北海道支部

日本社会薬学会北海道支部役員(平成26年度)

支部長   櫻井秀彦
副支部長  和田啓爾  遠藤惠美子
庶務幹事(事務局)  村上美穂
会計幹事  中本祥子(平成26年度まで。平成27年度より高梨香織及び村上美穂に交代)
幹事    伊東佳美(企画委員) 高梨香織 土屋裕美 野田敏宏 野呂瀬崇彦 古田精一 
      増田園子 八木直美 柳本ひとみ(企画委員) 山下 隆 吉村昭毅
監事     鶴山 辰
顧問     板谷幸一 早瀬幸俊 吉沢逸雄

日本社会薬学会北海道支部 平成26年度 活動報告

 

 北海道支部では毎年、春期に支部総会及び第1回例会、秋〜冬期に第2回例会を開催してきました。

 例年5月には、北海道の薬事、薬業、薬学教育・研究関係者等が一堂に会し、研究、調査結果等を発表する北海道薬学大会(北海道薬学大会組織委員会:北海道薬剤師会、北海道病院薬剤師会、日本薬学会北海道支部、日本社会薬学会北海道支部、他多数)において、その一部会として支部総会とポスター形式による一般学術発表会(第1回例会)を開催しています。一般ポスター発表会では、毎年、社会薬学の名が示す通り非常に幅広いテーマでの発表があります。服薬指導や患者調査など薬局実務や薬局の取り組みに関するものから、e-Learning、教育支援、教育研修など薬学・薬剤師教育や大学の取り組みや評価に関するもの、また、医薬品情報、医薬品の相互作用、製剤の安定性や品質評価など幅広い発表となっています。発表演題数も増加傾向にあり、最近では20〜30題の応募があります。特に薬学教育6年制実務実習のスタートに伴い、大学と薬局との共同発表が増加しており、平成23年度以降は6年制薬学教育課程の学生による「卒業研究」の成果発表の場にもなっています。北海道支部では、今後もより多くの発表に接することができ、十分な討議が可能であるポスター形式での一般発表を継続していく予定です。

 また、平成23年度からは新たな取り組みとして、様々な分野でご活躍されている先生方にお越しいただき、北海道支部主催の特別講演会も第1回例会において開催しています。平成23年度は、畠中 岳先生(すばるコーポレーション常務取締役、薬局すばる管理薬剤師)に『患者サポーターとなる薬剤師の役割〜自殺防止にかかわって』と題して、平成24年度は、瀬川正昭 先生(徳島文理大学薬学部教授、NPO法人「山の薬剤師たち」理事長)に『薬局・薬剤師が地域社会に根ざすために』と題して、平成25年度は、松田 純先生(静岡大学人文社会科学部社会学科教授、NPO法人ヒューマン・ケア支援機構理事長)に『終末期医療と倫理―事前指示と尊厳死法』と題してご講演いただき、いずれも盛会のうちに終了しました。

 今年度の支部総会、特別講演会及び第1回例会は、5月25日(日)に、札幌コンベンションセンターにおける第61回北海道薬学大会において開催されました。特別講演には、本学会会長の宮本法子先生にお越しいただき、『社会とつながる薬学教育 〜大学の地域連携がもたらすもの〜』と題してご講演いただきました。また一般ポスター発表会では20題の発表があり、昨年同様いずれも盛会のうちに終了しました。

 秋〜冬期(10〜12月)に開催している支部主催((社) 北海道薬剤師会 後援)の第2回例会では、タイムリーな話題を選び、講演会、ワークショップ、シンポジウム等を企画・開催しています。社会薬学会会員のみならず、非会員の方々にも広くアナウンスし、様々な情報を発信してきました。最近のものを紹介しますと、平成20年度は6年制実務実習を間近に控え、北海道薬剤師会薬学実務実習委員会委員長の桂 正俊氏に「北海道における薬学実務実習の準備状況と展望−薬局実務実習について−」と題してご講演いただきました。平成21年度は、元小樽市保健所長 外岡立人先生による「新型インフルエンザの現況と、対策への薬剤師の関わり方」と題する講演会、平成22年度は、帝京平成大学薬学部の荒川一郎先生による「薬剤師が予防医学に関わるために〜ワクチンの現状と課題について考える」と題する講演会を開催し、それぞれの現状や問題等をご紹介いただくとともに、薬剤師の関わり方についてご提言いただきました。平成23年度は「災害時の医薬品供給と薬剤師の課題」をテーマにシンポジウムを開催しました。今後の道内災害時に迅速・確実な医療を提供するために、薬剤師の役割と医薬品供給の情報の理解を目的に、シンポジストとして、東日本大震災後に現地で活動された道内の医療チーム派遣薬剤師、大学派遣教員(薬剤師)、学生ボランティア、並びに医薬品卸売業の代表者にお越しいただき、第1部で基調講演、第2部でパネルディスカッションが行われました。

