研修医・学生の皆さんへ

形成外科を考えている学生・研修医へ

形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 “Quality of Life” の向上に貢献する、外科系の専門領域です(形成外科ホームページより引用)。 形成外科では外科一般研修を行うことなく直接、形成外科専門医を目指すことができます。ただし、専門研修プログラムに従い研修する必要があります。 https://jsprs.or.jp/specialist/shutoku/seido/seibi_kijun.html共通のプログラムをご覧ください。

名古屋市立大学研修プログラムについて

名古屋市立大学研修プログラムの定数は、2021年から3人に増加しました。

名古屋市立大学 形成外科 関連施設

  • ・大垣市民病院形成外科(指導医:1名,症例数:1344例)
  • ・小牧市民病院形成外科(指導医:1名,症例数:601例)
  • ・中京病院形成外科(指導医:1名,症例数:1129例)
  • ・市立四日市病院形成外科(指導医:2名,症例数:373例)
  • ・豊田厚生病院形成外科(指導医:1名,症例数:1228例)
  • ・愛知県がんセンター中央病院形成外科(指導医:3名,症例数:334例)
  • ・名古屋大学形成外科(指導医:3名,症例数:813例)
  • ・岡崎市民病院形成外科(指導医:2名,症例数:458例)
  • ・あいち小児保健医療総合センター形成外科(指導医:1名,症例数:1006例)
  • ・中部ろうさい病院形成外科(指導医:1名,症例数:415例)
  • ・名古屋第1赤十字病院形成外科(指導医:2名,症例数:495例)
  • ・県立多治見病院形成外科(指導医:1名,症例数:633例)
  • ・名古屋第2赤十字病院形成外科(指導医:1名, 症例数:975例)
  • ・岐阜県総合医療センター形成外科(指導医:1名,症例数:311例)

名古屋市立大学研修プログラム 特徴

2020年 名古屋市立大学病院形成外科 手術手技数
疾患大分類手技数 入院 外来
全身麻酔 局所麻酔 局所麻酔
外傷 7 6 2 15
先天異常 24 0 3 27
腫瘍 177 20 68 265
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 19 8 6 33
難治性潰瘍 34 10 0 44
炎症・変性疾患 11 3 1 15
美容(手術) 0 0 0 0
その他 13 6 9 28
Extraレーザー治療 0 0 59 59

1.頭頚部再建のチーム医療

複数の診療科と合同で治療を行う頭頚部再建チーム医療において、当科は再建外科としての重要な役割を担ってきました。頭頸部領域では5年前から、耳鼻科、口腔外科、食道外科と協力して悪性腫瘍の治療を行っております。月に1度、形成外科を中心に、耳鼻科、口腔外科による頭頸部カンファレンスを行っております。

2.乳がん治療・乳房再建センターにおける乳房再建

名古屋市立大学病院では乳がん治療・乳房再建センターを設置して、乳腺外科・形成外科・いたみセンター・緩和ケア・臨床腫瘍でチーム医療を行っております。乳房再建としては、乳房エキスパン―・インプラントによる再建数が増加する一方で、名古屋市立大学病院では自家組織による再建も少なくなく、遊離腹直筋穿通枝皮弁による再建を積極的に行っております。また、月に1度、乳腺外科医と乳腺カンファレンスを行い、術後の抗がん剤や放射線療法の有無、再建方法などを検討しています。

3.難治性潰瘍の治療

難治性潰瘍(胸骨骨髄炎、褥瘡、下腿潰瘍など)に対しては、持続(洗浄)陰圧吸引療法で創管理行ったあとで、筋(皮)弁や大網弁を利用した再建を行っております。

4.外傷の治療

顔面および四肢の挫滅創や擦過創の治療を積極的に行っております。また、鼻骨骨折・頬創の治療を積極的に行っております。また、鼻骨骨折・頬骨骨折・眼窩底骨折など治療を耳鼻いんこう科や眼科と共同して行っております。

5.先天異常の治療

顔面や四肢の先天異常のほか、漏斗胸の治療にも取り組んでいます。また、巨大色素性母斑では、キュレットやエキスパンダーによる治療以外に、培養表皮移植(再生医療)を積極的に行っております。

6.レーザー治療

皮膚科と共同で5台のレーザー機器を購入して、血管腫、太田母斑、扁平母斑、白斑などの治療を行っています。小児では全身麻酔下にレーザー治療も行っております。

専門医を取得したい方

研修プログラム

名古屋市立大学研修プログラム後 ‐形成外科専門医になる‐

2年間の初期臨床研修終了後、形成外科領域全てに関して、定められた研修プログラムの下、4年間のプログラムを修め、資格試験に合格すると専門医として認定されます(形成外科ホームページより引用)。

研修医・学生の皆様へ

当医局へ興味を持ってくれた方向けに医局説明会へのご案内などのお知らせをお送りしております。ご希望の方は以下のフォームよりメッセージをお待ちしております。

名古屋市立大学 形成外科
〒467-8602
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
電話番号:052-858-7514
FAX番号:052-858-7514

※こちらの連絡先は医療相談には対応していません。

研修医・学生の皆様へ

研修医・学生の皆様へ

当教室へ興味を持ってくれた方へ、医局説明会などのお知らせをお送りしています。また、見学も随時受け付けています。ご希望の方は以下のフォームよりメッセージをお送りください。