僕は、大学を出て助手になって助教授になってという、 いわゆる学者や研究者のコースから外れているし、 雑誌を作っていて勉強もできない。 知識不十分だという意識がいつもありました。 それをカバーするには、自分の頭で考えるしかない。 不思議に思ったら、自分で答えを考える。 そんな習慣がつきました。考えることが一種の楽しみになりました。
---英文学者 外山滋比古、朝日新聞2011年5月11日夕刊
何々だったという過去形はどうしてもゴシップになりがちなので、 現在形と未来形で喋る。すると、夢のような話になるんですね。 みな、自然と熱を持ってしゃべり出します。
---外山滋比古、朝日新聞2011年5月13日夕刊
定時起床。昨晩はOptiplex 755のSSDの換装をして週アスを読んでから寝たので 寝不足。ゴミ出し、髭剃り、朝食、朝刊。
朝、家の用事を済ませてから大学へ。午前中は授業の準備。お昼すぎ、授業開 始5分前に昼食。それから某講読。ムーアの続き。
昼下がり、研究室で用事をしてから一旦帰宅してタクシーで衣笠へ。葵祭りの 影響な幸いなかった。夕方、某講義。功利主義と公共政策。終了後、某妻とタ クシーで帰宅。娘を保育園に迎えに行く。娘としばらく散歩。月を見たり。
夜、夕食。そのあとソファで一瞬気絶。
夜中、娘と風呂に入り、食器を洗う。娘の寝かしつけ。娘は機嫌がよく、ゲハ ゲハ大笑いしていた。わたしもたまには大笑いしないといけない。某妻はわた しの風邪が感染ったようで体調が悪そうで気の毒。
さて、新聞を読んだら寝よう。
定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。
朝、娘を保育園に送ったあと、本三駅前の喫茶店で勉強。
お昼は某ラーメン屋で酸辣麺。
お昼すぎ、某院生と某研究相談。それからしばらく雑用。
昼下がり、某ミーティング。そのあと、某発送作業の手伝い。
夕方、某ミーティング。そういえば、先日初期不良で送り返した某iPadのキー ボード付ケースが再送されてきていた。今度は大丈夫の様子。
夜、雨の降る中、研究室で使っていた三菱のディスプレイを持って地下鉄で帰 宅。夕食。
夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗ってからApple TVをいろいろいじる作業。ディ スプレイをセットアップすると、Apple TVが使えるようになった。といっても、 それほどできることは多くないが…。家のネット環境もADSLでそれほど速くな いので、映画をダウンロードしながら見るというのも辛そうだ。iPodとiPadに はRemoteというAppをインストールしておいた。
朝、少し遅めに起きる。シリアル、昨日の新聞、シャワー。 今日は初夏の良い天気。
お昼前に家を出て、新宿で某外国人と落ち合い、 某妻の実家へ。某駅前で立ち食い蕎麦を食べる。
某妻の実家で某外国人と夕方まで過ごし、 それから駅前で少し買い物に付き合ってから見送る。 一人でまたバスで某妻宅に戻ってくる。
夕食後、某娘を風呂に入れる。少し大きくなった。 某妻が(以前わたしが買ってきた)チョコクッキー等、 甘いものを食べていたせいか、顔の発疹がひどかったらしい。 まだ顔が赤いのが気の毒だが、少し仕草が人間らしくなってきたようだ。
夜中、某オンライン研究会。真夜中近くまで。
さて、もう少し雑用をしたら寝よう。首の右側が痛い。
今日は休日だが定時に起床し、某船底掃除の手伝いをしに、 某妻と一緒に逗子へ。お昼ごろに着き、夕方まで働く。
夜はバーベキュー。スズキとかタコとかタチウオとか。うまい。 帰りは普通で帰ってきたら、かなり時間がかかった。 真夜中に帰宅。
あまりに寒いので、某妻を終日説得して、 夜中にガスファンヒーターを付けてもらう。ふう。
ひさしぶりに小説を読んでいる。
早起き。シャワー、朝食。
早目に出勤。某講義の準備など。これから講義。 体調が今ひとつだが、がんばろー。