 平成24年度以降は日程の調整がつかず残念ながら休会となっていますが、今後も引き続き社会薬学会ならではの情報提供、問題提起をしていきたいと考えています。会員のみなさまの変わらぬご支援とご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

日本社会薬学会北海道支部 平成26年度総会、特別講演会及び例会

2014年5月25日(日)9:30〜15:30 
【日本社会薬学会北海道支部 平成26年度総会】
・日 時:2014年5月25日(日) 9:50〜10:30
・会 場:第61回北海道薬学大会 札幌コンベンションセンター 1F 105号室
(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
詳細(プログラム)はこちら(PDF 総会)

【日本社会薬学会北海道支部 平成26年度特別講演会】
・演 題:『社会とつながる薬学教育 〜大学の地域連携がもたらすもの〜』
・講 師:宮本法子先生 (東京薬科大学薬学部社会薬学研究室,日本社会薬学会会長)    
詳細(講演要旨)はこちら(PDF 宮本先生要旨)
・日 時:2014年5月25日(日) 10:30〜12:00
・会 場:第61回北海道薬学大会 札幌コンベンションセンター 1F 105号室
・主 催:日本社会薬学会北海道支部

【日本社会薬学会北海道支部 平成26年度例会】
・日 時:2014年5月25日(日) 9:30〜15:30
・会 場:第61回北海道薬学大会 札幌コンベンションセンター 1F  大ホールA
(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
・ポスター発表:詳細(プログラム)はこちら(PDF H26例会プログラム)
・連絡先:日本社会薬学会北海道支部事務局
北海道医療大学薬学部 薬学教育支援室  吉村昭毅
Tel / Fax : 0133-23-3847 E-mail : yosimura@hoku-iryo-u.ac.jp

 

<報 告>

 平成26年度日本社会薬学会北海道支部総会は5月25日(日)に札幌コンベンションセンターにおける第61回北海道薬学大会において開催されました。平成25年度の事業及び会計報告の後、平成26年度事業計画及び予算案、並びに役員人事について審議されました。北海道支部では、今年度、和田啓爾先生(北海道医療大学)に代わり、櫻井秀彦先生(北海道薬科大学)が支部長に就任され、また一部役員の改選が行われました。26年度の事業計画及び予算案、幹事等の役員の改選につきましては、いずれも提案どおり承認されました。支部役員の詳細につきましては「支部」の欄をご覧ください。

  今年度の北海道支部主催の特別講演会は、本学会会長の宮本法子先生にお越しいただき、『社会とつながる薬学教育 〜大学の地域連携がもたらすもの〜』と題してご講演いただきました。講演の前半では「日本社会薬学会の動きと」して、学会設立の趣意、概要、これまでの活動、事業計画等について丁寧にご説明いただき、講演会に参加されました非会員の方々に本学会の活動を知っていただくよい機会ともなりました。薬剤師、大学関係(教員、学生)等、40名の参加があり、盛会のうちに終了しました。宮本先生には特別講演以外に、支部幹事会、支部総会、例会(ポスター発表)のすべてにご出席いただき、支部の活動、提案等についてお伝えするとともに、貴重なご意見・ご提案等を多数頂戴することができました。

 平成26年度例会(ポスター発表)では大学及び薬局より20題の発表があり、社会薬学の名が示す通り、服薬指導や患者調査など薬局実務や薬局の取り組みに関するものから、教育支援、教育研修など薬学・薬剤師教育や大学の取り組みに関するもの、また、医薬品情報、相互作用、製剤の安定性や品質評価など非常に幅広いテーマでの発表となっています。朝9時30分の開場直後から閉場まで、非常に多くの方に来場頂き、昨年同様、盛会裏に終了いたしました。


宮本先生 特別講演会

例会(ポスター発表)
 

 

 

過去の活動報告

平成 20 年度総会並びに第 1 回例会 活動報告(PDF)

 
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