活動報告

» 「メディアと自殺」が出版されました!
2023/08/21
当教室の皆で翻訳した国際自殺予防学会(IASP)会員による『メディアと自殺:研究・理論・政策の国際的視点』(トーマス・ニーダークローテンターラー、スティーブン・スタック著)が出版されました。

自殺予防に関するマスメディア・ソーシャルメディアのあり方を模索する研究を集めた学術書です。

日本では、自殺の報道が自殺者を増加させる「ウェルテル効果」は一般にも知られるようになってきましたが、自殺予防に寄与する報道のあり方や、メディア関係者との関係構築、映画や芸術などのメディアと自殺の関係についてはあまり研究が進められていません。

メディアにおける自殺報道の問題が尽きない昨今、研究者に限らず、メディア関係者や学生など様々な方が、改めてメディアと自殺について学び、考えるきっかけになれば幸いです。
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b625486.html

36-1.jpg

» 大学生の自殺予防プログラムCAMPUSの論文が掲載されました。
2023/08/21
2019年から筑波大学で医学類の学生に行っている独自の大学生向け自殺予防プログラム
Crisis-management, Anti-stigma, and Mental Health Literacy Program for University Students (CAMPUS)の効果を検討した論文が、8月にオンラインジャーナルのF1000に掲載されました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37576384/

このプログラムは太刀川教授と当時大学院生(現北星学園大学講師)の高橋あすみ先生が開発し、毎年医学教育として2年生に実施されています。内容は、メンタルヘルスリテラシー、スティグマ、自殺予防の危機介入を学ぶ体験型学習で、実施6か月後に学生の自殺念慮の低下と援助希求の改善効果を認めました。効果の詳細は論文をご覧ください。

CAMPUSは他大学でも多施設共同研究として実施しており、
今後も自殺予防の教育普及啓発をはじめとしたさまざまな活動につなげていきたいと思います。
» 「ポストコロナ時代のメンタルヘルスについて」アンケート調査のお願い
2023/08/09
 新型コロナウイルスが感染症5類相当になり、ポストコロナ時代に突入しました。しかし、これによって人々のストレスが軽減するかどうか、大規模調査はまだ行われていません。新たに物価高騰やウクライナ紛争といった課題も生じているため、ポストコロナにおけるメンタルヘルスの評価は喫緊の課題です。私達は、2020年のコロナ禍開始時に、「新型コロナウイルスに関わるメンタルヘルス問題の総合調査研究」を行いました。
 本研究では、ポストコロナにおけるメンタルヘルス問題の実態と心理的機序の解明を目的に、ポストコロナにおける一般市民のメンタルヘルスを再調査し、2020年調査と比較する研究を行います。結果は本ホームページで報告します。
 どなたでもご参加いただけます。みなさまの声をお聞かせください。
https://jp.surveymonkey.com/r/DZJK7FN

(1154KB)

» BMJ Open誌に掲載された論文がプレスリリースされました
2023/05/18
大規模全国アンケート調査のデータを用いて、コロナ禍における自殺念慮に対する社会的孤立、孤独感、うつ状態の影響度を分析した結果、経済苦境や社会的孤立よりも孤独感が直接的に、またうつ状態を介して間接的にも、自殺念慮に強い影響を与えることを明らかにした論文がプレスリリースされました。
本研究は、科学技術振興機構(JST) 社会技術研究開発センター(RISTEX) 社会技術研究開発事業
「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」におけるプロジェクト名「社会的孤立の生成プロセス解明と介入法開発:健康な「個立」を目指して」(研究代表者:太刀川 弘和(筑波大学 医学医療系 教授)、研究開発期間:2021年11月~2026年3月)(JPMJRX21K2)の支援を受けて実施しました。URL:https://www.jst.go.jp/ristex/koritsu/

プレスリリースは下記のURLよりご覧いただけます。

https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20230517140000.html


英語版プレスリリースは下記のURLからご覧ください。

https://www.eurekalert.org/news-releases/990925
» 研究成果がFrontiers in Psychiatry誌に掲載されました
2023/04/28
附属病院翠川晴彦講師と太刀川弘和教授らの研究成果が、Frontiers in Psychiatry誌に掲載されました。厚生労働科学研究費補助金厚生労働科学特別研究COVID-19感染症の診療にあたる医療従事者の保護対策の確立に向けた研究の一貫として実施した研究で、COVID-19への恐怖やレジリエンスが、COVID-19に対応する病院における職種別の心理的苦痛に関連することを示した研究になります。

論文はこちらからご覧いただけます。
» 「自殺予防支援者のモラルを護る心理的支援プログラムの検討」研究協力者を募集しています。
2023/02/24
自殺予防支援者は日々の臨床実践のなかで倫理的葛藤や道徳的苦悩を抱えることが少なくありません。これらの葛藤や苦悩はそのままにしておくとモラル傷害と呼ばれる状態に至り、燃え尽きや心身の不調にいたる場合もあり、その予防やケアが重要とされています。そのため、モラル傷害を予防する研修プログラムの開発とその実装が必要と考えられます。本調査では、実際にプログラムに参加していただく方にWEBアンケートを実施し、その効果を測定することを目的としています。
実施方法や研修プログラム及び調査のスケジュール等、詳細はフライヤーをご覧ください。

対象者:国内在住の自殺予防支援者

研究に参加していただける方は下記の申込フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/2FyncWvKA11VUSCs5

(1159KB)

» 太刀川教授と附属病院翠川講師の研究が筑波大学ポッドキャスト「研究室サイドストーリー」で紹介されました
2023/02/22
COVID-19に関する恐怖を測定する新型コロナウイルス恐怖尺度に関する研究や災害・地域精神医学講座の活動に関する内容です。
こちら
からご視聴いただけます。

30-1.jpg

» 都市とメンタルヘルスの講演
2023/02/06
高橋晶准教授がフランスのナント市で都市とメンタルヘルスに関する講演を行いました。ぜひ動画サイトをご覧ください。高橋先生の講演は3時間42分33秒から始まります。

» 大学における自殺対策推進のための研修がオンデマンド配信されます
2023/02/06
太刀川教授が講師を務めた「大学における自殺対策推進のための研修」が3/1より無料でオンデマンド配信されます。対象は、国公私立大学等で自殺対策を含む学生の支援・相談に関わる全ての方です。お申込みはこちらから(2/1~2/28)
詳細は下記PDFをご覧ください。

(266KB)

» 論文「新型コロナウイルス恐怖尺度(⽇本語版)のカットオフ値: ⽇本における⼤規模全国調査 より」のプレスリリース
2023/02/06
新型コロナウイルス恐怖尺度において⽇常⽣活への⽀障を判断する基準値を提案する論文がプレスリリースされました。

新型コロナウイルス恐怖尺度において 日常生活への支障を判断する基準値を提案(TSUKUBA JOURNAL)