午前中の講義はそれなり。 一つ、オチのない冗談を言ってしまい、つらい思いをする。
お昼は某氏と近く(春日通り)のラーメン屋で。店が少し大きめのせいか、 出てくるのが遅かった。味はそれなり。
お昼すぎから昼下がりまで、某先生といろいろ相談。某テキストの件とか。
夕方、某氏らと某スライドの準備。 そのあと、某院生とも少し相談。
それからようやく研究室に戻ってくる。疲れはてて、しばらく寝袋。
某妻が研究室に来たので、机を並べて勉強する。 いろいろ机の上にたまっていた雑用を片付ける。
夜中、帰宅。朝刊と夕刊。
脳死移植についてもいろいろ考えたいのだが、時間がない。
なんとか起きる。ひさしぶりに晴れ(少し曇っているが)。 ゴミ出し、シャワー、朝食、朝刊。
いろいろ忙しい。心を落着けていこう。
午前中、少し二階の勉強部屋で勉強。
お昼前に大学へ。某ランチョン・セミナー。公衆衛生倫理学の歴史。
四川省の死者はすでに1万5千人近くに。 合掌。 日本の救援要員を受けいれることになったらしい(→どこに寄付したらいいんだろう)。
大統領選から撤退したエドワード上院議員もオバマ支持を表明。 ヒラリーは絶体絶命だな。何もなければ20日に決まるだろう。 撤退のときのスピーチを楽しみにしておこう。
昼下がり、某氏らと某練習。
夕方、某資料を作成するために、大量のカラーコピー。 カラーコピーって、めったに使わないから、なんだかもったいない気がする。
夕方、数時間かけてだらだらとカラーコピー。 某氏らと雑談ができてそれなりに楽しかった。
それが終わってから、書籍部へ。 書籍部の外でシュークリームを食べていると、 人を恐れない雀が一羽やってきて、まわりをウロウロしだしたので、 根負けして少し分けてやる。
書籍部に寄ってから御殿下のジムへ。2キロほど走ったあと、筋トレ。 帰宅後、夕食。そのあと、ソファで少し寝る。
傾斜を付けて走ったせいか、足がだるい。たぶんまた全身筋肉痛になるだろう。
3時間ほど真面目に勉強。もう寝よう。
起きる。晴れ。
定時出勤(少し早目)。午前中は某英語文献講読。相関関係と因果関係について。 勉強中に突然大雨になる。
お昼は某ランチョン・セミナー。代理出産について。
お昼すぎから昼下がりまで、某出版社の某氏と某相談。
昼下がりから某ミーティングと某院生の発表。
夕方、書籍部へ。『論文捏造』(新書ラクレ、2006年)を購入。
夜、某ミーティング。長くなりジムに行きそびれる。 今日こそ走ろうと思っていたのだが…。
帰宅。新聞を読まなければ。
夜中、買物ついでに某妻と散歩。少しchill outする。 眠いので早目に寝よう。
定時出勤。午前中は某英語文献講読。安楽死について、作為・不作為、 意図・予見など。
お昼は某定食屋で鰹刺身定食。
昼下がり、今日の研究会の予習。
夕方、少し新聞の切り抜き。
アマゾンから、QueenのNews Of the World (紙ジャケット使用)、 William Paley, Natural Theology, Jonsen, Clinical Ethics 6th ed.が届く。 ジョンセンはこないだ第5版を訳したばかりなのに…。
夕方、工学部のサブウェイに行き、サンドイッチを食べながら研究会の予習。
夜、某政治哲学研究会。クカサスの「グローバルジャスティスという蜃気楼」 の後半。 リアリズム、懐疑主義の立場からグローバルジャスティス論を批判する論文。 分配的正義に関するconception of justiceは不可避的に多元的であるから、 一つに統一しようとするとエリート主義的になるから正義の話をするのは よくないんだそうだ。あんまり納得しないが勉強になった。
その後、研究会の参加者とお好み焼きともんじゃ焼きを食べる。 ビール、焼酎(富乃宝山)。けっこう酔っぱらって帰宅。
今日のニュース
今日もお昼ごろに起きる。いかん。
水泳を続けているせいか、太ももが少し太くなった気がする。
