ご意見のある方は、kodama@socio.kyoto-u.ac.jpまたはメイルを送るまで。
・登場。
・今日は昼まで泥睡していた。その後、『髪結いの亭主』という映画をビデオで観てからここに来る。良い映画。久しぶりに床屋に行きたくなった。
(実はアメリカから戻って来てから(つまり高3以来)、散髪屋というところには一度も行ったことがない…)
・吉田山散策。その後夕ごはん。今夜は勉強しないと。
・あ、研究室に哲学的マンガ『ぼのぼの』を持って来たのでみなさん読むよーに。
・昼に映画を観たせいか、ずいぶん眠い。むむむ…ZZZzzz...
・倫理学入門書読書会の訳を少々。simplyの訳に苦しむ。reasonablyも頭の痛い単語。
・これからシジウィックの訳を少々と、科哲の予習を少々しようと思うが、まず少し寝ることにする。おやすみ。<ALL
・空が白々として来る直前に目が覚める。冷房を入れてたせいか少し喉が痛い。
・さて、勉強勉強。
・まだ少し眠いが、英文を音読などをして楽しく勉強。もう少ししたら吉田山に遊びに行こうっと。
(早起きして散歩なんて、こだまもすっかり老人化してますなあ…)
・吉田山に散歩に行ったが、途中で恐くなって戻って来る。だってだれもいないんだもん。(も、も、モチモチの木がっ)
・反死刑廃止論の文章を書きながらうとうとしていた。
・ちょっと朝ごはんを食べに行って来ます。
・哲閲の書庫に行って倫理学の雑誌を色々と調べる。なかなかベンタムについての論文は見当たらない。
・調べものをしている間に、ふと次のようなことを考えた。
「英語で書かれているからといって、有難がって鵜呑みにしていては駄目だ。死刑廃止論者と同様、英語で書いている人もただの人間なんだから、どんどん批判をしていかないければ」
・ま、これは当り前といえば当り前の話なのであるが、それでもやはり気を付けないといけない点である。とにかく批判精神が消失してしまったらおしまいである。真贋の区別をする能力を付けるためにはまずもって疑ってかかるぐらいの心意気がなくてはならない。本をありがたく思ってはいけない。パンクのように唾を吐き散らしつつ読まなければならない。
(しかしこんなことを書くとだれもぼくに本を貸してくれなくなるな…)
・読書会の訳完成。なかなか勉強がはかどる。気分がよい。
・次は法学部の授業だ。
・と思って急いで昼を済ませてから法学部に行ったら、実は休講だった。げっ、忘れてた。しかし、嬉しい。無上の喜び。至福。きゃっほうっ。(ばか)
・四コマ目終わり。疲れたのでもう帰る。明日の予習もあるし。
・では。
・昨日も家で爆睡。
・清水義範が猿飛佐助をもじって確か「サルトル佐助」(猿取とかいう漢字を当ててたと思う)という小説を書いていた。まだ読んでないが。
・そこで、星飛雄馬をもじって「星飛雄夢」という主人公の活躍する哲学マンガを書いたらどうだろうか。
・どうですか、おく○くん?
・図書館で本を借りる。その後三コマ目の情報と倫理に出る。情報弱者の話。
(京大でただでインターネットを使えるぼくは確かに恵まれてるなぁ。あ、そこにいる人、怒らないようにっ。なるべく有用な情報を提供しますから…)
・三コマも出て疲れる。ひたすら眠かったが、全然寝なかったのはえらいっ。
・某○教授とおお○に大学な方にお供して居酒屋で長居する。いろいろお話を聞く。ご馳走様でした。
・その後、研究室でお○たに大学な方と再び白熱した死刑廃止論。いやあ、白熱白熱。
・一昨日古本屋で買った本。
小牧治著、『カント(人と思想15)』、清水書院、1967年
400円にて購入。なんとなく買ってみた。
田辺保編、『パスカル(世界の思想家8)』、平凡社、1976年
700円にて購入。パスカル自身の著作からの引用がほとんどを占める本。
・昨日図書館で借りた本。
岩佐幹三著、『市民的改革の政治思想』、法律文化社、1979年
去年も借りたベンタム研究の本。
西尾孝司著、「ジェレミ・ベンサムの主権国家論」、『神奈川大学創立50周年記念論文集』、神奈川大学、1979年
たまたま図書検索で見つけた。京大附属図書館10-10/カ/28庫内。
・昨日、一回目の科哲のレポートを先生から返却してもらった。次回はより良い評価をもらえるよう努力する。
・ね、眠い。zzz...
