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KODAMA'S (NEW) WORLD

Political struggle or debate is the key to good political theory. A theory is just a bunch of words ... until it is tested in real life.

---Carol Hanish, New Intro to "The Personal is Political"


昨日 / 明日 / 2016年11月 / 最新 / はてな

この日の出来事


19/Nov/2016 (Saturday)

夜中

定時起床。昨晩は結局研究室で一晩明かす。しばらくメールをしてから帰宅。 シャワー、シリアル。

午前中はソファでうつらうつらする。

お昼を食べたあと、娘と一緒にバスで烏丸今出川に行き、某プールへ。 300メートルほど泳ぐ。

昼下がり、百万遍に行き、某文化祭を少しだけ見学。そのあと、近所のコンビニで 少しおやつ。日が暮れるころに帰宅。

夜、夕食。そのあと、またソファで少し仮眠。

夜中、早めに娘と風呂。もう寝るべし。


19/Nov/2013 (Tuesday/mardi/Dienstag)

某演習、会議など

定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。昨日に引き続き、娘を保育園に送りに行く。

午前中は某君に手伝ってもらって少し雑用など。某院生室の鍵がしばらく見当 らないため、合鍵を作ることに。東京から某氏来訪。某ポスター報告を見に行 く。

お昼は百万遍でカレー。

お昼すぎ、某翻訳作業と某論文を読む作業。

昼下がり、某演習。マッキー。そのあと、某会議。研究室で西田遺墨展に行く 企画をしていたが、参加できず。というか、今日は博物館が休館日だったらし い。すみません…。

夜、某病院で別の某会議。今日は比較的早く終わる。帰宅して夕食。少しワイ ン。最近、酒を飲むと一日の疲れが少し取れる気がする。週アス。

夜中、娘と風呂。いろいろ仕事がたまっているが、もう寝るべし。


19/Nov/2012 (Monday/lundi/Montag)

京都へ、雑用など

定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。

娘を保育園に送ってから東京駅に行き、一路京都へ。車内では雑用。お昼ごろ に到着し、地下鉄とバスで百万遍へ。たまっていた新聞を読む。

午後は某翻訳作業の他、いろいろ雑用。夕方まで。

夜、先日いただいたボジョレヌーボーを院生らとおいしく飲む。

夜中にたこ焼きを買ってから帰宅。今日は体調が芳しくないので、早めに寝よう。


19/Nov/2011 (Saturday/samedi/Sonnabend)