歩いて研究室へ。翻訳。
雷。まだ気温は低いが、だんだん初夏に近づいているということか。 夕方の雷は嫌いではない。小さいころよくあった夕立を思い出す。
翻訳。進まない。
discussionは文脈によっては「議論」よりも 「話し合い」の方がぴったりすることに気付く。
今日も夕食にラーメンを食べてしまった。
眠いが翻訳。aspectは「側面」だが、「第一の側面」というような表現は あまり日本語的ではないので、「第一点」と訳した方がよいことに気付く。 これも場合によりけりだろうが。
今日は翻訳5頁半。がんばった。
万歩計は渋谷ハチ公前、神宮球場に着き、今は六本木を目指して歩いているようだ。
なぜか夜明け頃に起きる。老人になったということか。 あるいは、最近は夜中疲れ切っていることが多いので、爆睡しているのか。
昨日は午前中は南大沢に行き、ベンタムの勉強。 スミスとエルヴェシウスとベンタムの関係を勉強し、 ずいぶん見通しがよくなる。
南大沢でお昼を食べてから本郷へ。 研究室でちょっと休んでから神保町のゼミに出る予定だったが、 某氏から羽幌町の病院で起きた安楽死(おそらく正確には治療行為の中止) について一緒に論説を書かないかという誘いがかかったので、 ゼミの出席をあきらめ、夜までかかって論説を仕上げる。
それから、某氏と居酒屋で飲み、帰宅。 日記も更新できないほど疲れており、寝てしまう。
今日は勉強しよう。
洗濯。
自宅でちょっといろいろ勉強。これからジムに行く予定。
「未納」と「未加入」というfine distinctionが出てきた。 これは道徳的に重要な違いと言えるか?
大学生協で買物をして研究室へ。お昼を食べながら『ブラックジャックによろしく』 を読む。パターナリスティックで生命の神聖さを奉じてるよなあ、この研修医は。 しかし、大切な命を守ろうとするそのひたむきさに感動するわけだ。
命といえば、「いのち」と平仮名で書く人をよく見かけるが、 なんでなんだろう。産経はこういうのは非難しないのか。
夕方、研究室の椅子に座って少し寝る。リクライニングの椅子ならもっと快適 に寝られるのだが。
夜、ジムで汗を流す。 腹筋と背筋のマシン、 レッグカールのあたりはなんとなく使い方がわかってきたが、 スクワットとか胸と広背筋のマシン (呼び方を調べるのが面倒なので適当に済ます)は、 どうもうまく使えていないような気がする。 近いうちに某氏にでも教えを請うか。
夜中にむくと起き出して、コンピュータの整理。
一応宣伝しておくが、今週土曜日の午後から、 某頭葉大学で日本哲学会のシンポジウムが開かれ、 某名誉教授が発表されるそうだ。
実は、宣伝しなければならないのはその裏番組の方で、 午後2時から某灯台教育学部で開かれる某研究会で、 オレが「倫理学的思考における類推の役割(人工妊娠中絶の議論を例にして)」 というタイトルで発表するそうだ。
教育学の研究者に倫理学的な話をするように頼まれたので、 倫理学をやっていない人にもわかる話にする予定。 なので、「ヘーゲルの授業なんかに出るより、 ショーペンハウアーの授業に出た方がいいよな」という奇特な方は、 メールにて参加の意思をお伝えください。
早起き。某発送の準備。やっと送る準備ができた。
発送。無事届くといいが。
立命にセンが来るそうだ。 行きたいのはやまやまだが、ちょっと遠いな…。
ネットでいろいろ調べものをしているとあっという間に午前中が終わってしまう。 もったいない。まだ新聞も読んでいないのに。
本棚を物色中だが、なかなかこれというのがない。どうしようか。
そうめん。
近くのスーパーで買物。
今週のガーディアンに載っていたと思うが、ギリシア人は平均で一日六つのトマトを 食べるそうだ。いいなあ。英国人は2分の1個。
また、アメリカのハードコアポルノ産業は、 ハリウッド映画の国内収益と同程度(100億ドル=1兆2000億円ぐらい)だそうだ。 米国内のマリファナ栽培もそれ以上の収益があるそうで(250億ドル)、 こうしたブラックマーケットは米国経済の10%にもなるそうだ。
