第41回日本がん看護学会学術集会

患者・家族参画プログラム

患者・参画オリジナルプログラム

オリジナルプログラム1

看護 レンジャー ~その悩み、私たちに任せてください!~

オリジナルプログラム2

知っておきたい! 兵庫県のがん医療・看護の取り組み

第41回日本がん看護学会学術集会 聴講可能プログラム

会長講演

原点回帰 ~がん看護の未来に向けた新たな価値を創造する~
講  師
平松 貴子
(川崎医科大学附属病院 看護部長 がん看護専門看護師)
座  長
片岡 純
(愛知県立大学 看護学部 成人慢性期看護学教授)
日  時 2027年2月27日(土)9:30~10:00
会  場 第1会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール北)
開催方法 現地開催

特別講演

特別講演1

ナイチンゲールに学ぶ看護のアイデンティティ  
講  師
秋元 典子
(甲南女子大学 学長)
座  長
平松 貴子
(川崎医科大学附属病院 看護部長 がん看護専門看護師)
日  時 2027年2月27日(土)10:00~11:00
会  場 第1会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール北)
開催方法 現地開催
企画意図 秋元典子先生は、がん看護をご専門とされ、ご著書『看護のアイデンティティ』(ライフサポート社)、『看護の約束』(照林社)において、看護職の本質を深く問い直してこられました。 先生は戦後日本の看護の歴史を検証し、医師の指示に従属する存在として揺らぎがちな看護職に対し、「看護のアイデンティティ」という確かな指針を示されています。また『看護の約束』では、社会に向けて「看護はこういうことができる」と自ら語ることこそが看護職の責務であると説かれ、命を守り暮らしを支える専門職としての独自性を明らかにされています。
本講演では、看護の専門性と主体性について改めて見つめ直します。さらに、学会テーマ「原点回帰~がん看護の未来に向けた新たな価値を創造する~」と重ね合わせ、歴史的背景と現代的課題を踏まえながら、がん看護が未来に向けて果たすべき責務と新たな価値の創造を探究するご講演をいただきます。まさにナイチンゲールが示した看護の原点を手がかりに、現代のがん看護が社会に対して新たな価値を創造していく道筋を探る示唆をいただけると考えています。

特別講演2

アートと医療の融合 ~生命(いのち)に向き合うデザイン~                    
講  師
横田 ヒロミツ
(川崎医療福祉大学 医療福祉マネジメント学部 医療福祉デザイン学科 学科長、
特任教授)
座  長
渡邉 眞理
(湘南医療大学 保健医療学部 看護学科 臨床看護領域 教授)
日  時 2027年2月28日(日)9:00~10:00
会  場 第1会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール北)
開催方法 現地開催
企画意図 横田ヒロミツ先生は、医療福祉デザインの領域から「アートと医療の融合」を探究し続けてこられました。 先生はibis Paintの取材を通じて、デジタルアートが持つ創造性と表現力を医療の現場にどう生かせるのかを語られています。医療は科学的合理性に基づく営みである一方、患者や家族の体験は感情や感性に深く結びついています。
本講演では、イラストやデザインといった視覚的表現が、医療者と患者・家族をつなぐ重要なツールとなる価値についてのご講演をいただきます。科学的合理性に基づく医療に感性や創造性を取り入れることで、治療の場は「治す」だけではなく「支える」「共に生きる」場へと拡張されます。デジタルアートツールを活用した医療福祉デザインの実践を通じて、がん看護が社会に対して創造的な価値を発信する道筋を探る示唆をいただけると考えています。

