大学院について
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大学院について

当講座は、大学院医学系研究科の疫学および環境医学分野の教育と研究を担当しています。卒業後すぐ進学する方、研修医、社会人、医学科出身以外の方など種々の立場でその経験を活かして研究ができるのが当講座の特色です。

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研究・指導内容

[研究内容]

社会、生活、労働および一般環境が健康と疾病に及ぼす影響をヒトの集団や組織を対象として疫学的手法を中心として解明しています。学際的・国際的研究を重視し、現在は環境・産業保健領域を中心に以下に取り組んでいます。

  • 妊婦の環境因子暴露とその胎児影響
  • 職域におけるメンタルヘルスの評価と対策
  • 精神疾患の早期介入における地域資源の活用
  • 発達障害のリスクファクターの疫学
  • 微量元素の生体影響とそのメカニズム
  • その他

[指導内容]

自立した研究者として必要とされる課題設定(研究デザイン)、実施、データ分析および論文作成の基礎的能力と基本的な教育手技とを身につけることを目指します。疫学分野では、疫学研究デザイン、統計学をはじめ研究法の基礎と応用を指導します。また、文献レビューと論文作成の指導を行い、英文原著論文発表をめざします。研究テーマによっては、産業医や公衆衛生医として現場を体験 することも可能です。希望と必要性により、国内(他大学・研究所等)や国外(MPHコース等)留学も斡旋します。環境医学分野では、設定する課題に応じた生体、環境、食物等を対象とした微量元素測定に関する研究手法を基本から応用にかけて指導します。 学位論文の研究テーマは上記に関連するもののほか、個別に相談に応じます。将来、国内外の大学・研究機関で活躍できる国際的競争力のある研究者・教育者の育成を重視しています。 ご興味をもたれた方は、お気軽にメールまたは電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。

image 中央アジア アラル海での環境調査

順天堂大学院 医学研究科 博士課程の主な特徴

  • 出身大学、学部、国籍を問いません。医学部卒業生と同程度(6年制学部あるいは大学院修士課程修了者)の学力を持った人が学ぶことができます。
  • 入学における特長として、社会人や外国に居住する方のための入試制度があります。また入試科目の語学試験においては、受験免除制度や入学前受験制度があります。
  • 学位論文において主論文と副論文の掲載される主要国際誌のインパクト・ファクターの合計が6.0以上である場合などは、3年間で課程を修了することができます。
  • 本学では文部科学省の大学改革支援助成採択事業として、大学院教育改革支援プログラム、がんプロフェッショナル養成プランおよび大学教育の国際化加速プログラムの拠点大学院として、また地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成推進プログラムの共同取組参画大学などとして、それぞれ選定され、医師キャリア・パスにおける後期臨床研修として充実した教育を行っています。専門医等を取得するカリキュラムも整備されています。
  • 大学院では自らの研究の基盤を作ることが目的です。本学は国際性が豊かで、専門域の多彩な研究者が多数集っております。この研究環境のよさによって多くの国公・民間研究資金や公的大型助成事業や民間からの寄付講座を受けております。
  • 順天堂に集う者すべてが、学是「仁」を理解・享受し、自己研鑽と競争原理と相互信頼のもとに順天堂人としての連帯感と、「仁」を尊ぶ感性が伝承され、高い倫理観に基づく教育・研究・医療が実践されております。

学費等

  • 入学金200,000円 [本学出身者(本学初期臨床研修修了者含む)は100,000円。]
  • 授業料400,000円(年額)
  • 実験実習費150,000円(年額)
  • ※受験手続等の詳細については順天堂大学 医学研究科Webページをご覧ください。

連絡・問合せ先

受験にあたりましては、当講座の指導教授と事前に入学後の教育・研究等についてご相談下さい。

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