産経新聞を見ると、アニメを日本の主要産業にしようと経済界がもくろんで いるそうだ。マンガやアニメなどのコンテンツで勝負か。 映画もがんばればアジア市場で成功するんじゃないのかな。 今後は勤勉さだけでなく、創造力も養う教育を行なわないと、 文化大国にはなれないだろう。 …なんてまた産経抄みたいなことを書いてしまった。 いや、産経抄にも及ばないか。
「時間の密度」って、考えてみるとおもしろい表現だなあ。 密度は本来「物体の単位容積に含まれる質量」のことだから、 時間には密度は存在しない。 しかし、凝縮された内容の濃い一時間もあれば、 ぼーっとしている間に過ぎる内容のない一時間もあるので、 こういう表現が可能になる。 比喩というべきか、「密度」という概念の延長と言うべきか。
そんなことを言ってないで、密度の高い時間を過ごすべし。
まだ新聞を読んでいる。どうなっているのか。
「京大教授が不正論文、助手の研究引用 「不適格」と学会抹消」だそうだ。 農学部の教授とのこと。新聞記者からの質問に対して「複雑な問題で話せない」 としているらしいが、おそらくほんとにいろいろ複雑な問題があったのだろう。 こっそり教えてくれないかな。
夕方に少し寝る。
オニールの`The Power of Example'をもう一度読む。 「応用倫理学で具体例を使うのはいいが、 その道のプロ(医者や法律家)の問題設定を鵜呑みにするのではなく、 まずちゃんと状況把握(appraisal)から始めろ」という主張は重要。 しかし、 倫理学の推論って(この論文でオニールが前提しているように)、 みんな「大前提(道徳原則)と小前提(事例)→判断」 という三段論法なのだろうか。
野菜餃子、みそ汁、ほうれん草など食べる。眠い。
早朝に目覚めたので大学に来た。が、右目が痛い。 あんまり無理しないようにしよう。
生協ネットの方にも緊急避難用のページを作っておいた。 倫理学研究室のサーバも、 情報研のパスカルも落ちているときは、 こちらで日記だけ更新されるかもしれない。 念のため、 ブックマークを作っておくといいかもしれない :)
ゲストブックも作ってみた。 フォームでメイルも送れるようにしておいた。
ちょっと某勉強。
ひさしぶりに日記の整理をする。
まともな時間に起床すると、お昼にお腹が空くことを発見。 中央食堂に行こう。
外に出ると小雨が降っている。
中央食堂でグリーンサラダ冷麺(ツナ入)。可。パックの牛乳を無料でもらう。
シエスタは10分から40分ほどが良いそうだ。
どうもブリットニー・スピアーズはすでにいろいろ経験してるらしい。 別にどうでもいいのだが。
背筋を伸ばそう。深呼吸。
30分ほどシエスタ。
昨日の授業の台本を完成させる作業。あと一時間でやるべし。
2025年には、サラリーマンは月収の3割を年金の保険料に払わないといけない という予測が出たらしい (朝日)。 だんだん五公五民の時代に近づきつつあるな。
台本が書けた。 アンケートのまとめは週末にやろう。
ちょっと休憩したら、次は明日のニューズレター編集委員会の準備。
川崎で、ビルから飛び降り自殺をした人が、 ビルの側を歩いていた人が激突されたという話Woman hurt after hit by man taking death leap。 とても痛そう。飛び降り自殺した人は死んだそうだが、 下にいた人は重傷らしい。気の毒。
ん、ethicsのサーバ (ミル?)が復活した模様。というわけで、 パスカル、 生協の方は、 しばらく更新を停止します。緊急のときはこちらもご覧ください。
ミルにlynxをインストール。 なぜかC-x&_でundoができなくなっているので、 C-x&uという方法を覚える。 あ、C-/というのもあるのか。全然知らなんだ。 あれ、しかしこれも利かないな。バージョンのせい?