某学会の研修会に参加

少し遅めに起床。ゴミ出し、ひげそり、朝食。今日は一日雨で、空は一面厚い 雲に覆われていた。

少し勉強してからスーツに着替え、地下鉄でお茶の水に移動。某大学病院にて 某学会の研修会に参加。夕方まで。いろいろ勉強させていただく。

夕方、千石に戻ってきて某ファストフード屋でケーキを食べながらしばらく休 憩。それから帰宅。

夜、夕食。そのあと、少しソファで寝る。

夜中、娘を風呂に入れる。それから久しぶりに少し時間ができたので日記の整 理など。そんなことに時間を使っても仕方ないのだが…。少し考え事もする。

あっという間に真夜中になったので、もう寝ないと。


19/Nov/2010 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

定時起床。シャワー、朝食。

定時出勤。午前中は明日の報告のための勉強など。

お昼、某ランチョンセミナー。臓器移植の番組を見る。

お昼すぎから昼下がりまで、勉強。進まず。

夕方、某講義。臓器移植について某氏と一緒に講義。 時間オーバーしてしまって反省。それ以外はつつがなく終わる。

夜、研究室にいた人々と一緒にワインをいただく。それから帰宅。

夜中、夕食。そのあと、ソファで死んだように寝る。

真夜中、食器を洗う。もう勉強している暇もなさそうなので、 パックアップして寝よう。


19/Nov/2009 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

朝、ゴミを出して少し二度寝。起きてからシャワー、朝食。

定時出勤(少し遅め)。家を出るころに雨が振り出す。

午前中は雑用。そういえば、 昨日は午前中に某学会のニューズレター用にセッション要約を作成した。

お昼、某ランチョンセミナー。某院生が報告。

お昼すぎ、某先生らと某国際会議について相談。

昼下がり、某院生の指導。

夕方、某先生とまた別の相談。

夜、3時間ほど明日の授業の準備。移植法改正の影響で、 作り直すべきスライドが多い…。

夜、少し遅めに帰宅。雨はすでに上がっていた。夕食。

夜中、某妻博士の某書類に目を通してから新聞。

真夜中、ひさしぶりにWiiで汗を流す。シャワー。 今日はもう寝るべし。


19/Nov/2008 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

朝、定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食。

定時出勤。今日も終日雑用。

夜、ジムのプールに行こうかと思ったが、本棚の整理を始めたところ止まらず、 2時間ほど費す。おかげで大分片付いた(まだ分類が適当で混沌としているが)。

夜中は研究室でカップラーメン。某妻は職場の飲み会。

そろそろ帰ろう。

真夜中

地下鉄で帰宅後、夕刊。某妻にお茶漬を作ってもらう。

さて、研究室も整ってきたし、そろそろ真面目に勉強しよう。


19/Nov/2007 (Monday/lundi/Montag)

昨晩は夕食後に少しモンティパイソンを見てからひたすら勉強。終わらず。

朝、なんとか起きる。シャワー、朝食。体重計に乗ると、 ちょっと体脂肪率が増えている気がする。運動しないと。

今朝は冷えこんでいる。昨日、木枯しが吹いたそうだ。

塩漬けになっているいくつかの論文のことを思い出し、 朝から腹を立てる。一件はもはや出ることはないと思われるので、 近々撤回させてもらおう。ひどい話だ。 自分が偉くなったら同じことをやらないようにくれぐれも気をつけよう。

朝、喫茶店に寄らずに研究室に直行。午前中は某研究会の準備。 某院生の相談も少し。

お昼すぎから某法学部で某研究会。書評二件。昼下がりに終わる。 正門前の喫茶店で一服したあと、研究室に戻ってくる。

某書評を仕上げるために、何冊か本を持って帰宅。 がんばって勉強しよう。

聞くところによると、若手論文はいろんなところで塩漬けになっているようだ。 気の毒な論文たちのために、論文水子供養の寺でも作るか

真夜中

夕食後、某書評を書く作業。今日は夜に某妻とジョギングしようと思っていたが、 雨が降ってきたので断念。某妻が「あら、残念ねえ」とうれしそうに言っていた。

真夜中、一応書評を書き上げる。 人を批判しているときが一番楽しい気がする。

あと年末に向けてやることは…

ぐらいかな。来年は来年の自分に苦しんでもらうことにして、 これから少し羽を伸ばそう。映画観に行こう。漫喫にも行こう。 筋トレしよう。たまっているガーディアンも読もう。


19/Nov/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼すぎ

今朝も午前中から活動。某家具が届いたので、部屋の片付けと洗濯など。 小雨の降る中、研究室にやってくる。今日は勉強しなければ。

「放蕩息子(prodigal son)」。 昨日、京都の某氏と電話で話していると、 メロスよりもこちらの話に近いような気がしてきた。 いや、もちろんすべてはフィクションなのだが。

夜中

お昼すぎ、某海鮮丼屋で昼食を食べたあと、 総合図書館で某原稿を書く。途中、 居眠りして「ふが」とやってしまう。

夜、大雨になったので、 やはり総合図書館で勉強していた真面目な某氏と一緒にタクシーで千石に戻り、 某居酒屋で夕食。日本酒を二合ほど飲む。それから帰宅。

『デイアフタートゥモロー』を途中から見る。 災害映画は基本的におもしろいが、現実の政治状況を考えると、 ハリウッド・リベラルというか、なんとも夢見がちな映画だ。

今日のニュース


19/Nov/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

早朝

なんとか起きて研究室へ。

真夜中

朝、大学でコピーを済ませてから若松河田にある某女子医学校へ。 奇跡的に遅刻せずに出席する。 が、午前中のシンポジウムは記念講堂の椅子で爆睡。 起きてから、発表原稿が時間通りに読めるかどうか試してみて、 1.5倍速ぐらいでないと15分では終わらないことがわかる。