教育講演5

グローバルヘルスと看護 ~異なる文化・宗教の理解に向けて~              
講  師
近藤 麻理
(関西医科大学 看護学部 教授)
座  長
荒尾 晴惠
(大阪大学大学院 医学系研究科保健学専攻 教授)
日  時 2027年2月28日(日)13:15~14:15
会  場 第1会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール北)
開催方法 現地開催
企画意図 近藤麻理先生は、国際看護学をご専門とされ、災害看護、人道援助、HIV/AIDSとスティグマ、そして文化的能力を基盤とした国際看護教育に長年取り組んでこられました。 国内外の多文化社会における看護のあり方を探究される中で、先生は一貫して「看護の出発点は対象を知ることにある」と述べておられます。 その対象理解には、文化・宗教・生活習慣といった「その人を形づくるもの」を丁寧に捉える姿勢が不可欠であり、これは外国から来た人たちに限らず、日本人同士の間にも存在する、多様性を前提とした看護の基盤であると強調されています。
本講演では、先生がこれまで研究・実践・教育の中で示してこられた「対象を理解することが看護の原点である」という視点をもとに、多様化が進むグローバル社会において看護職がどのように対象を知る姿勢を育み、ケアの質を高めていくことができるのかをお話しいただきます。

教育講演8
※日本がん・生殖医療学会合同企画

今からでも遅くない!がん患者の妊孕性をめぐる意思決定を支える看護
~温存する・しない・できない、その選択に寄り添う~
講  師
髙井 泰
(埼玉医科大学総合医療センター 産婦人科 教授/
一般社団法人日本がん・生殖医療学会 理事長)
座  長
渡邊 知映
(昭和医科大学 保健医療学部 教授)
日  時 2027年2月28日(日)10:45~11:45
会  場 第6会場(神戸国際会議場 メインホール)
開催方法 現地開催
企画意図 生殖期にある男女のがん治療では、婦人科・泌尿器科・血液・消化器など臓器別に妊孕性への影響が大きく異なり、治療開始前の適切な情報提供と意思決定支援が不可欠です。 しかし、精子・卵子・受精卵の保存方法や保存期間、治療による生殖機能への影響など、生殖医療に関する看護師の知識は十分とは言えず、結果として支援が不十分となる場面が散見されることが現状の課題となっています。 日本がん・生殖医療学会理事長でいらっしゃる髙井泰先生は、生殖医療の理解促進と普及に長年尽力され、臨床・研究・学会活動のいずれにおいても中心的な役割を担われている先生です。 本講演では、①臓器別がんの妊孕性影響と最新ガイドラインの要点、②生殖細胞の保存方法・保存期間に関する基礎知識と患者説明の実際、③治療開始前の限られた時間での意思決定支援と多職種・他科連携における看護師の役割について整理し、臨床で求められる視点をご講演いただきます。 さらに、来年度からのがん診療連携拠点病院等の整備指針において情報提供・意思決定支援体制の強化が求められる点にも触れていただき、看護職が果たすべき役割をご教示いただきます。 知識向上と支援体制の充実に向けた具体的な示唆を得られる内容となることを期待しています。

シンポジウム

シンポジウム1

病院から在宅へとつながる移行ケアの価値創造                             
シンポジスト
丸山 典良
(まるやまホームクリニック)
松岡 由江
(医療法人倚山会 田岡病院 看護部管理室 緩和ケア認定看護師、
がん看護専門看護師)
杉原 弘記
(尾道市立市民病院 薬剤部 専門員 医療薬学指導薬剤師、
がん薬物療法専門薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師)
岩本 大希
(WyL(株)ウィル訪問看護ステーション 代表取締役 在宅看護専門看護師)
座  長
上田 伊佐子
(徳島文理大学 看護学研究科 教授)
渡辺 陽子
(川崎医療福祉大学 保健看護学部保健看護学科 助教 がん看護専門看護師、
緩和ケア認定看護師)
日  時 2027年2月27日(土)13:45~15:15
会  場 第2会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール南)
開催方法 現地開催
企画意図 がん患者の療養の場が病院から在宅へと広がる中で、医療モデル中心の支援から生活モデルを重視した包括的ケアへの転換が求められています。移行期においては、治療の継続と生活の質の両立をいかに支えるかが重要であり、病院・訪問看護・在宅医療・相談支援が連携して患者と家族を支える体制が不可欠です。
本セッションでは、がん看護の原点である“患者の生活を支える”という視点に立ち返り、移行ケアの本質を再考したいと考えています。
講師には、地域に根差した在宅医療を実践し続けてきた丸山典良先生、急性期病院において在宅への意思決定支援に取り組む松岡由江先生、急性期病院から地域に向けて多職種連携の経験のある杉原弘記先生、そして在宅療養者の生活を支える訪問看護の現場から岩本大希先生をお迎えし、それぞれの立場から移行ケアの現状と課題を提示していただきます。
病院から在宅へとつながるケアの連続性を多角的に検討し、がん看護の原点に立ち返りながら、移行ケア/包括ケアにおける価値創造の方向性を探る場としたいと考えています。

