムというか新しい患者のニーズなどに合わせてこちらも変えていく。すると、今回決めたことがこのままずっと続くわけじゃないというか、そういう認識でやっていくふうにすればいいんじゃないかと思いました。
〇〇 多分このプログラムは初期ローテーションの終わったレジデントの方にフォーカスをあてているということを考えるとやはり、これからの世代の人をアトラクトしていかなければいけない。イギリスで感じたことは労働時間ですとか、待遇ですとか、そういうことを結構、家庭医になったら、新しい考え方でハードワークだけじゃないよっていうメッセージも入れていくと若い方々をアトラクトしていけると思うんですね。そういう意味で新しいことやってるんだっていうニュアンスを少し入れていってもいいんじゃないかと思います。
〇〇 新しいことっていうのも大切なんですが、我々が将来の人のために何をしていくかというところを皆さんに見せていく必要があるのかなと思います。アメリカの●●が実際にボードを作って、それがリーダーとなって今のアメリカ全体のシステムが出来上がったという自負。そういう自負をもてるようなものを日本でも作っていくという役割をすることが必要かなと思うのです。
そのときに何がひとつ新しいことかなと思うのは、こういうものを作っていく過程をみんなと一緒にやっていく―みんなというのは国民とかですね。一般の人たちとか、地域の人たちとか、医者以外の職種の人たちと一緒に作り上げていくというシステムをみんなに見せていくということがすごく新しいことじゃないかと思うんですね。
アメリカの場合は、必要だというので大統領がポーンといってできました。それを更新していくシステムが新しいものだった。じゃあ今そういう形で、小泉首相がそれを作るかっていうとそうではない。そんなこともできないし、今、各専門学会が作っている専門医とかいうものが幅をきかせている。そうじゃない、我々新しいものでみんなに認めてもらえるような、新しいものがその能力を、こういうものも大切ですねっていうものを作り上げていく過程からすべて、公開していくというような、作り方をしていった方がいいのかなって思う。
プライマリケア学会では、専門医認定制度を作っていこうという段階です。いま家庭医療学会の皆様は一生懸命プログラミングを作ってきちっとしたものを出して、専門医というものはこういうものであろうというふうに見せていこうとされているわけですね。私はその過程を、みんなと作り上げていくということをしていただきたいなと。そのためにどうするかというと、専門医を認定する機構を早く外に作って、そして学会だけではなくていろんな人たちが集まって議論をしていく過程をマスコミに公開しながら、きちっとやっていくというシステムを作っていただきたい。その中で、一般の人たちのニーズというものを把握したうえで、我々に必要なものはさらに何なんだというものを作り出していくという過程を常に見せる。それが続いていくことによって、我々は進化をしていけるだろうし、新しいシステムが常に進化していくということになるんではないかなということが、期待している。
そういう意味で、ここで出来上がったものだから、こういうふうに出来上がりましたからどうでしょうと問うんではなくて、ぜひそういうところの過程を皆さんに見せるものを早く作ってほしいなと切に願っています。
山田 今の言葉は当然だと思いますので。第1回のワークショップも公開しているというか、まだ資料を作っているところなんですけれども。家庭医療学会でもすべての理事会の議事録も公開してすべてオープンにしています。ただここまで今回のワークショップをこのメンバーでプログラムディレクターになりそうな人を集めて、単に雨後のたけのこのように出来てしまうこともあるので、必ず国民というか地域のニーズに合わせてみんなである程度コンセンサスを作っていこうということで、今回の作業をやっているところです。
もちろん他の団体とか外部の機構とかと利用することも必要だと思うんですけれど、最初にお話したとおり今認定医を擁することとなっては、われわれ家庭医療学会としてはよしとしないか、調整をしなければいけない。真に国民の新しい世代の家庭医をどうやって作っていくかということの議論が、現在の政治だとか他との調整だとかでむしろそういった議論が多くなってしまうと疲弊してしまうんじゃないかなと。だからあえて、来年3月に終わる人たちを対象にして、その人だけに焦点を絞って後期研修を作っていこうというのをまず今作り上げようとしているところです。
でもこれは、ひとつ提案を出さない限り他の人たちに理解できないし、われわれがどういう次世代の家庭医をめざそうとしているのか、共有しなくてはなりません。
