日本マイコプラズマ学会

 

日本マイコプラズマ学会学会賞

北本賞に関する規約

第1条 名称は北本賞とする。

第2条 本賞は日本マイコプラズマ学会の賞とし、本学会総会において授与する。

第3条 本賞は賞状並びに副賞よりなる。

第4条 北本賞は次の(1)あるいは(2)に該当する者に贈呈する。

  • (1) 日本マイコプラズマ学会に15年以上所属し且つ学会の発展に多大な功績を果たした者
  • (2) 日本マイコプラズマ学会に所属し、マイコプラズマの研究に関し顕著な業績をあげ、且つ今後本学会の発展に貢献し得る充分な資質を有すると認められた者。

第5条 受賞対象は原則として個人とし、1名とする。

第6条 北本賞受賞候補者の推薦

  • (1) マイコプラズマ学会理事および評議員のうちから1名以上の推薦を必要とし、推薦者は理事・評議員会の開催時に必要書類を提出する。尚、推薦に必要な書類は別に定める。
  • (2) 評議員および理事は2名以上の候補者を同時に推薦出来ない。
  • (3) 理事長、副理事長は推薦者にはなれない。

第7条 北本賞選考委員会の設定

  • (1) 北本賞受賞候補者が推薦された場合マイコプラズマ学会理事長は若干名の理事および評議員から構成される選考委員会を設定する。
  • (2) 選考委員会には北本賞受賞候補者を推薦した理事および評議員は参加出来ない。
  • (3) 選考委員会には、委員の互選により委員長をおく。委員長は選考委員会を主宰する。

第8条 北本賞受賞候補者の選定

  • (1) 選考委員会は推薦された受賞候補者について審議し受賞者の選定を行う。
  • (2) 選考委員会は必要に応じて候補者から業績の提示を求めることが出来る。
  • (3) 選考委員会は当該年度に適切な候補者がないと判断した場合は当該年度の受賞を見送ることが出来る。
  • (4) 選考委員長は選考の経過ならびに結果を理事会に報告した後、委員会は解散する。

第9条

  • (1) 本賞に関わる諸経費は原則として北本賞基金より拠出する。
  • (2) 本賞に関わる諸経費は日本マイコプラズマ学会一般会計から一部充当することが出来る。

第10条

  • 平成6年5月16日制定
  • 平成8年5月16日改正
  • 平成12年4月28日改正
  • 令和4年5月27日改正

歴代北本賞受賞者

第24回 尾内 一信(2024年)
小児科領域におけるマクロライド耐性肺炎マイコプラズマ感染症の疫学と標準的治療法について
第23回 岩田 敏(2023年)
マクロライド耐性肺炎マイコプラズマの基礎ならびに臨床的特徴:長期にわたる解析から
第22回 樋口 豪紀(2021年)
ウシのマイコプラズマ感染症に対する新規診断技術の構築と病態形成メカニズムの解明
第21回 見理 剛(2019年)
Mycoplasma pneumoniae 研究の25年とこれから
第20回 大島研郎(2018年)
ファイトプラズマに関するゲノム科学的研究
第19回 柳原 格(2017年)
ウレアプラズマとヒトの流早産
第18回 田中 裕士(2016年)
ヒトMycoplasama pneumoniae肺炎における病理免疫学的解析と診断的画像解析
第17回 松田 和洋(2015年)
急性から慢性の多彩な症状を呈し難病化するマイコプラズマ感染症への先端医療戦略
第16回 桑野 剛一(2013年)
マイコプラズマと宿主の相互作用:マイコプラズマ研究の松明を受け継いで
第15回 宮田 真人(2012年)
おもしろい、画像でつづる、24年 ? マイコプラズマ研究でわかったこと ―
第14回 柴田 健一郎(2011年)
マイコプラズマ由来リポタンパク質の生物活性に関する研究
第13回 成田 光生(2010年)
マイコプラズマ研究と私のゆかいな仲間たち
第12回 岡崎則男(2009年)
一地方衛生研究所で実施して来た肺炎マイコプラズマに関する調査研究
第11回 神谷 茂(2008年)
無菌マウスを用いた肺炎マイコプラズマの病原性解析
第10回 佐藤静夫(2007年)
鶏・豚のマイコプラズマ症に関する研究を回顧して
第9回 佐々木次雄(2006年)
過去30年間のマイコプラズマ研究を振り返って
第8回 荒井澄夫(2005年)
マイコプラズマ今昔物語
第7回 難波成任(2004年)
ファイトプラズマの全ゲノム解読
第6回 梅津征夫・原澤 亮(2003年)
マイコプラズマの検出と分類(原澤 亮)/ 抗肺炎マイコプラズマIgM抗体(梅津征夫)
第5回 泉川欣一(1999年)
Mycoplasma pneumoniaeの病原性の検討 -micro attachment assay-を用いて
第4回 渡邊継男(1998年)
ヒト口腔マイコプラズマについて
第3回 武藤 昱(1997年)マイコプラズマの分子遺伝学
第2回 山本孝史(1996年)
動物マイコプラズマ、特にMycoplasma gallisepticumの生物学に関する研究
第1回 新津泰孝(1996年)
肺炎マイコプラズマ感染症の研究