・う、ぐっすり寝てしまった。この生活にもついに慣れたか。
・小雨模様。天気良カラズ。
・昨日、某授業にてホームページに日記を書くことが取り沙汰されたので、何を書くつもりなのか自分でもわからないがとりあえず何か書く。
・と思ったが、なかなか考えがまとまらないのでやめた。申し訳ない。
・ただ、ぼくがこの日記的文章を書く理由の一つは、「ぼくの性格は、ぼくと会話するよりもぼくの文章を読んでもらう方が良く理解してもらえる」ということを経験的に知っているからである。昔から思考スピードが遅く舌足らずなせいで、こだまの世界は対話によってはなかなか人に伝わらないのである。
(え、みんなそうだって?けどたぶん、文章を書くよりも話す方が得意だ、っていう人もいるでしょう?ぼくは今のところ絶対にそれとは逆です)
・ま、なんにせよ、この日記的文章は「周りの人に自分をよりよく理解してもらう」という外交的な性格と「今まで言葉にならないような形で考えて来たことを意識の表面に出していく」という自己実現的な性格が大きい。
・あと、知り合いが増えるとかね。これも大きい。
・あれです、つまるところホームページ上の日記文学とは、良く言って平安女流文学の復興。悪く言って不特定多数との交換日記、トイレの落書、駅の伝言板。
(こういう日記を書くことを「自慰的行為」と呼ぶ人もいた気がするが、そうすると対話は2人なら標準的なあれで、3人なら3Pか。すると大人数でやる論文の試問などは乱交ということになるか…。いや、それはともかく、そんなことを言うとすべての文字文化は自慰になってしまう、というのは言いすぎか)
・あらら、結局いろいろ書いてしまった。さ、とっとと勉強しなきゃ。
・げ、結局ほとんど勉強できなかった。なぜだっっ。自己嫌悪。
(と言いつつもそそくさと退場。>喫茶店へ)
・シジウィック読書会終わり。疲れた。
・事務に「講義室・演習室使用願」というものを出しに行く。木曜日夜の読書会のため。
・いままで無断で使って来たことや、時間が遅いことなどをなじられる。確かに宿直の人は二度手間になるので大変申し訳ない。が、とりあえず夏休み前までは甘えさせて頂くことになった。それ以降は新館の新研究室でできると良いが。
(それにしても、宿直の人は何回も見回りに行くものかと思ったいたが…)
・三コマ目は少しコクリコクコクコクリコクと寝てしまう。
・その後明日の読書会の添削。
・もう少し早く帰るべきだった。雨が降って来てなかなか帰れない。
・が、そろそろ帰ります。
・昨日御所内の厳島(いつくしま)神社にて見た絵馬。
「開運が開きますように」
・思いっ切り書いてあるので思わず笑ってしまった。いかんいかん。
・お○だくんとシジウィック読書会をした後に、遅い昼ごはんを食べる。これから今日の読書会の準備。ああ忙し。
・そういえば、「開運が開きますように」で思い出したが、ぼくが今使っている日本語変換ソフト「かんな」は相当ボケボケな代物である。
・一例を挙げると、こないだ「徒競走」を出そうと思って「ときょうそう」と打って変換させると、「吐競争」などと変換してきたということがあった。
・これもかなりシュールなので笑ってしまった。あ、ごめん、いまさらながらのワープロネタで。
・要らぬ親切かも知れないが、○くだくんが日記らしきものを書いている様子なので、紹介しておく。
・読書会の英語添削などをして大変疲れたので、これから読書会までぼーっとすることにする。
・(ぼーっ)
・ぼーっと窓の外を眺めたり、パスカルを読んだりすると、すっかり元気になる。
・これから読書会。がんばろっ。
・読書会終わり。帰る。また。
・今日は(雨だったため)某○教授の2コマ目と3コマ目の授業をサボってしまった。マリアナ海溝よりも深く反省。
・これからは雨が降ろうと隕石が降ろうと人工衛星が落ちて来ようと阪急がストを起こそうと絶対に授業はサボりません。宣誓。休んだら死にます。
・どういうわけか来週の金曜日に文学部の掃除を手伝うことになったらしい。
・これからシジウィック読書会。
・読書会終わり。次はバンドの練習。
・ベンタム読書会終わり。しろ○○氏が来ているので、これから晩ごはんかも知れない。
・明日はロック読書会なるものもあるし、忙し。がんばれがんばれ。
