十分可能です。実際バイトをしている部員がほとんどですし、他のサークルをやりながら陸上の練習に励んでいる部員も多くいます。学業についても同様で、どれだけ陸上に時間を割いても十分に勉強時間はとれますし、好成績を収めている部員もいます。また研究室に通っている部員もいるなど、比較的個々の事情に合わせた活動をしやすい部だと思います。

もちろん入部できます!個人競技なので特に入部期限などは設けていません。

選手24名中10名(42%)が大学で陸上を始めています。

最初にジョグやストレッチで身体をほぐしたあと、ドリルという正しい身体の動きを身につけるための練習をします。
ドリル後は各パートに分かれたメニューをします。トラック系はただ走るといっても、全力で走る練習、本数をこなして体力をつける練習、フォームを意識して走る練習、楽に走る練習など、種目や時期に応じて様々なメニューがあります。フィールド系(跳躍・投擲)はそれぞれの種目の技術練をすることが多いですが、短距離に混ざって練習をすることもあります。具体的なメニューを下に挙げておきます。
練習の最後には体幹などを鍛える自重トレーニングをすることが多いです。その後ダウンジョグ、ストレッチで終了です。

各パートメニュー例
・(短距離)250mから300mまで10mずつ距離をのばしていき(合計6本)、すべて40秒で走る40秒間走(本数間レスト5分)。序盤はフォームを意識しながら走り、距離がのびるにつれその意識のままスピードを出していくという目的。
・(短距離~中長距離)200m*5本*2set(本数間レスト5分、set間レスト10分)。28-29秒くらいで9割の力ですべて走りきる、基礎体力トレーニング。
・(ハンマー投)立ち幅跳び*5(瞬発的に力を出す練習)→空ターン(ハンマーなしで回る練習)→フォーム意識投げ5本→全力投げ10本。

陸上をやっている人なら誰もが聞かれたことのある質問です。
人によってそれぞれ陸上に魅力を感じる部分は異なると思いますが、回答者の個人的な考えを語らせてください。

陸上に限らず、スポーツの楽しさは大きく二つに分類されると考えます。
一つ目は、「遊び」としてのスポーツの楽しさです。その場限りでそのスポーツ自体に感じる楽しさであり、休み時間のサッカーや趣味としてのランニングが一例です。
二つ目は、「競技」としてのスポーツの楽しさです。そのスポーツでのパフォーマンス向上を目的にあらゆる努力をした結果、それが結果として反映されたときの喜びを指します。
前者を短期的な楽しさ、後者を長期的な楽しさとすればとらえやすいかもしれません。

一般的に、陸上は「遊び」として楽しめない、という人が多いスポーツであることは否めません。走ることを一例に挙げても、体育の授業などで「走る=辛い」というイメージがついている人にとっては、今更走ることを楽しむのは難しいでしょう。陸上部員でも、走ること自体が好きだ、という人は多いわけではありません。

しかし、その分「競技」として、練習を積み重ねたのちに結果が表れる喜びもひとしおです。陸上は他者に依存しない、記録という数字で結果が示されるため、自分の成長を実感しやすい競技です。これが陸上の楽しさの一つであり、多くの競技者はこの瞬間の喜びを求めて厳しい練習に取り組み続けます。

そしてまた、「競技」として陸上に取り組んでいくと、「遊び」としての陸上の面白さに気づくことが多いです。走る、投げる、跳ぶという動作は日常的で一見単純ですが、記録向上のためにそれらの動作に向き合うと、「動きをこう変えるだけで身体がこれほど軽く感じられるのか」などといった新たな無数の学びに出会います。そのような陸上というスポーツ自体に感じる「遊び」の楽しさも、競技者が競技のために練習を続けていける糧になっているのではないかと考えます。

年に5回ある大会の遠征費用(交通費・宿泊費)が基本で、上級生はこれに加えて毎年3月に払う新歓費(1-2万円)が主にかかるお金です。
新入生は入部時に陸上用の靴と試合のユニフォームが支給され、練習後の食事も無料で行くことができます。陸上に必要な道具は靴と運動できる服装だけなので、普段の練習にはお金はかかりません。大会のエントリーなどその他の費用はOBOGからのご寄附や鉄門倶楽部からの補助によってまかなわれています。

自身の目標に向けて各自のペースで練習に取り組むという方針なので、練習は週1回参加、それ以上は各自に任せるという形にしています。週2回ほどで来る部員が多いですが、忙しい時期は練習を週1回にする部員もいたり、本気で陸上に取り組みたいという部員は週3回練習に取り組んだりと、さまざまな練習ペースの部員がいます。