訪日外国人に対する適切な診療価格に関する
研究
日本での一時滞在中に医療機関にてご加療された
患者の方へ
東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学講座では、厚生労働行政推進調査事業として「外国人患者の受入環境整備に関する研究(訪日外国人に対する適切な診療価格に関する研究)」を行います。
研究課題
「訪日外国人に対する適切な診療価格に関する研究」(審査番号 2019307NI)
研究機関名及び本学の研究責任者氏名
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
研究機関 東京大学大学院医学系研究科・医療経済政策学講座
研究責任者 田倉智之・医療経済政策学講座・特任教授
担当業務 データ解析
研究期間
本研究の実施期間は、倫理委員会承認後〜2021年3月31日までです。
対象となる方
2018年4月1日以降に、この研究に参加している日本の医療機関にてご加療された訪日外国人患者さん。および保険診療にてご加療された患者さん。
研究の意義
今後訪日外国人が増えることが予想されるなか、訪日外国人は予期せぬ事態で医療機関を受診することがあり、訪日外国人に対する医療提供体制の整備が急務とされています。本研究は、訪日外国人患者の診療価格設定に役立つことと考えられます。
研究の目的
医療機関が外国人観光客に対して適切に診療価格を設定し、医療機関の健全な経営管理に寄与することを目的に、医療費原価調査を行い訪日外国人の診療価格の検討を行います。
研究の方法
この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学大学院医学系研究科・医学部長の許可を受けて実施するものです。医療費請求の診療価格算定に必要な医療費(診療請求:レセプト、医療原価:人件費、材料費)及び診療時間調査のデータを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。情報の収集はこの研究に参加している日本の医療機関で行われ、東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学講座に提供されます。尚、分析に利用するデータは、医療費原価調査を目的に、匿名化し、郵送またはパスワードのかかるUSB等で提供され、東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学講座内にて管理されます。
個人情報の保護
この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
- あなたの情報・データ等は、解析する前にあなたの個人情報とは一切連結できないようにした上で、当研究室において田倉智之(管理責任者)が、CD-ROMにて施錠のかかる金庫で厳重に保管します。そのため、同意を取り消すこと及び個人の結果をあなたにお伝えすることはできません。
- 研究結果は、個人が特定出来ない形式で厚生労働科学特別研究事業の報告書として一般開示されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。
- この研究に関する費用は、厚生労働行政推進調査事業費補助金から支出されています。本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。
本研究は、東京大学医学部利益相反アドバイザリー機関に報告し、利益相反マネジメントを適正に行っています。
研究参加医療機関(研究協力施設名)
- NTT東日本関東病院
- 相澤病院
- 沖縄県立中部病院
- 沖縄県立八重山病院
- 恵寿総合病院
- 高山赤十字病院
- 武田病院
- 函館五稜郭病院
- 米盛病院
- りんくう総合医療センター
2020年2月
【問い合わせ先
東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学講座
住所:東京都文京区本郷7−3−1
電話:03-5800-9523(内線34450) FAX:03-5800-8948
Eメールでのお問い合わせ:hehp-labo@umin.ac.jp