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こだまの世界
2000年5月中旬号
智慧はどこで見出され/悟りのある場所はどこなのか。
人はそこに行く道を知らず/生ける者の地で見出すことはできない。
淵は言う、それはわたしの中にはないと。
海も言う、それはわたしとともにないと。
それを獲るための純金はなく/その値いとなる銀を量ることもできない。
オフィルの金もその支払いに足りず/貴紅玉髄もサファイアも足りない。
金も瑠璃もその値いに足りず/貴橄欖石の器物もその代価とならない。
さんごも水晶も言うに足らず/一袋の智慧は一つなぎの真珠にまさる。
関根正雄訳、『旧訳聖書 ヨブ記』、岩波クラシックス、1983年、101頁
5月中旬の見出し一覧
  - 11日
       
	  - 昨日買った本。
	  
 - 3コマ目の科哲の授業に出ました。
	  
 - 4コマ目の生命倫理の授業に出ました。
	  
 - ルネで本を買いました。 
	  
 - 編集後記
       
 
   - 12日
       
	 - 3コマ目の科哲の授業に出ました。 
	 
 - 生命倫理学勉強会に出ました。
	 
 - 生命倫理学用語集を整理しました。
       
 
   - 13日
       
  
 - 14日
       
	 - 論文書いてます。
	 
 - (トントントン)「書いてますか?」
	 
 - (トントントン)「まだ書いてますか?」
       
 
   - 15日
       
	 - (ドンドンドン)「ちょっとあなたまだ書いてるんですか。
	     いいかげんにしてくださいよ」
	 
 - (ドンドンドン)「ちょっとあなたもうお昼過ぎてますよ。
	     いつまで書いてるんですか」
	 
 - 4コマ目の倫理学概論に出ました。
	 
 - (ドンドンドン)「ちょっとあなたもう日が暮れましたよ。
	     いつまで書いてるんですかほんとに」
       
 
   - 16日
       
	 - 3コマ目の科哲の授業に出ました。 
	 
 - ギバードの講演に出ました。
	 
 - 倫理学史読書会に出ました。
       
 
   - 17日
       
  
 - 18日
       
	 - 昨日、米国の古本屋から届いた本。
	 
 - 論文書いてます。
	 
 - 学振に書類を送りました。
	 
 - 3コマ目の科哲の授業に出ました。
	 
 - 4コマ目の医療倫理の授業に出ました。
       
 
   - 19日
       
	 - 3コマ目の科哲の授業に出ました。
	 
 - ルネで本を買いました。
       
 
   - 20日
       
 
今日のニュース
  - 昨日買った本。
  
 - スーパージャンプも買いました。
      
	- 別冊宝島、『わかりたいあなたのための 現代思想・入門II 日本編』、
	    JICC出版局、1986年、200円
      
 
   - 3コマ目の科哲の授業に出ました。
  
 - ミルの帰納法の話と、量子論と非決定論の話(途中)でした。
      ところで、授業中に意味がわからなかったprecessionは歳差運動という意味で、
      広辞苑によると、歳差とは
      「月・太陽および惑星の引力の影響で、地球自転軸の方向が変り、
      春分点が恒星に対し、毎年50秒余ずつ西方へ移動する現象。
      このため回帰年と恒星年との差を生じ、恒星の赤経・赤緯は変る」だそうです。
      そういえば以前スクラーかライヘンバッハでも出てきたな。
   - 4コマ目の生命倫理の授業に出ました。
  
 - 少し発表しました。
      レジメはここです。
  
 - ルネで本を買いました。 
  
 - 死刑について勉強する必要がまた出てきたので、
      今回は法律関係の本を何冊か買いました。
       
	 - 入江重吉、『ダーウィニズムの人間論』、昭和堂、2000年
	 
 - 辞典、『図解による法律用語辞典』、自由国民社、1999年全訂版
	 
 - 団藤重光、『死刑廃止論 第六版』、有斐閣、2000年
	     また新しい版が出たので泣く泣く購入。
	  - 井上薫編、『裁判資料 死刑の理由』、作品社、1999年
       
 
   - 編集後記
 
『わかりたいあなたのための 現代思想・入門II 日本編』の序文を読んで、
現代思想を語る人に特徴的と思われる言葉をピックアップしてみました。
  - 「知の拡散」
  