lynxは古いから、w3mを使えという天の声が来たので、 重い腰を上げてw3mのキーバインディングを覚えることにする。 とりあえずHでヘルプなので、少しずつ覚えていこう。 28の手習い。
w3mの使い方はだいたい覚えたが、 ブックマークの使い方がやはりまだ今いち。 lynxのようにうまく公開できる方法があるのか調べてみよう。
某大学の授業用に作っているPowerPointのファイルも公開。批判歓迎。
引き続き雨。帰れるのだろうか。
また中央食堂で食事。わかさぎの生姜揚げ(良)、麦ごはん(可)、 ホウレン草(良)、南瓜の煮付け(良)、味噌汁(可)、キムチ(良)。
あれ、RealPlayerOneをアンインストールしてRealPlayerBasic8を入れたりしてたら、 よけい音がおかしくなってきた。そういえば、以前もこんなことがあったよな。 全部入れなおしたら直ったんだっけ? まいるなあ。
そんなことをしてないで、勉強しよう。
今日の勉強時間…5hr
ミルの代議制の勉強をしていたら、 いつのまにか『自由論』の勉強に移行し、 言論と出版の自由について考えていた。 すべてはクモの巣のようにつながっている。
昨日から椅子に座りっぱなしなので腰がすこしやばい。養生しよう。
朝食を見逃す。
法哲学の予習。リグズ対パーマーとか。W.B. Gallieの `Essentially Contested Concepts'もざっと読んだが、 何が言いたいのかよくわからん。
法哲学の授業に出てきた。授業の内容は、 法における意見の不一致(disagreement)について。
「客観的であるはずの裁判において 裁判官のあいだで意見の不一致が起きるのはどうしてなのか」 という問題。とくにドゥオーキン流の法哲学では、 正しい答は一つしかないはずなので、 この問題にきちんと取り組む必要がある。
意見の不一致の問題は倫理学でも問題になるので、 そのうちちゃんと勉強しよう。
そのあと、図書館ですこしコピーをした。 ベンタムのバウリング全集も一部必要なのでコピーをしたが、 1843年の古い本のうえ、紙の質が悪いらしく、 ページをめくってコピーをするたびにどんどんちぎれていく。 しまいにはすべて粉になり風に乗って飛んでいくんじゃないかと思ったが、 そうなる前に無事にコピーを終えた。
帰る途中で古本屋に寄る。お金がないので高い買物ができない。
わ、あられが降ってきた。
しばらく仮眠する。
「2008年のオリンピックは北京でやるべきです。デモをしないと」
「なんで?」
「情報公開のためです。 人権問題を含めて、中国の様子を多くの人が知ることができるように、 オリンピックを北京で開催するのが望ましいと思います」
「えっらそうに。まだ行ったことないくせに、中国」
「いやまあそうなんですが」
「第一、北京は現在、建築ブームで空気汚染がひどいらしいけど、 これもオリンピックのせいなんじゃないの? それに中国政府は用意周到に見られたらまずいところは見えないようにするだろうし。 意味ないんじゃない」
「う〜ん、そういう問題もありますが、 とにかく中国の門戸開放を手伝うためにオリンピックは北京で開催すべきかと」
「ところで、ユタのモルモン教の一夫多妻制についてはどう思うの?」
「あれもオリンピックがからんでるらしいですね。 自由主義的には、他人の善の構想に口をはさむのは望ましくないということになる と思いますが、モルモン教の場合は一妻多夫を認めていないとか、 女性は12才ぐらいから結婚できるとか(注: 現在は法により16才以上になった模様)、 男女平等という視点からすると問題があるんじゃないでしょうか」
「ま、しかし多夫多妻とかになると秩序を保つのが難しいだろうから、 非対称にしておくのももっともかもしれんけど」