・ティ○ティーナが混んでいたので、オ○サイドへ。途中で○○○4級が合流され、皆でドラッグの話や死刑廃止論の話などをする。その後先輩方は研究室で名人戦。
・ぼくはもう少し議論の仕方を学ばないといけない。反省。
(これでも一応、議論の勝ち負けよりも正しさを求めているつもりなんだけど…)
・ひええっ、夜が、夜が明けてきましたってば。ロック読書会もあるし、 いつ寝るんだっ。
「アサーッ!」
「オキロバカヤローッ!!」
「ハレーッ!」
「ロッパー!」
「チューチュー…」
…というわけでやたらと快晴の朝です。起きてフトンを干しましょう。
・朝からロック読書会継続中。「人間知性論」を最初から読んでいる。
・延々と続くロック読書会。
・総合人間学部(旧教養)のE号館の中庭でつ○たさんとよ○むらさんと読書会をやっていたら、神経質そうなおじさんに「うるさいんでよそでやってくれ」と怒られてしまった。くわばらくわばら。
・しかし声が大きいのも問題ですな。
・読書会終わり。じきに帰る。疲れた。
・これからバンドの練習。それが終わったらいろいろ(科哲、シジウィック、ロック、+α)勉強せねば(涙)。
・ロックの『人間知性論』を読んでも、『市民政府論』を読んでも、いろいろとけちを付けたくなる。この批判ぐせはこのごろ実践死刑廃止論批判をやっているせいだろうか。まあ、(無批判にテキストを読むのに比べれば)悪いことではない。
・昨日JEUGIAでバディ・ホリーのベスト(MCAのやつ)を買った。主な動機は、以前友達にギフト券をいくらかもらったので、それを使うため。ちょっともったいなかったかも。
・はぁ〜もぉヘロヘロ。これからちょっとシジウィックを訳しますか。
・え〜、大変耳よりな情報をリークします。
・え〜今月27日金曜日夜、大阪は西九条駅すぐそばのライブハウスBrand Newというところで、え〜こだまのバンドがオーディション(FM802後援)に出ます。
・え〜もう二度と見れないかも知れませんので、特に当日非常勤で大阪に行かれている方やシソ栽培をされている方などは是非見にいらしてください。え〜一応チケットがありますが、タダです。あげます。
・え〜、最近まで西九条というのは京都の地名だと思っていたこだまからのお知らせでした。
・やることはまだまだ山ほどあるが(まだぜんぜん進んでいない--助けてっ)、とりあえず夜食を食べに外へ行くことにする。
・『あしたのジョー』、最終巻の20巻を読む。最後の最後のページが破られてなくなってたりしていて、涙する。(これはほとんど犯罪行為であるっ)
ぼくも、矢吹丈みたいに、やられてもやられても立ち上がって来る、打たれ強い人間になりたいと、思いました。(ニヤリ)
・う〜、寝た寝た。今日は曇りで風が少しあるようだ。窓がガタガタ言うので目が覚めた。
・さて勉強勉強。
・ああっ、もう疲れてしまったっ。今日はまだ二つの授業と二つの読書会と(さらに)科哲の予習があるというのにっ。
(たしゅけてかみしゃま)
・というわけでちょっと喫茶店に行って脳を休めて来ます。
・ロックの生得観念説はライプニッツによって徹底的に批判されているということを知る。
・やっぱり、「いや、ほんとは知っているんだが忘れているだけだよ」と いうプラトンの想起説はなかなか手ごわいよなあ。
(いいかげんな注:プラトンによれば、われわれは生まれる前には真の知識 (イデア)を持っているが、生まれて来る時に全部忘れてしまう。そこでわれわ れが生まれてから知識を習得するのは、実は忘れていたことを「想い出して」 いるのである)
・この考えを経験論者ロックは果たしてやっつけたと言えるのだろうか。どうも そうは思えないのだが。
・シジウィック読書会終わり。うう、疲れた。今日は確実に死ぬ。
・と思うので、附属図書館で寝て来る。んで三コマ目に出る。
・附属の2階のソファで寝ようと思って行ったが、なんだか恥ずかしいのでやめた。人に寝られる姿を見られるのは結構恥ずかしいものである。電車の中とか授業中は平気なのだが…。
・というわけで、法学部の授業中にぐっすり寝てしまう。出席する意味が ない。人生は無意味だっ。
・附属で借りた本。
アーネスト・パーカー著、『近代自然法をめぐる二つの概念』、
田中浩・津田晨吾・新井明訳、御茶の水書房、1988年
A/123/キ1。