 - 「知の交叉」
  
 - 「知の景観」
  
 - 「言説の解体」
  
 - 「可視的にすること」
  
 - 「知的営み」
  
 - 「知的営為」
 
やはりキーワードは「知」と「言説」でしょう。
(まだ言いたいことはあるが身の危険を感じて思いとどまった編集者E)
今日のニュース
  - 3コマ目の科哲の授業に出ました。 
  
 - 特殊相対論における絶対加速度の取り扱いと、
      一般相対論がマッハ流の関係説をどの程度取り込めているか、
      というような話でした。要復習。
  
 - 生命倫理学勉強会に出ました。
  
 - 今日は終末期医療の意思決定についてでした。
  
 - 生命倫理学用語集を整理しました。
  
 - しばらく手を入れてませんでしたが、
      これからもう少し頻繁に更新するつもりです。
 
今日のニュース
  - 日記の整理をしました。
  
 - 5月上旬は古本市に行ったり授業に出たりしてたようです。
      論文を書くのに苦しんでいますが、まだ書けていません。
      この週末が勝負どころです。
  
 - 夕方から豪雨でした。
  
 - 通り雨かと思ったらけっこう降りましたね。
      おかげで下宿から出れませんでした。
  
 - 編集後記
 
前々から書いてますが、次のような「つまり」の使い方には我慢がなりません。
心神耗弱者、
つまり自分の行為の結果を合理的に判断する能力の弱い者または
浪費者
「つまり」というのはもともと「つまるところ」、
すなわち「要するに」という意味なのだから、
この文はむしろ次のようにあるべきです。
自分の行為の結果を合理的に判断する能力の弱い者または
浪費者、つまり心神耗弱者
どうしても「心神耗弱者」を文の前に持ってきたいなら、「すなわち」
を使うべきでしょう。
心神耗弱者、
すなわち自分の行為の結果を合理的に判断する能力の弱い者または
浪費者
まあ、上のような「つまり」の使い方は慣用として定着しているので今さら
言っても始まらないかもしれませんが、
個人的には、「つまり」の使用法を限定し、
この語のあとにはその前で言っていたことを要約する簡潔な一言が来るように
した方が良いと思います。
(文法にうるさい編集者F)
今日のニュース
  - 論文書いてます。
  
 - 今日中に形にしたいです。いや、します。
  
 - (トントントン)「書いてますか?」
  
 - 「あ、書いてます書いてます。今書いてます。
      まだ3000字ですけど、とにかく書いてます」(ジャー)
  
 - (トントントン)「まだ書いてますか?」
  
 - 「あ、ごめんなさい。まだ書いてます。いま5000字くらいです」(ジャー)
 
今日のニュース
  - (ドンドンドン)「ちょっとあなたまだ書いてるんですか。
      いいかげんにしてくださいよ」
  
 - 「あ。ご、ごめんなさい。まだ書いてるんです。ごめんなさい。
      いま7000字くらいなんです」(ジャー)
  
 - (ドンドンドン)「ちょっとあなたもうお昼過ぎてますよ。
      いつまで書いてるんですか」
  
 - 「え。ああ、ねね寝てました。ご、ごめんなさい。
      ええと、今やっと9000字くらいなんです。
      あれ、枚数は原稿用紙30枚程度ですか。
      まだ話が半分も終わってないのにまずいなあ。すいません」(ジャー)
  
 - 4コマ目の倫理学概論に出ました。
  
 - アクィナスの正義論についてです。よくわかりませんでした。要復習。
  
 - (ドンドンドン)「ちょっとあなたもう日が暮れましたよ。
      いつまで書いてるんですかほんとに」
  
 - 「あ、いや。今やっと前半部分をほぼ書き終わりました。
      だけどすでに11000字もあるから削らないといけませんね。
      すいませんすいません。とりあえず一度出ます」(ジャー)
 
今日のニュース
  - 3コマ目の科哲の授業に出ました。 
  
 - ハイゼンベルグの不確定性原理の話と、
      inus条件(an Insufficient and Non-redundant part of an Unnecessary
      but Sufficient condition)の話でした。
      inus条件とは要するに、
      「ある結果を生みだすのに十分な原因のうちの必要不可欠な一部」
      という意味です。
  