シンポジウム2

CGA・ACPを『やる』から『活かす』へ 高齢がん患者にとっての最良のアウトカムを支える実践    
シンポジスト
津端 由佳里
(岐阜大学大学院医学系研究科 呼吸器内科学分野 教授)
吉岡 佐知子
(松江市立病院 総合支援センター 副院長、センター長 老人看護専門看護師)
井関 千裕
(社会福祉法人大阪暁明館大阪暁明館病院)
座  長
宮脇 聡子
(四国がんセンター 緩和ケアセンター/がんゲノム医療センター
がん看護専門看護師)
府川 晃子
(兵庫医科大学 看護学部 教授)
日  時 2027年2月27日(土)15:30~17:00
会  場 第4会場(神戸国際展示場2号館 3階 3A会議室)
開催方法 現地開催
企画意図 人口の高齢化に伴い、多様な併存疾患、機能低下、認知機能障害など複合的な課題を抱える高齢がん患者は増加しています。 高齢がん患者にとって治療のアウトカムは単なる延命にとどまらず、生活の質(QOL)や価値観、人生観を含めた極めて個別的なものです。 そのため、高齢がん患者の意思決定においては、医療者が身体機能や生活状況、社会的背景などを的確にアセスメントし、その上で患者の価値観を踏まえた意思決定支援を行うことが重要となります。 高齢者総合機能評価(CGA)やアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を活用した支援の重要性が認識されつつある一方、 多忙な臨床現場では評価や介入の実施自体が目的化し、治療やケアの選択、意思決定支援に十分に活かされていないという課題も指摘されています。 
本セッションでは、CGAやACPを一時的な評価にとどめず、高齢がん患者にとっての「最良のアウトカム」を目指した治療・ケアに結びつけているがん看護実践に焦点を当て、 具体的な取り組みと今後の課題について検討する機会とします。

シンポジウム3

DNP(Doctor of Nursing Practice)はがん看護の未来をどう変えるのか          
シンポジスト
林 直子
(聖路加国際大学 大学院看護学研究科 教授)
三浦 里織
(東京都立大学 健康福祉学部・看護学科 准教授 がん看護専門看護師)
千葉 みゆき
(国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 副看護師長
がん看護専門看護師)
中野 真理子
(順天堂大学医学部附属順天堂医院 がん治療センター がん看護専門看護師)
座  長
掛屋 純子
(川崎医療短期大学 看護学科 准教授 公認心理師)
森田 公美子
(香川県立保健医療大学 保健医療学部 看護学科 准教授 がん看護専門看護師)
日  時 2027年2月27日(土)10:00~12:00
会  場 第6会場(神戸国際会議場 1階 メインホール)
開催方法 現地開催
企画意図 米国では、DNP は実践の最高学位(博士)コースが普及し、そのプログラムは患者のアウトカムの改善と組織の変革、エビデンスに基づいた高度実践の看護リーダーを育成するもので、多くの高度実践看護師が活躍しています。わが国においては、2017 年度に聖路加国際大学、2023 年度には北里大学、 2024 年度には国際医療福祉大学、2025 年度には亀田医療大学、愛知医科大学に設置される等、高度な実践力と研究能力を併せ持つ博士号を持った高度実践者育成が始まり、その活躍は看護実践のみならず、医療全体しいては社会への貢献が期待されます。がん看護においては、1996 年より、がん専門看護師の資格認定が開始され今年で 20 年目の節目を迎えます 2024年 12 月末時点でその登録者数は 1000 人以上を超え、全国でがん看護のリーダーシップを発揮しています。
今回は、がん専門看護師取得後、専門看護師にとっても魅力的な DNP コースの紹介、実際の修了生の学びと実践を紹介し DNP ががん看護の未来をどう変えるのかを考えるためのシンポジウムを企画します。DNP コースでの学びと臨床に根差したプロジェクト研究は、将来的に実際のがん看護の現場でどのような変化をもたらすのか、参加者の皆様とともに共有し、高度実践看護師によるがん看護の未来についてディスカッションの機会を作りたいと思い企画いたします。