昼食は大学の生協で。 入口でメニューをよく見ていなかったため、 エビフライとヒレカツのセットを頼んでしまい、 エビフライしか食べられず悲しい思いをする。

お昼すぎ、某臓器提供制度のサーベイ論文で発表。 報告時間を少しオーバーしたが、某氏の助けなどもあり、 つつがなく終わる。よかった。 これでもうこの論文に関してはひとまずおしまい。 ちゃんと本になって出るといいけどなあ。

発表後は、他人の発表を聞いたり、講堂で爆睡したり。 夕方、ポスターセッションが始まったころからみなで飲み始める。 懇親会はうまいカレーやらワインやら何やらを飲み喰いしていると あっという間に終わってしまう。ビール、ワイン。

そのあと、某氏や某先輩や某同僚の方々と新宿に繰り出し、 ビヤホールで二次会。気のおけない人が多かったせいか、 楽しく飲む。ビール。 某君を新南口のあたりまで送ってから、 タカシマヤのイルミネーションを堪能して帰宅。 今日は慣れないスーツとクツで疲れた。 明日は普段着で行こう。


19/Nov/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

勉強中。

夕方

お昼前に起きて、某勉強会の準備。お昼すぎから某勉強会。 メタ倫理とか功利主義とか。ちゃんと理解していないと教えられないので、 しっかり予習すること。

もう夜。最近はすぐに外が暗くなる。

「微妙」「違和感を感じる」という表現は、自分では使いたくないが、 なぜこのような表現が好まれるのか考える必要がある。

(注: もちろん、「考える必要がある」というフレーズは、 当面は考える気がないということである)

夜2

帰宅して先週作ったカレー。ジムは明日にしよう。

Google Scholar。なんかすごいらしい。翻訳もベータ版が始まったようだし、 がんばってるなあ。

今日やること


19/Nov/2003 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

わ、「毎日コツコツ勉強しなければ」と言いつつ、半日寝てた。大学に行かねば。

エレベータの「閉」と「開」の区別を間違えるという話だが、 あれは記号(「><」と「<>」)の方がまぎらわしいのであって、 間違える人に責任はないと思う。 オレもよく老人や女性を狭んでしまう。

エスカレータとエレベータの区別は最近なんとかできるようになった。 しかし、これもまぎらわしいので、 エレベータはイギリス英語のように「リフト」と呼ぶべきだと思う。 そもそも、国立国語研究所は、なぜこの問題を取り上げないのか。 「インセンティブ」や「アイデンティティ」について考える前に、 まずこうしたまぎらわしい外来語をどうにかしてくれ。

外来語ではないが、 個人的になんとかしてほしいのが、「禁煙席」と「喫煙席」。 「きん」と「きつ」で大違いというのはたいへん困る。 おかげでオレ自身、新幹線の喫煙席に乗ってしまったし、 知り合いの切符を代わりに買ったときも間違えて喫煙席の切符を 買って渡してしまった。

世の中に対してまだいろいろ苦情はあるが、ひとまずこのへんでおいといて、 大学に行かねば。

お昼前

要らないことを書いていると、案の定朝のゼミに遅刻してしまった。 プロメテウス、反省。MRFS(多重リスクファクター症候群)と 生活習慣病の関係についての発表を聞く。いつも勉強になる。

