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研修・教育
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卒後教育プログラム
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初期臨床研修
- 初期臨床研修 到達目標
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- 脳卒中を念頭において病歴聴取ができる
- NIHSSを含む系統的な神経診察ができる
- 責任病巣把握と病型診断ができる
- 初期治療プランが立てられる
- その場に応じた効率良いプレゼンテーションができる
- 初期臨床研修 必須目標
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- コミュニケーション:患者さん、ご家族に対する基本的なコミュニケーションを訓練します。
- 診察:一般的神経学的診察に加え、NIHSSの採点方法を実際の臨床の中で習得します。当院では月平均10件(500-700件/年)の脳卒中救急患者を受け入れており、rt-PA静注療法や機械的血栓回収療法を月3-4件(30-60件/年)施行しており、実地臨床で豊富な経験を得ることができます。
- 診断:発症様式や基礎疾患、画像検査などから病型診断を行います。研修当初は診断への糸口が見えにくい脳梗塞の病型診断も、研修後半には上級医の治療方針などのディスカッションにも参加できるように指導します。
- 手技:点滴採血に加え救急診療チームの一翼を担っていただきます。CT灌流画像を用いた最先端の画像解析に加え、頸動脈超音波検査や経食道心臓超音波、脳血管撮影にもアシスタントとして参加したいただきます。
- 学術活動:研修中に経験した患者、あるいは興味をもった疾患に関して学会発表・論文発表の機会を提供します。希望者には国内・海外学会でのプレゼンテーションや論文執筆の手解きも行います。
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後期臨床研修
- 後期臨床研修(専攻医)は専門性の確立を目指します。頸動脈超音波、脳血管撮影の検査手技の確立は必須とし、画像診断能力の向上は毎日の臨床の中で確立します。脳卒中専門医の取得を目標とします。神経内科専門医取得も目指せるプログラムとなっています。国内・海外学会での発表や論文執筆についてもバックアップします。
- 大学院:希望者には博士号の取得に向けバックアップします。
- 脳卒中をライフワークとして一般臨床で必要十分な知識、経験、技量を習得することを目標とします。各医師の将来の希望にあわせたきめの細かい研修プログラムを一緒に考えます。
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週間スケジュール
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臨床研究
臨床研究
- 虚血性脳血管障害に対する先進画像診断を用いた病態解析と治療への応用
- CT灌流画像を含む画像判定支援システム開発、INSPIRE-Japan、QSM study
- 新規血栓溶解薬テネクテプラーゼの臨床応用を目指した研究 T-FLAVOR
- 脳出血急性期の活性型第VII因子投与の有効性と安全性を検証する研究 FASTEST
- がんと脳卒中 Stroke-Oncology
- がん関連脳梗塞の調査
- Stroke Oncologyに関するプロジェクトチーム
- Stroke Oncology研究会 https://stroke-oncology.umin.jp/
- 急性期脳梗塞に対する遠隔虚血コンディショニングに有効性を検証する試験 RICAIS
- sCLEC-2の脳梗塞/TIA患者における有用性の評価 CLECSTRO
- 脳卒中抗血栓療法に関する研究 BAT2、ATIS-NVAF、OCEANIC-STROKE、LIBREXIA-STROKE
- 脳卒中リスク管理・病態解明に関する研究 STABLED
- 急性期リハビリテーションに関する研究 FIM prognosis
- 遺伝性脳卒中に関する研究 CADASIL, LOMCAD
- ヘパリン起因性血小板減少症に関する研究
- 院内発症脳卒中初期対応改善の取り組み FAST-DANプロジェクト
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学術活動