 - ギバードの講演に出ました。
  
 - 合理性の話でしたが、よくわかりませんでした。
      たぶん彼の話を聞くにはまだ時期尚早だったのでしょう。
  
 - 倫理学史読書会に出ました。
  
 - ヘーゲル、
      ショーペンハウアー、
      ハルトマンなど。
      今回で最後まで読み終わりました。お疲れさまです。
 
今日のニュース
  - ローリング・ストーンを訳してみました。
  
 - スージー・クアトロの
      マイナーな曲です。
      はじめて聞いたのは高1のときだったでしょうか。
 
16のときから旅してた /
あなたが見たこともないことやってたわ
人にだまされたりおかしくなったりもしたけど /
自分らしく生きてきたつもり
あたしに文句を言わないで /
なにか勘違いしてるわ
一度も満足したことはなかったのよ /
あなたの言うこと聞いてあげてたけど
あたしに指図をしないでよ /
どう暮らそうと勝手でしょ
隠すことなんかありはしない /
自分のしたいことをするわ
あたしの心はあたしのもの
あたしには太陽の瞳と /
太陽の笑みがある
ときどき淋しいこともあるけれど /
自分の行きたいとこに行くわ
あたしの時間はあたしのもの
カバンを詰めたら旅に出るわ /
何が起こるか知らないけれど
今日来るものを受けいれて /
明日にはすべてを置いていく
ほら大丈夫、心配ないわ /
旅したいならすればいい
転がる石は誰にも頼らない /
止まってしまうわけにはいかない
Sung by Suzi Quatro
今日のニュース
  - 昨日、米国の古本屋から届いた本。
  
 - 大学のテキストを扱っている古本屋らしく、
      みなマーカーで線が引かれてたりして汚ないです。
      別にかまいませんが。
      
	- Carl G. Hempel, Philosophy of Natural Science,
	    Prentice-Hall, 1966, $6.00.
	
 - Merrilee H. Salmon, Introduction to Logic and
	    Critical Thinking, HBJ, 1984, $13.00.
	    第1版。ほんとは第2版が欲しかったのだが。
	    扉のタイトルの下に"Sucks"と書いてある。
	 - Wesley C. Salmon, Logic second edition,
	    Prentice-Hall, 1973, $5.00.
      
 
  - 論文書いてます。
 
 - あと4分の1ぐらいです。早く書かないと第二演習の準備が…。
 
 - 学振に書類を送りました。
 
 - 4月に送った書類に不備があったので。
 
 - 3コマ目の科哲の授業に出ました。
 
 - 共通原因、conjunctive forkの話でした。要復習。
     あ、サモン先生からプレゼントとして本をいただきました。感謝。
     
       - Wesley C. Salmon, Four Decades of Scientific
	   Explanation, Minnesota, 1990.
     
 
  - 4コマ目の医療倫理の授業に出ました。
 
 - ヘンリー・ビーチャーの話と、
     人体実験に関するNIHとFDAの態度の変化の話でした。
 
今日のニュース
  - 3コマ目の科哲の授業に出ました。
  
 - 一般相対論とマッハ流空間関係説との違いについてでした。要復習。
  
 - ルネで本を買いました。
  
 - 注文していた本も一冊受けとりました。
      
	- J.L. オースティン、『言語と行為』、坂本百大訳、大修館書店、
	    1978年
	
 - 永井義雄、『自由と調和を求めて』、ミネルヴァ書房、2000年
	
 - 平尾透、『倫理学の統一理論』、ミネルヴァ書房、2000年
	    帯に「有史以来の論争に結着をつける--規範倫理学とメタ倫理学
	    の統合に大胆に挑戦する。」と書いてある。
	    「はじめに」の記述もなんだかすごい。
	 - トム・L・ビーチャム/ジェイムズ・F・チルドレス、
	    『生命医学倫理』、永安幸正/立木教夫監訳、成文堂、1997年
	
 - Gregory E. Pence, Classic Cases in Medical Ethics
	    second edition, McGraw-Hill, Inc., 1995.
	    2000年の第三版を注文したつもりだったが、
	    まだ売っていないようだ(たぶん)。
       
 
今日のニュース
  - 論文書いてます。
  
 - 頂上まであと少しです。
  
 - 論文書いてます。
  
 - 一応、あとは「まとめ」と文献表を書くだけです。
 
KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Thu Jun  1 16:44:38 2000