昼下がり

院生室の掃除を少し手伝う。

夏から放置していた某書評をやっと仕上げる。明日が〆切なので。

さて、明後日の発表の準備をせねば。

夜2

ちょっと某氏に電話をしてから帰宅。 お腹が減っていたので、また地下鉄に乗る前にパンを買って 車内で食べてしまった。

帰宅してからコンビニに行き、公共料金を支払う。 ついでにCD-Rも一枚買う。 オーストラリアで撮った写真を現像するため。

夜中

オーストラリアの写真を整理していると、なんだか悲しい気分になる。 楽しかった思い出が持つ、もう時間は戻ってこないというあの感じ。

真夜中

あれ、電話とかメールとかしてるとぜんぜん勉強できなかった。 もう寝なければ。うう。


19/Nov/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

たまっていた新聞をやっと読み終える。寝よう。

お昼すぎ

お昼まで寝てしまう。授業の準備をせねば。

昼下がり

ヒュームの勉強中。もう行かねば。

あっ、洗濯するの忘れた。

昼下がり2

明日やること: 洗濯、アイロン、散髪。

授業終わり。また自転車で行ったので激しく疲弊する。年なのか。 授業はヒュームの続きで、予習不足のわりにはペラペラとしゃべることができた。 C。中間レポート回収。

夜2

カレーを作って食べる。眠い。

机に向かっている時間…4.5hr
今日の勉強時間…3.5hr
マルクス係数…0


19/Nov/2001 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

昨夜は、CD-Rを一枚焼くのに4時間近くかかってしまった。 ドライバやソフトをインストールしたりするのに手間取った。

それから銭湯に行き、銭湯ってコンピュータも本もないし、 もの考えるのに適しているな、これからは閨房哲学じゃなくて銭湯哲学だな、 いや、ヨクジョー哲学か、などと考えながら湯ぶねにつかり、 のぼせるくらい暖まってから下宿に戻ってきた。

それから海親子丼(しいたけ入り。そろそろ売りに出せそう)を作り、 ようやく一息つく。とある高校生が「入試の小論文で出そうなので アイデンティティについて教えてください」とメイルしてきたので、 今夜はそれに答えなければならない。アイデンティティねえ。

真夜中2 (午前)

アイデンティティ書簡

というわけで今まで、 これまで考えたこともなかったアイデンティティの問題について考えていた。 せっかく書いたのでメイルの内容を以下に転載しておこう。 あ、3.のあたりは某君に少し助言をもらった。 したがって、 そこらへんの議論のいいかげんさの責任はぜんぶ彼にある :)

某大学受験生 wrote:

> 大学の推薦試験の小論文を書くためにいろいろ小論文を書いて勉強していた
> のですが、アイデンティティの題目の小論文だけあまり意味がわからず、全
> 然書けません。実は推薦試験が****にあります。それまでに何とかアイデン
> ティティについて知識を持っておきたいと思います。できれば早めにお返事
> をメールでいただけたらと思います。本当にすみません。よろしくお願いし
> ます。

某大学受験生 wrote:

> 小論文のタイトルは「自己と他者のかかわりについて」です。
> この小論とは別に、先生からもアイデンティティの題目での小論はよく出る
> から勉強しときなさいって言われたからでもあります。

1. アイデンティティ: 自分であること、自分らしさ、ホントの自分

まず、アイデンティティの意味ですが、一般に自分のアイデンティティとは、 自分が何者であるか、という意味です。「お前誰やねん?」と訊かれて、「お れは云々だ」というときの、うんぬんの部分があなたのアイデンティティです。 だから、自分の身元を明らかにする免許証や学生証はまとめてIDカード、すな わちidentity (identification) cardと呼ばれます。

しかし、IDカードに書いてあるのは自分の社会的身分(高校生、大学生、会社 員)ですが、この小論文で問題になるようなアイデンティティというのは、 「他人から見て自分が誰か」という意味でのアイデンティティではなく、「自 分にとって自分は何者か」という意味でのアイデンティティです。たとえば、 ぼくがビートたけしは誰かと訊かれたら「お笑い芸人」と答えるでしょうけれ ど、本人は自分のことを映画監督兼俳優と思っているかもしれないし、もっと 違う仕方で自分のことを理解しているかもしれません。同様に、ぼくにとって は、クリントンは助平な元米国大統領ですが、本人は、世界平和のために努力し た立派な米国大統領兼良き夫だと思っているかもしれません。この二つ目の意 味でのアイデンティティは、「ホントの自分」とか、「自分らしさ」という風 な言葉で理解できると思います。「おれ、昼間は日雇い労働してるけど、ミュー ジシャン志望やねん」というような人は、社会的なアイデンティティは日雇い 労働者だけど、自分的にはミュージシャンの卵なわけです。ここまでついてき てくれたでしょうか。

2. アイデンティティの喪失、危機、脆弱性

さて、そこでこのアイデンティティのなにが問題かというと、今日ではこの 「自分らしさ」「ほんとの自分」としてのアイデンティティが見つけにくくなっ ている、と言われてるんですね、とくに社会学とか教育学で。下にインターネッ トで「アイデンティティ、喪失、危機」というキーワードで検索したページを いくつかコピーしておいたので見てくれたらわかりますが、 要するに今日の流動的な社会では、 「私は何々社の課長です」とか「私はだれだれの妻(彼女)です」 という形で自分を「定義」するだけではすまされないわけです。 なぜなら、こういう形で自分を定義すると、いざ会社を首になったり、夫ある いは彼氏と別れたりしたときに、「いったい自分は何者なんだろう」という深 刻な自己喪失感に陥ってしまう危険があるからです。