今日も3グループに分かれていただいた通り、こういった家庭医に興味をもった人たちが大学も地域病院にも診療所にもいるわけですよね。そういった人たちでまずコンセンサスを培ってそれを国民に表現して、我々が作り上げようというものを表現していったらどうかなというのが今のプロセスです。
今後は、3回目以降ですけれど、市民公開講座でもいいし、市民の代表や学会の代表とも交流し、その中で議論をしていけばいいんじゃないかなと。
ただ家庭医療学会の中でも立場が違うそれぞれの人たちがいるので、この機会を使ってコンセンサスを作り上げるっていうのが今回の3回のワークショップの大きな目標です。ただあまりにも今日の話を聞いていると、やることが多すぎて今後ワークショップと理事会の機能だけではやっていけない。プログラムディレクターの会はおそらく組織化していかなくちゃいけないと思います。評価を考えていく人たちも養成していかなくちゃいけないし、指導医も養成しなくちゃいけない。やることはたくさんでてきて、おそらく家庭医療学会だけでする仕事と他の学会と共同してやっていかなくちゃいけない仕事とかなり多彩になると思うのです。
とりあえず家庭医療学会は率先して専任事項としてやっていけることは、まず後期研修プログラムに関して少しでも質のいいものを作っていこうということだと思ってますので、3回目も引き続いて今日の議論を素地にして、各グループで発表されたことを題材にして、今度は具体的なプログラムというか、一応期日も迫って他の学会からもプログラムのモデルを早く見せてほしいというような話もあったんで、そういったことを目標にして1月28、29日に3回目のワークショップを開きたい。
まだまだ整理していない問題だとか、まとめだとかはホームページ上で公開する予定ですから、それを見ていただいて。
今日お集まりいただいた方は、今後プログラムを作っていく人に集まっていただいたつもりですので、みなさんが期待するというよりも皆さん自身で分業してそれぞれ得意なところを詰めていただいて家庭医療学会で後期研修の骨格を作っていこうと思っています。できればこれからは参加していただいた人たちそれぞれ仕事をシェアしてすすめていくつもりですので、そういった意味で参加していってもらえるとありがたいです。
〇〇 昨日「ドクターズマガジン」が届いて、その中に後期研修プログラムの説明会のアンケートが載っていて。前回のワークショップで、家庭医の初期研修の認定の順位が4番目だというアンケートの話を聞いたのですが、この雑誌のアンケートでは何百人いる中で4人しかいないんですよね。たぶん母集団が変わっているので、そんな数なのかもしれないが。本当にもう最下位の方にあって、ちょっとびっくりしたのです。
昨日Saultz先生も言われたように、魅力ある環境づくりをしていかないといけないと思っています。できれば学会で、初期研修の先生にアピールしてもらえると、非常に簡潔で分かりやすいのかなと。サポートという意味ではいいのかなと。ぜひそういうことも検討していただければと思います。
〇〇 今回プログラムのコアカリキュラムを作るというのですすめてきているわけですが、来春から家庭医療プログラムがスタートするところがある。つまり、来春から2年間の初期研修を終えた初の卒業生が家庭医療科に入るかもしれない。そうすれば、ある程度、形になったプログラムがあった方がよい。
私はプログラムを形にしたいと思って、ここに参加していたので、できればコアプログラムができて、そこに何かを書き足すとプログラムとして形になるようなものを目標に、最終のプログラムを出していただけたらと思います。それがないと、コアプログラムができても、そこに書き足していくことが間に合わないところがあるかもしれないし。あと数ヶ月しかないし、本当は今にも見せたいと思うところなんですけれど、よろしくお願いいたします。
竹村 非常にいい意見です。それで、山田先生からのお話のように皆さんにちょっと宿題をお願いしたいのです。当然ながら、われわれ執行部で作るわけにいかず、皆さん学会員の総意で作ることが後期研修プログラム構築のリクアイアメントですので。
各グループごとに、皆さんのところに事務局からメールがとどきますので、メールの上で議論をしていただいきたい。今日議論したもので本当にいいのかなともう一度考えてください。もう少し詳細にできるんじゃないかなというところがあると思いますので、それを議論していただきたい。それを次回ワークショップで発表していただいて、グループ内でそれでもうこれ以上は実現可能なよいプログラムはできないということになれば、次はすべてのご参加いただく皆さんでグループ間の違いを調整していただき、最終的には昨日示したような3つの円の真ん中をふくめたボンヤリとした大きな円を作っていきたいなと思っています。ぜひとも宿題、お願いいたします。