「そうですね。それにモルモン教は公式には一夫多妻を認めているわけではないし、 ましてや強制しているわけでもありません。 また、女性は基本的に一夫多妻を認めるかどうか自分で決められるわけですから、 モルモン教徒の女性が搾取されているというのは、 ポルノ女優が搾取されているというのと同じぐらいの 説得力しかないんじゃないでしょうか」
「しかし、この一夫多妻というのがある種の道徳的憤概を感じさせるのは、 こう、なんでなんだろうな」
「道徳的というより、ただ単に、あいつら乱交してるんじゃないか、 ハーレムを築きやがってちくしょううらやましいぞあのヒゲ野郎とか、 そういう下世話な感情なんじゃないですか」
「じゃあ最後にちょっと引用をして終わろうか。 『複数結婚は男性だけ、女性だけに認められるなら、 けっして正しくないと思いますが、男女両方に許されているのなら、 抽象的な原則に基づいた反論があるとは思いません』(マーサ・ヌスバウム)」
「ではぼくは、 現在問題になっているモルモン教徒が言ったとされる言葉を引用しましょう。 『わたしと妻たちがラジオ番組に出演したとき、 ある女性が電話で、あんたたち一夫多妻主義者は砂漠にでも行って、 わたしたちまともな連中から離れたところで自分たちの町を作ったらどうなの、 と言ったんです。わたしの答はこうでした。 一夫多妻主義者はすでにそれをやりました-- [わたしたちやあなたが住む] ソルト・レーク・シティがその町です』」
(22/May/2001追記: その後、問題のモルモン教徒は、 四つの重婚罪で有罪の宣告を受けた)
今日は朝からTOEFLの試験を受けてきた。
今回の試験会場である某同○社の新町校舎に行くのは初めて。 大体の場所はわかるものの正確な場所は知らなかったのだが、 今出川烏丸の交差点で某先輩を見かけたので、 先輩を尾行することによってうまく辿りついた:-)
今回は、TOEFLの前にTWEという英語で文章を書く試験があった。 30分ほどで200字から300字の文章を、 指定されたテーマに関して書かないといけないのだが、 なにしろ時間が短かいので大変である。 今回のテーマは 「集団や組織はなぜ人々にとって重要なのか、その理由を説明せよ」 というようなものだったが、時計を持っていなかったため、 150字くらいしか書けずに終わってしまった。反省反省。 次回は時計を持っていこう。
TWEでかなり精神力を消費してしまったので、 そのあとのTOEFLのテストで集中するのが大変だった。 第一部の聞き取りは少し聞きとれない部分があってかなしい思いを味わう。 あれはパートAの短い会話が最も勝負どころだと思う。 他の比較的長いやつは多少聞き逃してもなんとかなるが、 最初の短いやつは完全に聞きとる必要がある。
第二部の途中でがまんできなくなり、 さっさと問題を解いたあと、 試験官に断わってトイレに行かせてもらう。反省反省。 トイレは先にすませておくこと。
第二部の文法問題と第三部の長文問題は比較的楽に解けた。 ただし、第三部まで行くと集中力がほとんどなくなってしまい、 終わりごろにはアクビを連発していた。
しかしあれだ。 TOEFLを受けるためにけっこう高いお金を払ってるんだから、 しっかりやらないと金の無駄になってしまう。反省反省。
終わってから大学へ。持ってきた弁当を食べる。 眠いので下宿に戻って昼寝することにしよう。
昼下がりに古本屋めぐりをしたあと、下宿に戻って寝た。 用事があったのでちょっと大学へ。