日本マイコプラズマ学術集会優秀発表賞 受賞者

日本マイコプラズマ学術集会優秀発表賞に関する規約

第1条 本賞はマイコプラズマ研究の発展と進歩のために創設するものである。

第2条 受賞者対象は毎年度のマイコプラズマ学術総会においてマイコプラズマ学の進歩に寄与する優秀な学会発表を行った会員(受賞年4月1日現在45歳未満)に対し贈呈する。なお、受賞対象は原則として個人とし、同一年度の受賞者は2名以内とする。

第3条 優秀発表賞選考委員会は、マイコプラズマ学会理事長、学術集会会長並びに理事・評議員から理事長により指名された委員を含めた計5名以上によって構成する。

第4条 本賞選考委員は学術集会で発表される一般演題を採点し(10点満点)、その平均点の上位2名以内を受賞者とする。同点者が3名以上いた場合は、理事長と学術集会会長により検討、決定する。

第5条 優秀発表賞は学術集会後に決定し、日本マイコプラズマ学会ホームページにて発表する。

第6条 優秀発表賞の授与は、次年度の総会で行う。 第7条 優秀発表賞は賞状をもって授与する。

付 則

  • 1. この規約は平成19年4月1日より施行する。
  • 2. 平成25年5月23日より一部改正する。
  • 3. 平成26年5月22日より一部改正する。

歴代優秀発表賞受賞者

第14回:第51回日本マイコプラズマ学会学術集会(2024年)
赤堀 真子 東京大学大学院農学生命科学研究科
小田 七星 大阪公立大学大学院理学研究科
木山 花 大阪公立大学大学院理学研究科
水谷 雅希 国⽴研究開発法⼈ 産業技術総合研究所 ⽣物プロセス研究部門
第13回:第49回日本マイコプラズマ学会学術集会(2022年)
権平 智 酪農学園大学 獣医学群獣医学類
民谷 繁幸 和歌山県立医科大学 病態生理学
第12回:第48回日本マイコプラズマ学会学術集会(2021年)
伊東 和俊 ⼤阪母子医療センター研究所免疫部門
⽔⾕ 雅希 国⽴研究開発法⼈ 産業技術総合研究所 ⽣物プロセス研究部門
第11回:第46回日本マイコプラズマ学会学術集会(2019年)
村田 幸樹 学習院大学理学部
柿澤 茂行 産業技術総合研究所
第10回:第44回日本マイコプラズマ学会学術集会(2017年)
田代 将人 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
イシル トゥルム 大阪市立大学大学院理学研究科
第9回:第43回日本マイコプラズマ学会学術集会(2016年)
諸角美由紀 慶應義塾大学医学部感染症学教室
豊永拓真 大阪市立大学大学院理学研究科
第8回:第42回日本マイコプラズマ学会学術集会(2015年)
松本 優 大阪市立大学大学院理学研究科
浜口 祐 大阪市立大学大学院理学研究科
第7回:第41回日本マイコプラズマ学会学術集会(2014年)
山本武司 久留米大学医学部感染医学講座
西海史子 大阪府立母子保健総合医療センター研究所
第6回:第40回日本マイコプラズマ学会学術集会(2013年)
疋田智也 大阪大学微生物病研究所
田原悠平 大阪市立大学 大学院理学研究科
第5回:第39回日本マイコプラズマ学会学術集会(2012年)
田中晃弘 大阪市立大学大学院理学研究科
佐伯 歩 北海道大学大学院歯学研究科
第4回:第37回日本マイコプラズマ学会学術集会(2010年)
石井佳子 東京大学大学院農学生命科学研究科
笠井大司 大阪市立大学大学院理学研究科
第3回:第36回日本マイコプラズマ学会学術集会(2009年)
モハメド シャムスル ハク 北海道大学大学院歯学研究科
中根大介 大阪市立大学大学院理学研究科
第2回:第35回日本マイコプラズマ学会学術集会(2008年)
石井佳子 東京大学大学院農学生命科学研究科
木浦和人 北海道大学大学院歯学研究科
第1回:第34日本マイコプラズマ学会学術集会(2007年)
清水 隆 久留米大学医学部感染医学講座
長谷川妙子 大阪府立母子保健総合医療センター研究所