JNHS-Ⅱとは全国の女性看護職有資格者を対象にした次世代コホート研究
Japan Nurses' Health Study - The Next Generation

JNHS-Ⅱとは

全国の女性看護職有資格者を対象にした次世代コホート研究
Japan Nurses’ Health Study -The Next Generation(JNHS-II)
「女性の生活習慣と健康に関する疫学研究」について

日本人女性の健康維持・向上のため,日本看護協会協力のもと,2001年から女性看護職者を対象に,日本ナースヘルス研究(Japan Nurses’ Health Study :JNHS)を20年以上にわたり実施しています。
今回,次世代を担う22歳~50歳の女性看護職者を対象に新たな研究(JNHS-II)を開始します。月経関連疾患,不妊症,若年に発症する貧血,子宮内膜症,子宮筋腫,片頭痛などの有症割合や女性ホルモン剤の利用,婦人科領域のがん検診といった女性固有の保健医療習慣の実態を把握することで,さまざまな症状や疾病の発症予防につながる若年時の生活習慣因子を探索することを目的としています。

これからの研究で明らかにしたい主なことは以下の通りです。
・リプロダクティブヘルス関連因子
初産年齢が後年へとシフトしてきている現代で,不妊の予防に役立つ因子の探索を行います。
・女性ホルモン剤の使用状況
エストロゲン・プロゲステロン製剤の月経困難症治療薬への適用などを受けて,次世代コホートでのホルモン剤使用状況の把握を行います。

その他,時代とともに変化する生活習慣や環境による影響などの検討を実施するとともに,現代から未来の女性の健康に関する情報発信をしていきたいと思います。

JNHSによって得られた知見は,将来の日本人女性の健康増進に役立つことが期待され,疫学調査の利益を得るのは主に未来世代の人たちです。一昔前の方々がくれた医学知識や技術により今を生きている私たちが,子や孫の未来世代へ「健やかで穏やかな生活を営むための贈り物をする」という思いです。調査にご協力くださる皆さまへお礼は,女性の健康に関する国内外の研究の紹介やJNHSの進捗状況・成果を掲載した「ニュースレター」による健康に関する情報のご提供です。皆さまの健康管理に少しでもお役に立てるように,毎年(11月~12月頃)「ニュースレター」をお送りします。

JNHS-Ⅱ研究代表者 長井 万恵

JNHS-IIの紹介チラシはこちらです↓

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