(にーちぇ Nietzsche, Frederich Wilhelm)
人間の偉大さを言いあらわすためのわたしの慣用の言葉は運命愛(アモール・ファティ) である。何ごとも、それがいまあるあり方とは違ったあり方であれと思わぬこと、 未来に対しても、過去に対しても、永遠全体にわたってけっして。 必然的なことを耐え忍ぶだけではない、それを隠蔽もしないのだ、 --あらゆる理想主義は、必然的なことを隠し立てしている虚偽だ--、 そうではなくて必然的なことを愛すること……
---ニーチェ
ドイツの哲学者(1844-1900)。 神を死んだことにいち早く気づき、代わりに超人を作った人。
主著は『ツァラトゥストラはかく語りき』『善悪の彼岸』など。 伝統的に絶対的な真理や価値と考えられていたもの(神、真理、平等など) を次々と破壊したあと(ニヒリズムの項を参照せよ)、 神に使える奴隷道徳(slave morality)の代わりに超人を理想とする貴族的道徳 (君主道徳 master morality)を主張した。
2002年度の授業のPPTファイルも参照せよ。
10/Aug/2001; 26/Sep/2004
上の引用は以下の著作から。