こういう「おれってなんだろう」「おれが生きてて何の価値があるんだろう」 とかいう疑問を持つことを、アイデンティティが危機に陥っているという風に 言います。大学に入るまで一生懸命勉強してきたけれど、大学に入ったとたん 目標を喪失して引きこもりになってしまうとか、今まで尽くしてきた彼女に振 られてこれからどうしたらいいのかわからずとりあえず首をつってしまうとか いうのも、まあアイデンティティの喪失状態にあると言えるでしょう。ほかに も、街のアイデンティティの喪失、帰国子女のアイデンティティの危機なんて ことも言われたりしますが、これがどういうことかちょっと考えてみてくださ い。

3. 生きがい、自分探し、自分らしさと他人との関係

というわけで、アイデンティティとは「ホントの自分」のことで、この「ホン トの自分」を見つけるのが今日の社会では難しいというのがここまでの話です。 じゃあ「ホントの自分」を見つけるにはどうしたらいいのか、というのが最後 の問題になります。子育てを終わった女性や、会社勤めを終えた男性が、生き がいを失い、むなしさを感じて新興宗教に走る、なんてのは「ホントの自分」 を見つける旅に出たと考えられますが、これが賢明な選択なのかどうかは一概 には言えません。大学に入った自分がどういう風に「ホントの自分」を探すの か、ということについて自分でよく考え、小論文に書くといいでしょう。

結論へ至るヒントとしては、ここで視点を変えて、アイデンティティと他人と の関係について考察することです。今まで「自分」ばかりに照明が当たってま したが、「自分らしさ」(自分の性格や人格)というものは、ひとりでにできる ものではなく、親や友人との交流によって形成されるものです。親が反面教師 になったり、友人の真似をして同じ音楽を聴くようになったり。それに、やは り「ホントの自分」の大きな部分は、「だれそれの娘としての私」とか「だれ それとだれそれを親友に持つ私」というように、家族や友人抜きには語れませ ん。つまり、「自分らしさ」というのは他人との関係抜きには語れないという ことです。だから、「ホントの自分」を見つけるひとつの有効な方法としては、 家族や友人との関係について見直し、安定した人間関係を築いていくことだと 言えるでしょう。(家庭が崩壊したり、恋人がつぎつぎに変わっていったり、 引越し続きだったりすると、アイデンティティの危機に陥りやすいというのは 想像できる話ですよね)

4. まとめ

もう一度まとめておくと、(1)アイデンティティというのは自分にとっての自 分、「ホントの自分」のことで、(2)社会が流動化している今日においてはこ の「ホントの自分」を見つけるのが大変なので、(3)他人事と思わずに大学に 入ったら他人(友人や家族)との関係を見直しつつ、「自分探し」を真剣に行な う必要がある。…なんて書いたらまあ合格点はもらえるんじゃないでしょうか。 (3)についてはもうちょっと自分で、あるいは友達や先生と相談してよく考え てください。また、「今日の社会においてはアイデンティティの確立が難しい と言われるが、それはなぜなのか説明せよ」なんて設問も考えられますので、 下の引用なども参考にして考えてみてください。

参考にしたウェブサイト

http://risya3.hus.osaka-u.ac.jp/ikemoto/ol.htm

E・Hエリクソンによりますと、「アイデンティティ」とは、『「自分はこの 点が他人より優れている」という一般的な優越性あるいは長所の意識です。こ の優越性は、周囲の人間あるいは社会が決めている人間一般の一般的な価値』 であり、『もう一つは役割関係です。たとえば自分が父親ならば、家族の中で 父親の役割をきちんと果たしている、あるいは子供であれば、いい子供として の役割を果たしているというようなことです。ある社会の中で、自分が立派な 社会的役割を果たしているということ』(「自分」を生きるための思想入門  竹田青嗣芸文社より抜粋)により確立され、安定される心性だそうです。

