ホーム » 奈良県糖尿病協会 » なら糖尿病デー

JADECなら(奈良県糖尿病協会)

なら糖尿病デー

猛威を振るう糖尿病の危機的増大に対して、2006年12月20日、国際連合(国連)は国連総会で、国際糖尿病連合(IDF)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を加盟192カ国の全会一致で可決しました。同時に、従来、IDFならびに世界保健機関(WHO)が定めていた11月14日を「世界糖尿病デー」として指定しました。この11月14日は、インスリンの発見と臨床応用でノーベル賞を授与されたフレデリク・バンチング博士の誕生日にあたります。IDFは決議に先駆け、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズと、国連や空の色を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」を使用したシンボルマーク(ブルーサークル)を採用しました。全世界での糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

わが国では、元々11月の第2週が全国糖尿病週間の期間と定められていましたが、2007年から「世界糖尿病デー」にあたる11月14日を含む週に変更されています。この期間には各地で糖尿病シンポジウムや予防キャンペーン、糖尿病啓発に関するイベントが計画されています。奈良県では、20数年にわたり毎年11月に奈良県・奈良市等行政と医師・歯科医師・看護師・栄養士・薬剤師・検査技師・理学療法士・歯科衛生士などの糖尿病診療に関わる医療者の後援・支援のもと、奈良県糖尿病協会主催の「なら糖尿病デー」と冠した市民公開講座が開催されてきました。今年も下記の内容で開催されますので、多数の皆様のご参加をお待ちしています。

「なら糖尿病デー2025」【現地開催】

2025年の「なら糖尿病デー」のテーマは、「ダイアベイティス? スティグマ??なにそれ???」です。

ダイアベイティス(Diabetes)とは 「糖尿病」を意味する世界共通語で、 日本糖尿病協会は名称変更に取り組んでいます。ここには「糖尿病」という呼び方に対する負のイメージを払拭したいという狙いがあります。
糖尿病に対する社会の知識不足や誤ったイメージから、糖尿病を持つ人は様々な社会的偏見や不利益にさらされています。また患者さん自身も同じような思い込みから自己肯定感を低くしてしまいがちです。
スティグマ(Stigma) とは、特定の病気を持つ人に対して向けられる、偏見や差別、否定的なレッテルのことです。「自己管理ができないからなる病気だ」「甘いものを食べすぎたからだ」そんな風に皆さん思っていないでしょうか?
これこそが糖尿病に対するスティグマです! 糖尿病への理解を深め、患者さんに寄り添い支えることがスティグマ解消の鍵です。日本糖尿病協会は、糖尿病の正しい理解を促進する活動を通じて、糖尿病をもつ人が安心して社会生活を送り、人生100年時代の日本でいきいきと過ごすことができる社会形成を目指す活動(アドボカシー活動)を展開しています。
「なら糖尿病デー2025」が、糖尿病を持つ人への正しい知識を得る機会となり、アドボカシー活動に少しでも貢献できればと願っております。

 

実行委員長:上嶋 昌和(奈良県総合医療センター)

 

【開演】13時30分~
【開催日】2025年11月23日(日・祝)
【開催時間】13:30~16:00
【会場】奈良県総合医療センター(〒630-8581 奈良市七条西町2丁目897-5)

 

【多職種による医療相談も実施】

ご希望の方は当日受付でお申し出ください。
相談できる時間:(1人15分)

相談できる職種:薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、管理栄養士、看護師、歯科衛生士、歯科医師、医師

お一人でも多くの方にご利用頂いただくために、お一人15分厳守でお願いいたします。相談を希望される方は総合受付を済まされた後、受付奥の医療相談ブースにお越しください。医療相談ブースにて、相談時間と相談職種を指定した整理券を配布いたします。受付枠に限りがありますので整理券がなくなり次第、医療相談の受付は終了となります。何卒ご了承ください。

 

過去の「なら糖尿病デー」


ページトップ