シンポジウム5
※日本骨転移研究会合同企画

看護師が悩む骨転移患者への対応―疼痛と骨折リスクのジレンマを読み解く―
シンポジスト
牧野 佐知子
(独立行政法人国立病院機構豊橋医療センター 看護部 副看護師長
がん看護専門看護師)
大島 和也
(社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター 大阪警察病院
脊椎・脊髄センター センター長/整形外科 部長)
江島 泰生
(獨協医科大学病院 放射線治療センター 教授 日本医学放射線学会(治療)専門医)
余宮 きのみ
(広島市立広島市民病院 緩和ケア科 主任部長)
座  長
上杉 和美
(医療法人聖愛会松山ベテル病院 看護部長室 がん看護専門看護師)
鈴木 久美
(大阪医科薬科大学 看護学部 教授)
日  時 2027年2月28日(日)9:00~10:30
会  場 第2会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール南)
開催方法 現地開催
企画意図 近年、がん治療の進歩により長期生存が可能となっている一方で、骨転移を有する患者は増加し、疼痛や病的骨折、麻痺などに加え、薬剤関連顎骨壊死など多様な問題が臨床現場で顕在化している。これらは患者のQOLやADLに重大な影響を及ぼし、日常的に関わる看護師にとって重要な課題である。とりわけ、骨転移患者の疼痛緩和を図りつつ、骨折リスクを踏まえて活動範囲をどのように判断するのかは、臨床現場で看護師がしばしば苦慮する問題である。これらの課題には、整形外科、放射線治療、緩和ケアなど多職種の専門的知見が不可欠であるが、それらが看護実践に十分に統合されているとは言い難い。
本セッションでは、看護師が直面する具体的事例を起点として、多職種がそれぞれの視点から実践的な判断のポイントと介入の工夫を提示し、明日からのケアに活かせる知識の共有と連携のあり方を考える機会としたい。

パネルディスカッション

パネルディスカッション1
※日本がんサポーティブケア学会合同企画

がんゲノム医療における意思決定支援を捉えて未来を拡張させる                   
パネリスト
平沢 晃
(岡山大学学術研究院医歯薬学域 臨床遺伝子医療学分野)
奥川 喜永
(三重大学医学部附属病院 ゲノム医療部 教授
臨床遺伝専門医、がん薬物療法専門医、緩和医療専門医)
荒木 もも子
(島根大学医学部附属病院 臨床遺伝・ゲノム医療センター 副看護師長
認定遺伝カウンセラー)
西村 裕美子
(兵庫医科大学病院 看護部/がんセンター 看護師長
がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師)
蓮岡 佳代子
(岡山大学病院 総合患者支援センター がん看護専門看護師)
座  長
今井 芳枝
(徳島大学大学院医歯薬学研究部 がん看護学分野 教授)
日  時 2027年2月27日(土)15:00~17:00
会  場 第1会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール北)
開催方法 現地開催
企画意図 医療技術革新が進み、遺伝子関連検査でがんに関する遺伝子の病的バリアントを見付けることが容易となりました。令和元年からがん遺伝子パネル検査が保険適用となり、今後もがんゲノム医療は急速に発展することが予測できます。遺伝子パネル検査の対象は、現時点では標準治療が終了となった者などに限られていることや、検査を受けたとしても、治療に結び付く割合が1割程度であること、遺伝子関連検査の結果に随伴して遺伝子の病的バリアントが発覚する場合があることなど、がんゲノム医療における意思決定支援は必要不可欠です。
本セッションでは、がんゲノム医療における意思決定支援に関わる他職種を演者として、いまの実臨床を踏まえつつ、がんゲノム医療における意思決定支援の最善は何であるのかを明らかにし、がんゲノム医療を牽引する看護師の役割を描き出したいと考えております。
本セッションでは、日本がんサポーティブケア学会との合同企画として、がんゲノム医療における意思決定支援を多角的に検討する必要があることから、5名の講師による構成といたしました。多職種が関わる領域の特性上、医師、専門看護師、コーディネーターの多職種の視点を過不足なく取り上げるためには、複数の専門家がそれぞれの立場から議論を展開することが不可欠と考えています。