『西洋倫理學史』という本を買ったのは、 「近世篇中」が17-8世紀英国道徳哲学を詳細に説明したものだったので。 巻末にある広告を見ると、 『英國の政治道徳の基調としての功利主義の發達』 という本も当時出版されていた様子である。 英国の倫理学が注目されていたのは、 大正デモクラシーの影響なのだろうか。
ところで、吉田某というのは東京帝大の教授らしいのだが、 「特殊即普遍主義」という倫理学説を唱えていたらしい。 むむ、なんかおもしろそう……
今日やったこと
ああ。あああ。ああああ〜。ガクシンガクシンガクシン。あああ。わああ。 あいやあいやあいや〜。ガクシンガクシンガクシン。わふぅわふぅわふぅ。 わふぅわふぅわふぅ。ガクシンガクシンガクシン。 ああ。今日金曜日の4時が〆切なんだよなあ。書けるのかなあ。 おれがんばれ。
目ばちこはそれほどひどくなることもなく直った様子。 もっとも、あれが目ばちこだったのかどうかは知らない。
こないだついに一日に2匹ナメクジが台所に出現したが、 幸いここしばらく見ていない。流しの下は密室であることを考えると、 ナメクジは空気が凝固して生じるのではないかという合理的推論をせざるを得ない。
ああ。ガクシンガクシンガクシン。
うわ〜。ガクシンガクシンガクシン。修論の要旨を考えて書かないと。 大変だ〜。ガクシンガクシンガクシン。
学振の申請書を執筆、手直し中。 しかし、修論の要旨がまったく書けずに苦しむ。大丈夫なのか?
うおう。じいざす。まだ全然書けてないっ。 …実はさっきからずっとベンタムのA Fragment of Government (『統治論断片』)を読んでたんだけど、 最近おれがベンタムの功利主義について想像していたことが、 ほぼ当たっていることがわかり、ついにロンブンの目処がついた。 くう〜、ベンタムはやっぱりそう思ってたんだ。 どういうことかは、学振の書類にこれから書くが、 詳しいことは修論で(ってだれも読まないか?)。
うわあっ。ききっ、喫茶店に行ってサンデーやマガジンやチャンピオンを 読んでる場合じゃないっ。何してんだおれっ。 ガクシンガクシンガクガクガクシンガクシンガクシンガクシンガクガクガクシン ガクガクガクシンガクガクガクシンガクシンガクシンガクガクガクシン。
ガクシンガクシンガクガクガクシンシンガクシンガクシンシンガクガクガクシンガクシンガクシンシンガクガクガクシンガクガクシンシンガクガクシンガクシンガクガクガクシンシンガクシンガクシンガクシンガクガクシンシンシンガクシンシンシンガクガクシンシンガクシンシンシン。ア。コワレテキタ。ガンバレオレ。ガンバレオレオレアレアレガンバレオレアレアレアレガンバレオレオレレンバガレンバガガレガレオレアレレンバガレンバガガレオレガレオレ。
わ〜〜〜い。終わった終わった。完徹して30分前に余裕を持って出せた。わ〜い。 内容はともかくとして、出せて良かった良かった。 完成版は今後の参考のためにのちほど載せておく。 さあ、これからビジネス・エシックスをやらなきゃいけないけど、 とりあえず下宿に戻って死ぬほど寝るぞっ。ああ。死ぬ。
・参上。
・今日は昼前に起きて、えんえん『存在の耐えられない軽さ』を観ていた。そ れについてはまた後で。
・んで、え○ち○ん(えっちゃんではない、念のため)に『コンチネンタル』と いうビデオを借りろ、と脅されていたので、ビデオレンタル屋に寄る。が、あ いにくそのビデオがなかったので、『嵐が丘』と『ジェーン・エア』を借りた。
・これから「倫理学入門書読書会」なので早急に準備をせねば。
・『人間とは何か』を読み終わったので(中野好夫の卑屈な解説はいただけな い)、次は同じマーク・トウェインの『不思議な少年』を読んでいる。おそる べき視点から物事が語られており、非常に面白い。
・読書会終わり。六人しか来ないのはなぜだ?
・では今日はこれにて退散。