http://www.nichigai.co.jp/newhp/dcs/sample/dcs09.html

"アイデンティティ","identity","自我によって統合されたパーソナリティー と社会・文化との相互作用を捉える概念。精神分析学者・エリクソンによって 広められ、自己同一性、自我同一性、主体性・帰属意識などと訳される。青年 期はアイデンティティの危機の時代で、自己探求のための猶予(モラトリアム) が必要とされる。近年は「私という感覚(I-ness)」という用語も使われている。

http://www.page.sannet.ne.jp/keikoaquavita/crisis.htm

熟年離婚の急増に深くかかわる共通の問題
(1) 人生の選択に迷える女性たち(女性の結婚観の多様化)
(2) コミュニケーションの欠如
(3) 子供の自立だけを求め、妻のアイデンティティは消失
(4) 男らしさ、女らしさという刷り込まれた性差による意識のずれ
及び男性、女性のライフスタイルからの生活観・異性観・結婚観の違い
これらの問題が夫の定年・子供の自立をきっかけに表面化してくる。その時妻 は今までの自分を振り返り、アイデンティティのなさに気づき失望し、この先 どう生きるかについて心の葛藤が起きる。平均寿命80年から生れた子供抜きの 時代30年というまだあまり経験したことのない時代の中では、夫婦に選択が迫 られ、ここまでどういう人生を送ってきたかが問われるときである。

とくに、現代女性は夫、家庭、仕事、職場…といった自分以外の何かに本当の 意味で深くかかわることに充足と安定を得にくく、それらへの帰属意識が生き がいになるような社会条件にあまり恵まれていない。かつては、「いえ」が1 つの社会を意味する時代では、女性が妻になり、母になることはそれなりの社 会地位を意味していた。また戦後の高度経済成長の時は、男は外で働き、女は 家庭を守るという役割分担によって、豊かな生活を共通の目的として、あるわ く組みの中で協力し合ってきた。そのなかでは、一人前の社会的女性として一 定の役割・帰属意識があった。しかし、現代は結婚しても核家族であり、また 働いていても女性は仕事の上であくまで補助的な役割が多く、強い帰属意識は 持てない。夫ともお互いの結婚観のずれから子供に自分の社会意識を同一化し てしまい、子供に全てを賭けてもいずれ母親からは離れるのである。

http://www.nifty.ne.jp/forum/fcomedy/about/ura/opening024.html

なんでそれほど、正統な学問が大衆の尊敬をかちえられなくなったのか。逆に 言えば、単なる雑事の記録に過ぎない(と、言えば言える)当会議室のような大 衆文化研究が、昨今大きな脚光を浴びはじめているのか。それは、たぶん21 世紀に向けて、最大の問題として提起されなければならない、われわれ個人の アイデンティティ危機にカンケイしているのである。

かつては国家が担っていた、または出身地、出身校、所属する共同体が代替し ていた、個人の主体性保持が、価値観の多様化、情報伝達、人の移動手段の進 歩、文化の混交などにより、すでにその能力を失って久しい。現代、そして近 い未来は、個人一人々々が、そのアイデンティティを、己れの責任において己 れで確保しなければならない時代なのである。

…てなことを書いてメイルした。どうだろうか。

推薦入試合格
推薦入試不合格
合格どころか、 このネタで新書が一冊書けます
いや、 こんな陳腐なこと書くようじゃそもそも推薦されないでしょう

その他のコメント:

/

お昼すぎ

さっき起きた。昨夜の流星は気づいたときにはすでに終わっていた。

ハリー・ポッターは12月1日からか。これは映画館に観に行こう。

昼下がり

ネットで新聞に目を通したあと、 うどんを食べる。

あれ、スモーキーロビンソンって、よく見ると郷ひろみに似てるんだな。

夕方

散歩がてら歩いて郵便局へ。ついでに北大路の本屋にも寄る。 『日本の論点』を買うべきかもしれない。

CCRの6枚組ボックスセットがもうすぐ出るらしい。欲しいな。

そういえば高野橋が復活していた。

炊きこみご飯を食べる。 めんどくさがらずにニンジンを切って入れるべきだったと反省。

すべての教えを教師と本から得ている人は、たとえ詰めこみ勉強に甘んじるという、 陥りやすい誘惑を免れるとしても、 ある説の両面をきかなければならぬという立場にはいない。 したがって、両面を知るということは、 思想家たちのあいだでさえ、ごくまれにしか達成されることではない。 そして、だれもが自分の意見を擁護して言うことのうちでも、 もっとも弱い部分は、人が反対者への返答のつもりで述べていることなのである。