パネルディスカッション2
※リレー企画1

看護の原点とデジタルテクノロジー~プロローグ~今どうなっとん?              
パネリスト
坪田 康佑
(一般社団法人日本男性看護師會 代表理事)
川島 有沙
(名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻)
澤田 優香
(株式会社OPERe 代表取締役)
座  長
小澤 桂子
(国立がん研究センター がん対策研究所サバイバーシップ研究部/
中央病院がん相談支援センター がん看護専門看護師)
佐藤 まゆみ
(順天堂大学大学院 医療看護学研究科 教授)
日  時 2027年2月27日(土)15:30~17:00
会  場 第2会場(神戸国際展示場2号館 1階コンベンションホール南)
開催方法 現地開催
企画意図 医療における2040年問題の解決策の一つとして、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が注目され、診療報酬改定においても医療DXの推進が取り上げられています。
看護においても、より質の高い看護ケアの提供や看護業務の効率化などを期待し、AIやICT等のデジタルテクノロジーを現場で活かす取り組みが少しずつ進んでいます。
本セッションでは、まず坪田先生から総論的なお話をいただき、次いで川島先生と澤田先生から臨床現場におけるデジタルテクノロジーの活用についてお話いただき、「デジタルテクノロジー〜今どうなっとん?」を皆様と共有したいと考えています。
さらに、避けて通れない医療DX推進のなか、看護の原点を見失わずにDXを推進できているだろうか、看護の原点から考えたときの医療DX推進の課題を明らかにし、「看護の原点とデジタルテクノロジー~これからどうなるん?」へのプロローグとしたいと考えています。

パネルディスカッション3

がんサバイバー支援の源流とセルフアドボカシーを高める新たな取り組み       
パネリスト
近藤 まゆみ
(北里大学病院 看護部 がん看護専門看護師)
中川 真仁
(株式会社 電通 1CRP クリエイティブ・ディレクター、コピーライター)
吉村 慶子
(大阪府済生会中津病院 乳腺外科顧問・がん診療支援センター副センター長 /Camacケア&サポートクリニック 院長)
座  長
上杉 和美
(医療法人聖愛会松山ベテル病院 看護部長室 がん看護専門看護師)
北田 なみ紀
(地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター 緩和ケアセンター 副主幹 がん看護専門看護師)
日  時 2027年2月27日(土)13:45~15:15
会  場 第3会場(神戸国際展示場2号館 2階 2A会議室)
開催方法 現地開催
企画意図 Mullanによると、がんサバイバーとはがんの診断を受けてから死を迎えるまでのすべての人、さらにはその家族や支援者も含めた「がんとともに生きる経験者」を指します。私たち看護師は、がんサバイバーの不安や生きづらさ(治療終了後の社会生活や再発への恐怖、人間関係、ライフスタイルなど)に強い関心を寄せてきました。しかしその一方で対象があまりに広範囲であるがゆえにどのような関わりができるのか実は明確な指針が持てていないのが現状ではないでしょうか。
そこで今回は、日本におけるがんサバイバーシップと支援の変遷を再認識するため、北里大学病院のがん看護専門看護師である近藤まゆみさんからお話しをいただきます。さらにその視点を踏まえ、セルフアドボカシーを引き出す先駆的な試みとしてがんサバイバーが勤務する企業の試みをLAVENDER RINGの中川様、そして医師の立場で新しい外来を創生されているCamacケア&サポートクリニックの吉村慶子医師にご登壇いただき、がんサバイバー支援の最新情報をお話しいただきます。
それぞれのお話を通して、新たな知見や気づきを得るとともに、「自分が何をすべきなのか」を再考する場になると期待されます。
がん看護に従事している私たちにとって、明日からがんサバイバーへの看護をより意識して働くことができるプログラムとなれば幸いです。