野田又夫著、『ロック(人類の知的遺産36)』、講談社、1985年
10-01/シ/25/36。
・疲れた。これからさらにロック読書会。
・喫茶店でとなりのカップルが痴話喧嘩しているときに、『えの素』を読 んで思わず「ムフッ」とか声を出して笑ってしまうぼくは、やはり頭がおかし いのでしょうか。
・有罪。
・ロック読書会終わり。帰ります。明日科哲があるのでとっても楽しみ。
・う〜ん。科哲の予習をするはずが、昨日はぐっすりと寝てしまった。これではいかん。
・授業終わり。なぜかひたすら眠い。
・育英会の奨学金は無事にもらえることになった。といってもいつか返さにゃならんが。
・(臨時)ロック読書会。
・体調が悪い。やることはいろいろあるが、とりあえず寝ることにする。
・と思ったが、某お○たにの方がインターネットで名人戦を見るためにいらしたので、まだ寝れそうにない。
・とりあえず反死刑廃止論のページ更新。三部作最後の平場氏批判。わけのわからない文章なのでめちゃくちゃ苦労した。
・げっ。扁桃腺がはれてる…。最近うがいを怠ってたせいだな、これは。
・(しかし)まずシジウィックの勉強。
・Wac*ey氏とプラトンの想起説*1についてメイルのやりとりをしながら、シ ジウィックの訳を終える。
(*1「あ、それそれっ、思い出したやっと思い出しました。いや あ、おれも知ってたんだよ、実は。あーそうそう、それだよそれ、うんうん」っ ていうやつ。プラトンの知ったか振り説とも呼ばれる)
・やることはまだまだある。(I got a long way to go.)
・が、とりあえず朝ごはんを食べに行こう。
・さらに死刑について考える。
「一般に犯罪とは、社会の成員達に対して損失を生み出 す行為のことである。そして刑罰とは当の損失に対する賠償行為 である。では、殺人によって生み出された損失に対する適切な賠償 とは何か」
・という感じで考えてみていたのだが、ベンタムの『序説』を読むとほと んど同じ調子で書かれている。やっぱりベンタムって偉大。(単にぼくが強く 影響されているだけか)
・三コマ目の授業に出て、その後お○だくんとシジウィック読書会。さすがに疲れた。しかし実はこれからまだロック読書会がある。死ぬ。
・明日は倫理学入門書読書会があるのでその用意もしないと。ううう。
(いやその、楽しいんですけどね…)
・しろ○ずさんがいらしていたりする。ロック読書会。
(頭はほとんど白紙状態)
・読書会終わり。帰る。駅から家までの往復に使っている自転車がパンク しているので、今日は歩かないといけない。死ぬ。
・参上。これから倫理学入門書読書会の用意。今日からキムリッカの「社会契約論の伝統」。
・後でベンタム関係の話で重大発表(?)をする。
・ん?なぜかbentham(か○う教授室のMac)が落ちていた。
・4級氏がふらりと現れ、ふらりと去って行った。4級氏にいろいろ質問すると、ただちに明快な答えが返って来るのですごい。
・生協で、なんか(見た目が)気持ちの悪いサンダルを買う。
・読書会終わり。今日は六人と少なかった。
・一応帰るつもりだが、また後で来ないといけないかも知れない。
(こだまの内部世界)
「あ〜あついあついっ」
「げっ、今日は文学部の掃除の日か」
「とても善意志から掃除する気にはならんてば。さぼるか」
「いや、それはまずいっす。みなから総スカンを食うかも知れないっす」
「あ〜、昨日はチャリのタイヤの修理やら電車の定期やらで貴重な万札が飛ぶし」
「あ〜やだやだ。やだやだブルーズ」
「意味不明」
「意味不明」
「それにしてもあのイケてる、って言葉だけは許せんよなぁ」
「あと、ゲットするっていう言葉と」
「あと、要約してないのに『要するに』って言う奴」
「まだ何も喋ってないのに、いきなり『つまり』から始める奴も許せん」
「許せんっ」
「許せませんっ」
「あ〜あついあつい」
「あ〜、しかしちゃんぴょん(少年チャンピオンのことらしい)でイケてるのはドカベンとグルームパーティーだけやなぁ」
「はっ。イケてるなどという言葉を使ってしまった。いかん。あきまへんがなっ」
「あ〜あついあつい」
「こんな時に掃除せんとあかんなんて、まさに青天のヘキエキやがな」
「あ〜あついあつい」
・もう少しすると掃除なわけだが、今日はこれから何するんだったっけ?
