News & Topics

  • 2019/6/20
    機械学習を用いた病理組織画像解析の総説を発表しました[論文]
  • 2019/6/17
    木内 康介さん、松居 雄介さんが技術補佐員として加わりました。
  • 2019/5/29
    小西寛城君の機械学習を用いた抗体レパトア配列解析の論文がBMC Bioinformatics誌に掲載されました[論文]
  • 2019/4/12
    東京大学 工学系研究科 物理工学専攻の沙川貴大先生においでいただき「情報処理の熱力学」についてご講演いただきました。
  • 2019/4/1
    加藤洋人さんが准教授に着任しました。
  • 2019/4/1
    分野名を分子予防医学分野から衛生学教室に改称しました。
  • 2019/1/24
    衛生学・分子予防医学同窓会総会を開催しました。
  • 2019/1/24
    分子予防医学分野のHPを更新しました。
  • 2018/12/1
    石川俊平が第9代教授として赴任しました。

研究内容

現在の衛生学教室ではがんを中心とした保健衛生上の課題に対し、ゲノム科学・情報科学の視点から適切に予防・治療等で介入するポイントを探索する研究を行っています。がんや炎症・免疫疾患など多種の細胞によって構成される複雑系について、ゲノムレベルで多量のデータ計測を行うことによりその動態を明らかにし、介入可能な予防・治療ターゲットやバイオマーカーになりうる特異的現象の探索と疾患における意義について解析を行っています。また多量・多次元のゲノム配列・画像等の生物情報のなかから次元圧縮・可視化等により本質的な情報を抽出し人が解釈するためのバイオインフォマティックスの技術開発にも取り組んでいます。詳細

 

現在の研究テーマ

・腫瘍組織を用いたがん細胞・がん環境の包括的ゲノミクス

・がんの免疫ゲノミクスと新規機能抗体の探索

・腫瘍組織画像のディープラーニング技術の開発

 

教育

衛生学教室では医学部医学科M1の衛生学の講義及びM2における実習、大学院医科学修士の衛生学概論を担当しています。社会変化に伴う疾病構造の変化、産業衛生・精神衛生等の基本的考え方、疾病素因の基盤となるゲノムや多量のバイオ・ヘルスデータの理解のための情報技術に力を入れ、衛生学の講義・実習を通じて予防医学の考え方を教えています。
 

アクセス

1. 住所

〒113-8654

東京都文京区本郷7−3−1 東京大学 医学部・大学院医学系研究科 衛生学分野(医学部教育研究棟12階)

2. 都バス(学バス)

JR線お茶の水駅聖橋口→東大病院前

JR線上野駅浅草口前→東大病院前

3. 都バス

東京駅丸の内北口(荒川土手行)→東大赤門前

東京駅八重洲口(王子駅行)→東大赤門前

4. 地下鉄

営団地下鉄丸の内線「本郷三丁目駅」下車徒歩約10分

営団地下鉄千代田線「湯島駅」または「根津駅」下車徒歩約15分

営団地下鉄南北線「東大前駅」下車徒歩約20分

都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目駅」下車徒歩約10分

主な発表論文

  • Konishi H, Komura D, Katoh H, Atsumi S, Koda H, Yamamoto A, Seto Y, Fukayama M, Yamaguchi R, Imoto S, Ishikawa S. Capturing the differences between humoral immunity in the normal and tumor environments from repertoire-seq of B-cell receptors using supervised machine learning. BMC Bioinformatics. 2019 May 28;20(1):267. doi: 10.1186/s12859-019-2853-y.
  • Daisuke Komura, Keisuke Fukuta, Ken Tominaga, Akihiro Kawabe, Hirotomo Koda, Ryohei Suzuki, Hiroki Konishi, Toshikazu Umezaki, Tatsuya Harada, Shumpei Ishikawa. Luigi: Large-scale histopathological image retrieval system using deep texture representations. bioRXiv (preprint) 2018, 345785.
  • Katoh H, Komura D, Konishi H, Suzuki R, Yamamoto A, Kakiuchi M, Sato R, Ushiku T, Yamamoto S, Tatsuno K, Oshima T, Nomura S, Seto Y, Fukayama M, Aburatani H, Ishikawa S. Immunogenetic Profiling for Gastric Cancers Identifies Sulfated Glycosaminoglycans as Major and Functional B Cell Antigens in Human Malignancies. Cell Reports 2017 Aug;20(5):1073-1087. doi: 10.1016/j.celrep.2017.07.016
  • Komura D, Isagawa T, Kishi K, Suzuki R, Sato R, Tanaka M, Katoh H, Yamamoto S, Tatsuno K, Fukayama M, Aburatani H, Ishikawa S. CASTIN: a system for comprehensive analysis of cancer-stromal interactome. BMC Genomics. 2016 Nov 9;17(1):899. PubMed PMID: 27829362; PubMed Central PMCID: PMC5103609.
  • Kakiuchi M, Nishizawa T, Ueda H, Gotoh K, Tanaka A, Hayashi A, Yamamoto S, Tatsuno K, Katoh H, Watanabe Y, Ichimura T, Ushiku T, Funahashi S, Tateishi K, Wada I, Shimizu N, Nomura S, Koike K, Seto Y, Fukayama M, Aburatani H, Ishikawa S. Recurrent gain-of-function mutations of RHOA in diffuse-type gastric carcinoma. Nat Genet. 2014 Jun;46(6):583-7. doi: 10.1038/ng.2984. Epub 2014 May 11. PubMed PMID: 24816255.
 

東京大学衛生学教室の歴史

東京大学 医学部 衛生学教室は1885年(明治18年)に初代教授である緒方正規が開設して以来130年以上の歴史を持つ東京大学で最も古い研究室です。その間現在に至るまで疾患の予防に繋がる重要な研究を行う拠点であり、また国の衛生行政の中核となる人物の育成・輩出に務めてきました。衛生学教室はその志は一貫しながらも、感染症や産業衛生などその時の社会情勢に対応するようにその研究対象を変えてきています。近年のヒトゲノムの解読と分子生物学の発展を背景として衛生学は分子予防医学と名称を変え、8代目の松島綱治教授のもとでサイトカインを中心とした疾患背景の炎症・免疫現象の解明と2次・3次予防への臨床応用に関する活発な研究が行なわれました。