関嘉彦責任編集、『ベンサム、J.S.ミル(世界の名著49)』、中央公論社、1979年、266頁

ん、これは以前も引用した気がするな。


19/Nov/2000 (Sunday/dimanche/Sonntag)

けだるい日曜日。つい半日寝てしまう。雨。

古本屋で買った本

某氏のために本を探しているのだが、なかなか見つからない。 どうもオンラインで探した方が早そうだ。

国立映画劇場

今夜は勉強する予定だったが、 某友人から映画を見に行こうという誘いが来たので、 「神さま、明日からまた真剣に勉強します」 と誓いを立ててから、一緒に見に行ってきた。

場所はウォータールー駅のそばの国立映画劇場。 世界中の名画(といっても大方は西洋の映画だが)を上映しているところ。 そこで『エロティコン』という1929年に撮影されたスウェーデン映画を観る。 もちろんサイレント映画。 場内に入るとピアノが置いてあるので何かと思ったら、 おどろいたことに生のピアノ伴奏つきだった。 そうか、昔の人々はこうやって映画を見ていたのか、と納得する。

名前はいやらしそうな映画だが:-)、 内容はラブコメでもちろん裸は出てこない。 少しだけ笑わせてもらった。C。

[St. Paul Cathedral]

上の写真は、映画が始まるまで時間があったので、 テムズ川のほとりを散歩したときに撮ったもの。 ちっちゃくてなんだかよくわからないが。


11/19/99 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼

昨夜は下宿で科哲の予習などをする。 某コンビニでついモーニングなど買ってしまう。 725円(だったと思う)。 真夜中に就寝。

朝9時に起きてシャワーを浴び、大学へ。 百万遍の某銀行に来た時点で、 下宿に財布を忘れてきたことに気付く。ああ。つかん。 しかも、肝心の給料は振り込まれていない…。 今週末に死ぬかもしれん。

相当気落ちしながら、下宿まで財布をとりにいく。 それから銀行で小額紙幣を引出し、 某喫茶店へ。ニュートンの絶対空間の勉強。 いっぺんバケツを回してみないとなあ。

お昼前に大学へ。勉強勉強。

あ、ソウルスターラーズが12月8日に大阪でライブするらしい。 詳しくは交番に行って警官に尋ねてみよう。


昼下がり

スクラーの授業終わり。来週、当番が回ってくる。 宿題を出すと高らかに宣言される。


中央購買部に行って蛍光ペンを買う。399円。 発色がよく長もちする蛍光ペンはなかなか見つからない。 今回は差し込みカートリッジ式のやつを買ってみたが、 たぶんすぐに壊れるであろう。

それから中央食堂へ。 レジでお金を払うときに TUOカードを使うと10パーセント引きになると書いてあったので、 はじめてカードを使って支払った。う。これは便利。 しかし、カード地獄の入口がほのかに見えてきたような気が…。

鯖の生姜煮、カボチャ煮、ジャコおろし、その他。453円。


『合意による道徳』の無味乾燥な第一章を苦心して読み終わる。 抽象的であり、しかも話がどこに行くのかわからないので 読む方にとっては拷問である。これは翻訳のせいだけではない。 第二章以降もこうなのだろうか。だとしたら地獄だ。

いや、まあ、あと10年して読むと内容がもっとよくわかって 楽しいのかもしれないが。


某所でポケットラジオを買う。 クレジットカードで1万円するのを買ってしまった。 あああああ。またやってしまった。あああ。カード地獄。

知らないうちにラジオも進歩してて、 液晶表示、自動選局、巻取りコード式イヤホン、 等々、便利な機能がついている。 ついでだからと思ってAM、FM、TV、それに短波(*1)まで入るのを買ってしまった。