掃除--バンドの練習--ベンタム読書会--???--***--、か。そんなにヒマでもないな。
・もうすでに奨学金が銀行に振り込まれているらしい。助かる。
・文学部の掃除終わり。さすがに倫理学は実践哲学と言 われるだけあって、この研究室からの手伝いが圧倒的に多かった(他の研究室 から手伝いに来ている人も若干いたが、残りはほとんど事務の人々)。
・まず放置している自転車を撤去して(!)、それから雑草を引きちぎる。す るとその下から、さまざまな昆虫がまさに青天のヘキレキと言わんばかりにわ らわらとうごめき出す。
・ころげ回るダンゴ虫、凍りつく尺取り虫、盲目的に爆走するアリ、死ん だフリをするイモ虫、動じないナメクジ。
・ま、そんなこんなで結構楽しかったです。
・バンドの練習終わり。練習の仕方が問題になる。確かに最近いいかげんな練習だもんなぁ。けど、どうしたら良くなるのかは簡単にはわからない。一番の問題は自分たちのやる気なのかも。とにかく次の練習はがんばろう。
・ところで昨日書いたベンタムの話っていうのは、pleasureとpainの訳を変えようという話。
・現在、pleasureとpainはそれぞれ、「快楽」と「苦痛」あるいは「快」と「苦」という風に訳されているわけだが、この訳仕方では抽象的で今一つピンと来ないし、またとくに「快楽」にはあまり良いイメージがない。そこで思い切って他の言葉を使おう、と(一昨日の晩に)思い立ったのである。
・では代わりに何を使うか。ずばり「喜び」と「苦しみ」。
・「快楽」よりも「喜び」の方がわかりやすいし、イメージも良い。また、よく考えると「喜び」の方がpleasureの訳語としてぴったりあてはまることが多いのである。(ちなみに動詞のpleaseは「喜ぶ」「気に入る」)
・painもそれに対応させて「苦しみ」とした。
・こういうと、「喜び」と「苦しみ」とでは対になっていないではないか、 「喜び」の対義語は「悲しみ」ではないのか、と反論が来そうだが、まあその 通りである。しかし実は「快苦」という言葉も、少なくとも広辞苑には出てい ないのである。だからこの反論は「快楽」と「苦痛」という組み合せにも当て はまることになる。
・「苦あれば楽あり」というように、本当は「苦楽」、つまり「楽しみ」 と「苦しみ」が対になる語なのである。一応この可能性も考えたのだが、やはり pleasureを「楽しみ」と訳すのはいろいろ問題があってちょっと無理である。 (pleasantは「楽しい」なのだが)
・というわけでとりあえずしばらくの間はこの新訳語で行くことにする。修論もこれで行くかどうかは未定。なにか御意見のある方はメイルを下さい。
・ベンタム読書会終わり。
・うう、風邪がひどくなってきた。どうしよう(ここに泊まると死ぬかも)。
・夜ごはんを食べて戻って来ると、だれかが来た形跡がある。指紋を検査 すると、「むむ、し○う○さんだな」とわかる。ああ、小谷某の『ウィニング ショット』を1〜3巻までと、ちばてつやの『男たち』の2巻とを読んで長居す るんじゃなかったっ。(いわゆる説明調のセリフ)
・あ〜、良く寝た(けど何もしていない…)。
・昔から「形而上学」って何なんだろうって考えて悩んでいた。井上哲次 郎がmetaphysicsをこのように訳したらしいのだが、特に「而」という漢字が 最大の謎であった。この訳は哲学用語の中で最悪の訳だと思っていた。今でも そう思う。
(この訳し方でいくと、メタ倫理は「倫理而上学」か?いっそのこと「メタ 自然学」と訳を変えてはどうだろうか)
