日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部

日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部(JPCATC)令和3年度支部総会 ごあいさつ

日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部 
代表世話人 寺門 道之 

 このたび、日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部 2021 年度総会を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。 これまでの経緯を簡単にご説明いたします。栃木プライマリ・ケア研究会は、1999 年 8月に、自治医科大学地域医学教室の故五十嵐正紘教授と宇都宮市矢吹クリニックの矢吹清人院⾧の呼びかけで発足し、これまで約 80 回の研究会を開催し、プライマリ・ケア学会の栃木支部として活動してきました。そして、2010 年の日本プライマリ・ケア連合学会(以下 JPCA と略す)の設立に当たって、栃木プライマリ・ケア研究会が JPCA 栃木支部の役割を果たす、という事が決議されました。2011 年には JPCA 関東地方会を、矢吹清人大会⾧、私が実行委員⾧として、自治医科大学研修センターを会場にして開催いたしました。その後も、何度か JPCA 会員を対象にして研究会を開催してきました。

 上記のような経過を経て、JPCA 関東ブロックの栃木支部機能は、矢吹清人会⾧が支部⾧ 機能を務めてきました。

 2020 年 8 月私、寺門道之が、栃木プライマリ・ケア研究会会⾧に選出されるにあたり、栃木プライマリ・ケア研究会とは別に日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部を正式に立ち上げるべきと考えて、正式な支部設立を準備してきました。

 すでに、日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部の支部としての協議は重ねてきているわけですが、総会という形で、しっかり承認されるのは、今回の 2021 年度の総会という事になります。 日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部の活動について、簡単にご説明申し上げます。 活動資金は、日本プライマリ・ケア連合学会関東ブロックからの支部補助金 15 万円/年を当てにしていて、年会費を会員から徴収することはしません。ただし、単独の研究会などで、参加費を徴収することはあるかも知れません。また、関東ブロックからの補助金は、栃木プライマリ・ケア研究会の口座に振り込まれておりましたが、今回、栃木プライマリ・ケア研究会会員からその口座残額全額を、日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部の口座に移行させることに承諾を戴いております。 運営は、世話人会で行いますので、世話人にも是非なってください。若い専攻医から実地医家の会以来の会員まで幅広く世話人をお願いしたいと考えております。

 事務局は、独立行政法人国立病院機構 独立行政法人国立病院機構 栃木医療センター内に設けました。(自治医科大学地域医療学センターから移動)栃木プライマリ・ケア研究会の活動に限界がありましたのは、毎回宇都宮市開催で、距離的に県北、県南、県西などからの参加が困難だったこともあったと思います。また、研究会 の内容が、膝を交えて、意見交換することに主眼を置いて、広く参加を求めなかったことにも原因があったと考えています。それらの反省から、Zoom、Teams などを活用したオンライン開催を中心に開催したいと考えています。

 関係研究会について:栃木プライマリ・ケア研究会は、JPCA 栃木支部の活動の一環としてこれからも継続します。TAG(Tochigi Alliance of Generalists)や栃木総合診療研究会、ポートフォリオ研究会なども、JPCA 栃木支部が連携する活動として、支援して行く事を計画しています。

  最後に、栃木県枠には、約 180 名もの JPCA 会員が登録されていて、素晴らしい活動をなさっている方々が大勢いらっしゃいます。総合診療の達人、在宅医療の達人、緩和ケアの達人、僻地医療の専門家、生活習慣病治療の専門家、家庭医療の専門家、などなど素晴らしい人材に満ちているこの JPCA 栃木県会員の皆様に、是非栃木支部会員になっていただけますよう、切にお願い申し上げます。

 日本プライマリ・ケア連合学会栃木支部代表世話人

 栃木プライマリ・ケア研究会会長

 寺門 道之

 小山市 トータルクリニック寺門医院院長

 <略歴>

 1979年自治医科大学卒業 

 1991年小山市にてトータルクリニック寺門医院開業 

 1991年日本プライマリ・ケア学会入会 

 1999年栃木プライマリ・ケア研究会創立メンバー 

 2010年より同会副会長 

 2011年日本プライマリ・ケア連合学会関東地方会実行委員長

 日本プライマリ・ケア連合学会代議員、認定医・認定指導医