携帯ラジオを買った動機は、 最近ビジネス英語を録音できない機会が多かったので、 ラジオとMDウォークマンがあれば外でも録音できるだろう、 と思ったから。 しかし、MDウォークマンとラジオをコードでつないで録音しようとすると、 ノイズが入ってしまい、まともに録音できない。 困った。というかバカだ。 ううう。情報求む

まあそれはそれとして、 携帯ラジオというのはおれみたいにテレビをまともに見ないもの にとっては非常に便利な情報媒体である。はっきり言ってすごい。 す、すごいっす。 自転車に乗りながら某教授のクローンについての講義が聴けるっす (さっきAM828でやってた)。 ひょっとするとこれはおれの人生を大きく変えるメディアかもしれない。

買物をしたあと、いったん下宿に戻ったのだが、 某所でお好み焼きを食べてから (+冷奴で930円)、 ついまた大学に来てしまう。 早く下宿に戻ってGREの勉強せねば。


*1 たんぱ【短波】
慣用的な電波区分で、波長が一〇〜五〇メートル(周波数が六〜三〇メガ ヘ ルツ)の電波。また、一般に中波より波長の短い電波をいう。電離層の反射に より、遠距離通信が行える。(『大辞林』より)


11/19/98 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中、下宿へ戻る。極寒。

勉強の途中、非常に眠くなり、こたつで朝まで寝てしまう。 あっ。また普通ごみを出し損ねた。

昼、カレーを食べすぎて気分が悪くなる。 再び頭皮まで汗をかいたので、入浴。 久しぶりに風呂にお湯をはる。 勉強はかどらず。

倫理学入門読書会の予習をしていたら遅くなってしまい、 名和先生の授業に出そびれる。 しかたなく喫茶店に行き、ホットオーレを飲みながら、サンデー、マガジン。 最近はサンデーを読むのに一番時間がかかる。

今晩もカレーを食べなければならないのかと思い、げっそりする。


倫理学入門読書会(「方法と道徳理論」その2)。 サンデルのunencumbered self(負荷なき自我)に対抗して、 uncucumbered selfという言葉を思いつく。 「きゅうりなき自我」。


11/19/97(Wednesday/mercredi/Mittwoch)

・真夜中・

・おっと、もう次の日。昨日は皆で夕ご飯を食べた後にロック読書会をやって、 それから少しお仕事をしました。

・明日もロック読書会があるので、今からちょっと予習。

・やっぱ病気ネタ(しかもくだらないもの)はだめですよね。堪忍堪忍。反省反 省。


・さらに真夜中・

・ギターを真面目に練習(近所迷惑)。そろそろ下宿に戻って寝ます。


・お昼・

・う〜む。ずいぶん寝てしまった。ここしばらくの間モーニングを食べられる 時間に起きてないな。


・昼下がり・

・どうやら死刑廃止論を本気でやる必要がありそうだ。気合いを入れてやらね ば。


・夕方・

・銭湯に行ってきた。変なおじさんが大声で、「わしは昨日ここですべって転 んだんぢゃ。ここぢゃここぢゃ。けしからんけしからん」と延々と独り言を述 べていた。ううむ。


・夜・

・ロック読書会終わり。あまり進まず。


・ロック読書会が終わってから、滋賀大の某教授と3級の仕事を後ろからのぞ き込んでいると、夕食にお供させてくれることになった。感謝。


11/19/96

昼すぎ。2コマ目、3コマ目をパスしてしまう。さ、さぼりじゃあない、病院に 行ってたのだっ。心電図を取ってもらったが、やはり不完全右脚ブロックとい う、バレーボール的な病名を告げられる。しかし非常に小さな異常なので、そ の病名にも値しないほどらしい。ただし念の為にこれからは毎年チェックした 方が良いとのこと。うーむ。やっぱり人間っていろいろな条件を背負って産ま れてくるんだなあ。

ギターの話 は反論者本人の希望により一部削除。やはり公表して良い手紙か、良くない手 紙かは事前に聞いておかなければならないと反省。昨日帰りの電車でリンリー 教授に出会ったので、リンリー教授 の意見も今日か明日載せておくことにする。


夜。4コマ目は諸般の事情により休講。ギターの話はいろんな人に意見を聞い たが、紛糾。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Sun Nov 27 17:11:31 JST 2016