・さて、今「形而上学って何ですか」と聞かれたらぼくはこう答える。
「経験的には論証不可能な仮定を用いて、現実の世界のあり方に説明を与えることを目的とする学問」
・「経験的には論証不可能な仮定」とは、神さまやイデアやある種の自然法 などである。神さまやイデアは、それらが存在することを経験的には(おそらく)証 明できない。かといってまた、存在しないことを証明することも(おそらく)できない。
・そしてこういった証明も反証もできないような仮定を用いて、「なぜこ の世界があるのか」とか「なんのためにわれわれは生きているのか」とか「わ れわれはどのようにしてこの世界やわれわれ自身についての正しい知識を手に 入れるのか」といった問いに答えを与えるようとするのである。
・あれぇ、そしたら形而上学は神話や宗教とどこが違うんでしょ ?だって神話も宗教も同じようにこれらの問いに答えるものでしょ?
・(わからなくなってきたところで)この続きはまた今度。
・ちょっと喫茶店で朝ごはんをば。
・研究室にある『動物のお医者さん』を少し読む(1-2巻)。現在研究室には他に『ぼのぼの』、『エリア88』、『AKIRA』などがある。新研究室に移ったらさらに増えることであろう。めざせ総合マンガ学部っ。
・前々から思っていることだが、「信念」と「 信仰」はどう違うのだろうか。
・茶髪とかガムをかむとかは、信念としては許されないが、ひょっとする と信仰としてならば(茶髪教、ガム真理教)許されるのではないだろうか。「あ あ、信仰なら仕方がないな」って。
・「信念なら許されなくて信仰ならば許される行為」って、もしあるとすれば、何かおかしくないだろうか。(日本人がクジラを食べるのが信仰上の理由だったとするとどうなるだろうか)
・信仰は信念より尊重されるべきなのか?ぼくは(社会集団の利益を圧倒的に損なわないかぎり)両方とも同様に尊重すべきだと思うが。
(てなことを野田又夫の『ロック』を読みながら考えていた)
・古本屋と生協で本を買う。
中里良二著、『ルソー(人と思想)』、清水書院、1969年
(500円。このシリーズをなぜか集めている)
堀田彰著、『アリストテレス(人と思想)』、清水書院、1968年
(400円。同上)
住谷一彦・小林純・山田正範著、『マックス=ヴェーバー(人
と思想)』、清水書院、1987年
(400円。同上)
中野幸次著、『プラトン(人と思想)』、清水書院、1967年
(370円。同上)
シェイクスピア、『ヴェニスの商人』、中野好夫訳、岩波文庫、1939年
(これは新品。なかなか古本屋で見つからなかったので)
・わ。アメリカからい○ださんが登場。お帰りなさいと言うべきか、始めまして、と言うべきか。まもなくして4級が来られた。
・うむ。「科学の役割とはなにか」というテーマでよ○むらさんと一時間以上議論をしてしまう。いろいろと勉強になったが、他の仕事ははかどらず。まずいっ。
・これからバンドの練習。
・バンドの練習終わり。昨日少し気まずい感じで終わってしまったが、今 日は始めにベースマンと腹を割って話し合ったおかげで、非常に充実した練習 ができた。すっきり。
・なんか最近誰に対しても言いたいことを直接本人に言わずにいることが 多かったからなあ。政治的になってた。反省。
・腹を割って話せばすべてうまく行くなんてことはないだろうが、もうちょっ と言いたいことをはっきりしかも上手に言える人間になれるよう努力しよう。 いや、本気でさ。
・では帰りまする。また明日。げっ、閉店時間過ぎてるよっ。