2012年度 動物心理学会 大会奨励賞 受賞者
平成24年度大会にて、以下の発表に奨励賞が授与されましたのでお知らせします。
最優秀発表奨励賞:
大瀧 翔 (筑波大学)
優秀発表奨励賞:
大北 碧 (千葉大学)、 高橋 良幸 (上智大学)
講評
今回の奨励賞発表には16名の応募があり、二つの口頭発表セッションに分かれてプレゼンテーションが行われました。審査の結果、それぞれのセッションの平均得点は、Aセッションが17.3、Bセッションが16.6とほぼ同じ得点となりました(25点満点)。この中で大瀧 翔さん(京都大学大学院文学研究科)が最優秀奨励賞、大北 碧さん(千葉大学大学院融合科学研究科)および高橋良幸さん(上智大学大学院総合人間科学研究科)の2名が優秀奨励賞を受賞されました。とくに最優秀賞の大瀧さんは、過去に優秀賞を受賞しており、研鑽を重ねて今回の最優秀賞に輝いたわけです。受賞本当におめでとうございます。
今回の講評ですが、得点の高い発表者には、「明確さ」や「わかりやすさ」の評価が高いという特徴があります。口頭発表ですから、話したとたんに言葉は消えていきます。発表内容をいつまでも覚えていられません(審査員の先生方、失礼深謝)。その時その時、リアルタイムで発表を理解してもらうには、わかりやすく説明する、明確に説明する、スライドを上手に使うことを心がけて下さい。口頭発表は十数分の勝負です。発表内容をじっくり練って不要な部分をそぎ落とし、煮詰まったスープのように仕上げて下さい。口頭発表に慣れていない様子も見受けられましたが、経験を積むことで確実に上達します。審査員の意見を参考に、これからも口頭発表にチャレンジして欲しいと思います。
審査を担当していただきました先生方、奨励賞発表のためご尽力いただきました大会主催校の皆様に心より御礼申し上げます。
奨励賞選考委員会 和田博美(北海道大学文学研究科)

