ご挨拶

 
藤井幸彦
 この度、第25回日本神経内視鏡学会を2018年10月26日(金)、27日(土)の両日にわたり、新潟市(朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンター)にて開催させて頂くことを、教室員一同、大変光栄に存じます。
 本学会も1994年に第1回(早川徹会長)が大阪で開催されて以来、四半世紀の歴史が刻まれました。医療の低侵襲化が求められている中、脳神経外科領域において神経内視鏡診療はその低侵襲化を牽引する最も重要な分野となっています。時代の要求と共に発展し、約二千人の会員数からなる学会に成長しております。その歴史の中、新潟での開催は、2004年に第11回(田中隆一会長)以来、2度目となります。前回は、メインテーマを「より安全な低侵襲手術を目指して」として、新潟中越地震の余震が残る中で開催されましたが、皆様のご理解とご協力の下、実りの多い学会となりました。中でも、現在の神経内視鏡技術認定医制度の基盤が整備されたことが大きな成果として挙げられます。
 さて、今回、第25回のメインテーマは、「神経内視鏡の展開と挑戦」とさせて頂きました。
神経内視鏡の診療・研究・教育への展開、そして更なる技術革新への挑戦を基軸として、特別講演、教育講演、シンポジウムなどのプログラムを構成する予定です。またシンポジウムのテーマとして、各疾患領域における神経内視鏡の現状の課題と将来展望、顕微鏡下手術から鏡視下手術手術への転換と展望、高解像度・高精細化・高コントラスト化への期待、4K-8K化の実際、神経内視鏡手術のスタンダードと新技術、低侵襲性と安全性の両立、神経内視鏡と画像シミュレーションなどを企画しております。尚、今回の技術認定制度に基づく学会主催講習会は、学会前日の2018年10月25日(木)に予定しております。
 新米の収穫を得た新潟の地で、参加される皆様の学びの豊かな実りにお役に立てますよう鋭意準備していく所存です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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