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CVT認定機構についてAbout 

経緯

「コメディカルとして、脈管領域の診療に従事するに必要な、専門知識・技術を持った者を専門家として認定する」という主旨のもと、本認定資格創設が、日本血管外科学会、日本脈管学会、日本静脈学会の3学会に申請され、主旨は承認され、準備委員会が組織された。準備委員会により、本CVT制度概要案が作成され、各学会にて承認された。学会承認を受け、2005年10月15日、準備委員会解散とともに第1回CVT認定機構総会が開催され、機構役員が決定し、本概要が再承認された。2014年からは日本動脈硬化学会が構成学会に加わり、4学会がCVTの母体となった。

定款はこちらをご覧ください

機構構成員と役職

■理事

代表理事 孟 真
並木クリニック
横浜市立大学 外科治療学
理事
(50音順)
市来 正隆 JR仙台病院 血管診療センター長
菊地 信介 旭川医科大学 外科学講座 血管外科学分野 講師
工藤 敏文 東京医科歯科大学病院 血管外科 教授
児玉 章朗 愛知医科大学病院 血管外科 教授
小畑 貴司 金沢医科大学氷見市民病院 胸部心臓血管外科 科長
駒井 宏好 関西医科大学総合医療センター 血管外科 教授
重松 邦広 国際医療福祉大学三田病院 血管外科 教授
土田 博光 誠潤会水戸病院 院長
出口 順夫 埼玉医科大学総合医療センター 血管外科 教授
濱口 浩敏 北播磨総合医療センター 脳神経内科 部長
神戸大学 神経内科 客員准教授
廣松 伸一 久留米大学附属医療センター
フットケア・下肢血管病センター 教授 副病院長
宮田 哲郎 日本医療安全調査機構 常務理事
横井 宏佳 福岡山王病院 院長
横手 幸太郎 千葉大学 学長
千葉大学医学部附属病院 院長
吉田 雅幸 東京医科歯科大学 生命倫理研究センター センター長
東京医科歯科大学 先進倫理医科学分野 教授
渡部 芳子 川崎医科大学 総合臨床医学 講師
監事 井上 芳徳 てとあしの血管クリニック東京 院長

■委員会等役職

認定講習会委員長 孟 真
認定講習会副委員長(対面講習担当) 濱口 浩敏
地区実技講習会担当委員長 土田 博光
地区実技講習会担当副委員長 児玉 章朗
認定試験委員長 市来 正隆
認定試験副委員長
(50音順)
工藤 敏文
駒井 宏好
総務幹事 渡部 芳子
会計幹事 重松 邦広

■地区担当(代表)医師

北海道 大谷 則史 札幌東徳洲会病院 大動脈血管内治療センター長
東北
(50音順)
赤松 大二朗 東北大学 大学院医学系研究科 消化器外科学 准教授
佐藤 和奏 秋田大学 大学院医学系研究科 循環器内科学講座 助教
関東
(50音順)
内山 英俊 総合病院土浦協同病院 血管外科 部長
中村 正人 東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科 教授
関西
(50音順)
坂下 英樹 大阪府済生会泉尾病院 血管外科部長
関西医科大学 心臓血管外科 講師
平井 都始子 奈良県西和医療センター 総合画像診断スーパーバイザー

資格の名称及び業務範囲

邦語は血管診療技師、英語名称はCLINICAL VASCULAR TECHNOLOGIST(CVT)とする。CVTの業務は、脈管領域の無侵襲診断、及びその介助から、医師による侵襲的診断・治療の介助まで及ぶ、つまり脈管疾患領域の診療にコメディカルとして関わる専門家として認定される。しかし、CVTは認定資格であり、CVTの業務のなかで各人の許される業務範囲は各人が持つ国家資格の範囲を超えるものではない。

認定システム

資格の公的性格を高めるため、構成学会によって承認された、独立機関としてのCVT認定機構を立ち上げ、この認定機構が認定する資格とする。認定機構は日本血管外科学会、日本脈管学会、日本静脈学会、日本動脈硬化学会の4学会により構成され、漸次、他学会の構成参加を得てゆく努力をする。CVT認定機構委員は当初は上記4学会から若干名(2名程度)の推薦を受けて結成し、必要に応じ委員を増員する。

CVTに要求される知識・技術

1)血管疾患(リンパ管を含む)の病態全般に関する基礎知識
2)血管疾患診療に関する専門知識
3)血管疾患診療に関する実技技術
注:CVTの業務のなかで各人の許される業務範囲は、各人が持つ国家資格の範囲を超えるものではないが、
   要求される知識は、同領域の全範囲を含むものである。

受験資格

1)日本国における、臨床検査技師・看護師・臨床工学技士・診療放射線技師・理学療法士・准看護師のいずれか
  の資格を有していること。
2)上記資格取得後、下記の実務経験を有していること。
    臨床検査技師・看護師・臨床工学技士・診療放射線技師・理学療法士:3年以上
    准看護師:5年以上
3)血管疾患を専門とする医師のもとで十分な血管疾患診療の経験があること。
4)認定講習会を受講したこと。(座学および実技)

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認定講習会

認定講習会は年3~4回行う。(ただし年毎に変更有り。)

講習会の内容:
1)脈管系の発生・解剖・生理
2)大動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離、大動脈縮窄症、Marfan 症候群、他)
3)頸動脈、末梢動脈疾患(慢性動脈閉塞症、血管炎、急性動脈閉塞)、及び四肢末梢循環障害(糖尿病足、他)
4)静脈疾患(大静脈疾患、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、肺塞栓症、他)
5)リンパ管疾患
6)血管疾患に関する基本的検査(血圧、ABPI、TBPI、PWV、脈波、サーモグラフィー、トレッドミル検査、近赤外分光法、経皮酸素分圧、他)及びQOL評価(SF-36、WIQ等)
7)動脈疾患の超音波検査(頸動脈、大動脈、下肢動脈、他)
8)静脈疾患の超音波検査(深部静脈、表在静脈、他)
9)その他の画像診断(動脈造影、静脈造影、MR、CT、他)
10)フットケア、看護
11)リハビリテーション

講師の選定:機構委員および機構から依頼を受けた講師が行う。

認定試験

年1回秋頃行う。 試験問題の作成は、認定機構試験委員および講習会講師が分担して作成する。
1)血管疾患(リンパ管を含む)の病態全般に関する基礎知識、
2)血管疾患診療に関する専門知識、を問う多肢選択問題(40~50題程度)とする。
3)血管疾患検査に関する実技技術、
当面 3)に関しては提出書類による評価とするが、将来は実技試験を行う方向で検討する。試験問題は当面公開せずプールし、試験問題の管理、合格基準は認定機構で厳正な管理のもとに決定し、合格者には認定機構名で認定証を発行する。

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資格更新制度

CVT認定機構事務局

事務局業務は、アスリード株式会社に依頼する。(2014年1月より施行)
必要に応じ業務内容の一部を外部委託する。

運営経費

学会よりの補助、資格試験受験料、講習会受講料、資格認定料、および更新審査手数料で運営する。

運営方針

本資格は学会と独立したCVT認定機構により認定されるものであるが、制度の運営は構成学会の協力なくしては成り立たないものであり、本運営概要は、構成学会の意見を尊重し、機構が適宜変更するものとする。

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