次回の案内を葛西先生から発表していただきます。
〇〇 その前に、執行部の方も前文と、ここまでの歴史の文章ができているといいなと思います。
〇〇 ぜんぜん関係ないことなんですが、この前家庭医療部会の方で後期研修プログラムの調査をさせてただいたのですが、用紙に予定の欄を忘れていました。今後、承諾をいただければ予定のある施設に関しては、WEB上で掲載させていただくくつもりにしています。
竹村 キャッチフレーズはまとめて、なんらかの形でWEB上に掲載いたします。そしてなんらかの形で統合したいと思います。
宮崎 先ほどの宇田先生のお話では、次回やった段階でプログラムはもう書き足せば使えるものをやってほしいという要望でしたが、さきほどの宿題と今日の話し合いも、どこまで最終的に作るかっていうのはあんまりイメージがわかないんですけど、極端な話、カリキュラムのひとつの例ができるところまで話を突き詰めておくのか、項目もどういうことを最低限各グループに要求しているのか、もうちょっと明確にしていただけるといいかなと。
あと、時間の配分なんですが、昨日今日と講義の時間が長かったように思います。次回はディスカッションの時間をもうちょっとウェイトを上げていただくようお願いします。
竹村 ありがたいご意見です。内容に関しては、みなさん、どこで誰が何をするかぐらいは決めていただきたいなと。何をというのも、3年間あるうちのある時期はこんなことををする必要があるぐらいのことは決めていただいていいのかな。ただあまりにギチギチになると他の施設で使えなくなったりしてしまうので、少し余裕があるような形で、フレキシブルな感じで書いていただけるといいかなと思います。それを見ながらまた考えるということになると思います。
次回も今回と同じになると、また1日しかないんですね、午後から翌日の午前ということで。そこで、次回は3日間おこなって、真ん中の1日は終日という形になるんじゃないかと考えています。詳細はまたおって連絡いたしますが、大切な議論ですので、ぜひしっかりと議論していただくつもりです。
葛西先生の方からどうぞ。
葛西 どの国のプログラムも完全に出来上がってもうスタートしたら何も足りないということはありません。最初におおまかなものを決めても、研修が始まってから研修医のニーズや、患者さんのニーズもあって、いろいろなファクターがあってまた話し合っていくんで、この中身をつめていく、あるいはプログラムの構造についてもどんどん加えていくことになります。とりあえず来春スタートする人たちのために学会としてサポートしていきたいと思います。宿題についても、もう少し具体的にメールで書きたいとおもいますが、おおまかに考えていただいて、3つのセッティングで3年間の中でどういう構造の3年間にするのか、そして中身をどういうものにするのか、というおおまかなものを作ってきていただいて、次回でその話をして他のグループからの意見も聞いて、日本家庭医療学会としてはひとつのがっちりしたものじゃなくて、3つをあわせた構造と中身のコンセンサスを得られればいいなと思います。具体的には今度はその構造と中身が3年間やっていくうえで、本当にできているのか、また家庭医としての●●ができていることをどう評価するのか、どう教えたらいいいのか、ということが問題になってきます。
次回は、そのことについてのエキスパートを呼ぼうということで、イギリスの家庭医療学会長が来てくださいます。(略歴など)
〇〇 最後に宿題のことですが。宿題を3つのグループで作るわけですが、本日、顔を合わせて考えてきたグループをそのまま1グループにして1つの宿題を出すという形にして、だれか責任者を設けた方がよりいいのではないかと思います。漠然としていると、作るところと作らないところがでてくるかもしれない。
竹村 まさしくおっしゃる通りですね。それでは各グループからおひとりコーディネーターという形で選んで、次回に発表していただきます。本日はお疲れ様でした。
山田 次回タイムスケジュール予定報告


参考 : 第1回 家庭医療後期研修プログラム構築のためのワークショップのページ

このページのTOPへ
CopyrightcThe Japanese Academy of Family Medicine,1998-2008