パネルディスカッション5

AYA世代がん体験者支援の新しいかたち:社会とつながるデジタルテクノロジーと看護の役割   
パネリスト
長谷井 嬢
(岡山大学学術研究院医歯薬学域 医療情報化診療支援技術開発講座 教授)
加藤 由香
(静岡県立こども病院 看護部 がん相談支援センター がん化学療法看護課長
がん化学療法看護認定看護師、認定がん・生殖医療ナビゲーター)
齊藤 太樹
(国際医療福祉大学市川総合病院 がん相談支援センター 看護師長
がん看護専門看護師)
座  長
太田 佳男
(岡山大学病院 看護部 腫瘍センター 副看護師長 がん看護専門看護師)
山内 栄子
(愛媛大学大学院 医学系研究科看護学専攻 教授)
日  時 2027年2月27日(土)13:45~15:15
会  場 第6会場(神戸国際会議場 1階 メインホール)
開催方法 現地開催
企画意図 本セッションでは、AYA(思春期・若年成人:Adolescents and Young Adults)世代がん体験者の社会とつながる支援におけるデジタルテクノロジーの可能性と看護の役割を検討します。従来、AYA世代がん患者が社会とつながる支援は十分ではありませんでしたが、近年、メタバースなどの技術活用により新しい支援が始まっています。
本セッションでは、3名のパネリストにご登壇いただきます。メタバースを活用した支援の開発者である長谷井嬢先生には、プロジェクトの背景、具体的な取り組み内容と成果をご紹介いただきます。看護実践者の加藤由香先生には、臨床での支援の実際や、そこで得られた成果や課題をお話しいただきます。さらに、同じく看護実践者の齊藤太樹先生からは、AYA世代が抱える心理社会的課題を踏まえ、社会とつながる支援の重要性と、看護職として支援に取り組む際に感じられる課題についてご紹介いただきます。
多様な立場からの知見を共有し議論を深めることで、看護の原点に立ち返りながら、AYA世代がん体験者が社会とつながることの意義を再確認し、デジタル時代における看護の新たな役割と今後の支援のあり方を探ります。

パネルディスカッション9

看護の原点を大切にする看護職をどう育てるか
パネリスト
吉岡 さおり
(京都府立医科大学 大学院保健看護学研究科 教授)
冨永 知恵子
(福井赤十字病院 がん診療センター 看護師長
がん看護専門看護師・がん化学療法看護認定看護師)
岩木 亜季
(川崎医科大学附属病院 緩和ケアセンター)
座  長
西本 仁美
(岡山大学病院 看護部管理室 副看護部長 がん化学療法看護認定看護師)
森本 美智子
(岡山大学 学術研究院保健学域 教授)
日  時 2027年2月28日(日)13:15~14:45
会  場 第6会場(神戸国際会議場 1階 メインホール)
開催方法 現地開催
企画意図 看護に求められる役割は社会情勢の変化、患者・ニーズの多様性など、時代を経て様々に変化し拡大し続けてきています。 その中で、時代を超えても変わらない看護の原点とは何でしょうか。対象者を一人の人間として関心を持ちその人らしさを支えること、 五感を使って観察し生命力を最大限に発揮させることなど、原点を顧みつつ未来に向けて看護職はどうあるのがよいのか、自分はどうありたいのか、 未来を担う看護師をどう育成していくのか、などについて教育者、がん看護のスペシャリスト、若手リーダー看護師の3名の方からお話しいただきます。 体験を交えてご自身の看護観や後輩育成のために実践していること等お考えをお話しいただいたのちに、フロアの皆さんとディスカッションをしたいと思います。 ディスカッションを通して参加者の皆さんが自身の看護の原点を見つめる機会となり今後の看護実践に活かす示唆が得られることを期待します。