目 次
■ 問題提起: 国立病院東京災害医療センター 大友康裕先生
提案2.ある都道府県が災害モード運用となった時にどの地域まで支援情報を入力するべきか
提案3.ある地域で災害が発生した際,非被災地域の災害拠点病院は「いつ」支援情報を入力するべきか
提案4.支援情報入力を依頼する
提案5.支援情報の更新について
提案6.支援対応状況をwdsのメーリングリスト上で報告する必要があるのか
提案7.支援情報を入力する数字に対する
■ 参考資料1)第3回日本臨床救急医学会総会(2000年4月)より
第4会場 ワークショップ3
【広域災害・救急医療情報システムの効果的運用法】
司会:愛媛大学医学部救急医学 越智元郎
1.効果的な広域災害・救急医療情報システム運用に向けての模索
神戸大学医学部災害・救急医学 中山 伸一 他(ウェブ資料準備中)
2.広域災害・救急医療情報システムの現状と今後の課題
国立病院東京災害医療センター 大友 康裕 他
スライド、講演原稿入りスライド
3.東京都における広域災害・救急医療情報システムの概要
東京消防庁 桂川 勇次(ウェブ資料準備中)
4.広域災害・救急医療情報システムの概要と現状について
株式会社NTTデータ医療福祉システム事業部 藤岡 浩之
スライド
5.愛知県医師会の災害時の対応と医師会無線システムについて
愛知県医師会救急委員会 栗田 高三 他
スライド
■ 参考資料2)広域災害・救急医療情報システムに関する論文など
■ 参考資料3)広域災害・救急医療情報システムに関連するウェブ資料など
Date: Wed, 05 Jul 2000 10:37:12 +0900
国立病院東京災害医療センター 大友です。
広域災害・救急医療情報システムは,これまで2回の運用訓練(全国レベル),2回の実運用(有珠山
および三宅島)を経て,いくつかの問題点が指摘されております。
先の日本臨床救急医学会における本システムに関するワークショップにおいても,今後早急に検討す
るべき課題が提示されました。
以下に,広域災害・救急医療情報システム運用上の問題点の主要なものを列記させていただきます。
→ 討議へ
→ 討議へ
→ 討議へ
→ 討議へ
→ 討議へ
→ 討議へ
→ 討議へ
→ 討議へ
などがあげられます。
--
Deputy director, Dept. of Critical Care and Traumatology
私は広域・災害救急医療情報システムの災害モ−ドでの運用については
「地域や国、救急医療関係者への情報提供」の観点でも考えていただき
たいと希望しています。その意味で、15人を越す傷病者の発生が東京などでは容易に対応可能な数なのかも知れませんが、傷病者が増えるので
はないか、地域の医療施設などが混乱しているのではないかと事態を見
守っている、全国の救急医療関係者への情報提供として広域・災害救急
医療情報システムへ入力していただく価値があったのではないかと思い
ます。
「情報提供としての災害モ−ド運用」という適応も考えるとき、厚生省が言われる「同一災害等で,死傷者が15名を越えた場合」というのはよい目安ではないかと思いますが私は地域ごとに異った事情があり、災害の状況によっても違ってくるとは思います。しかし、全国的にゆるやかな申し合わせとして「同一災害等で,死傷者が15名を越えた場合」
という線を頭に持っていてもよいのではないかと思っています。また誰がそれを判断するかも、全国的に一定の線をきめておくのがよいと思い
ます。皆様のお考えは如何でございましょうか。
広域・災害救急医療情報システムの全国の関係者への浸透をはかり、自
院の対応能力の迅速な把握、検討結果の円滑な入力などの力量が、遠隔
地の災害を契機についてゆけば有意義ではないでしょうか。私は当分の
間、一定規模以上の災害発生の場合には、自院の対応能力を見直し、適
切な最新の情報を入力するというステップが有用ではないかと考えます。
〇平常時モ−ド(緑):
◎災害支援モ−ド(黄):
●被災モ−ド(赤):
如何でございましょうか。
From: Yasuhiro Otomo
Subject: [wds-all:115] Re: 日本臨床救急医学会における広域災害・救急医療情報システムに関す
るワークショップ
皆様の活発なご議論をお願いする次第です。
最終的には,これらの問題を解決するべく「運用上の取り決め」を作り上げていく必要があると考え
ます。
***********************************************
Yasuhiro Otomo M.D., Ph.D.
Chief, 2nd Division of Surgery
National Hospital Tokyo Disaster Medical Center
3256 Midori-cho, Tachikawa,
Tokyo 190-0014, Japan
***********************************************提案1.本システムを「災害モード」へ切り替える基準
提案2.ある都道府県が災害モード運用となった時にどの地域まで支援情報を入力するべきか
提案3.ある地域で災害が発生した際,非被災地域の災害拠点病院は「いつ」支援情報を入力するべきか
提案4.支援情報入力を依頼する方法
提案5.支援情報の更新について
提案6.支援対応状況をwdsのメーリングリスト上で報告する必要があるのか
提案7.支援情報を入力する数字に対する責任
提案8.広域災害・救急医療情報システムを導入していない府県での災害発生時の対応